冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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喉をほぐして

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萎えた陰茎が喉から抜かれた後、咳き込んでいると頭を撫でられた。

「苦しかった? お疲れ様、次ボクの番だよね。このままじゃやりにくいし場所変わろっか」

また俺がソファに座り、サンはフローリングに膝をつく。大きな手で太腿を押さえられて開脚させられ、すんすんと音を立てて匂いを嗅がれる。

「……ぁ、これ君の顔見えないね。届かなくはないけど」

白い瞳で俺を見上げて俺の顔に手を伸ばし、頬に触れ、所在なさげに手を下ろす。

「背曲げた方がいい?」

「うーん……両手上げて口でするのって、アンタの顔の高さに関わらずなんか嫌」

よく分からない感覚だ。

「……まぁいいや、可愛い顔は何回か見せてもらったし。次があったらオナホでも使わせながら顔触らせてもらうね」

サンは太腿を辿って俺の足の付け根に触れ、陰茎の根元へと手を移し、陰嚢を掴み、軽く揉んだ。

「パンパンじゃん、すごい濡れてるし」

先走りの汁で濡れた陰茎に十本の指が絡み付く、浮いた血管の凹凸まで知ろうとしているように感じる。

「太いなぁ……長いし……硬い、なんか敗北感」

左手の指でカリをくすぐりながら、右手の指で亀頭を撫でる。先走りの汁をどんどん溢れさせて楽しんでいるようだ。

「汁が指に絡む感触と、音……インスピレーション湧くね」

亀頭から手を離し、自分の指同士を擦り合わせてにちゃにちゃと淫らな水音を立てる。指をゆっくりと話して糸を引かせているが、液体が糸を引いていると視覚以外で分かるものなのだろうか。

「………………あっ、ごめん忘れてた。言ってくれてよかったんだよ?」

十数秒間サンはただ指を擦り合わせていた。集中していたようなので声をかけずに真剣な顔を観察させてもらった、やはり彼は美しい。

「ん……やっぱり汗とは違う、でもしょっぱい……苦味も……ぅん」

長い舌でちろちろと亀頭を舐められる。くすぐったい快感に呼吸が跳ね、足先が震える。

「大まかな形はボクと一緒だね。ぁむ……ん、でも、アンタのがカサ大きい。んっ……ん、顎疲れる……」

男とするのは初めてらしいのにサンが亀頭を咥えるまでに躊躇は見られなかった。飴玉を転がすように俺の亀頭を隅々まで舌で調べ、カリ首に舌先を押し込んでぐるりと舐め、味と形に俺よりも詳しくなっていく。

(サンたまホント舌器用過ぎっ……声出ちゃいますぞこんなもん!)

性格に反して無気力系美人なサンの綺麗なフェイスラインが俺の陰茎を咥えることによって崩れている。頬が内側から亀頭に押されてぽこんと膨らんだり、亀頭をぢゅうぢゅう吸って頬を凹ませたり、見ていて飽きない。

「ん……んゔっ!? ふっ……げほっ、げほっ、ぉえ……」

「……っ!? 大丈夫ですか!?」

何もしたくなさそうな造形の顔なのになと思いつつ活発に動く舌を感じていると、サンが突然俺の陰茎で喉を突いて咳き込んだ。つい敬語が出てしまった。

「み、水飲む? 喉痛くない? サン……どうして急にあんな」

「…………アンタがボクの全部咥えてたから、人間の喉ってそれ出来るんだなーって、やってみたくて……やった」

なんて好奇心旺盛なんだ、ブーブークッションの上に座ってしまっても無反応を貫きそうな顔をしているのに、微妙な隙間に腕を突っ込んで抜けなくなる性格……なんなんだこのギャップ、推せる。

