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主従とお買い物
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午前五時頃、ソファから落ちて目を覚ました。落ちた時に打った腰以外に痛いところはないから、シュカに蹴り落とされただとかではないようだ。自分で寝返りを打ったのだろう。
「痛た……」
今日は朝食が多めに必要だ、もう起きてしまってもいいだろう。そう考えた俺は設定していたスマホのアラームを解除してキッチンに向かった。
朝食の準備を終えた頃、リビングからガタンっと物音が聞こえてきた。慌てて向かってみると、シュカが蹲っていた。
「シュカっ!? どうした、大丈夫か? 何があったんだ」
「……よく見えなくて、机で……足の指を」
「あぁ……痛いヤツだな」
シュカはじーっと俺の顔を見つめている。俺の顔は寝起きで見るには美し過ぎるかな?
「……のっぺらぼう」
「メガネはここだぞ! メガネかけてちゃんと見てくれ俺の顔!」
「どうも…………あ、イケメンですね」
「だろ? 朝ご飯作ったから運んでくれないか? 俺はレイ達起こしてくるから」
レイとアキを起こしてダイニングに連れて行く。シュカが並べてくれた料理の前にそれぞれ座り、四人で手を合わせる。
「いただきます」
シュカの前に並んだ朝食は俺の分の三倍あった、けれど食べ終えたのは俺とほとんど同時だった。なのに傍から見ている分には早食いには思えない、不思議だ。
「では、行って参ります」
「行ってきます」
「行ってらっしゃいです、にーに、しゅーか」
「行ってらっしゃーいっす」
支度を終えてシュカと二人で学校へ向かう。今日は日差しが強い。
「今日、会長達を家に招くんですよね? 頑張ってくださいね、水月ならきっと副会長の方も落とせますよ。あの人だけ落とさなかったら生徒会室で気まずいので」
「あぁ、もちろんあの子も欲しいと思ってる……って、先輩にあの子とか言っちゃダメか。ちっちゃいからついな」
「……あのサイズならかなり奥まで入れられるのでは?」
「だよなぁ! 非処女っぽいけどネザメさんよりは大きい自信あるからさ、寝取れないかなーって思ってるんだよ。まぁ、ネザメさん好きなままでもいいんだけどさ」
心酔や崇拝と呼ぶに相応しいのだろう年積の恋心をネザメから奪い取るのは難しそうだ。ネザメと共に俺の隣に居て、軽いスキンシップを受け入れるくらいになってもらえればそれでいい。抱けなくても傍であの可愛い顔を見せてくれるのなら、幸せそうにしてくれたなら、俺は満足するだろう。
いつも通りの学校生活を楽しみ、昼休みには昨日と同じように生徒会室でネザメ達と話した。
「807号室だね。ミフユ、覚えておきなさい」
「はい」
「この町ちょっと、いや、かなり治安が悪くて……結構な頻度で絡まれてしまうんですけど、大丈夫でしょうか。もしアレなら迎えに上がらせていただきますけど」
「ネザメ様の護衛は自分一人で大丈夫だ。不埒な輩などに負けはしない」
キリッとキメ顔を見せてくれている年積には悪いが、彼は頼りない。小学生と言っても通りそうな身長はどんな護身術も役立てられそうにない。
「えっと……」
「駅に着いたらタクシーを呼ぶよ、それなら道に迷うこともない」
「あ、それがいいですね」
年積は少しむっとした顔になったが、ネザメの提案を拒絶する訳にはいかないようで何も言わなかった。
「鳴雷くんはバイトをしているんだったね、何時に終わるんだい?」
「まちまちですけど、えっと……」
バイトが終わるだろう時間を伝えるとネザメは年積に「覚えておいて」と微笑んだ。メモ帳代わりにされている年積は従順に頷いている。
「それじゃあ、また夜に」
その日のバイトが終わってレイのマンションの最寄り駅に着くと、儚げな美少年が目立っていた。
「遅いぞ鳴雷一年生!」
小さくて気付かなかったけれどその隣には年積が立っており、俺を見つけると指を差して非難した。
「年積先輩、ネザメさん……待ってたんですか?」
「家でしたいこともあったからね。行こうか」
そう言うとネザメは駅前のロータリーに停められていたタクシーに乗り込んだ。どうやら予約して呼んでおいたらしい。昨日のシュカのように二人だけで先にマンションへ行くと思っていたからタクシーを使う提案を支持したけれど、俺も一緒なら徒歩で十分だった。
(初対面の彼氏の彼氏の家に行くのやっぱり気まずかったんでしょうか)
なんて考えながら車窓から外を眺め、不意に思い出す。
「あっ! あの、夕飯の食材買っていかないといけないので、スーパー寄ってもらっていいですか?」
運転手にそう告げて行き先を変更してもらった。タクシーを駐車場に待たせ、三人でスーパーに向かう。
