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さばのみそに
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クリアファイルに入ったプリントを見ながら、シュカに手助けされながら、ハルはサバに包丁を通していった。
(普段は生魚とかキッモ~いとか言って触りたがらなさそうなギャル系な感じの見た目ですが、今は三角巾で前髪のメッシュが隠れているし額が丸出し、しかも低い位置で髪を縛っているので清楚さ増し増しで包丁持ってても違和感ありませんな)
ちなみに調理中はビニール手袋の装着を命じられているので、ネイルをばっちりキメたハルが包丁担当でも何の問題もない。
「……ねぇみっつーん、あんまジロジロ見ないでよぉ~……集中出来ないんだけどぉ~」
「新妻感を楽しんでるのに」
「おでこ全開なの恥ずかしいの! あ~前髪出したい」
「ダメですよ、料理に毛が入ります」
ハルもシュカもリュウも、もちろん俺も、他のクラスメイト達も、みんな前髪を三角巾の中に隠している。シュカは普段センター分けだから変わらないと思っていたけれど、案外と変わるものだ。少し大人っぽい。リュウは眉は染めていないので、金髪が見えなくなるとかなり印象が変わる。彼氏達には俺も変わって見えるのだろうか。
「しぐ前髪そのまんまじゃん!」
おっと、例外を忘れていた。カンナは前髪は普段通り、三角巾は乗せているだけの無意味な飾りと化している。
「……地毛、じゃ、な……もん」
カンナは俺の背に隠れたまま俺にしか聞こえない声で反論している。
「時雨さんはちゃんと食材から離れているでしょう」
「このダッサい髪型早く直したーい」
「その髪型でも可愛いぞ、清楚な感じが新鮮だ」
褒めてやるとハルは手を止めてにへ~っと表情筋が溶けたかのような笑顔を浮かべた。
「……はっ、ち、違うから! みっつんにどう見られてるかとダサいかどうかは関係ないから!」
オシャレは自分のためのもの、という訳か。俺に合わせてくれる子も可愛いけれど、自分を持っている子というのはやはり魅力的なものだ。
「…………よしっ。どぉ? しゅー」
「いいですね。しかし、五人で分けると意外と少ないものですね……あなた達急にサバアレルギーになったりしませんか?」
「せぇへんよ」
「あ、ハル、血合い取ってくれ。俺それ嫌いなんだ」
「それは水で洗って取ってください。その後はキッチンペーパーで拭くのを忘れずに。時雨さん、酒、砂糖、醤油、みりんをプリントに書いてある通りの分量でここに入れてざっと混ぜてください」
シュカから透明の小さなボウルを受け取ったカンナは小さく頷いて大さじを持った。小さくて可愛い、幼妻だな。
「みりん使うんやん!」
「味噌も使いますよ」
「……味噌ええやん。いらんて。味噌嫌いとちゃうけど、サバの味噌煮に味噌はいらんねん……メロンパンにもメロンは入ってへんねん」
「メロン果汁入りのメロンパン前に見ましたよ」
「うぐいすぱん……」
幼い頃はウグイスパンを見てあの小鳥がパンに挟まれているのかと戦慄したものだ。うぐいす餡が入っているんだっけ? 食べたことはないな。
「あぁもう鬱陶しい殴りますよ。米はどうなったんですか?」
「炊けるまでもうちょいかかんで」
「おや、もう炊飯器に入れたんですか? 手際はいいんですね。じゃあフライパンに水を入れて火にかけておいてください」
「米洗ってる姿、可愛かった! 俺の若妻……!」
「ではずっと鬱陶しい水月、しょうがの千切りお願いします。あぁ、霞染さん、サバの皮には切れ込みを入れておいてくださいね」
「あ、忘れてた~」
彼氏達の料理をする姿を観察していたいけれど、彼氏達ばかりに負担をかけてはハーレム主の名が廃る。
「……霞染さんは新妻、時雨さんは幼妻、天正さんは若妻……私は何妻とかあるんでしょうか、何もしていませんから文字通りの愚妻ですか?」
「良妻かな、俺のベテラン奥さん。みんなが手際良く料理出来てるのはシュカのおかげだよ」
しょうがを切りながらそう応えると、シュカはいつもより少しだけ目を大きく開き、すぐに俺から目を逸らして俯いた。
