冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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昼休みの猥談

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六月六日、金曜日、今日は俺の誕生日だ。彼氏達が何かプレゼントでも用意してくれていないかと淡い期待を抱いているが、今のところ音沙汰なし。自分から言うのもアレなのでじっと待っている。

「今日も生徒会室使っていいの? ラッキー、ずっと床座ってるとお尻痛くなるもんね~、あそこのソファふかふかで好き~」

昼休み、彼氏達と共に生徒会室へ向かいながら俺はワクワクしていた。ネザメが何か用意してくれているんじゃないかと期待していたのだ。

「ハルはお尻の肉が少な過ぎるから痛くなるんだよ。もうちょいつけないと尻もちついた時に骨やっちゃうぞ?」

「やだみっつんセクハラ~」

「一応心配して……っと、着いた。ネザメさーん、来ましたよー」

「鳴雷一年生、霞染一年生、鳥待一年生、時雨一年生、天正一年生、遅いぞ、ネザメ様がお待ちだ」

小柄な少年が内側から生徒会室の扉を開き、俺達を出迎える。俺達は挨拶をしながら部屋に入り、それぞれソファに腰を下ろした。

「ネザメさんのお弁当は年積先輩が作ってるんですか?」

「うん、毎朝早起きして作ってくれているんだよね、ミフユ」

「はい」

ネザメと年積の弁当の具はほとんど同じだが、形の悪いものや切れ端が年積の方に入れられているように感じた。ネザメはこんな心遣いに気付いているのだろうか。

「……鳴雷一年生、呼びにくければ下の名前で呼んでも構わないぞ」

「えっ? あ、ありがとうございます! ミフユさん、俺も好きなように呼んでもらっていいですよ」

年積改めミフユは一瞬ネザメを見やり、俺に視線を戻した。

「…………いや、今のままで」

「そうですか……でも嬉しいです、名前で呼ばせてもらって、ちょっと受け入れられた感じがして」

「そういう訳では…………ある、が」

あるのか!? これは案外と早く彼氏に出来るかもしれないな。

「ごちそうさまでした。水月、ヤりましょう」

三箱の弁当を食べ終えたシュカは後片付けをサッと済ませて俺の前に立った。

「俺まだ食ってるんだけど」

「持っててあげますよ」

食べかけの焼きそばパンを奪い、脱がせとでもいいたげに腰を突き出しているシュカのベルトに手をかける。

「せや、猥談しよう言うてたやん。しようや。俺は青姦してもろてんけど、しぐは家やんな?」

「猥っ……き、貴様! ネザメ様の目の前で!」

「ミフユ、やめなさい。水月くんの話だろう? 聞きたいな」

「しかし……いえ……分かりました。天正一年生、好きに話せ」

スラックスがストンと落ちて、先走りの汁でシミを作った下着が顕になる。からかうようなことは言わず、期待してくれて嬉しいと素直に伝えて下着も脱がす。

「それで天正くん、青姦……と言ったね、外でということかい?」

「公園で四つん這いにしてもろてヤってもぉたんですぅ、尻叩いてもぉて、首輪引っ張ってもぉて、奥の奥までぶち込んでもぉて……幸せやったわぁ」

「へぇ……? 君はマゾヒストなのかい?」

「せや思いますけど、そないハッキリ言われんの恥ずいわ……」

下半身裸になったシュカを膝に乗せ、陰茎を露出させる。アナルプラグを抜いてローションを垂らす後孔に陰茎を挿入し、口に焼きそばパンを突っ込まれる。

「ふふ、ごめんね。僕は一応縄の扱いを心得ているんだけれど、どうだい? 一回縛られてみるというのは」

「緊縛出来はるんですか!? 水月縄は全然使ぉてくれへんで、縄いつか買ってくれへんかなー思ぉてたんです! 是非お願いします! 水月にも教えたってください!」

「……ふふふっ、いいよ。意外だなぁ……もう少し嫌がるかと思ったんだけれど。水月くんは本当にいい関係を築いているんだね」

