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おまけ
おまけ せんぱいに頼まれた玩具プレイ(レイ×アキ)
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※レイ視点。373話「生徒会選挙」にてアキに玩具の使い方を教えて欲しいと水月に頼まれたレイがそれを実行する話。
せんぱいに彼の弟であるアキとの玩具プレイを頼まれた。僕の身体はせんぱいのものだが、せんぱいに似たアキになら玩具の使い方を教える程度やってあげてもいい。むしろやりたい。
「アーキくんっ、玩具で遊ぶっすよ」
「遊ぶするです?」
意思疎通に若干の不安はあるものの、せんぱいから託された大切な使命だ。ボディランゲージでも翻訳アプリでも何でも使って達成しなければ。
「こっち来るっす」
「くるっすー」
最近、アキは僕の口調を真似るようになった。特徴的だから面白いのだろうか。僕が言えたことではないがアキは実年齢どころか見た目よりも振る舞いが幼い。
「ここ座るっすよ」
「座るするです」
ベッドに腰を下ろしたアキの頭を撫でてみると、彼は嫌がることなく微笑んで僕を見上げた。素直で可愛らしい彼を可愛がっていると、せんぱいと擬似家族を作っているような気分になる。
「このめー? 遊ぶするしないです?」
「遊ぶするっすよー」
せんぱいが旦那様、僕はお嫁さん、そしてアキくんはその子供……なんて考えてしまう。そんな自分が気持ち悪いと理解しているから、言葉はもちろん態度にも出さないように気を付けている。
「玩具どれ使おう……最初は痛くないのがいいよね……」
玩具箱をベッドの傍に運び、物色。初心者向けのものを選んでいく。アキはベッドの上から箱の中を覗いている。
「……これにしよ」
僕が選んだのは電動マッサージ器、最もポピュラーな形のものだけれど、アキは知らないようで首を傾げている。電源を入れて震えさせてみるとアキはビクッと身体を跳ねさせた。大人の玩具だからと言うよりは、大きな音を聞いた猫のような反応……つまりいきなり動いたことに驚いただけだ。
「足開いて……そうっす」
ベッドに足を伸ばして座っていたアキに足を開かせ、内腿に弱振動の電動マッサージ器をそっと当てる。
「……っ、このめ」
「嫌っすか?」
「嫌、違うです」
アキは膝を立てて更に足を開く。受け入れてもらえたことに安堵のため息をつき、電動マッサージ器をゆっくりと股間に近付けていく。
「んっ……!」
可愛い声だ。とてもデスボイスが出せるような子とは思えないな……と以前カラオケに行った時のことを思い出した。
「んぁっ! あっ、んぅうっ……! んっ、んん……んっああっ!?」
電動マッサージ器を股間に移動させてアキが嫌がっていなさそうなのを確認した後、振動を強めた。今当たっているのは陰嚢だろうか?
「あっ……はぁっ、はぁっ、はぁ…………」
「アキくん、服脱いで欲しいっす」
「……? 服脱ぐです?」
「そうっす、腰浮かせて……あ、上はまだいいっすよ」
薄手のTシャツは着せたまま、スラックスと下着を脱がした。色の薄い陰茎がぷるんと勃ち上がる。
「あはっ、子供みたいな色してて可愛いっすね。でも流石せんぱいの弟さんだけあってご立派……ムラムラしてきちゃうっす」
せんぱいほどではないけれど、太さ、長さだけでなくカリの形も理想的だ。なのに幼児のような色の薄さ。この不釣り合いが扇情的だ。ロリ巨乳と似た感覚だろうか? 僕は女の子にあまり興味はないけれど、女の子キャラを描く機会はあるので萌えとエロスには詳しいつもりだ。
「アキくん、しゃぶっていいっすか?」
「……?」
「フェラっすよ。おちんちんを、お口で、舐めるんす。ダメっすか? 気持ち悪いっすかね……」
