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往来で露出させて
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教室に戻るとすぐにホームルームが始まり、終わった。ハル以外の彼氏達と共に校門を抜けて駅へと向かう。
「ネザメさんと付き合えることになったんだ」
報告すると三人とも俺を祝福してくれた。ハーレムとしていいことだと分かっているが、彼氏に彼氏が出来たことを祝うのには違和感がある。
「それでさ、シュカ、明日の昼休みに生徒会室に呼ばれてるんだけど……」
「……は? あぁ、そうですか……じゃあもう今でいいです、ちょっと物陰行きましょう」
「最後まで聞いてくれ。シュカとヤるからって断ったんだけど、なら生徒会室貸すって言われて、どうかな?」
「へぇ? 生徒会室……いいですよ、分かりました。抱いてくださるのならどこでもいいです」
シュカから快い返事がもらえたことをネザメに伝えるため、メッセージアプリを開く。
「彼氏増えるんは別にええんやけど、回ってくる順番減るんは嫌やな」
「冷静に考えなさい。この絶倫が、えっと……今何人でしたっけ? 弟さんの時点で八人……飛び降り野郎に生徒会長で十人ですか」
「大所帯やのぉ、野球チーム作れるやん」
片手でスマホを弄りながら、もう片方の手が寂しくなったので周囲の人目を確認した後、カンナの尻を撫でた。
「……っ、みぃくんっ」
カンナは俺のシャツの裾をきゅっと掴み、身を寄せてきた。受け入れられて調子に乗った俺は夏物のスラックスの薄さをいいことにカンナの尻を揉みしだく。
「…………この変態絶倫男が十人程度で手が回らなくなると思いますか? 私は全員失神するまで連続で抱けると思いますね」
「あぁせや聞いてぇ、俺こないだ初めてやってんけど失神してしもうてん。デカいのでガンガン突かれてもぉてもうたまらんでなぁ。んで抱えて帰ってくれてんけど、こいつ途中で寝てる俺に突っ込みよってんで!」
「睡姦ですか……私なら殺してますね」
シュカは睡眠姦は嫌い、と。まだ死にたくないのでしっかり覚えておこう。
「……みぃくん、ぼく……は、初めては……ちゃん、と……だけ、ど……その、後なら…………いつ、でも」
「あぁ、ありがとうなカンナぁ。ふふ、お父さんが居ない日とか、俺のとこに泊まっていい日とか聞いといてくれな」
「ぅ、ん……たの、しみ」
流石カンナ、処女なのにセックスを楽しみにしているなんて俺好みの淫らさだ。無口で大人しいカンナの淫らな一面は俺を滾らせる。往来だというのに勃ってしまいそうだ。
「それに十人ならまだ中学の頃の私の舎弟の方が多いですよ。輪姦プレイとかもしましたねぇ、選りすぐりのイイちんぽをバイキングのように食べ放題……ふふふ、いい思い出です」
「狂っとるわぁー……」
「でも、硬さ大きさ持続力その他全てにおいて水月が一番です。天正さん、初めてでこれを味わったらもう他の男とは寝れませんよ」
言いながらシュカはスマホを持っている俺の二の腕を抱き、もう片方の手で俺の股間をまさぐった。誰も見ていないからと好き放題やっている。
(勃っちゃう勃っちゃう勃っちゃいますぞぉお! って、ん? シュカたまが……シュカたまが腕を抱いている!? 今まで腕を抱いてくるのはカンナたそやハルどの、レイどのばかりでしたが……シュカたまもとうとうそちら側に!? あ、勃った)
スラックス越しに俺の陰茎を撫で回していたシュカはすぐに俺の勃起に気付き、俺を見上げてニヤリと笑った。
「……天正さん、ゴム持ってますか? 水月のサイズの」
「一応持っとんで」
「周りに人は居ませんが……念のため壁になりましょうか。時雨さん、もう少し身体をこちらに。天正さん、水月の前に」