「…………相変わらず口が上手いですね」
そう呟くシュカの頬はほんのりと赤くなっている。相変わらず素直ではないけれど、分かりやすくなってきたな。
「はぁ……もう…………しょうが切れましたよね? 時雨さんも混ざりましたか? 両方フライパンに入れなさい」
「入れたぞ」
「では少し待ちましょうか」
煮立つまで待ち、ハルが切ったサバを入れる。
「色が変わってくるまでは中火で……色が変わったら弱火に落としてください」
プリントを読み上げるシュカに対して頷きながら、カンナは菜箸とフライパンの取っ手を持ってサバを見つめている。切り身になってしまえばもう怖くはないらしい。
「可愛いなぁカンナ……あぁ……お持ち帰りしたい……」
「そこの不審者」
「一夫多妻制のプですが何か」
「魚の頭って捨てちゃうんですよね?」
「……プリント見る限りは」
シュカはサバの頭とじっと見つめ合って「もったいない」と呟き、ハルが洗ったばかりの包丁を持った。
「お、おい、シュカ?」
「マグロとかは頬肉美味しいじゃないですか、サバは普段切り身で買うので分かりませんが、魚なんですからイケるでしょう。とりあえず身があるか見ます」
背骨と切り離され、晒し首のようにまな板の上に置かれたサバの頭がダァンッ! という音と共に真っ二つになった。
「……切れ味いいですねぇ。この包丁欲しいです」
「包丁って圧し切るもんじゃないと思う」
「時雨さん、これも焼いてください」
「……っ!?」
投げ込まれたサバの頭は二つとも皮を上にしているため、二つの目玉がカンナを捉えた。
「み……く……」
「あ、あぁ、俺が代わるよ……」
消え入りそうな声で助けを求めたカンナの手から菜箸とフライパンの持ち手を取り、背に隠れたカンナを気にしつつサバの色を確認した。
「どうです?」
「もう少しかな」
「霞染さん、味噌の準備を。天正さん、落としぶた取ってください」
「はーい」
「ほい」
サバの色が変わったら火を弱め、落としぶたをする。そのまましばらく煮込んだら味噌を入れ、また落としぶたをして煮込む。
「味噌入れんでええのに……」
「食べてみたら美味しいかもしれないぞ」
「文句言ってないでご飯ついできてください、あなたも、ほらあなたも」
シュカに追い払われるようにリュウとカンナと共に五つの茶碗を持って炊飯器の元に向かった。
(普段は生魚とかキッモ~いとか言って触りたがらなさそうなギャル系な感じの見た目ですが、今は三角巾で前髪のメッシュが隠れているし額が丸出し、しかも低い位置で髪を縛っているので清楚さ増し増しで包丁持ってても違和感ありませんな)
ちなみに調理中はビニール手袋の装着を命じられているので、ネイルをばっちりキメたハルが包丁担当でも何の問題もない。
「……ねぇみっつーん、あんまジロジロ見ないでよぉ~……集中出来ないんだけどぉ~」
「新妻感を楽しんでるのに」
「おでこ全開なの恥ずかしいの! あ~前髪出したい」
「ダメですよ、料理に毛が入ります」
ハルもシュカもリュウも、もちろん俺も、他のクラスメイト達も、みんな前髪を三角巾の中に隠している。シュカは普段センター分けだから変わらないと思っていたけれど、案外と変わるものだ。少し大人っぽい。リュウは眉は染めていないので、金髪が見えなくなるとかなり印象が変わる。彼氏達には俺も変わって見えるのだろうか。
「しぐ前髪そのまんまじゃん!」
おっと、例外を忘れていた。カンナは前髪は普段通り、三角巾は乗せているだけの無意味な飾りと化している。
「……地毛、じゃ、な……もん」
カンナは俺の背に隠れたまま俺にしか聞こえない声で反論している。
「時雨さんはちゃんと食材から離れているでしょう」
「このダッサい髪型早く直したーい」
「その髪型でも可愛いぞ、清楚な感じが新鮮だ」
褒めてやるとハルは手を止めてにへ~っと表情筋が溶けたかのような笑顔を浮かべた。
「……はっ、ち、違うから! みっつんにどう見られてるかとダサいかどうかは関係ないから!」
オシャレは自分のためのもの、という訳か。俺に合わせてくれる子も可愛いけれど、自分を持っている子というのはやはり魅力的なものだ。
「…………よしっ。どぉ? しゅー」
