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小学生コスに狂う

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脇が見えるように頭の後ろに回させた両手を拘束、膝の裏に棒を通して後孔を晒す形で足を拘束、胴もしっかり背もたれに縛ったので今のリュウは椅子を揺らすことも出来ない。目隠しをしているので俺を見ることも叶わない。

「ただいま戻りました」

「おかえりミフユ、もう少し待っててね。あ、水月くんはまだ見ちゃダメだよ」

ミフユの方を向こうとしたがネザメに阻まれた。俺は背を向けたままであることをミフユに謝罪し、ついでに先程行えなかった挨拶もした。

「さて……どの玩具を使う? どれでも何個でもいいよ」

「じゃあ……」

リュウの想像を煽るよう具体的な玩具の名称や取り付ける場所は言わず、これはここに……などをネザメと相談して放置中の玩具の位置や種類を決めた。

「ひぁっ……!?」

既にビンビンに勃っていた乳首を人差し指で弾いてやり、両方にクリップローターを取り付ける。これはテープで固定する必要は無さそうだ。

「ぁ、うっ……痛っ、はぁあ……」

痛いと言っているが気持ちよさそうな声が出ているので許容範囲の痛みだと判断し、続行する。ドMと付き合っていく上で最も必要なのは相手が快楽として受け取る痛みの種類と度合い、そして傷や後遺症が残らない痛みの与え方を知ることだ。

「んっ……そ、そんなとこにもつけるん?」

プレイ用ガムテープを使って脇と臍にローターを貼り付けた。リュウは困惑しているが、ネザメはうんうんと頷いている。

「ひぁあっ……!? う、嘘やんそこ剥がす時絶対めっさ痛いやん……えぐいことするわぁ」

電動オナホを陰茎に被せ、会陰と陰嚢にローターを貼り付ける。

「ひぁ……! とうとうそこするん? 楽しみやわぁ」

持参した注射器型のローション注入器を使ってリュウの後孔にローションを注いだ。

「……それどこで売ってるんだい?」

「あ、これはですね……」

「ひぁっ! あっ、んっ、んぁあっ! 気持ちっ、ぁ、指っ、水月の指好きぃっ!」

注射器型ローション注入器が気になったらしいネザメに入手経路を説明しつつ、リュウの後孔を指でほぐす。片手間の雑な扱いを演出しつつも指使いは丁寧に、挿入予定のディルドが入りそうなくらいに広がったら前立腺を中指でコリコリと引っ掻いてやる。

「ぅあっ……!? そこあかんっ、あかんってぇっ! イっ……ぅあっ! ぁ……? もうちょいでイけたのに……水月のいけず」

返事はせず、ヒクヒクと震える穴にゴーヤを連想する程度にイボまみれのディルドを挿入。

「んぁああっ!? ぁっ……ふ、これ、やばっ……ぁあっ……! はっ、ぁ……これ動くん? 嘘やろ……」

ディルドが抜けてしまわないようガムテープで固定。

(おちりをガムテープでバッテン印を作って塞ぐって一回やってみたかったんですよな。よきよき)

もう一本ディルドを手に取り、口で呼吸をしているリュウの下顎を掴む。口を開けろと命令し、素直に命令を聞いた彼の口にディルドを押し込む。後孔に入れたものよりは小さい。

「んっ、ゔぐっ……ふっ、ぉえっ……んぶっ、んゔっ、んんんんゔっ……!」

苦しそうな声を漏らしながらもディルドを咥え込んだリュウの口をガムテープで塞ぐ。棒と縄で椅子に拘束され、身体の至るところにガムテープで玩具を固定された彼からは裏社会の弱者感が漂ってくる。

「イイっ……! 借金のカタにヤクザに売られた……いや、ヤバい半グレに喧嘩売っちまったバカヤンキーって感じですかね!」

「目隠しもテープにした方が統一性がありそうだね」

「ですね! 流石ネザメさん」

サテン生地の黒い目隠しを外し、潤んだ目を閉じさせてガムテープを貼る。プレイ用のテープだから剥がした時に睫毛が抜けるなんてことはないだろう……多分。どうしようリュウの睫毛が全部抜けたら。いや、それはそれでイイかも。