「随分安い店だな、産地はどこなんだ?」
「書いてますし変なとこのって訳じゃないです、普通のスーパーですよ」
これだから上流階級のお坊ちゃまはと内心悪態を付きながらカートを押して店内を回っていく。そもそも買い物に行かないらしいネザメは物珍しそうに棚を眺め、はぐれかけては年積に手を引っ張られていた。
「お二人は夕飯はまだですよね? 何が食べたいですか? リクエストお聞きしますよ」
「本当かい? やぁ嬉しいな、そうだねぇ……この頃魚料理が多かったから、お肉が食べたいな」
「お肉ですか。じゃあステーキでも焼きます?」
「うーん……もう少し食べやすいのがいいな、ビーフストロガノフとか頼めるかい?」
名前はよく聞くけれど何なのかハッキリ分からない面倒臭そうな料理来たな。
「何でしたっけそれ、強いビーフシチューみたいなヤツでしたっけ」
「鳴雷くんの好みでいいよ、君の料理を食べるのだから君が作り慣れたものがいい」
ビーフシチューすら作ったことねぇよ。
「えっと……じゃあ、まずお肉を選びましょうか。お肉売り場はこっちです」
「……鳴雷一年生、貴様まさか材料が分からないんじゃないだろうな」
「えっお肉使わないんですか?」
「いや、そうではなく……そこの棚でサワークリームを取ってからの方が効率がいいと」
「サワー……? 何……知らないクリーム……食べれるクリームですか? それ……」
年積はこれみよがしに深いため息をついた。
「作れないなら作れないと正直に言え。全く……自分が材料と作り方を教えるから、ネザメ様を落胆させるなよ」
「はい……すいません。ところでそのネザメさん、どっか行きましたけど」
「……っ、ネザメ様ぁ! ミフユの傍から離れないでください!」
一人称が名前になることもあるのか、可愛いなぁ。ところでサワークリームってどれ?
「はぁ……もう手離しませんからね」
「おかえりなさい年積先輩、サワークリームってどれですか?」
「書いてあるだろう。えっと…………ないな、別の棚か? 乳製品なのにな……スメタナ表記かもしれない」
「どっちもないですねぇ」
その後、肉や玉ねぎなど他の食材をカゴに入れながらサワークリームとやらを探したが、見つからなかった。このスーパーには置いていないのかもしれない。
「代用品は生クリームかヨーグルトが一般的だ」
「ヨーグルトちょうど安売りしてるんでヨーグルトで」
「……自分が金を出すからネザメ様がお食べなさるものに妥協品を使うな。ちゃんと考えろ」
「そう言われても……じゃあこっちの高いヨーグルトで」
「デザートは何にするんだい?」
「デザート? えっと……お菓子コーナーはこっちです」
「駄菓子はダメだ! ネザメ様、近くにケーキ屋があります。そちらで買いましょう」
俺はそのケーキ屋を知らなかったけれど、年積はタクシーで移動中に見つけていたらしい。素晴らしい観察眼だ。スーパーでの会計は年積が行い、荷物は全て俺が持った。
「年積先輩、あの、お金……」
「気にするな。バイトまでしているような貴様に割り勘など求めん」
「いや俺苦学生って訳じゃないですけど」
まぁ、歳だけでなく世帯年収も上だろうし一食分くらい甘えておくか。付き合っていけば別の形で返すタイミングも来るだろう。
「鳴雷くんはケーキは何が好きなんだい?」
「世話になるのだから家主の分も買っておかねばな。鳴雷一年生、その者のアレルギーの有無、好き嫌いを教えろ」
俺はヘルシーそうなチーズケーキ、レイにはトッピングがオシャレなチョコケーキを選んでもらった。
「あの、俺の弟も家に居て……」
「鳴雷くんの弟ならきっと美しいんだろうねぇ、仲良くしたいよ。どのケーキが好きかな?」
「アキは……」
俺はアキのことを何も知らない。母にも義母にも食事に関しては何も聞いていないから、多分アレルギーなどはないのだろう。
「……何でも好きなので、迷いますね」
「そうなのかい、なら選ばせてあげようかな。僕も迷っているから、これかこれかこれ……ミフユ、ミフユは余り物でいいね?」
「はい、何でも構いません」
ナチュラルな扱いの悪さに物申したくなったが、楽しそうにケーキを選んでいるところに口を挟むのも躊躇われて、結局何も言わずにケーキの箱を受け取った。
「痛た……」
今日は朝食が多めに必要だ、もう起きてしまってもいいだろう。そう考えた俺は設定していたスマホのアラームを解除してキッチンに向かった。
朝食の準備を終えた頃、リビングからガタンっと物音が聞こえてきた。慌てて向かってみると、シュカが蹲っていた。
「シュカっ!? どうした、大丈夫か? 何があったんだ」
「……よく見えなくて、机で……足の指を」
「あぁ……痛いヤツだな」
シュカはじーっと俺の顔を見つめている。俺の顔は寝起きで見るには美し過ぎるかな?
