冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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もちもちのお胸

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たくましい胸筋は脱力している今は柔らかく、指が沈む。綺麗な小麦色の腕や顔とは違い日に焼けていない胸元はペールオレンジのままで、その肌は指に吸い付いてくる。
つまり触り心地最高の胸だ。

「ふぉぉ……!」

「……興奮した顔してるな」

両手でボリューミーな歌見の胸を鷲掴みにし、もちもちとしたその触り心地を楽しんでいると、頬をくすぐるように指先だけで撫でられた。

「お前みたいな美人が俺なんか触って喜んで……いい気分だ、ゾクゾクしてきた」

歌見の顔と胸を行ったり来たりする俺の目に対し、歌見の視線はずっと俺の顔に注がれている。少し照れながらも俺は歌見の胸を揉み続けた、脇の方から肉を寄せたり、下側から持ち上げるようにして胸を揺らしてみたり、埋まった乳首どころか乳輪にも触れずに胸筋だけを堪能した。

「気持ちいいですか?」

「……マッサージされてるみたいだ」

「マッサージ……いいですねそれ、後でベッド行って全身揉みほぐしちゃいましょう。俺、リンパマッサージが一番得意なんですよ。足の付け根とかお尻の穴ちょっと入ったとこにツボがあるの知ってます?」

「漫画でよく見るエロエセマッサージじゃないか。まぁ……ああいうの嫌いじゃないから、したいなら……いいけど」

心の中で、いや、歌見になら隠さなくてもいいなと実際にガッツポーズを決めた。

「面白いヤツだな……そういえばそろそろ期末試験なんだろ? 赤点やばいんだってな」

「あんまり考えさせないでくださいよ」

「赤点回避出来たら……お、俺の、処女っ……ぁ、いや……えっと…………お、俺を抱いてもっ、あ、俺を抱かせてやる!」

いいセリフが思い付けたと自画自賛しているのか歌見はドヤ顔だ、しかし次第に不安そうな顔に変化していく。

「……や、やる気、出ないか? 俺じゃ……やっぱり」

「出ますよ! ちょっと放心しちゃってました……赤点回避のご褒美はパイセンの処女! フゥッ! 頑張りますよ頑張りますぞパイセン!」

「そうか……だから、その、今日は」

「ペッティングまでですな!」

「あ、あぁ、触るだけだ」

では改めて、と胸に手を伸ばすと歌見は僅かに身体を反らして胸を触りやすくしてくれた。些細な仕草に愛を感じる。

「来週は学校午前までで、バイトのシフトも入れてないのでそ。もし余裕があればまた勉強教えて欲しいのですが、よろしいでしょうか」

人差し指と親指で輪っかを作って乳輪をぎゅむっと包む。皮膚表面の僅かだけが引っ張られているだけなので、大した快感はないだろう。だが、興奮は確実に煽る。

「……あぁ、分かった。前みたいにな……でも、前はあんまり成果がなかっただろ」

「ぅ……だってパイセン後ろから覗き込んでくださりますから、ぱいぱいが頭にむにって……横から教えてくださる時でも谷間が気にかかりまして」

「…………お前なぁ」

呆れた声に熱のこもった吐息が混じっている。歌見の興奮を察した俺は人差し指を丸め、第一関節と第二関節の間の指の背で乳輪をスリスリと撫でてみた。

「んっ……」

乳輪がぷくっと膨れ始めた。撫でるのをやめ、胸を包むように手を当ててみる。手のひらの真ん中に歌見の陥没乳首が触れているのが分かる。

「手のひらに口があるタイプの妖怪とか魔物系のキャラいるじゃないですか」

「は? あ、あぁ……たまに見るな」

「すっごくえっちですよね……! 胸揉みながら乳首吸えるし、口塞いでるだけのフリしてキス出来るし、手コキとフェラ同時に出来るし……」

「……そういうエロ漫画もたまに見るな」

「俺アレ羨ましくって。腕四本になった後は手のひらに口が欲しいってよく思うんです」

そうすれば一度にもっと多くの彼氏を相手に出来る、もちろん一人の彼氏の弱点を同時に責めるのもイイ。

「そういう整形ないかなぁ」

「ある訳ないだろ。それより、水月……」

「なんです?」

胸に真正面から手を当てて揉んでいるので、乳首に手のひらが触れたり離れたりと微かな刺激が繰り返されているはずだ。焦れったくなってきてくれたかな?

「……もっといつもみたいにしなくていいのか?」

「と言いますと?」

「だから……いや、なんでもない。好きに触れ」

こうなってくると意地でも歌見にねだらせたくなる。もう少し刺激した方がいいだろうか、喘がない程度に乳輪をちょっとつまむとか。

「……っ」

声は出なかったが、呼吸は乱れた。乳首は刺激しないように、乳輪だけをふにふにと優しく揉む。当然左右ともだ。

「んっ……は、ぁ……ぅ、んん……」

視線を下に落とせば歌見の陰茎が勃っているのがデニム越しにも分かった。胸以外も触った方がいいかと考え始めたその時、ダイニングの扉が開かれた。

「せんぱーい……お風呂お先っす」

「にーにぃ、おふろー、おさきです」

レイとアキが風呂から戻った。俺は歌見の胸から手を離し、めくられていたタンクトップを引っ張り下ろした。

「んっ……!」

生地に乳首が擦れたのか歌見は微かに喘いだ。

「レイ、アキ、長風呂だったな」

「色々聞こえてたりしなかったっすか? アキくん結構容赦なくディルド動かすんすよ、お尻まだビクビクしてるっす」

「なんだ、今日はレイが受け役か?」

ソファから立ち上がり、扉近くでもじもじしているレイの顎をくいっと持ち上げる。狙い通りレイは火照った頬を更に赤くした。

「交代でやったんす。洗いっこのついでに……」

「ナカも擦って綺麗にしようって?」

「ぅ……なんで俺の恥ずかしいセリフを言い当てちゃうんすか」

「これだけ一緒に住んでりゃ分かってくるよ。歌見先輩、お風呂先にどうぞ」

「え……あ、あぁ、ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな」

物足りなさそうにしていた歌見は表情を整えて浴室へ向かう。

「俺の部屋着置いておきますね」

「あぁ、ありがとう」

「……風呂場でオナっちゃダメですぞ~?」

「そっ、そんなことしない!」

勃ってるくせにとは声に出さず歌見を見送った。俺は赤い顔の二人を連れてソファへ戻り、歌見の胸を揉んだ興奮で痛いくらいに膨らんでいる陰茎をどうにかしておこうと考えた。
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