冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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詰まっていく予定

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年積との連絡先交換が完了するのとほぼ同時に予鈴が鳴った。俺は不機嫌なシュカと共に生徒会室を出て教室へ戻る。

「……せっかく準備したのに」

「本当にごめんな、シュカ。今日の夜家に来てくれるんだよな、レイの家の場所は分かるか?」

「ええ、以前行きましたから。私の分の夕飯もお願いしますね、学校が終わったらそのまま行きます」

「何人分要るか……あ、そうだ、あの町治安悪いからさ、前にリュウを呼んだ時はアキに迎えを頼んだんだよ。一人で居るよりは絡まれにくいだろうって。シュカは……どうする?」

シュカは不良に絡まれても大丈夫なようにと用意される部類の人間だ。しかし、大丈夫なのと絡まれたくないかどうかは別問題だ。アキが居れば絡まれずに済む可能性が上がる、喧嘩に辟易しているならシュカは迎えを頼むだろう。

「私は絡まれても平気ですよ」

「平気かどうかと絡まれていいかは別だろ? 嫌じゃないか?」

「人を殴ると滾るので、むしろ前戯として有用かと」

「……自分からは行くなよ?」

アキには連絡しなくてよさそうだ。いや、シュカが家に行く頃にはレイはバイトに出ているだろうから、シュカが行くと連絡はしておかなければならないのか。

(レイどのいつまでバイトやるんでしょう……そもそもの動機はわたくしに近付くためですよな? それは達成されてる訳で、イラストレーターの仕事も順調な訳ですからそんな二重生活しなくても……ふむ、一回話してみましょうか。身体壊して欲しくないですしな)

いや、今は五時間目の授業に集中しなければ。



五時間目と六時間目の授業の隙間、俺はカンナにねだられて彼と二人でトイレの個室に入った。

「はぁ……あぁ、可愛いな、カンナ、可愛いよ」

シャツのボタンを外し、ベルトを外し、肌着と下着の上から筋肉のない身体をまさぐる。腹も太腿もぷにっとしていて触り心地がいい。

「カンナっ……」

「ゃ……嗅が、な……で」

狭い個室を満たす淫靡な空気が俺の興奮を煽る。一番最初の彼氏だからなのか、メカクレという属性に抱く俺の情熱が異常なのか、カンナへの発情は他の彼氏へのものよりも酷いように思う。

「みぃくんっ……ちょ、と……落ち着ぃ、て」

肌触りのいい下着の上から柔らかい尻を揉みしだき、細い首筋に顔を押し付けて素早く深呼吸をする。そんな俺には誘った側でありながらもカンナは戸惑い、肩を押して引き剥がそうとした。

「いい匂い……なぁカンナ、テストのご褒美に俺に抱かれたいって言ってくれたよな。嬉しかったよ……いつだ? いつ抱かせてくれるんだ?」

抱っこを嫌がる猫のように俺の額を押すカンナに構わず語りかける。

「その話、した……て、来て、て……言った、の。な、のっ……にぃ、みーくんっ……いき、なり」

「そ、そうだったのか……ごめんごめん、話な、話…………お尻は揉んでいいか?」

カンナを抱き締めるのをやめると、カンナはスラックスを引っ張り上げてベルトを締め、シャツのボタンを留めた。

「……ぅん」

服を整えたカンナを再び抱き締めて今度は両手で尻を揉みしだく。夏服の薄いスラックス越しの尻もまたイイ。

「みぃ、くん……ぼくの、ぉ、尻……好き?」

「大好き~!」

「……ふふ。ぁの、ね……木よ、び……ぉとぉさ……しゅ、ちょ…………から」

「木曜日にお父さん出張? 今日が火曜だから……明後日か。明後日泊まりに行っていいってことか?」

カンナはゆっくりと頷いた。今日はシュカ、明日はネザメと予定が詰まっているから明後日とはタイミングがいい。

「お父さんが居ない日に男を連れ込むなんて、カンナはえっちな子だなぁ。ふふ……大事な息子が明後日男に食われちまうなんて想像もしてないだろうな、お義父さん」

「んっ……みぃ、くん……お尻、触り方……えっち」

「そりゃそうだろ。あぁ、カンナ……カンナを見るとなんかこう、一発でそういう気分になるんだよな。ごめんな盛っちゃって……」

「んーん……うれ、しぃ」

細い腕が俺の胴に回る。丸い頭が髪型を崩さない程度に俺の胸に押し付けられる。

「……っ、カンナぁ……」

「勃、ちゃ……た?」

「勃ってるのは前から勃ってる……」

「……まだ、時間……あるから」

カンナは俺を抱き締めるのをやめると便器に腰を下ろし、俺のベルトを外してスラックスを膝まで下ろさせ、下着の下の陰茎に頬を擦り寄せた。

「口、で…………も、少し……したら、お尻で、したげられる……から、も少し、がま……ね?」

「カンナの口は最高だよっ! 我慢なんかじゃない!」

「……ぇへへ」

不動の前髪で隠された目元、ほんのりと色付いた頬、下着からぶるんっと飛び出した陰茎を愛でる唇、どれも最高に愛らしい。

(カンナたんのこのとんでもねぇ色気はやっぱメカクレのせいなんでしょうか? 大人し無口なのに割とえっちに積極的なとこですかな?)

メカクレヘアを性的なものとして見過ぎている自覚はあるが、自覚したからと言って性欲が収まる訳もなく暴走し続けている結果、俺は登下校の際にカンナの尻を揉みまくるセクハラ野郎と化したのだ。

「おっき……ん…………ぁむ、ん、んっ……」

腰をくねらせたカンナは俺の太腿に左手を添えたまま、右手を尻に回した。俺の陰茎をしゃぶりながら自身の後孔を意識し、スラックスの上から撫でているようだ。

「カンナぁっ……!」

前髪に隠れて口元しか見えていないカンナの顔、その口が今俺の陰茎をぱくっと咥えている。艶やかな唇がいやらしく伸びている。

「ん、ん……んむ、んっ、ぅ……ぅう」

熱い口の中で小さな舌がチロチロと裏筋をくすぐる。俺は咄嗟に自分の口を押さえ、鼻で呼吸しながらカンナを見下ろした。前述の通り扇情的なカンナの顔に興奮し、先走りの汁を自然と飲ませてしまう。

「んんん……に、がぃ……」

「ご、ごめん……んっ、は……ぁあ……気持ちいいよ、カンナ」

「……ん、んっ」

頬を撫でて褒めるとカンナは気を良くしたらしく、俺の陰茎を根元まで咥えてくれた。カンナの喉奥を亀頭で擦り、彼を嗚咽させ、興奮する。

「ん、んんんっ……」

目元が見えないため正確には分からないが、きっと苦しそうな顔をしているのだろう。それなのにカンナは俺の陰茎をぢゅうぅっと吸い上げ、射精を促してくれた。

「出るっ……!」

びゅくびゅくと勢いよく溢れた精液はカンナの喉を滑り落ちる。萎えた陰茎を吸い、舐めながら顔を引いて簡易的なお掃除フェラまで済ませたカンナは軽く咳き込んだ後、俺を見上げて微笑んだ。
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