赤い瞳はまんまるに見開かれたまま、白い手が僕の頬に触れた。童顔と幼げな言動に騙されてしまうが、アキの身体はしっかりと雄だ。長い指は節が大きく、手の甲には筋と血管が浮き、尺骨はハッキリと飛び出している。そんな手に触れられてはときめいてしまう。
《まさか口でするって言ってんの? マジ? ははっ……俺はいいけど、アンタはいいの? 知らねぇぞ、兄貴に浮気だって怒られても》
親指が唇を撫でる。いつの間にかアキの瞳は獲物を狙う獣のように細められていた。僕はせんぱいに頼まれてアキに玩具を教え、体力を減らしておくという二つの目的を忘れ、強い雄に惹かれて彼の陰茎を口に含んだ。
「んっ……おっふぃ…………んんっ!? んっ、ぉ……ぐっ…………!」
アキは僕の頭を両手で掴み、まだ開いていなかった喉奥をこじ開けて陰茎をねじ込んだ。せんぱいとは似ても似つかない、可愛らしい顔からは想像も出来ない乱暴さに戸惑う。
《んっ、何、舌ピ? イイじゃん、もっと舐めろよ》
快感と優越感を堪能する雄の表情。せんぱいにはある優しさがアキにはない。アキは腰をくねらせて僕の喉奥をえぐり、嗚咽する僕の喉の中を愉しんだ。
《はぁ……気持ちぃ。兄貴のもんに手ぇ出してるってのがまた、イイ》
上気した顔、緩んだ口元、快感に歪む瞳、それらにはせんぱいの面影がある。色も幼さも違うのに、せんぱいと乱暴なプレイを行っているような気分になり、下腹が疼く。裏筋に舌ピアスを押し付けて媚びてしまう。
「このめ、ぼく、今する……好きです。もっとする欲しいです……んゃっ!?」
このままでは股まで開いてしまう。自分の淫乱さを自覚している僕はそう判断し、せんぱいの顔を思い浮かべて当初の目的を達成するためアキの会陰に電動マッサージ器を押し付けた。
《ぁああっ!? ぅあっ、振動がっ……響く、ちんぽの裏にぶるぶるクるっ! あぁあイイっ! イイ、最高っ! 最高だぜコノメ!》
アキに玩具の使い方を教えると同時に、せんぱいが寝不足にならないようにアキの体力を削る。その二つの目的のためには僕が主導権を握らなければならない。
《あっ、ぁああっ……! やばっ、イくっ、出る、出るっ……イっくぅっ!》
どぷっと口内に精液が溢れる。青臭い雄の味が脳を揺さぶる、下腹がきゅんきゅんと疼き出し、後孔がヒクヒクと震える。
元カレによって躾けられた僕の口は精液を受ければ味わってしまい、味わえば身体は抱かれる準備を整えてしまう。忘れたい男の調教の証がしっかりと刻まれた身体が憎い。
《はぁ……よかったぁ…………ぁー、前でイったら後ろ欲しくなってきたな。コノメー、ケツ弄れるオモチャ使わねぇ? っと、日本語日本語……》
「ぷぁ……はぁっ、はぁ……」
「このめ、お尻する欲しいです。ぼく、お尻むずむずです、治すする欲しいです」
僕の口から陰茎を抜いたアキはおそらく後孔への快感を欲しがっている。フェラによって雄の本能が刺激され、僕を抱きたがるのではないかと警戒していたが、どうやら更なる快感を得る方に傾いたようだ。彼も僕と同じくせんぱいの雌ということだな。
「分かったっす。イイ玩具たくさん教えてあげるっすよ」
電動マッサージ器は会陰か下腹を責める用として傍に置いておこう。初心者向けの後孔用の玩具はどれが最適だろう。
「無難にバイブっすかねー……」
アナルパールはせんぱいとのプレイで使ったらしいので、せっかくならと別の物を選んだ。せんぱいの陰茎よりも一回り小さなバイブだ。
「これするです? どうするです?」
「普通に突っ込むんすよ」
前立腺を抉る突起、本物の陰茎と似通った先端のシルエット、バイブ全体に並んだ大小様々なイボ、見た目だけでもこのバイブのお気に入りの点は枚挙に困らない。
《なんつーか、エグいな……》
回転、スイング、ピストンなど動きも多様でどれもが繊細かつ大胆。感じ過ぎてすぐに限界が来てしまって自分で使う時には十分足らずで抜いてしまう代物だ、アキは何分持つだろうか。
「すごいんすよコレ。まずはローション入れなきゃっすね、せんぱいがいいの持ってるんでそれ使わせてもらいましょうっす」