「いきなりじゃ出来ないよ……」

「どうやったら出来る? 練習? 何日くらいで習得出来る? どう練習すんの?」

「ま、待って待って……えっとね、まず俺の指咥えて」

「うん……?」

サンは口が大きい、指を入れやすくて助かる。

「苦しかったらすぐ頭引いてね」

まずは長い舌を三本の指で揉み込み、くちゅくちゅと音を立てて気分を盛り上げさせる。同時に上顎を指の背で刺激し、口腔は性感帯なのだと教えていく。

「んっ……んぅ……」

頬の内側、舌の裏側、舌の下の下顎の粘膜、繊細で敏感なそこを優しく愛撫しているうちに、唾液が溢れてくる。

「口くちゅくちゅやってると涎の粘っこさがちょっと変わってくるんだよ、より粘っこいの出てくる……気がする。今から喉触るから、サンは落ち着いて鼻で息するの意識してて」

深爪気味に切ってはいるが、万が一にも爪を引っ掛けないよう最新の注意を払いながら指を飲み込ませていく。自分の舌先でも触れられないような舌の奥をふにふにと揉み、嗚咽させ、その苦痛に少しずつ慣れさせていく。

「続けていい? えらいね……ちょっと苦しいよ」

艶やかな髪を撫で、喉奥を小突く。すぐに手を引いて嘔吐くサンの舌を揉む。

「ん、ぅうっ……ふ、ぅ…………んん」

サンが頭を引いたので彼の口から手を抜き、どろどろに濡れた自分の手を舐める。

(はぁ~サンたその唾液美味ぇ~)

咳が落ち着いたようなのでサンに感想を尋ねてみた。

「苦しくて気持ち悪いけど、なんか気持ちよくて……これが「犯される」って感じなんだなーって思ったね。あと、舌ぐにぐにされるの好きかも」

「サンの舌長くて可愛いよ」

「ほんと? 長いのボク。舌の長さなんか他人と比べたことないんだよね、アンタはあるの?」

「彼氏いっぱい居るから。キスしたり触ったりしてれば平均的な長さ分かるよ」

「ふーん」

興味なさげな顔をしているが、声色は興味津々と言ったふうに聞こえる。

「……で、今みたいに指突っ込んでれば全部咥えられるようになる? いつ頃? 自分で練習しても意味ある?」

「んー……まぁ練習とか慣れとかも必要かもだけど、今のは下準備みたいなものだから……もうイケるかも?」

「ほんと?」

「ゆっくりしなきゃダメだぞ、さっきみたいにいきなりやったらそりゃ嘔吐くよ」

聞いているのかいないのか、サンはまた俺の陰茎を咥えた。彼に視力があればキラキラした目で見上げていたんだろうな、と俺の方を向いていない白い瞳を見ながら思う。

「ゆっくり咥えていって……息忘れないで」

まずは口を埋め尽くす。それから喉を小突いてサンが感じる苦痛の度合いを表情で測り、大丈夫そうなら続ける。

「食べ物飲み込む時と一緒、喉ゆっくり動かして……そう、上手」

喉のうねりに合わせて腰を突き出し、飲み込ませていく。やはりサンは嘔吐いてしまったが、彼が嫌がるので中断はやめてそのまま続けた。

「はぁっ……熱い、キツくて、ぬるぬるして……気持ちいい」

腰を振りたくなる乱暴な雄の欲望を殺し、サンの頭を撫でながらゆっくりと全て咥えさせた。

「ん……? んっ、んぅっ」

「うん、全部咥えられたよ。すごいね、頑張ったね」

射精欲に引き摺られて高まっていく加虐欲を抑えるため、自分に言い聞かせるように優しい口調を使う。

「一旦抜くよ……」

ゆっくりと腰を引く。しっかりと硬さを保ったものに喉を逆撫でされる感覚なんて普段は味わいようがない、抜く際の方が苦しいようでサンは目を見開いて唸った。

「……っ、あ、むりっ、出ちゃうっ……!」

サンは初めてなのだからと我慢しようとしていたが、長い間放置され亀頭責めを受けた後また放置され、今度はゆっくりと陰茎全体を締め付けられて快感を注がれた俺はとうに限界を超えていた。
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