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放置プレイに挑戦
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レイは今日夜遅くまで仕事をするそうなので、ベッドを広々と使わせてもらうことにした。ベッドの頭側の柵に手枷を取り付け、M字開脚を保たせる足用の拘束バンド、目隠し用の布もベッドの上に置いておいた。
「今度、俺にもして欲しいっす」
「お、興味あるのか?」
「興味なきゃ買わないっすよ」
「それもそっか、使ったことあるのか?」
言った直後に後悔した、元カレとの話なんて聞きたくないし、レイも話したくないだろうに聞いてしまった。
「はいっす! 自縛オナニーにハマってた時期があって……えへへ」
「……そ、そっか」
「なんでちょっと引くんすかぁ!」
「引いてない引いてないホントに引いてない!」
元カレとのプレイで使っていた訳じゃないのかと拍子抜けして反応が鈍っただけで、自縛オナニーについては詳しく聞きたいし映像が欲しい。誓って引いてなんていない。
「おふろー、おさきー……? もらうする、したです!」
寝室の扉が開き、ほこほこという擬態語の似合う全体的に赤らんだアキが現れた。
「アキ、おかえり! ちょっといいか? えっと…………なぁレイ、ロシアにも拘束プレイの概念あるよな? 翻訳出るよな? 大丈夫だよな?」
「翻訳精度心配なら何回か再翻訳かければいいじゃないすか……」
翻訳アプリを立ち上げ拘束プレイについて説明する文章を考えていると、俺の横をすり抜けたアキがベッドに置いた拘束具を見つけた。
「あっ、アキ……それはな、そのー……」
「これ、えっち、使うするです? このめ。ぼく使うするしたいです……にーにぃ、ぼく、一緒、だめです?」
レイとのセックスに使っていたと勘違いしているのか? その上で、僕ともして欲しいと? 翻訳アプリいらねぇじゃん! アキ最高!
「すりゅうぅ~!」
上がったテンションのままにアキの肩に手を置き、押し倒す──押し倒そうとするも、アキはビクともしない。
「つよ……アキ、ここに……」
ぽんぽんとベッドを叩くと素直に寝転がってくれた。着たばかりだろう寝間着と下着を脱がすと、隠そうともしていなかった陰茎がむくむくと勃ち上がる瞬間が見られた。
「……にーにぃ」
甘えるような声に劣情を煽られながら、両手を頭の上に上げさせて手枷をはめる。両手首が重なった状態で腕が動かせなくなると、アキは自分の手を見上げてくすくすと笑った。
「にーに、前、ぼく、これ使うするしたです」
「あぁ、騎乗位でガンガン搾ってくれたよな」
太腿に拘束バンドを巻くとアキは不思議そうにしていたが、留め具を留めると8の字になる拘束バンドを足首の少し上にも巻くと納得したような顔をしていた。
「いいだろ、これ」
ふくらはぎと太腿の裏が触れ合った状態で固定する拘束具は、これだけでは開脚を保つ能力はない。両足とも曲げた状態で固定した上で、腰に巻くパーツにある留め具と繋げると、下半身はM字開脚以外の姿勢を取れなくなるのだ。
「大事なとこがぜーんぶ丸見えだ、恥ずかしいなぁ?」
アキはあまり羞恥心が強くないようだけれど、と声には出さず心で愚痴る。ヤりやすくていいが、羞恥に歪む顔も見てみたかった。
「さて、両手は頭の上、下半身はM字開脚で完全固定となった訳だが……アキ、目隠しは怖くないか?」
黒いサテン生地の目隠しをアキの目の上に乗せてみる。
「アキ、暗い……怖いする、しないか?」