「いいですね。しかし、五人で分けると意外と少ないものですね……あなた達急にサバアレルギーになったりしませんか?」
「せぇへんよ」
「あ、ハル、血合い取ってくれ。俺それ嫌いなんだ」
「それは水で洗って取ってください。その後はキッチンペーパーで拭くのを忘れずに。時雨さん、酒、砂糖、醤油、みりんをプリントに書いてある通りの分量でここに入れてざっと混ぜてください」
シュカから透明の小さなボウルを受け取ったカンナは小さく頷いて大さじを持った。小さくて可愛い、幼妻だな。
「みりん使うんやん!」
「味噌も使いますよ」
「……味噌ええやん。いらんて。味噌嫌いとちゃうけど、サバの味噌煮に味噌はいらんねん……メロンパンにもメロンは入ってへんねん」
「メロン果汁入りのメロンパン前に見ましたよ」
「うぐいすぱん……」
幼い頃はウグイスパンを見てあの小鳥がパンに挟まれているのかと戦慄したものだ。うぐいす餡が入っているんだっけ? 食べたことはないな。
「あぁもう鬱陶しい殴りますよ。米はどうなったんですか?」
「炊けるまでもうちょいかかんで」
「おや、もう炊飯器に入れたんですか? 手際はいいんですね。じゃあフライパンに水を入れて火にかけておいてください」
「米洗ってる姿、可愛かった! 俺の若妻……!」
「ではずっと鬱陶しい水月、しょうがの千切りお願いします。あぁ、霞染さん、サバの皮には切れ込みを入れておいてくださいね」
「あ、忘れてた~」
彼氏達の料理をする姿を観察していたいけれど、彼氏達ばかりに負担をかけてはハーレム主の名が廃る。
「……霞染さんは新妻、時雨さんは幼妻、天正さんは若妻……私は何妻とかあるんでしょうか、何もしていませんから文字通りの愚妻ですか?」
「良妻かな、俺のベテラン奥さん。みんなが手際良く料理出来てるのはシュカのおかげだよ」
しょうがを切りながらそう応えると、シュカはいつもより少しだけ目を大きく開き、すぐに俺から目を逸らして俯いた。
「…………相変わらず口が上手いですね」
そう呟くシュカの頬はほんのりと赤くなっている。相変わらず素直ではないけれど、分かりやすくなってきたな。
「はぁ……もう…………しょうが切れましたよね? 時雨さんも混ざりましたか? 両方フライパンに入れなさい」
「入れたぞ」
「では少し待ちましょうか」
煮立つまで待ち、ハルが切ったサバを入れる。
「色が変わってくるまでは中火で……色が変わったら弱火に落としてください」
プリントを読み上げるシュカに対して頷きながら、カンナは菜箸とフライパンの取っ手を持ってサバを見つめている。切り身になってしまえばもう怖くはないらしい。
「可愛いなぁカンナ……あぁ……お持ち帰りしたい……」
「そこの不審者」
「一夫多妻制のプですが何か」
「魚の頭って捨てちゃうんですよね?」
「……プリント見る限りは」
シュカはサバの頭とじっと見つめ合って「もったいない」と呟き、ハルが洗ったばかりの包丁を持った。
「お、おい、シュカ?」
「マグロとかは頬肉美味しいじゃないですか、サバは普段切り身で買うので分かりませんが、魚なんですからイケるでしょう。とりあえず身があるか見ます」
背骨と切り離され、晒し首のようにまな板の上に置かれたサバの頭がダァンッ! という音と共に真っ二つになった。
「……切れ味いいですねぇ。この包丁欲しいです」
「包丁って圧し切るもんじゃないと思う」
「時雨さん、これも焼いてください」
「……っ!?」
投げ込まれたサバの頭は二つとも皮を上にしているため、二つの目玉がカンナを捉えた。
「み……く……」
「あ、あぁ、俺が代わるよ……」
消え入りそうな声で助けを求めたカンナの手から菜箸とフライパンの持ち手を取り、背に隠れたカンナを気にしつつサバの色を確認した。
「どうです?」
「もう少しかな」
「霞染さん、味噌の準備を。天正さん、落としぶた取ってください」
「はーい」
「ほい」
サバの色が変わったら火を弱め、落としぶたをする。そのまましばらく煮込んだら味噌を入れ、また落としぶたをして煮込む。
「味噌入れんでええのに……」
「食べてみたら美味しいかもしれないぞ」
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