「……のっぺらぼう」
「メガネはここだぞ! メガネかけてちゃんと見てくれ俺の顔!」
「どうも…………あ、イケメンですね」
「だろ? 朝ご飯作ったから運んでくれないか? 俺はレイ達起こしてくるから」
レイとアキを起こしてダイニングに連れて行く。シュカが並べてくれた料理の前にそれぞれ座り、四人で手を合わせる。
「いただきます」
シュカの前に並んだ朝食は俺の分の三倍あった、けれど食べ終えたのは俺とほとんど同時だった。なのに傍から見ている分には早食いには思えない、不思議だ。
「では、行って参ります」
「行ってきます」
「行ってらっしゃいです、にーに、しゅーか」
「行ってらっしゃーいっす」
支度を終えてシュカと二人で学校へ向かう。今日は日差しが強い。
「今日、会長達を家に招くんですよね? 頑張ってくださいね、水月ならきっと副会長の方も落とせますよ。あの人だけ落とさなかったら生徒会室で気まずいので」
「あぁ、もちろんあの子も欲しいと思ってる……って、先輩にあの子とか言っちゃダメか。ちっちゃいからついな」
「……あのサイズならかなり奥まで入れられるのでは?」
「だよなぁ! 非処女っぽいけどネザメさんよりは大きい自信あるからさ、寝取れないかなーって思ってるんだよ。まぁ、ネザメさん好きなままでもいいんだけどさ」
心酔や崇拝と呼ぶに相応しいのだろう年積の恋心をネザメから奪い取るのは難しそうだ。ネザメと共に俺の隣に居て、軽いスキンシップを受け入れるくらいになってもらえればそれでいい。抱けなくても傍であの可愛い顔を見せてくれるのなら、幸せそうにしてくれたなら、俺は満足するだろう。
いつも通りの学校生活を楽しみ、昼休みには昨日と同じように生徒会室でネザメ達と話した。
「807号室だね。ミフユ、覚えておきなさい」
「はい」
「この町ちょっと、いや、かなり治安が悪くて……結構な頻度で絡まれてしまうんですけど、大丈夫でしょうか。もしアレなら迎えに上がらせていただきますけど」
「ネザメ様の護衛は自分一人で大丈夫だ。不埒な輩などに負けはしない」
キリッとキメ顔を見せてくれている年積には悪いが、彼は頼りない。小学生と言っても通りそうな身長はどんな護身術も役立てられそうにない。
「えっと……」
「駅に着いたらタクシーを呼ぶよ、それなら道に迷うこともない」
「あ、それがいいですね」
年積は少しむっとした顔になったが、ネザメの提案を拒絶する訳にはいかないようで何も言わなかった。
「鳴雷くんはバイトをしているんだったね、何時に終わるんだい?」
「まちまちですけど、えっと……」
バイトが終わるだろう時間を伝えるとネザメは年積に「覚えておいて」と微笑んだ。メモ帳代わりにされている年積は従順に頷いている。
「それじゃあ、また夜に」
その日のバイトが終わってレイのマンションの最寄り駅に着くと、儚げな美少年が目立っていた。
「遅いぞ鳴雷一年生!」
小さくて気付かなかったけれどその隣には年積が立っており、俺を見つけると指を差して非難した。
「年積先輩、ネザメさん……待ってたんですか?」
「家でしたいこともあったからね。行こうか」
そう言うとネザメは駅前のロータリーに停められていたタクシーに乗り込んだ。どうやら予約して呼んでおいたらしい。昨日のシュカのように二人だけで先にマンションへ行くと思っていたからタクシーを使う提案を支持したけれど、俺も一緒なら徒歩で十分だった。
(初対面の彼氏の彼氏の家に行くのやっぱり気まずかったんでしょうか)
なんて考えながら車窓から外を眺め、不意に思い出す。
「あっ! あの、夕飯の食材買っていかないといけないので、スーパー寄ってもらっていいですか?」
運転手にそう告げて行き先を変更してもらった。タクシーを駐車場に待たせ、三人でスーパーに向かう。
「随分安い店だな、産地はどこなんだ?」
「書いてますし変なとこのって訳じゃないです、普通のスーパーですよ」
これだから上流階級のお坊ちゃまはと内心悪態を付きながらカートを押して店内を回っていく。そもそも買い物に行かないらしいネザメは物珍しそうに棚を眺め、はぐれかけては年積に手を引っ張られていた。