「怖いするしないです。見えるするしない、心臓、早いするです」
「見えないのドキドキする? 縛って騎乗位してきたくせに、やられる側もイイなんて……俺の弟だなぁ、多趣味で助かるよ」
拘束だけでなく目隠しも受け入れてくれたことにホッと胸を撫で下ろし、目隠しをしっかり縛って固定した。
「よし……アキ、にーに、今からお風呂入るするぞ。その間、玩具、遊ぶするしててくれ」
「……?」
ローターで乳首を押し潰すように真上から当て、サージカルテープで固定する。もちろん両乳首共にだ。
「……っ? にーにぃ、胸……? ひゃっ……!? ぁっ、にーにっ、にーにぃっ?」
ローターのスイッチを入れ、弱い振動で乳首を責めてやるとアキは困惑した声を上げた。俺は構わずローションを使ってアキの後孔をほぐし、いきんでも抜けそうにない大きめのバイブを挿入してやった。
「あっあぁああっ!? にっ、にーにぃっ、にーに……!」
このバイブの長所は太さと長さだけではない、的確に急所を責めるイボも長所の一つだ。後孔内では前立腺を捕らえるようにくい込み、外では会陰を圧迫する。振動はワンパターンなのが玉に瑕だが、形状だけでお釣りが来る。
「にゃっ、あぁあっ!? ぁうっ、んんっ、んぁあっ! にーにっ、にぃっ、ひにゃっ、ぁ、んんんっ……!」
バイブのスイッチも入れてやるとアキの身体が大きく跳ねるようになった。
「……せんぱい、もしかしてお風呂の間放置っすか?」
「あぁ、なるべく早く済ませるようにするよ。どうせプレイ終わったらまた入るしな」
「わーぉ……案外鬼畜っすね、俺ん時はコンビニ行くとかでもいいっすよ」
案外とMっ気が強いんだな。
「じゃあな、アキ。にーに、お風呂入ってくる。それまでせいぜいイキ狂え」
ローターとバイブの振動は念のため「中」に設定しておいた。これで悦ぶようなら次回は「強」に設定してやろう。
「……んじゃ俺は仕事してくるっす」
「あ、ドアは開けといてくれ。俺が戻ってきた時に音で分からないようにしときたい」
「イジワルっすねぇ……ふふっ」
アキの喘ぎ声を聞きながらレイと二人で寝室を後にした。
「今度、俺にもして欲しいっす」
「お、興味あるのか?」
「興味なきゃ買わないっすよ」
「それもそっか、使ったことあるのか?」
言った直後に後悔した、元カレとの話なんて聞きたくないし、レイも話したくないだろうに聞いてしまった。
「はいっす! 自縛オナニーにハマってた時期があって……えへへ」
「……そ、そっか」
「なんでちょっと引くんすかぁ!」
「引いてない引いてないホントに引いてない!」
元カレとのプレイで使っていた訳じゃないのかと拍子抜けして反応が鈍っただけで、自縛オナニーについては詳しく聞きたいし映像が欲しい。誓って引いてなんていない。
「おふろー、おさきー……? もらうする、したです!」
寝室の扉が開き、ほこほこという擬態語の似合う全体的に赤らんだアキが現れた。
「アキ、おかえり! ちょっといいか? えっと…………なぁレイ、ロシアにも拘束プレイの概念あるよな? 翻訳出るよな? 大丈夫だよな?」
「翻訳精度心配なら何回か再翻訳かければいいじゃないすか……」
翻訳アプリを立ち上げ拘束プレイについて説明する文章を考えていると、俺の横をすり抜けたアキがベッドに置いた拘束具を見つけた。
「あっ、アキ……それはな、そのー……」
「これ、えっち、使うするです? このめ。ぼく使うするしたいです……にーにぃ、ぼく、一緒、だめです?」
レイとのセックスに使っていたと勘違いしているのか? その上で、僕ともして欲しいと? 翻訳アプリいらねぇじゃん! アキ最高!