シュカが右側、カンナが左側、リュウが前に立った。俺の勃起を隠してくれるのだろうかという俺の予想は甘く、シュカは俺のベルトを外した。
「下着汚したくありませんもんね、水月。私の気遣いに感謝なさい。それと、皆さん歩くペースを落とさないでくださいね、誰かに見えてしまったら水月は露出魔ですよ」
歩きながらスラックスと下着をズラされて陰茎を露出させられるなんて、想像もしていなかったプレイだ。
「……ぁ、あぁ、カンナ、ありがとうな」
カンナが腰に腕を回してスラックスを掴んでくれている。これでベルトが外れたスラックスが落ちずに済む。
「天正さん、ゴム」
「ちょお待ってぇな、封切れへん」
「はぁ……何やってるんですかこの童貞」
陰茎に外気が触れている異様な状況に緊張し、バクバクと心臓が脈打つ。早くしてくれとコンドームの封を切るのに苦戦しているリュウとシュカに祈りつつ、俺の緊張を感じ取ったのか俺の手を握ってくれたカンナに萌えていると、スマホが震えた。
「会長ですか?」
「い、いや……電話ボックス? だ」
「へぇ? 出ていいですよ。いえ、出なさい」
シュカの邪悪な笑顔に警戒心を高めつつも応答ボタンをタップし、スマホを耳に当てる。不規則な呼吸音が鼓膜を揺らし、俺を興奮させた。
「も、もしもし……? 鳴雷です」
『…………な、鳴雷っ? ぁ……電話番号と、あの、テレフォンカード、看護師に渡されて……な、鳴雷買ってくれたんだよなっ? ありがとう。これで今日も話せるんだな、嬉しい、嬉しい……ありがとう鳴雷、嬉しい』
セイカだ。昨日看護師に電話番号と学校が終わる時間をメモした紙を渡しておいた。だから電話を掛けてきたのだろう、可愛い奴め。
『あ、で、でも、別に話すようなことはなくて……こ、声が、聞きたいだけで……ごめんなさい、め、迷惑……だよな』
「そんなことないよ。電話くれて嬉しい、俺もセイカの声が聞きたかった。今日は調子いいのか? どこも痛くないっ……か?」
陰茎にコンドームを被せられ、根元近くにパチンッと刺激があった。そのせいで変な声が出てしまったが、ぐすぐすと泣いているセイカは自分の声が邪魔になったのか気付いていない様子だった。
「履かせますよ。時雨さんそのまま持っていてください」
「ぅん」
ゴムに包まれた陰茎が下着の中に押し込まれる。
「……っ、ん……」
『右手がちょっと痒い、手首の辺り。変だよな……気持ち悪いんだけど、ないとこが痒かったり痛かったりするんだよ』
「あ、あぁ……幻肢痛だっけ」
『知ってるのか? 医者がなんか言ってたんだけどよく覚えてなくて。鳴雷も知ってるんならそんな変なことじゃないのかな……安心した、俺変じゃないんだな、よかった』
スラックスのファスナーが閉められ、ベルトが締められた。露出は終わった。安堵から思わずため息が漏れた。
『…………ぇ? あっ、ご、ごめ、ごめんなさいっ、どうでもいいよなこんな話っ、大丈夫もっと面白い話、おもしろ、あの、待って、やだ、切らないで、声聞きたい、話してたい、二度とつまんない話しないからぁっ!』
「お、落ち着け落ち着け! 何を急に……あ、今のため息か? 違うんだよ、俺今下校中で、そっちのため息! し、信号のタイミング悪くてさ……それだけだから、セイカのことじゃないから」
『そ、そっか……ごめんなさい、取り乱して……面倒くさくて、ごめんなさい…………ぁ、信号? 信号気を付けて、ひ、轢かれないで……話してるのまずい? 集中出来ないよなっ』
「大丈夫だって、もう渡り終わったから」
カンナの隣に戻ったリュウが「信号?」と首を傾げている。
「水月ぃ、そろそろ駅やで」
「電車内は通話禁止ですよ」
「あぁ……セイカ、そろそろ電車乗るから……ぁー、ホームまでは粘るよ。もうすぐ切っちゃうけど、ごめんな」
『え……ぁ、わ、分かった……思ったより短いな、時間』