せんぱいの私物である注射器型のローション注入器を借りる。機能性はもちろん、形もイイ。お医者さんプレイが特別好きな訳ではないが、やはり興奮する。
「四つん這いになってくださいっす。四つん這い……分からないっすか?」
首を傾げているアキの隣で四つん這いになり、このポーズだと教えてやるとアキは笑顔で礼を言い、四つん這いの姿勢を取った。
「触るっすよー……ぉお、いいお尻してるっすね」
後孔を広げるため尻肉を掴む。いつもツンと重力に逆らっていた形のいい尻は予想通り脂肪ではなく筋肉多めで形成されていた。太腿もふくらはぎもかなりの筋肉量だ。せんぱいの程よい筋肉は見せるためのものなのに対して、彼のものは実用的なもののように感じる。
「ローション入れるっすよ」
ローションを注入、指を挿入、軽くほぐしたらバイブを挿入。
「んっ、ぁ、あぁあっ!」
僕は大きなものが入ってくる時の身体が裂けるような感覚が好きだ、アキにもそれを分かって欲しくてわざとほぐしを甘くした。
「痛くないっすか?」
後になって自分の勝手さに気付き、アキに尋ねた。
「……? 痛い、するしないです、これ動くするです?」
「するっすよ、動かして欲しいっすか? せんぱいが言ってた通りっすね、見た目に反して積極的で驚いちゃうっすよ」
四つん這いのアキに覆い被さり、バイブが抜けないように太腿を彼の尻に押し付け、バイブのスイッチを入れ、彼の脇の下に腕を通して抱き締めた。
《……っ、んゔっ!? ぅあっ! ぁ、やばっ、イイとこっ、ごりごり……ひっ、ゔぅっ!》
前立腺と精嚢をまとめて押し潰し、揉みしだく突起はお気に召しただろうか? 聞き慣れない言葉が混じった喘ぎ声が下腹に響く。
《ひぁあっ!? イったとこっ、そんにゃっ、ぁ、あぁああーっ!? イぐっ、そこイっぐぅうっ! イった、ぁ、あっ、あぁあっ!》
「気持ちよさそうっすねアキくん、そろそろスイング始めるっすよ」
バイブの動きはリモコンで細かく操作出来る。初心者にはキツいかと振動だけにしておいたが、アキの喘ぎ声があまりにも股間にクるので欲が湧いた。
《ぁああぁあっ!? はぁっ!? うそっ、だろオイっ! 腹破れっ、ひっ、何これやばいっ!》
「……っ、や、やめとくっすか? アキくん……まだ早かったっすかね」
何を言っているかは分からなかったが、切羽詰まった様子だったので一旦バイブの動きを止め、彼に覆い被さるのをやめた。
《昔、映画で……人の腹に卵産み付ける宇宙人の見たんだけど、孵る時暴れるんだよな。アレ思い出したわ……》
「あの……アキくん…………わっ、か、勝手に動かしたりしないっすよぉ……」
はぁはぁと肩で息をしながらゆっくりとベッドに座り、足を伸ばしたアキは僕からリモコンを奪った。
《気持ちよかったぁ……止めんなよな》
アキはぶつぶつと何かを呟きながらリモコンを眺め、電源ボタンを押した。ボタンの下に書かれているカタカナは読めないようで、片っ端から押してはバイブの動きを自分の尻で確かめ、好みの動きと強弱を選んでいった。
《イぐっ! イくの止まんにゃいっ! ひぃいっ、ィっぐぅゔゔぅーっ!? やばいっ、飛ぶ、意識飛ぶっ! 脳みそショートするってこんなんっ! ケツどころか腹も壊れるっ! 死ぬっ! ぁああイイっ! 最高っ!》
「嫌じゃなかったんすか……もっとして欲しかったんすね、勘違いしちゃってごめんなさいっす」
腰を激しく揺らして精液を撒き散らしながらもアキ
は嬉しそうな顔をしている、連続絶頂を堪能しているのだろう。
僕は新たな玩具を持ち、イキ狂ううちに仰向けになってしまったアキの腰に跨った。まずは乳首吸引器と一体化したローターを両乳首に取り付ける。
《イぐっ、イくイくイくぅゔっ! ふっ、ぅうゔっ……な、にっ? このめぇっ? 何してっ、んんんっ! 奥ぐりゅんぐりゅん揉まりぇんのやばいぃいっ!》