「お二人は夕飯はまだですよね? 何が食べたいですか? リクエストお聞きしますよ」
「本当かい? やぁ嬉しいな、そうだねぇ……この頃魚料理が多かったから、お肉が食べたいな」
「お肉ですか。じゃあステーキでも焼きます?」
「うーん……もう少し食べやすいのがいいな、ビーフストロガノフとか頼めるかい?」
名前はよく聞くけれど何なのかハッキリ分からない面倒臭そうな料理来たな。
「何でしたっけそれ、強いビーフシチューみたいなヤツでしたっけ」
「鳴雷くんの好みでいいよ、君の料理を食べるのだから君が作り慣れたものがいい」
ビーフシチューすら作ったことねぇよ。
「えっと……じゃあ、まずお肉を選びましょうか。お肉売り場はこっちです」
「……鳴雷一年生、貴様まさか材料が分からないんじゃないだろうな」
「えっお肉使わないんですか?」
「いや、そうではなく……そこの棚でサワークリームを取ってからの方が効率がいいと」
「サワー……? 何……知らないクリーム……食べれるクリームですか? それ……」
年積はこれみよがしに深いため息をついた。
「作れないなら作れないと正直に言え。全く……自分が材料と作り方を教えるから、ネザメ様を落胆させるなよ」
「はい……すいません。ところでそのネザメさん、どっか行きましたけど」
「……っ、ネザメ様ぁ! ミフユの傍から離れないでください!」
一人称が名前になることもあるのか、可愛いなぁ。ところでサワークリームってどれ?
「はぁ……もう手離しませんからね」
「おかえりなさい年積先輩、サワークリームってどれですか?」
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「どっちもないですねぇ」
その後、肉や玉ねぎなど他の食材をカゴに入れながらサワークリームとやらを探したが、見つからなかった。このスーパーには置いていないのかもしれない。
「代用品は生クリームかヨーグルトが一般的だ」
「ヨーグルトちょうど安売りしてるんでヨーグルトで」
「……自分が金を出すからネザメ様がお食べなさるものに妥協品を使うな。ちゃんと考えろ」
「そう言われても……じゃあこっちの高いヨーグルトで」
「デザートは何にするんだい?」
「デザート? えっと……お菓子コーナーはこっちです」
「駄菓子はダメだ! ネザメ様、近くにケーキ屋があります。そちらで買いましょう」
俺はそのケーキ屋を知らなかったけれど、年積はタクシーで移動中に見つけていたらしい。素晴らしい観察眼だ。スーパーでの会計は年積が行い、荷物は全て俺が持った。
「年積先輩、あの、お金……」
「気にするな。バイトまでしているような貴様に割り勘など求めん」
「いや俺苦学生って訳じゃないですけど」
まぁ、歳だけでなく世帯年収も上だろうし一食分くらい甘えておくか。付き合っていけば別の形で返すタイミングも来るだろう。
「鳴雷くんはケーキは何が好きなんだい?」
「世話になるのだから家主の分も買っておかねばな。鳴雷一年生、その者のアレルギーの有無、好き嫌いを教えろ」
俺はヘルシーそうなチーズケーキ、レイにはトッピングがオシャレなチョコケーキを選んでもらった。
「あの、俺の弟も家に居て……」
「鳴雷くんの弟ならきっと美しいんだろうねぇ、仲良くしたいよ。どのケーキが好きかな?」
「アキは……」
俺はアキのことを何も知らない。母にも義母にも食事に関しては何も聞いていないから、多分アレルギーなどはないのだろう。
「……何でも好きなので、迷いますね」
「そうなのかい、なら選ばせてあげようかな。僕も迷っているから、これかこれかこれ……ミフユ、ミフユは余り物でいいね?」
「はい、何でも構いません」
ナチュラルな扱いの悪さに物申したくなったが、楽しそうにケーキを選んでいるところに口を挟むのも躊躇われて、結局何も言わずにケーキの箱を受け取った。
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