納得はしてくれたようだが、声は震えている。車椅子の上で受話器を握って泣いているセイカを想像すると昂り、ゴムの中を先走りの汁で濡らした。
「ネザメさんと付き合えることになったんだ」
報告すると三人とも俺を祝福してくれた。ハーレムとしていいことだと分かっているが、彼氏に彼氏が出来たことを祝うのには違和感がある。
「それでさ、シュカ、明日の昼休みに生徒会室に呼ばれてるんだけど……」
「……は? あぁ、そうですか……じゃあもう今でいいです、ちょっと物陰行きましょう」
「最後まで聞いてくれ。シュカとヤるからって断ったんだけど、なら生徒会室貸すって言われて、どうかな?」
「へぇ? 生徒会室……いいですよ、分かりました。抱いてくださるのならどこでもいいです」
シュカから快い返事がもらえたことをネザメに伝えるため、メッセージアプリを開く。
「彼氏増えるんは別にええんやけど、回ってくる順番減るんは嫌やな」
「冷静に考えなさい。この絶倫が、えっと……今何人でしたっけ? 弟さんの時点で八人……飛び降り野郎に生徒会長で十人ですか」
「大所帯やのぉ、野球チーム作れるやん」
片手でスマホを弄りながら、もう片方の手が寂しくなったので周囲の人目を確認した後、カンナの尻を撫でた。
「……っ、みぃくんっ」
カンナは俺のシャツの裾をきゅっと掴み、身を寄せてきた。受け入れられて調子に乗った俺は夏物のスラックスの薄さをいいことにカンナの尻を揉みしだく。
「…………この変態絶倫男が十人程度で手が回らなくなると思いますか? 私は全員失神するまで連続で抱けると思いますね」
「あぁせや聞いてぇ、俺こないだ初めてやってんけど失神してしもうてん。デカいのでガンガン突かれてもぉてもうたまらんでなぁ。んで抱えて帰ってくれてんけど、こいつ途中で寝てる俺に突っ込みよってんで!」
「睡姦ですか……私なら殺してますね」
シュカは睡眠姦は嫌い、と。まだ死にたくないのでしっかり覚えておこう。
「……みぃくん、ぼく……は、初めては……ちゃん、と……だけ、ど……その、後なら…………いつ、でも」
「あぁ、ありがとうなカンナぁ。ふふ、お父さんが居ない日とか、俺のとこに泊まっていい日とか聞いといてくれな」
「ぅ、ん……たの、しみ」
流石カンナ、処女なのにセックスを楽しみにしているなんて俺好みの淫らさだ。無口で大人しいカンナの淫らな一面は俺を滾らせる。往来だというのに勃ってしまいそうだ。
「それに十人ならまだ中学の頃の私の舎弟の方が多いですよ。輪姦プレイとかもしましたねぇ、選りすぐりのイイちんぽをバイキングのように食べ放題……ふふふ、いい思い出です」
「狂っとるわぁー……」
「でも、硬さ大きさ持続力その他全てにおいて水月が一番です。天正さん、初めてでこれを味わったらもう他の男とは寝れませんよ」
言いながらシュカはスマホを持っている俺の二の腕を抱き、もう片方の手で俺の股間をまさぐった。誰も見ていないからと好き放題やっている。
(勃っちゃう勃っちゃう勃っちゃいますぞぉお! って、ん? シュカたまが……シュカたまが腕を抱いている!? 今まで腕を抱いてくるのはカンナたそやハルどの、レイどのばかりでしたが……シュカたまもとうとうそちら側に!? あ、勃った)
スラックス越しに俺の陰茎を撫で回していたシュカはすぐに俺の勃起に気付き、俺を見上げてニヤリと笑った。
「……天正さん、ゴム持ってますか? 水月のサイズの」
「一応持っとんで」
「周りに人は居ませんが……念のため壁になりましょうか。時雨さん、もう少し身体をこちらに。天正さん、水月の前に」
シュカが右側、カンナが左側、リュウが前に立った。俺の勃起を隠してくれるのだろうかという俺の予想は甘く、シュカは俺のベルトを外した。
「下着汚したくありませんもんね、水月。私の気遣いに感謝なさい。それと、皆さん歩くペースを落とさないでくださいね、誰かに見えてしまったら水月は露出魔ですよ」
