冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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目の前でNTRごっこ

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レイと買い物をして帰る時に新婚感を楽しんだが、シュカと並んでキッチンに立っている今もなかなか新婚感が強い。言ってみようか、シュカはどんな反応をしてくれるかな?

「なぁシュカ、こうして二人で並んで夕飯作ってるとさ、なんか……夫婦みたいじゃないか?」

「は……? 何バカなこと言ってるんですか、バカバカしい」

一瞬俺を睨み、すぐに俯く。三回もバカと言われてしまったが、シュカの耳がじんわりと赤くなっていく様子を見下げていれば罵られた悲しさなんて吹っ飛んだ。

「シュカとはちょっと古めの夫婦がいいかもな。おまえ、とか言ったりしてさ」

「ぁ? お前? 誰に口聞いてんですか」

赤い顔のままシュカは鋭い目で俺を睨む。眼光で射殺されてしまいそうだ。

「ご、ごめん……そんな怒らなくても」

「ふんっ、口の利き方には気を付けなさい……………………あなた」

「んっ……? ごめん、もっかい言ってくれ」

「……口の利き方には気を付けなさい、と言ったんですよ。それだけです」

「あなたの方だよあなたの方!」

「聞こえてんじゃねぇか!」

猫を被っている間のシュカの二人称は「あなた」だから聞き慣れた言葉ではあるのだが、ニュアンスが違う。

「全く……肋骨だけでなく足も折りたいんですか?」

「折れてないってば」

「そういえばあなたの肋骨を折った方は?」

「だから折れてないんだって。セイカのことなら電話だけだけどまぁ元気そうだったよ。アキならそこに居る」

肋骨の負傷は俺の判断ミスが原因だ、セイカにもアキにも責任はない。

「……しゅーか」

「イントネーションが変なんですよね……何ですか?」

「しゅーか、忙しいです? ぼく、しゅーか、もっとする欲しいです……」

キッチンを覗いているアキは太腿を擦り合わせ、頬を染めた。俺はすぐにシュカがアキの身体をまさぐっていたのを思い出し、アキの求めを察し、萌え死んだ。

「仕上げは俺がやるからシュカはアキ構ってやってくれ。いや、目の前でやってくださいお願いします」

「寝取られ趣味でもあるんですか? まぁ、秋風さんは可愛らしいですしイイちんぽ持ってますし、突っ込む側でも突っ込まれる側でもヤリたい気持ちはありますが……」

「本番だけは俺のぉ! ダブルNTRとか脳が、脳がァ!」

「……分かってますよ。秋風さん、少しだけですからね」

話している間に手を洗い終えたシュカはアキの背後に回り、左脇の下から通した左手で右肩を掴んでアキを抱き締め、右手をスラックスの中に侵入させた。

「誰に触られてもよがる淫乱だと、あなたを愛するお兄さんに見てもらいましょうね」

「んっ……!」

アキは左足を上げてシュカに後孔を弄らせている。スラックスを履いたままなのが残念だが、薄い生地の下でシュカの手が動いている様は俺の妄想と興奮を煽る。

「前立腺見ーつけた……ふふ、すりすりとコリコリどっちがいいですか?」

「ん、ゃ、んんんっ……しゅーかぁ」

「ぐちゅぐちゅですよね、秋風さんは淫乱ですもの」

「ひゔっ!? んっ、あぁっ! ぁ、ひっ、ぁあっ! にーにぃっ!」

前立腺を弄られているらしいアキは右足だけで立っているというのに一切グラつくことすらないまま射精を果たし、薄手のスラックスにじんわりとそれを滲ませた。

「イきましたね、ふふっ……」

シュカはアキを抱き締めるのをやめて前に回り、アキを壁に押し付けてアキの股間に膝を押し付けた。そのまま射精したばかりのアキの性器を服の上から膝で乱暴に刺激する。

「んぁ、あっ、ぁああっ! しゅーかっ、しゅーかぁっ、もっとぉ……!」

「本っ当にエロいガキだな……ふふはっ、貞操観念ゆるっゆる。水月、この子簡単にヤれそうですよ? 本番はあなただけって言うならちゃんと躾けておかないと」

アキはおそらくシュカだろうと蹴り転がして逆レイプが可能だ。シュカの意地悪な予想がもし本当ならアキによく言い聞かせておかなければ俺総攻めハーレムがアキ総受けハーレムになってしまう。弟にハーレム乗っ取りとかそれなんて鬱ゲー?

「ま、まさか……アキはそんな軽い子じゃないよ」

「どうだか。そうだ、試してみましょうか? 秋風さん、後でベッドルームへ行きません? 私とセックスしましょう、セックス分かりますよね? えっちって習いました? あなたのお尻に私のちんぽを突っ込んで差し上げるって言ってるんですよ、嬉しいでしょう?」

「……? しゅーか、えっちするダメです。ぼく、にーに、だけするです」

「おや、予想を外しましたか……よかったですねぇ水月、健気ですよこの子」

心の中でガッツポーズを決める。

《病気の予防さえ出来てりゃヤりまくりでもいいしそうしたいんだけどさぁー……兄貴以上のって居なさそうだし、やっぱ兄貴が好きだし……兄貴にだけって部分取っときたいからさ。ごめんなシューカ》

「私の名前を呼びましたか? 日本語で話しなさい」

《でも兄貴の彼氏みんな顔イイし、ペッティングくらいはしたいなぁ。シューカはめちゃくちゃ上手いしさぁ……な、シューカ、また手でしてくれよ、もっかいイきたい》

アキはシュカの首に腕を回し、シュカの頬にキスをしてシュカの腰に股間を擦り付けている。

《傷跡もクール……特にこの目の縦のヤツ、最高》

俺に見せつけるようにシュカの頬の切り傷を舌先でなぞる。本当に俺に操を立ててくれているのかと不安になってきた。

「ちょっと、舐めないでくださいよ……この性欲の強さと絶倫っぷり、間違いなく兄弟ですよね」

「しゅーかぁ、もっと……」

「ツラのイイ男が私に喘がせて欲しがるの、かなり楽しいですよ。私自身気持ちよくなれなくても我慢出来るくらいにはね」

シュカはアキと向かい合うと彼のスラックスの中に両手を突っ込んだ。程なくしてアキが喘ぎ声を上げ始め、俺は悶々としたまま料理の仕上げを一人でこなした。
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