冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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変態は殴るもの

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遊園地にあるコーヒーカップに乗り、全力でハンドルを回した時のあの遠心力、身体が外へ放り出されそうな感覚。アレがあった。

「んっ……ん……」

側頭部が痛い。ずんずんと重い何かが腰に乗っては浮いて乗っては浮いてを繰り返している。陰茎が温かく柔らかく湿ったものに締め付けられ、扱かれている。

「お、もい……何っ…………!?」

「あっ、ぁ、あぁあーっ! ケツめくれるっ、んぁあんっ! はぁあーっ……気絶ちんぽきもちぃっ、最高の生でぃるどぉっ」

思い出した。俺はシュカの腋を舐めて殴られたのだ、それ以降の記憶がない、まさか気絶していたのか? 混乱する俺の上でシュカは身勝手に腰を振っている。

「あっ、はぁあっ! イくっ、イくっ、イくイくイくぅゔゔぅゔっ! ぅ、あっ……はぁああーっ……!」

俺の腹をまた白濁液で汚して、幸せそうに顔をだらしなく緩めたシュカからは、俺を殴って気絶させたことへの反省は伝わってこない。俺はズキズキと痛む頭から発生する怒りに任せてシュカの腰を掴んだ。

「ん……? あ、水月、起きっ、ひぃいんっ!? 今イっ、ぁああんっ!」

俺の起床に気付いても緩んだ顔のまま謝罪をしようという気すらなさそうなシュカを思い切り突き上げてやった。

「人を殴って気絶させておいて……人のちんぽを勝手に使うたぁどういう了見だ!」

「んひぃっ!? 激しっ、ひっ、ゔぅっ! イっぐぅっ! ふっ、ぁああっ……! てめぇがぁっ、へんたっ、な、ことっ……するからぁあんっ!」

「変態だったら殴ってもいいのか! この不良っ、何が元ヤンだ、現役じゃねぇか!」

怒りと力に任せて身体を起こし、上下を入れ替える。シュカをベッドに仰向けにさせ、俺が腰を振る。

「イぐぅゔんっ! んんっ! どしゅどしゅっ、すんにゃぁあっ! イぐっ、イっぐぅっ! むりっ、イぐぅゔゔっ! やめろぉっ、イったって言っで、るゔぅぅっ!?」

膝の裏を抑えて太腿と腹を触れ合わせ、真上から腰を叩き付ける。結腸の奥を殴り付ける。連続絶頂に陥っているシュカの腸壁は俺の陰茎をきゅうきゅうと締め付け、痙攣し、俺に快楽を返してくる。

「気絶してんだぞこっちは! どうするんだよっ、救急車呼ぶくらいの大事だったら! セックスで揺すって悪化してたらっ!」

「そんにゃ強く殴ってねぇっ! あんなので気絶すりゅ方がっ、あぁあっ! わるっ、ぅごっ、くなぁっ! イぐのぉっ、止めろぉっ! イぎゅゔぅゔゔっ!」

一体何分気絶していたのか、何分意識がないままセックスをしていたのか、もう射精が近い。だが、一発射精した程度では俺の怒りと欲情は収まらない。

「……っ、く……反省しろっ!」

「んひぃいっ!? 今お前イっ、ぁああっ! 出したくせにぃっ! ひゔうぅっ! ぅあっ!? ぁ、やらぁっ! 強いのくりゆっ、深イキすりゅぅゔぅうっ……!」

深い絶頂を迎えたシュカがピンと足を伸ばし、腰を浮かす。俺はシュカの腰から手を離し、両乳首を強くつまんだ。手による支えなしでもストロークを短めにすればブレのない抜き挿しが可能だ。

「そこ、やめっ、ぁああっ! イくの終わっ、ぁひぃいっ!? そこやらっ、そこごりゅごりゅすんなやぁあっ! ぃややっ、もぉイくん嫌やぁっ!」

結腸口にカリ引っ掛けて細かく往復して刺激してしまっているのは計算ではない、全くの偶然だ。

「殴ってごめんなさいは!? 介抱せずセックス始めてごめんなさいは! 自分勝手でごめんなさいは!? そんな強く殴ってないとかイくの嫌だとかよりっ、そっちが先だろ!」

「ぁゔんっ! んぅっ、ごめっ、ごめんにゃさいぃっ! なぐっへぇっ、ごめんんっ! かい、ほっ? しにゃくてっ、ごめんなさいぃっ! ひっ……イぐぅっ!」

「謝ってる最中にイくな! 反省する気あんのか!」

「ひぁああっ!? ちくび引っ張んなぁっ! ひゔっ! ぅ……ごめっ、じふんかってれっ、ごめんなしゃいっ! ゆる、ひてっ、水月ぃっ! もぉイぐのむりぃっ! ケツっ、壊れるゔっ!」

ちょうど二発目の射精も遂げたので許してやることにし、勃起したままの陰茎をシュカの後孔から引き抜いた。絶頂を繰り返して俺の陰茎を我が物顔で締め付けていた後孔からはちゅっぽんっ! と可愛い音が鳴り、俺の怒りを収めた。

(なーんつって。元々怒ってませんぞわたくし、お仕置きセックス出来そうなので怒ってる感じでプレイしただけでそ)

ビクビクと全身を痙攣させているシュカを抱き上げ、ソファに腰を下ろしてシュカを膝の上に横向きに乗せる。

(エロ同人でたまにあるエロ過ぎる受けちゃんの身体にキレながら犯すモブおじ……みたいなヤツありますよな? あんな感じのしたかったんですが、なんか……あんまセンスのある怒り方出来ませんでしたな。理不尽なキレだからこそ面白いみたいなとこもありますし……うーむ、シュカたまに非があるのでは元々破綻していたことになるのでしょうか)

シュカの太腿に陰茎を擦り付けながら脳内でぶつぶつと呟いていると、余裕が戻ってきたらしいシュカが俺の頭を撫でた。

「水月……殴って、ごめんなさい」

「えっ? あぁ、いや、大丈夫だよ、大したことないし」

「……つい、やっちゃいまして……暴力からはもう離れたはずなのに、水月の言う通りこれじゃ現役ですね、情けない」

「いやいやシュカのそういうとこ好きだし……」

冷静になってからしおらしく謝罪されると否定とフォローに回ってしまう。厄介な性格だと自分を卑下していたが、シュカは微笑んでくれた。

「優しいですね、水月は……そんなあなたが怪我をするのは嫌だと思っていたのに、自分で殴ってしまうなんて……本当に、落ち込みます。ちょっと変態の度が過ぎただけでつい殴ってしまうような私でも、あなたは愛していてくれますか?」

「もちろんだよ、シュカ……」

キスをしようとシュカの顎に手を添えて顔を近付けたが、俺の唇が触れたのはシュカの手のひらだった。

「あなた……どこ舐めたと思ってるんですか、嫌ですよ。今日はしないと言ったでしょう」

「い、いやいやいや! 今のはキスで仲直りする流れだっただろ!」

「どこのお笑い芸人ですか! その口でキスなんてしたら新たな争いの火種ですよ!」

「舐めたって言ってもシュカしか舐めてないぞ!? 自分の身体はセーフ理論ないのか!?」

「少なくともケツと腋と靴下にはねぇよ!」

「全部じゃん!」

俺を殴ってしまったことに落ち込みながら謝ってくれたしおらしいシュカはどこへ行ったんだ。キスで綺麗に終わらせたかったのに……と半ば意固地になった俺はシュカの顔を両手で掴み、強引にキスを迫った。

「やめっ、ろっ!」

パァンっ! と顔を叩かれたのは言うまでもない。
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