歩きながらスラックスと下着をズラされて陰茎を露出させられるなんて、想像もしていなかったプレイだ。
「……ぁ、あぁ、カンナ、ありがとうな」
カンナが腰に腕を回してスラックスを掴んでくれている。これでベルトが外れたスラックスが落ちずに済む。
「天正さん、ゴム」
「ちょお待ってぇな、封切れへん」
「はぁ……何やってるんですかこの童貞」
陰茎に外気が触れている異様な状況に緊張し、バクバクと心臓が脈打つ。早くしてくれとコンドームの封を切るのに苦戦しているリュウとシュカに祈りつつ、俺の緊張を感じ取ったのか俺の手を握ってくれたカンナに萌えていると、スマホが震えた。
「会長ですか?」
「い、いや……電話ボックス? だ」
「へぇ? 出ていいですよ。いえ、出なさい」
シュカの邪悪な笑顔に警戒心を高めつつも応答ボタンをタップし、スマホを耳に当てる。不規則な呼吸音が鼓膜を揺らし、俺を興奮させた。
「も、もしもし……? 鳴雷です」
『…………な、鳴雷っ? ぁ……電話番号と、あの、テレフォンカード、看護師に渡されて……な、鳴雷買ってくれたんだよなっ? ありがとう。これで今日も話せるんだな、嬉しい、嬉しい……ありがとう鳴雷、嬉しい』
セイカだ。昨日看護師に電話番号と学校が終わる時間をメモした紙を渡しておいた。だから電話を掛けてきたのだろう、可愛い奴め。
『あ、で、でも、別に話すようなことはなくて……こ、声が、聞きたいだけで……ごめんなさい、め、迷惑……だよな』
「そんなことないよ。電話くれて嬉しい、俺もセイカの声が聞きたかった。今日は調子いいのか? どこも痛くないっ……か?」
陰茎にコンドームを被せられ、根元近くにパチンッと刺激があった。そのせいで変な声が出てしまったが、ぐすぐすと泣いているセイカは自分の声が邪魔になったのか気付いていない様子だった。
「履かせますよ。時雨さんそのまま持っていてください」
「ぅん」
ゴムに包まれた陰茎が下着の中に押し込まれる。
「……っ、ん……」
『右手がちょっと痒い、手首の辺り。変だよな……気持ち悪いんだけど、ないとこが痒かったり痛かったりするんだよ』
「あ、あぁ……幻肢痛だっけ」
『知ってるのか? 医者がなんか言ってたんだけどよく覚えてなくて。鳴雷も知ってるんならそんな変なことじゃないのかな……安心した、俺変じゃないんだな、よかった』
スラックスのファスナーが閉められ、ベルトが締められた。露出は終わった。安堵から思わずため息が漏れた。
『…………ぇ? あっ、ご、ごめ、ごめんなさいっ、どうでもいいよなこんな話っ、大丈夫もっと面白い話、おもしろ、あの、待って、やだ、切らないで、声聞きたい、話してたい、二度とつまんない話しないからぁっ!』
「お、落ち着け落ち着け! 何を急に……あ、今のため息か? 違うんだよ、俺今下校中で、そっちのため息! し、信号のタイミング悪くてさ……それだけだから、セイカのことじゃないから」
『そ、そっか……ごめんなさい、取り乱して……面倒くさくて、ごめんなさい…………ぁ、信号? 信号気を付けて、ひ、轢かれないで……話してるのまずい? 集中出来ないよなっ』
「大丈夫だって、もう渡り終わったから」
カンナの隣に戻ったリュウが「信号?」と首を傾げている。
「水月ぃ、そろそろ駅やで」
「電車内は通話禁止ですよ」
「あぁ……セイカ、そろそろ電車乗るから……ぁー、ホームまでは粘るよ。もうすぐ切っちゃうけど、ごめんな」
『え……ぁ、わ、分かった……思ったより短いな、時間』
納得はしてくれたようだが、声は震えている。車椅子の上で受話器を握って泣いているセイカを想像すると昂り、ゴムの中を先走りの汁で濡らした。
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