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まだまだ弟を焦らし愛でる

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拘束されたまま快楽に喘ぐアキを見て痛いくらいに勃っている俺の陰茎はひとまず放置だ。俺に匹敵する絶倫で俺を搾り尽くすアキを焦らして焦らして白旗を上げさせてやろう。

(いざ、セックスバトル開始! ですな)

まずは胸を揉んでいたが、拙い日本語で乳首を弄ってと頼まれたので今は乳輪を愛撫している。もどかしさを感じてくれているだろう、いつも優しいお兄ちゃんの意地悪な一面にときめいたりしてくれていると嬉しいな。

《……っ、あぁっ! クソっ! そこじゃねぇっ……もっと、真ん中ぁっ! 乳首弄って欲しいのにぃぃっ……! クソ兄貴っ!》

喘ぎ声に言葉が混じっているが、俺には聞き取れない。

(しかし身体揺らし過ぎですぞアキきゅん。乳首避け続けるのも難しいですな)

腕を頭上で拘束し、下半身はM字開脚の姿勢で固定しているが、身体を揺することは出来る。シーソーのように左右に揺れられては、乳首を避けて乳輪だけを責め続けるのは厳しい。

《焦らしてんじゃねぇぞクソっ! さっさと突っ込めよぉおっ……ばかぁっ! イきたいっ、クソ、クソっ! 焦れったいっ、ん、んんっ……! 気持ちいいのは、気持ちいいせいでっ、もぉ……胸、おかしくっ……な、るっ》

アキは儚げな雰囲気のある美少年だが、身体能力は俺の彼氏達の中でも随一で力も強い。押さえ付けても大丈夫だろう。

《……っ? んだよ兄貴っ、やっとヤる気になったか?》

いくらアキが強いと言っても拘束した状態で体重をかければ押さえられるだろうと考え、彼にのしかかって胸元に顔を押し付ける。

「ひゃんっ! んっ……にーにぃっ?」

乳首をぱくっと口に収めると可愛らしい声で呼んでくれた。決して吸わずに舌先で乳輪をくすぐり、まだまだ乳首を焦らす。もう片方の乳首は手での愛撫を続行、乳輪を指先で引っ掻き続ける。

《は、ぁっ……兄貴の口っ、熱い……んっ、んん……! 乳首ぃっ、クソっ、舐めるとかっ、噛むとかしろよぉっ! 入れる気ねぇならせめて乳首でイかせろっ!》

身体の下でもぞもぞと動かれるとくすぐったい。組み敷いているという実感に雄の本能が煽られて陰茎がダラダラと先走りの汁を垂らす、まるで餌を目の前にした犬だ。

(もう少し「待て」ですぞ我が愚息タン!)

どうせすぐ脱ぐからと風呂を上がってから何も着なかったのだが、下着くらいは履けばよかった。いつ理性の糸が切れるか分からない。

「ぁ、んんっ……! ん、にゃぁっ……ゃ、にーにぃっ! にーにっ……!」

まだ声変わりも終えていない高くて可愛らしい声で甘えられる度、張り詰めた理性の糸を悪戯に弾かれるような誘惑をされている気分になる。アキにそんな意図はないのだろう、ただ俺を呼んでいるだけだ。

《てめぇ焦らしてんなっ? そういうプレイだろちくしょうっ! 絶対折れさせてやるっ、理性削ってやるからなっ! んっ、ぁあっ……! はっ、ぁ……喘ぎ声、我慢しねぇぞっ、兄貴のことも呼んでやる! 誘惑耐え切ってみろよド変態! 俺を焦らすなら兄貴も焦らされろ!》

押さえ付けるために密着したせいで十四歳という危うい歳頃を象徴するかのような腰の細さを身体で味わってしまっている、骨盤レベルで犯したくなる。

「にーにっ、んぁっ、んんっ……にーにぃっ、もっとぉっ……気持ち、いいする……欲しいですぅっ」

乳首から口を離して視線を下ろせば、その危うい色香を溢れさせる腰に黒革のベルトが無遠慮に巻き付いているのが見える、M字開脚を保たせる拘束具が白い太腿に段差を作っているのが見える。

「にーにぃっ……胸っ、真ん中する欲しいですっ! お尻うずうずするです……にーに、治すする欲しいですっ、えっちするです、にーにぃ」

実用的な筋肉が作る美しい肉体、太陽を嫌う純白よりも白い肌、それに加えてこの拙い日本語によるおねだり、理性の糸に鋏を押し当てられている気分だ。

《気持ちよすぎて頭回んねぇのに日本語考えさせんなよなぁ……な、兄貴ぃ、そろそろ気分乗っただろ? 兄貴のちんぽ欲しいんだよ、ぶち込めよぉっ、弟に中出ししやがれド変態兄貴》

「……っ、アキ……」

「にーにっ」

俺はアキの右太腿に陰茎を押し当てて腰を振りながら再びアキの乳首にしゃぶりついた。今度はしっかりと吸い、乳首にも舌を這わせ、もう片方の乳首も指でつまんでやった。

《ひぁああんっ! んっ! 本番がよかったけどぉっ……乳首でもイきたいからっ、それでいいっ……? イけ、ねぇっ! クソっ、もっと強くしろよぉっ! 微妙にイけにゃいぃいっ……! んぁああっ! ぎもちっ、いいのにぃ……!》

舌と指で乳首を撫で転がす、絶頂させるほどの強い快感は与えないよう慎重な愛撫を重ねつつ、キメ細やかな肌に擦り付けた陰茎から多量の精液を迸らせた。

「……っ、ふぅ……これで賢者タイム稼げるぞ、アキ……まだまだ焦らしてやるからな」

口を離し、身体を起こし、膝立ちになってアキを見下ろす。放置されている間は散々玩具で絶頂させられ、もうイきたくないとすら思っただろう。だが、今はきっとイきたいイきたいとそればかり考えているに違いない。

「前はお兄ちゃんを搾ったんだから、お兄ちゃんに搾られても文句言わないよなぁ?」

再びのしかかり、鎖骨に舌を這わせながら手を下ろし、後孔に中指と薬指を挿入する。前立腺から指の幅程ズレた位置を指でぐっと押し込む。

「ひぁんっ! んっ、ぁ……? にぃにっ……」

鎖骨から首筋へと唇を移し、キスマークが残らない程度に吸って遊ぶ。

《そこ、じゃ……ねぇっ! クソ、わざとか、わざとなのかよクソ兄貴ぃっ! もう少し奥っ、もう少し、もうちょっとなのにぃっ! 前立腺ちょっと押してくれたらイけるのにっ……クソぉっ!》

腰をヘコヘコと揺らしている。俺の指を前立腺に当てたいのだろう、仕方ない、そんなに触れて欲しいなら触れてやるか。

《ひにゃっ……ぁあっ! きたっ、きたっ……? ぁ、あぁっ、弱いっ、触んの弱いぃっ! ちくしょおっ、イけないっ、イけにゃいぃっ……!》

少し曲げれば前立腺を刺激出来るだろう位置まで指を進ませ、腸壁を優しく擦る。前立腺に刺激はほとんどないだろう。

《イかせろよぉっ、ばか兄貴ぃっ……!》

泣き喘ぐ声が勃ったばかりの陰茎に響く。今度こそ理性の糸が切れそうだ。
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