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拘束した弟を焦らし愛でる

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風呂から戻った時には既にレイは自室に戻っており、ベッドの上で嬌声を上げるアキの姿だけがあった。

(……想像以上ですな)

開いたままの扉から寝室に入り、目隠しをしていて俺が来たことに気付けないアキをじっくりと眺める。

《あっぁあぁああっ! クッ、ソがぁっ……! イくっ、何回もイってんのにまたぁっ! あっ、あぁああーっ!? 前立腺っ、逃がしたいぃっ……!》

太腿と足首に巻かれたベルトは8の字になるように繋がっており、太腿のベルトは腰に巻いた物と繋がっている。つまりM字開脚の状態で下半身を固定する拘束具なのだ、一切の抵抗を許されず会陰まで刺激するバイブで責め立てられる気分はどんなものだろう?

《イっ、く……イくぅうっ! クソっ、兄貴まだかよぉっ、兄貴っ、イぐっ! ぁあっ……はっ、ぁ、イぐっ……! ぅ、うぅゔっ……!》

色白なんて言葉すら間に合わない色素の薄い肌は今、心配なほどに赤くなっている。皮膚の下の色が浮かび上がりやすいのだろう、頬なんてもう林檎のように真っ赤だ。

《あっあぁっ、あぁーっ……! 見え、ねっ……の、思ったよりぃっ、やばっ、ぁ、あぁーっ!》

視覚を封じると触覚が鋭敏になるとBL漫画で読んだ。アキの乱れようを見ているとそれが真実に思えてくる。ガクガクと全身を痙攣させている彼の陰茎はどこにも触れていないのにびゅるびゅると精液を吐き出し、自らの火照った身体を汚している。

(白に白……歌見パイセンのように日焼けして精液が目立つようになった肌もいいですが、目立たないのもえろてぃっくですな)

腰をへこへこと振ったり、バイブによる快感への反応は多く見られる。しかし乳首を責めているローターへの反応はよく分からない、上半身を左右に揺らす程度だ。心境が読み取れない。

《イぐっ! ぅ、うゔぅっ! あぁあーっ……胸の外せぇっ! いい加減おかしくなるぅっ! ちくびでっ、何回イってると……クソ兄貴ぃっ、さっさと戻ってこいよぉっ! クソっ!》

さて、そろそろ陰茎が痛いしアキに手を出そうかな? 声をかけるか何も言わず目隠しを外すか、いきなり身体を触ってしまうか……悩んでいると、拙い日本語が聞こえてきた。

「んにゃっ、ぁ、あぁあっ……! にーにっ、にーにぃっ、にぃにっ! 早くぅっ……帰るするでしゅぅうっ……ひっ、にゃあぁあっ!? あっ、あぁーっ……!」

ぷしゅっ、と少量の精液を吹き出しながら言われて誘いに乗らない男はいない。

「アーキっ」

「……っ!? にーにっ、にーにっ? 帰っ、んにゃっ、ぁ、あぁああぁあああっ!?」

俺はアキの名前を呼びながらバイブを素早く引き抜いた。拘束された身体を跳ねさせ、絶叫と共に仰け反ったアキはバイブが抜け切っても全身をガクガクと震わせている。

「うわ……えぐ」

噴き出した精液はアキの身体を胸まで汚した。噎せ返る精の匂いの中、俺は改めてバイブを眺める。ベースは陰茎と似た形だが、幹部分と亀頭の直径の差は陰茎よりも大きく、全体にイボが並んでいて、前立腺に当たる位置には大きな突起がある。

(……アキきゅん見えてませんし、構いませんよな。舐めよ……ん~、うまうま)

俺が風呂に入っている間中イボだらけのバイブに後孔を責め立てられ、俺が風呂から戻ってきたと思えばそのバイブを一息で引き抜かれる快感はどれほどのものだったろう。

《あに、き……? 居るん、だよな……クソっ、一気に引き抜くとかやってくれんじゃん、何がヘタレだ、クソ》

無数のイボに一気に擦られた前立腺がどうなっているのか気になって、三本揃えた指を挿入した。

「ひぁっ……! ぁ、んっ……にーにっ? にーにぃ?」

腸壁はいつもより熱く、痙攣も激しい。しかし先程まで太いバイブを咥えていたとは思えないほど強く俺の指を締め付けてくる。

「とろっとろ……可愛いよ、アキ」

探り当てた前立腺はいつもより張っているように感じた。カリに引っ掛けるのもいいが、裏筋を擦り付けたら気持ちよさそうだ。

「にーに……! にーにぃ、にーにっ」

「ふふ、胸も外してやるよ」

蕩け切った穴に指を挿入したまま、乳首にテープで固定していたローターを乳首から離した。

「うわ、真っ赤……」

俺が風呂に入っている間ずっとローターの振動に曝されていたアキの乳首は赤く充血しており、彼の白い肌によく目立った。俺は後孔に挿入していた指を抜き、ローションと腸液で濡れた手をそのままにしてアキの胸に触れた。

「ひぁっ……!」

まずは乳輪にすら触れず、両手で胸を揉む。歌見ほどのボリュームはないが、鍛えているだけあって胸筋もしっかりしている。揉める厚さだ。

《んっ……何、胸揉んでんのか? 女じゃあるまいし揉んだって、んっ、あっ、待っ……嘘っ、気持ちいい……》

四本の指で側面から肉を集めるようにし、無理矢理谷間を深める──ほとんど深まらなかったが、谷間に親指を突っ込んで左右の胸をそれぞれしっかりと手に収め、胸筋を持ち上げるように揉みしだく。

《う、そぉっ……んっ、ぁ、声出るっ……胸揉まれてるだけなのにっ……んんっ! ん、ぁ、あんっ! 胸っ、ぴりぴりして……ぁ、あっ……乳首じんじんするぅぅっ……! こっち触れよ兄貴ぃっ!》

胸を揉まれることに快感を覚えてくれているようで、拘束された腕を揺らしながら喘いでいる。

「……っ、んんっ……にーにぃっ、にーにっ、そこ……んっ、ちがう、するですぅっ、にーにっ……まんなか、ですっ……触るするっ、欲しいですっ」

「そこじゃなくて真ん中……あぁ、乳首触って欲しいのか?」

ビンと勃った乳首は敏感そうだ、しかし俺は乳首には触れず、粒まで勃った乳輪を指の背でスリスリと撫でた。

「ひっ、ぁ、あぁああっ……! にーにぃっ、んんんっ……!」

白い肢体が沿って背中とベッドの隙間が広くなる。目隠しを外したら涙目で俺を見つめてくれるだろうか? だが、アキに目隠しをしたからと彼の身体をよく観察するために電灯の明るさを最大まで上げているので、今外す訳にはいかない。せめてもう少しだけ彼の身体を明るい光の元で眺めさせてもらおう。写真にも残そう。動画にも残そう。

「あっ、ぁ、あぁーっ!」

痛いくらいに膨らんだ陰茎へのご褒美はその後だ。
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