「乳首の開発もしたらせんぱいきっと俺のこと褒めてくれるっす! たくさん気持ちよくなるっすよ、アキくん」
透明の縦長ドームの中に吸われ、ドームの頂点に付いたローターの振動を伝えられているアキの乳首は陰茎同様色が薄い。これをいやらしい赤色に変えてやればせんぱいは喜ぶだろう。
「乳首は先っぽ責めとの相性がいいんすよね~」
僕はアキの腰の上で反転し、彼の顔に背を向けて左手で陰茎を掴み、情けなく精液を吐き出し続けているそれに電動マッサージ器を押し当てた。
「んみゃぁああっ!? ぁ、んぁあああっ! こにょっ、め、ぅああっ! あぁあーっ!?」
「ズル剥けの亀頭に電マはやばいっしょ、もう勃つ暇ないっすね」
《前も後ろもぉっ! 壊れるっ、こわっ、ぁああっ! イくぅうっ! 出るっ、にゃんか出るぅゔぅううーっ!》
ぷしゅっ、と白くないサラサラとした液体が吹き出し、ちょうど先端に押し当てていた電動マッサージに散らされた。
「お、潮吹き出来たっすね。一旦止めるっすよ」
潮吹きをしたなら休憩が必要だ、初めてだし。そう思って僕は電動マッサージ器を離し、アキの手から滑り落ちていたリモコンを拾ってバイブの電源を切った。
「お茶持ってくるっす」
ベッドから降りようとするとアキに腕を掴まれた。信じられない、あれだけ絶頂しておいて起き上がるなんて、僕の腕を掴むような力が残っているなんて──
「この、めぇ……終わるする、いや、です。もっと……するですぅ……もっと、もっとぉ……イく、する……欲しいです」
──絶倫のせんぱいが疲れた顔をする訳だ。せんぱいに似てアキも相当な絶倫なのだ。僕はゴクリと喉を鳴らし、リモコンを返しながら他の玩具に目をやった。
せんぱいに彼の弟であるアキとの玩具プレイを頼まれた。僕の身体はせんぱいのものだが、せんぱいに似たアキになら玩具の使い方を教える程度やってあげてもいい。むしろやりたい。
「アーキくんっ、玩具で遊ぶっすよ」
「遊ぶするです?」
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「こっち来るっす」
「くるっすー」
最近、アキは僕の口調を真似るようになった。特徴的だから面白いのだろうか。僕が言えたことではないがアキは実年齢どころか見た目よりも振る舞いが幼い。
「ここ座るっすよ」
「座るするです」
ベッドに腰を下ろしたアキの頭を撫でてみると、彼は嫌がることなく微笑んで僕を見上げた。素直で可愛らしい彼を可愛がっていると、せんぱいと擬似家族を作っているような気分になる。
「このめー? 遊ぶするしないです?」
「遊ぶするっすよー」
せんぱいが旦那様、僕はお嫁さん、そしてアキくんはその子供……なんて考えてしまう。そんな自分が気持ち悪いと理解しているから、言葉はもちろん態度にも出さないように気を付けている。
「玩具どれ使おう……最初は痛くないのがいいよね……」
玩具箱をベッドの傍に運び、物色。初心者向けのものを選んでいく。アキはベッドの上から箱の中を覗いている。
「……これにしよ」
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「足開いて……そうっす」
ベッドに足を伸ばして座っていたアキに足を開かせ、内腿に弱振動の電動マッサージ器をそっと当てる。
「……っ、このめ」
「嫌っすか?」
「嫌、違うです」
アキは膝を立てて更に足を開く。受け入れてもらえたことに安堵のため息をつき、電動マッサージ器をゆっくりと股間に近付けていく。
「んっ……!」
可愛い声だ。とてもデスボイスが出せるような子とは思えないな……と以前カラオケに行った時のことを思い出した。
「んぁっ! あっ、んぅうっ……! んっ、んん……んっああっ!?」
電動マッサージ器を股間に移動させてアキが嫌がっていなさそうなのを確認した後、振動を強めた。今当たっているのは陰嚢だろうか?