「欲張り過ぎちゃいました、スイッチ入れるのも一苦労ですね」

「手伝うよ、振動の強さはどうする?」

「ディルド入れた時にイったら最強でイキ狂わす、イかなかったら最弱で焦らすって決めてたんです」

前立腺を指で責めて寸止めしてやったからディルド挿入時に絶頂すると思っていたが、予想に反してリュウは耐えた。

「最弱だね、OK」

「んっ……!? んぅゔっ……ぉえっ……ゔぅっ、んっ、ぐぶっ」

焦らされるのは嫌なのか、リュウは首を振ろうとして喉をディルドにえぐられ、嘔吐いた。しかしディルドを吐き出すことは叶わず、震える喉を勝手に虐められ続け、苦しみ続ける。

「んゔぅっ!? ふっ……んっ、んんんっ!」

乳首に取り付けたクリップローター、身体の各所に貼り付けたローター、陰茎に被せた電動オナホ、後孔と喉を埋めたディルド、それぞれ起動させて振動は最弱の設定にする。

「……よし! 完璧。ミフユさんとのラブラブセックスが終わるまでイイ子で待ってろよ」

椅子を持ち上げて部屋の隅へと運ぶ。

「ミフユさんは性奴隷のお前と違ってちゃんとした恋人だからたっぷり優しくしないとな」

耳元でそう囁くとリュウは縛られた身体を跳ねさせて悦んだ。このまま眺めていたくなる気持ちを抑え、後ろ歩きで元の位置へと戻った。

「……もうミフユの方向いていいよ?」

「やったぁ! ミフユさんっ……!? ふぉおおおっ!? ひぃいやっはぁあ!」

「ひっ……!? ど、どういう反応なんだそれはっ! こ、この格好はだな、小学校の頃の制服だ……色々と悩んだが、やはり制服が一番らしいかと思ってな」

サスペンダー付きの紺色の短パンは膝上丈、膝下丈の白い靴下に挟まれた膝小僧という名の絶対領域が俺を溶かす。シャツは白く、胸ポケットに校章らしきものが見受けられる。

「……帽子黄色じゃないんですね」

「む? あぁ、紺色だ」

俺が通っていた小学校では俗にキー帽と呼ばれる黄色い帽子が指定されていたが、ミフユが被っているのは紺色の帽子だ。それも俺が通っていた小学校で男子用と決められていた前側だけに鍔のあるものではなく、女子用と決められていた縁のある丸っこい帽子だ。その側面にも校章がある。

「気に入ったのか……?」

てくてくと寄ってくるミフユの手は背負っている紺色のランドセルに添えられており、その足はゴム部分が紺色の白い上履きに覆われていた。

「ぅ、うっ、うわばき」

「む? あぁ、履いてみたぞ。前日にしっかり洗っておいたのだが、何分当時の物だから落ちない汚れもあってな……」

「オデ、ウワバキ、鍋ニシテ、食ウ」

「……はっ!? や、やめろ腹を壊すぞ! 腹が減ったのならミフユがいつでも作ってやるから……変な物を食おうとするな」

「ォ、ヲ、オ、オッ……オサナヅマァァア!?」

「ミフユは貴様より歳上だ!」

ぽこんっ、と胸に握り拳が当たった。殴られたのでも叩かれたのでもない、当たったのだ。そう表現するのが正しいほど弱い力だった。俺はその場に崩れ落ちた。

「なっ……ひ、必要以上に手加減しただろう、大袈裟だぞ鳴雷一年生!」

「ありがとうミフユさん……おかげ様で最期に人の言葉を取り戻せたよ。あぁなんて可愛いんだろう…………我が生涯に一片の悔いなし」

「……!? し、死ぬな鳴雷一年生! よく分からんことを言いまくった挙句、こんな格好をさせたミフユを抱くどころか触りもせず死ぬなど許さん!」

もう残機はゼロだ、勃ってはいるが立ち上がれない。

「………………なにこれ」

彼岸へと旅立つ寸前、ネザメが耽美さもミステリアスさもない声を漏らしたのを確かに聞いた。
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