冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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感度マップ制作

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カンナ手作りの美味しい夕飯を楽しく食べ終え、カンナと二人で皿を洗った。隣に薄着の美少年が立っているというのは何とも欲を煽る状況だった。

「ふぅ……お疲れ様、カンナ」

「みぃ、くんも……おつかれ、さま」

「……言い忘れてたけどさ、カンナ今日は随分薄着だよな。肩も太腿も出してるなんてセクシー過ぎてずっとドキドキしてたよ、態度に出さないようにするの大変だったんだからな」

「のぞ……たり、して……たもん、ね」

「……態度に出てたか」

カンナが服を着ながらにして腕や太腿を露出しているのは初めてではないだろうか、火傷跡を気にしているから当然と言えば当然なのだが……新鮮だ、あまりに見慣れないから似合う似合わないもよく分からない。俺は好きだけど。

「……かみ、あ……がね、みーくん……ぼく、の、傷……すき、なら……見せ、方が、い……て。ふと、もも……見せ、てみて……て」

「へぇ……流石カミア。大好きなお兄ちゃんだもんな、魅せ方が自然と分かるんだ」

「そ……なの? あいど……から、とか……じゃ、なくて?」

「それもあるかもだけどさ、俺はカミアがカンナのこと大好きだからだと思うな」

脱がした時にしか見られなかった肩に触れる。ピクッと跳ねたカンナの顔をじっと見つめ、首へと手を移していく。

「アイドルならこういうのは隠させようとしちゃうだろ? でもカミアは恋人の俺の趣味と、大好きなお兄ちゃんの魅力をしっかり理解して、カンナの魅力を丸出しにするアドバイスをしたんだ」

首から背中へ、タンクトップが覆っていない肌を撫で回す。カンナは小さく震えながら顔を赤くしていった。

「玄関入ってこの格好のカンナを見た時から、たくさん触りたくて仕方なかったよ……カンナ、どうする? 先にシャワー浴びる? それともこのまま……? カンナの好きな方選んでいいよ」

「ぁ……この、まま。部屋……き、て」

俺の手から逃れてパタパタと廊下へ逃げていった。俺は誘拐した少女を隠れ家の中で戯れに追い回す悪役になった気分でカンナの後を追い、部屋に入った。

「へぇ……もう布団敷いてあるのか。ティッシュも置いて……準備万端だな」

「みぃくん……ぷぅ太、どうしよ……すご、見てる……」

カンナの飼いウサギであるぷぅ太は真っ黒いつぶらな瞳でカンナをじっと見つめている。カンナが移動すれば体ごとそちらに向け、じーっと……飼い主が大好きなんだな。

「んー……子供とかだったら見せつけるのは虐待になっちゃうけど、動物ならセーフじゃないか? 人間の見てもよく分かんないだろうし……ウサギって目悪いんだろ?」

「ぅん……」

「オウムとかだったら喘ぎ声真似して大変なことになりそうだけど、ウサギは無口だし大丈夫だよ。どうしても気になるなら別の部屋でするか……ぷぅ太には悪いけど今晩だけケージを別の部屋に移させてもらうかだな」

カンナは無言で俯いて俺に抱きついた。返事を受け取った俺はカンナの尻を短パンの上から鷲掴みにした。

「ひゃっ……」

丈の短い短パンの裾に簡単に指が入った。尻と太腿の境目の肉を意図せず指でふにっと押してしまうと、カンナはきゅっと口を閉じて俺の胸に顔を押し付けた。

「……カンナ、布団……座ろうか」

小さく頷いたカンナは布団の上に正座をし、真下を向いた。まるで明治大正頃の清い身体同士の夫婦の初夜だ、布団の上で正座をしているイメージがあるだろう? ない? 俺だけ?

「あぁ……本当、たまらないよ。可愛い、えっちだなぁこの服……タンクトップ最高。大人しいカンナがスポーティな格好してるってアンバランスさがまたクる。脱がしたいけど脱がしたくないよ……悩むなぁ」

薄手のタンクトップの上から脇腹を掴んだり、胸や腹を撫でたり、乳首がありそうな辺りを指ですりすりと擦ってみたりもした。

(カンナたその火傷跡は確か前側にもあって、胸を横断しているんですよな。それはもう肩紐のないブラのように……乳首の機能はまだ生きてるんでしょうか?)

服の上から撫でても勃たない。まだ勃つ機能があるのかどうかは脱がしてから唇と舌でゆっくり確認するとしよう。

「……カンナ、顔が見たいな。いいか?」

両手で頬の横に垂れた髪に触れるとカンナは小さく頷いた。俺はカンナのカツラをゆっくりと脱がせた、本物の髪に触れる時と同じように優しく慎重にカツラを扱った。

「あぁ、やっぱり可愛いな。まんまるで大きな目、キラキラして……こういう工芸品あるよなぁ、ガラス製のさ。すごく綺麗だよ、口元はセクシーだし……ほっぺはふにふに」

「ん……」

カツラを外したカンナの顔を見る機会は貴重だ。髪も眉もまつ毛もないけれど、顔の大まかな造形と瞳の美しさはカミアと瓜二つ、国が傾くほどの美少年だ。

「はぁ……あぁ、ざらざら……すべすべとの境目が、また、たまらん……! カンナ、カンナ、頭舐めていいか?」

「みぃ、くん……好きに、して?」

俺は心の中で汽笛のような奇声を上げ、カンナの肩に手を置いて額に舌を這わせた。眉があるはずの場所には毛穴すら見当たらない、ただ爛れた皮膚があるだけだ。

「……傷跡って敏感になるらしいけど、カンナはどうだ?」

体温が上がるとほんのりと赤く色付き、その傷跡に触れると敏感に反応したシュカの痴態を思い出しながらボコボコと凹凸の激しい肌を手と舌で撫で回した。

「ん……腰の、ほぉは……敏感、かも。せな、の……まんなか、とかも」

「頭は微妙か?」

「……おでこ、は……割と。りゅーさん……しっかり、かか……た、とこは……深く、まで……ダメに、なって……から」

神経まで焼けてしまっているということだろうか? 再生はしないのか? 医学に詳しくない俺には分からない。

「どん、て……来るのは、分かる……けど、さわさわ……くる、は……あん、まり」

「なるほどなぁ、もう痛みはないんだよな? じゃあ、全身くまなく撫で回して俺の頭の中にカンナの感度マップを作らないとな」

「…………つく、て」

俺に身を任せて甘えたカンナを抱き締め、後頭部を撫で回しながら側頭部を舐め回す。カンナがピクッと身体を跳ねさせた位置には何度か触れて確認し、宣言通り感度マップを作っていく。

「ん……くす、ぐ、たい」

「頭はもうそろそろ……背中も見たいな、後ろ回るぞ」

カンナの背後に回って膝立ちになり、背を丸めたカンナの背中を隅々まで撫で回していく。タンクトップから露出している部分はそのまま、タンクトップが隠している部分は布の下に手を滑らせて直接。

「ぬ、が……さなっ、の?」

「可愛いしセクシーな服って脱がすの迷っちゃうんだよ、カンナは脱がして欲しいのか? えっちな子だな」

「……みぃ、くん……に、脱がさ……れ、と……どき、どき、する。から……脱がされ、の、すき」

無口で大人しい子なのに性的なことには素直で積極的、エロに向き過ぎているカンナの性格に内心悶絶しながら、俺はタンクトップの脇の穴から手を入れて胸をまさぐった。
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