「あっ……はぁっ、はぁっ、はぁ…………」
「アキくん、服脱いで欲しいっす」
「……? 服脱ぐです?」
「そうっす、腰浮かせて……あ、上はまだいいっすよ」
薄手のTシャツは着せたまま、スラックスと下着を脱がした。色の薄い陰茎がぷるんと勃ち上がる。
「あはっ、子供みたいな色してて可愛いっすね。でも流石せんぱいの弟さんだけあってご立派……ムラムラしてきちゃうっす」
せんぱいほどではないけれど、太さ、長さだけでなくカリの形も理想的だ。なのに幼児のような色の薄さ。この不釣り合いが扇情的だ。ロリ巨乳と似た感覚だろうか? 僕は女の子にあまり興味はないけれど、女の子キャラを描く機会はあるので萌えとエロスには詳しいつもりだ。
「アキくん、しゃぶっていいっすか?」
「……?」
「フェラっすよ。おちんちんを、お口で、舐めるんす。ダメっすか? 気持ち悪いっすかね……」
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《まさか口でするって言ってんの? マジ? ははっ……俺はいいけど、アンタはいいの? 知らねぇぞ、兄貴に浮気だって怒られても》
親指が唇を撫でる。いつの間にかアキの瞳は獲物を狙う獣のように細められていた。僕はせんぱいに頼まれてアキに玩具を教え、体力を減らしておくという二つの目的を忘れ、強い雄に惹かれて彼の陰茎を口に含んだ。
「んっ……おっふぃ…………んんっ!? んっ、ぉ……ぐっ…………!」
アキは僕の頭を両手で掴み、まだ開いていなかった喉奥をこじ開けて陰茎をねじ込んだ。せんぱいとは似ても似つかない、可愛らしい顔からは想像も出来ない乱暴さに戸惑う。
《んっ、何、舌ピ? イイじゃん、もっと舐めろよ》
快感と優越感を堪能する雄の表情。せんぱいにはある優しさがアキにはない。アキは腰をくねらせて僕の喉奥をえぐり、嗚咽する僕の喉の中を愉しんだ。
《はぁ……気持ちぃ。兄貴のもんに手ぇ出してるってのがまた、イイ》
上気した顔、緩んだ口元、快感に歪む瞳、それらにはせんぱいの面影がある。色も幼さも違うのに、せんぱいと乱暴なプレイを行っているような気分になり、下腹が疼く。裏筋に舌ピアスを押し付けて媚びてしまう。
「このめ、ぼく、今する……好きです。もっとする欲しいです……んゃっ!?」
このままでは股まで開いてしまう。自分の淫乱さを自覚している僕はそう判断し、せんぱいの顔を思い浮かべて当初の目的を達成するためアキの会陰に電動マッサージ器を押し付けた。
《ぁああっ!? ぅあっ、振動がっ……響く、ちんぽの裏にぶるぶるクるっ! あぁあイイっ! イイ、最高っ! 最高だぜコノメ!》
アキに玩具の使い方を教えると同時に、せんぱいが寝不足にならないようにアキの体力を削る。その二つの目的のためには僕が主導権を握らなければならない。
《あっ、ぁああっ……! やばっ、イくっ、出る、出るっ……イっくぅっ!》
どぷっと口内に精液が溢れる。青臭い雄の味が脳を揺さぶる、下腹がきゅんきゅんと疼き出し、後孔がヒクヒクと震える。
元カレによって躾けられた僕の口は精液を受ければ味わってしまい、味わえば身体は抱かれる準備を整えてしまう。忘れたい男の調教の証がしっかりと刻まれた身体が憎い。
《はぁ……よかったぁ…………ぁー、前でイったら後ろ欲しくなってきたな。コノメー、ケツ弄れるオモチャ使わねぇ? っと、日本語日本語……》
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「これするです? どうするです?」
「普通に突っ込むんすよ」
前立腺を抉る突起、本物の陰茎と似通った先端のシルエット、バイブ全体に並んだ大小様々なイボ、見た目だけでもこのバイブのお気に入りの点は枚挙に困らない。
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「ローション入れるっすよ」
ローションを注入、指を挿入、軽くほぐしたらバイブを挿入。
「んっ、ぁ、あぁあっ!」
僕は大きなものが入ってくる時の身体が裂けるような感覚が好きだ、アキにもそれを分かって欲しくてわざとほぐしを甘くした。
「痛くないっすか?」
後になって自分の勝手さに気付き、アキに尋ねた。