「すりゅうぅ~!」
上がったテンションのままにアキの肩に手を置き、押し倒す──押し倒そうとするも、アキはビクともしない。
「つよ……アキ、ここに……」
ぽんぽんとベッドを叩くと素直に寝転がってくれた。着たばかりだろう寝間着と下着を脱がすと、隠そうともしていなかった陰茎がむくむくと勃ち上がる瞬間が見られた。
「……にーにぃ」
甘えるような声に劣情を煽られながら、両手を頭の上に上げさせて手枷をはめる。両手首が重なった状態で腕が動かせなくなると、アキは自分の手を見上げてくすくすと笑った。
「にーに、前、ぼく、これ使うするしたです」
「あぁ、騎乗位でガンガン搾ってくれたよな」
太腿に拘束バンドを巻くとアキは不思議そうにしていたが、留め具を留めると8の字になる拘束バンドを足首の少し上にも巻くと納得したような顔をしていた。
「いいだろ、これ」
ふくらはぎと太腿の裏が触れ合った状態で固定する拘束具は、これだけでは開脚を保つ能力はない。両足とも曲げた状態で固定した上で、腰に巻くパーツにある留め具と繋げると、下半身はM字開脚以外の姿勢を取れなくなるのだ。
「大事なとこがぜーんぶ丸見えだ、恥ずかしいなぁ?」
アキはあまり羞恥心が強くないようだけれど、と声には出さず心で愚痴る。ヤりやすくていいが、羞恥に歪む顔も見てみたかった。
「さて、両手は頭の上、下半身はM字開脚で完全固定となった訳だが……アキ、目隠しは怖くないか?」
黒いサテン生地の目隠しをアキの目の上に乗せてみる。
「アキ、暗い……怖いする、しないか?」
「怖いするしないです。見えるするしない、心臓、早いするです」
「見えないのドキドキする? 縛って騎乗位してきたくせに、やられる側もイイなんて……俺の弟だなぁ、多趣味で助かるよ」
拘束だけでなく目隠しも受け入れてくれたことにホッと胸を撫で下ろし、目隠しをしっかり縛って固定した。
「よし……アキ、にーに、今からお風呂入るするぞ。その間、玩具、遊ぶするしててくれ」
「……?」
ローターで乳首を押し潰すように真上から当て、サージカルテープで固定する。もちろん両乳首共にだ。
「……っ? にーにぃ、胸……? ひゃっ……!? ぁっ、にーにっ、にーにぃっ?」
ローターのスイッチを入れ、弱い振動で乳首を責めてやるとアキは困惑した声を上げた。俺は構わずローションを使ってアキの後孔をほぐし、いきんでも抜けそうにない大きめのバイブを挿入してやった。
「あっあぁああっ!? にっ、にーにぃっ、にーに……!」
このバイブの長所は太さと長さだけではない、的確に急所を責めるイボも長所の一つだ。後孔内では前立腺を捕らえるようにくい込み、外では会陰を圧迫する。振動はワンパターンなのが玉に瑕だが、形状だけでお釣りが来る。
「にゃっ、あぁあっ!? ぁうっ、んんっ、んぁあっ! にーにっ、にぃっ、ひにゃっ、ぁ、んんんっ……!」
バイブのスイッチも入れてやるとアキの身体が大きく跳ねるようになった。
「……せんぱい、もしかしてお風呂の間放置っすか?」
「あぁ、なるべく早く済ませるようにするよ。どうせプレイ終わったらまた入るしな」
「わーぉ……案外鬼畜っすね、俺ん時はコンビニ行くとかでもいいっすよ」
案外とMっ気が強いんだな。
「じゃあな、アキ。にーに、お風呂入ってくる。それまでせいぜいイキ狂え」
ローターとバイブの振動は念のため「中」に設定しておいた。これで悦ぶようなら次回は「強」に設定してやろう。
「……んじゃ俺は仕事してくるっす」
「あ、ドアは開けといてくれ。俺が戻ってきた時に音で分からないようにしときたい」
「イジワルっすねぇ……ふふっ」
アキの喘ぎ声を聞きながらレイと二人で寝室を後にした。
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