シュカは俺の背中とソファの背もたれの隙間に足をねじ込み、右手で俺の首に掴まって左手で焼きそばパンを持っている。

「んゔっ! ぅ、あぁっ! はっ、深っ、ぁ、あぁんっ! 水月ぃっ、奥、奥もっと……ぉんっ! んっ、そぉっ、そぉだっ、ないぞっ、揺さぶってぇっ、イかせろっ!」

パンを食べる余裕がない。首を振ってもパンを離してくれないので、唾液の分泌だけが促されて顎まで濡れてきた。

「ほいでしぐ、水月のどやったん?」

「ぁ……あの、ね、すごく……大きく、て……ちょっと、痛かったけど……みぃくん優しくて、すぐ、気持ちよくなった」

「分かる分かる! 最初ちょぉ痛いんやんな」

「……お腹の、浅いとこで気持ちよくなると……出ちゃう、けど……深いとこ、おへその辺りされると……おなか、あつくて、頭ふわふわしてくる……ぼく、あれ、すき」

「入ったあかんとこ! 覚えあるわ、ここ入れたアカンやろってとこずんっずん重ったーいのきて頭おかしなんねん。あれハマってもぉたアカンわ、絶対人間としてアカンよぉなる……もっとハメて欲しいわぁ、人間辞めたい……」

シュカは俺を見つめてくれているはずだけれど、たまに焼きそばパンを狙っているような目をするのは気のせいだろうか? 食欲と性欲を同時に発散するのは不可能だ、きっと気のせいだろう。

「入ってはいけないところというのは?」

「あー、なんかぐぽって開きよるんですわ。せやからヤバいんちゃうかって、感覚的な話ですわ」

「上、いや、中ヒューストン弁、かな? 直腸と直腸S上部の境目辺りにある弁だと思うよ」

「……結腸口? やなんやて聞きましたけども」

「解剖図を想像して欲しい。結腸はぐるっとした四角っぽい腸の部位のことだよ。直腸S上部から繋がっていく……だから結腸口と呼ぶべきなのは直腸と結腸の狭間、曲がっているところだと思うな」

「あー…………もいっこ奥? そういやそこもぐぷーって入れられた気ぃする……」

六時間目は体育だ、結腸責めはしないでおいてやろう。代わりに結腸口でキスするくらいはしてもらおうかな?

「ひゔっ!? んっ、おっ……そこっ、おっ、んっ、んんっ、ほ、ぉっ……! イぐっ、イぐぅゔゔっ……!」

亀頭を結腸口に吸わせた上で腰をぐりぐりと回すとシュカはドライオーガズムを迎えたようだ。一旦休憩を挟もうかな、そろそろ唾液が服に到達しそうだし。

「直腸S上部までは20~25センチ程だと言われているね。それより長ければ結腸に突入することも、曲がっているところを少しペニスの形に躾け直すことも出来るんじゃないかな?」

「25……水月のんてどんくらいやっけ?」

「さ、ぁ……? 竹ものさしくらい……?」

「ペットボトル……いやそこまで太ない……いやどっこいか……?」

「ふふふっ……ミフユ、君には全部入りそうにないね。腸にある程度の伸縮性があるとはいえ、君の小ささじゃそれも気休め、破れてしまうよ」

いや、射精寸前の状態でパンを食う気にはなれない。俺は絶頂の余韻に浸っているシュカの腰を掴み直し、再び突き上げた。シュカはぐったりと俺にもたれ、俺の肩に頭を置いて大声で喘ぐ。パンからいつの間にか手を離しており、俺は更に口を離せなくなった。

「自分は鳴雷一年生に抱かれる気など……」

「昨日命令しただろう? ミフユ。今日は彼の誕生日、プレゼントとして君自身を贈りなさいと」

「し、しかし……自分は、ネザメ様の近侍で……」

「ミフユが水月くんに抱かれるところが見たいなぁ」

「……! 承知、致しました……後ほど鳴雷一年生に交際を申し込みます」

「うん、きっと楽しく付き合っていけるよ」

少し前まで彼氏達の猥談が聞こえていたのに、絶頂後の責めを開始してからシュカの声が大きくなって何も聞こえなくなってしまった。だが、頭の真ん中まで響くシュカの嬌声は愛おしいものだ。

「……っ、く……!」

最奥に射精を遂げ、シュカを右腕で抱き締めて左手でパンを持つ。レンズ越しの胡乱な瞳をオカズにパンを齧った。
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