「……? 痛い、するしないです、これ動くするです?」
「するっすよ、動かして欲しいっすか? せんぱいが言ってた通りっすね、見た目に反して積極的で驚いちゃうっすよ」
四つん這いのアキに覆い被さり、バイブが抜けないように太腿を彼の尻に押し付け、バイブのスイッチを入れ、彼の脇の下に腕を通して抱き締めた。
《……っ、んゔっ!? ぅあっ! ぁ、やばっ、イイとこっ、ごりごり……ひっ、ゔぅっ!》
前立腺と精嚢をまとめて押し潰し、揉みしだく突起はお気に召しただろうか? 聞き慣れない言葉が混じった喘ぎ声が下腹に響く。
《ひぁあっ!? イったとこっ、そんにゃっ、ぁ、あぁああーっ!? イぐっ、そこイっぐぅうっ! イった、ぁ、あっ、あぁあっ!》
「気持ちよさそうっすねアキくん、そろそろスイング始めるっすよ」
バイブの動きはリモコンで細かく操作出来る。初心者にはキツいかと振動だけにしておいたが、アキの喘ぎ声があまりにも股間にクるので欲が湧いた。
《ぁああぁあっ!? はぁっ!? うそっ、だろオイっ! 腹破れっ、ひっ、何これやばいっ!》
「……っ、や、やめとくっすか? アキくん……まだ早かったっすかね」
何を言っているかは分からなかったが、切羽詰まった様子だったので一旦バイブの動きを止め、彼に覆い被さるのをやめた。
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「あの……アキくん…………わっ、か、勝手に動かしたりしないっすよぉ……」
はぁはぁと肩で息をしながらゆっくりとベッドに座り、足を伸ばしたアキは僕からリモコンを奪った。
《気持ちよかったぁ……止めんなよな》
アキはぶつぶつと何かを呟きながらリモコンを眺め、電源ボタンを押した。ボタンの下に書かれているカタカナは読めないようで、片っ端から押してはバイブの動きを自分の尻で確かめ、好みの動きと強弱を選んでいった。
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「嫌じゃなかったんすか……もっとして欲しかったんすね、勘違いしちゃってごめんなさいっす」
腰を激しく揺らして精液を撒き散らしながらもアキ
は嬉しそうな顔をしている、連続絶頂を堪能しているのだろう。
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《イぐっ、イくイくイくぅゔっ! ふっ、ぅうゔっ……な、にっ? このめぇっ? 何してっ、んんんっ! 奥ぐりゅんぐりゅん揉まりぇんのやばいぃいっ!》
「乳首の開発もしたらせんぱいきっと俺のこと褒めてくれるっす! たくさん気持ちよくなるっすよ、アキくん」
透明の縦長ドームの中に吸われ、ドームの頂点に付いたローターの振動を伝えられているアキの乳首は陰茎同様色が薄い。これをいやらしい赤色に変えてやればせんぱいは喜ぶだろう。
「乳首は先っぽ責めとの相性がいいんすよね~」
僕はアキの腰の上で反転し、彼の顔に背を向けて左手で陰茎を掴み、情けなく精液を吐き出し続けているそれに電動マッサージ器を押し当てた。
「んみゃぁああっ!? ぁ、んぁあああっ! こにょっ、め、ぅああっ! あぁあーっ!?」
「ズル剥けの亀頭に電マはやばいっしょ、もう勃つ暇ないっすね」
《前も後ろもぉっ! 壊れるっ、こわっ、ぁああっ! イくぅうっ! 出るっ、にゃんか出るぅゔぅううーっ!》
ぷしゅっ、と白くないサラサラとした液体が吹き出し、ちょうど先端に押し当てていた電動マッサージに散らされた。
「お、潮吹き出来たっすね。一旦止めるっすよ」
潮吹きをしたなら休憩が必要だ、初めてだし。そう思って僕は電動マッサージ器を離し、アキの手から滑り落ちていたリモコンを拾ってバイブの電源を切った。
「お茶持ってくるっす」
ベッドから降りようとするとアキに腕を掴まれた。信じられない、あれだけ絶頂しておいて起き上がるなんて、僕の腕を掴むような力が残っているなんて──
「この、めぇ……終わるする、いや、です。もっと……するですぅ……もっと、もっとぉ……イく、する……欲しいです」
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