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ヤりたい盛りの男の子
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天使のように美しい白髪赤眼の美少年、それがアキだ。手を出すことに下卑た喜びよりも躊躇いを大きく感じるほどに清楚な美しさを持っている。いや、もはや神聖と言うべきだろうか。
経験なんてないだろうし、最初からガツガツしては引かれてしまうかもしれない。股間を殴ってでも恋人未満のような淡いスキンシップから進めていかないとな……と、考えていた。
「アキ、えっと、んっ……!? お、おい、アキ!」
部屋の扉を閉めた瞬間、アキは俺の胸ぐらを掴んで引き寄せ、無理矢理唇を重ねた。突然のキスに狼狽える俺のズボンの中に手を入れ、下着の中にも入り込もうとしたアキの手を俺は咄嗟に掴んでしまった。
「にーに? ぼく……嫌です?」
「違うよ、アキのことは大好きだ。これも嬉しい。でも、無理してるんじゃないかと思って……俺はアキの身体しか見てない訳じゃない、俺と愛し合っていくことでアキに心から幸せを感じて欲しいんだ。ゆっくりでいいよ、焦らなくていい、こういうことはアキの覚悟が出来たらでいいから……」
きっとアキは他の彼氏達に負けないようにと焦っているのだろう。それが必ずしも悪いことだとは思わないけれど、最初からそんな気持ちで触れ合っていては正しい関係は築けないと俺は考えている。
大丈夫、性的接触がなくともちゃんと愛しているから安心して欲しい……そんな気持ちを込めてアキの目を見つめ、彼の手を服の中から引っ張り出した。
《何をうだうだ言ってんだよウザってぇ》
アキは自由になった手で俺の肩を掴む。パシッ、と足に何かが当たって痛みを覚えた瞬間にはもう俺は身体のバランスを崩していて、ベッドに仰向けに倒れていて、アキに跨られていた。
(な、何……!? 足払い!? 今足払い食らったんですかわたくし! アキきゅん何者!?)
《勃たせておいてベラベラ喋るとかホント我慢強いな。それともユノが言ってた通りヘタレだからか? しょうがねぇ兄貴だぜ》
(アキきゅーん!? わたくしの話全然聞いてませんな! ちくせう言語の壁! タイムスリップしてバベルの塔の設計図燃やしたいでそ!)
《セックスの経験はないけど男としてチンポの扱いは心得てる、一発抜いてやるから覚悟決めろ》
俺はアキにズボンと下着を脱がされながら必死に頭を回し、アキにも伝わるだろう言葉でもう一度気持ちを述べた。
「アキ! 好きだ。愛してる。アキが何をしても、ずっと好きだ。アキの好きなようにして欲しい……アキ、勝手に、自由に、するんだ」
こう言えば俺がアキの気持ちを尊重したいのだとアキも分かってくれるだろう。
「にーに……!」
アキは原罪さえも浄化してしまいそうな満面の笑みを浮かべ、清廉な雰囲気を保ったまま俺の陰茎を握った。
(伝わってねぇー!?)
《デッカ! えっぐ! え、何……最終的にこれぶち込まれんの? ウケる、死ぬ、ぜってぇ死ぬ、ゴアい死に方する》
アキは俺の太腿にぺたんと座り、興味深そうな目で俺の陰茎を見つめている。その赤い瞳には好奇心旺盛な幼児のような愛らしさがあって罪悪感が加速する。
(実際そこそこ知識はあるでしょうし、アキきゅんも170以上はあるしっかりした男なのですが、ものっそい無知シチュ感がありまっそ!)
どうしよう、スマホは押し倒された際にポケットから転がり落ちたようで手の届くところにないし、この状況でママ上と叫べるほど羞恥心が死んではいない。どうアキを説得すれば──いや、本当に説得する必要があるのか?
《太過ぎて握りにくいなぁ》
アキ、楽しそうだぞ?
(……え、アキきゅん……単に積極的な子? マジで? わたくしが上裸になっただけで「早く服を着てください恥ずかちぃでしゅー」系ではなく?)
俺はアキの性格を全く掴めていないのかもしれない。言葉の壁のせいもあるとはいえ、悔しい。
「……っ!」
アキは自身の手を舐めて俺の陰茎に唾液を塗り込んだ。アキの唾液と俺の先走りの汁が混じり、滑りがよくなっていく。手で筒を作らず、まるで陶芸でもしているかのように陰茎を擦るアキの愛撫には新鮮な快感を覚えた。
「……っ、ん」
《よさそうな顔してんなぁ兄貴、俺の手に気に入ったか?》
「気持ちいいよ、アキっ……最高だ」
何となく気持ちいいのかどうか聞かれている気がしたからそう応えた。
「ひっ……!?」
鈴口を人差し指の腹で塞ぎ、穴をほじくるように指を前後に揺らす。もう片方の手で裏筋をごりごりと擦る。激しい手コキに長時間は耐えられず、手のひらに亀頭を包まれて瓶の蓋を開けるような動きで愛撫されている最中に射精を果たした。
《うぉぉ……多いし濃い。そりゃ穴五人も六人も要るわな》
「……っ、ふぅ……ありがとうな、アキ。アキがこんなに積極的だなんて思わなかったよ」
《手ぇドロッドロ。ティッシュくれティッシュ》
「ん? あぁ、手拭きたいのか、ちょっと待ってくれ」
アキの仕草から手が汚れているのが嫌なのだと察し、ベット脇の棚に置いたティッシュを取る。アキの真っ白な手を拭きながら言葉関係なく意思疎通が出来たことを喜ぶ。
「Спасибо…………ありがとー? です。にーに」
「どういたしまして」
ニコニコと笑って可愛らしいアキの頬を撫で、顎に手を添える。彼はすぐに俺の求めを察してキスに応えてくれた。
「ティッシュ捨ててくるよ」
精液を拭き終えたティッシュを捨てるためアキにどいてもらって一旦ベッドを立った。するとアキは追いかけてきて俺の手を両手で握り、可愛らしい上目遣いを仕掛けてきた。
(アッ可愛)
キュン死寸前の俺をアキは更に追い詰める。俺の右手の甲を自身の股間に押し付けたのだ。控えめに腰を揺らし、俺の手ですりすりと可愛らしい自慰をし、顔を赤くしてねだるような目で俺を見つめている。
《兄貴のエロい顔見てたら勃っちまった。なぁ俺のも抜いてくれよ、俺に興奮するんだろ? するよな? あぁまた不安になってきた……ちくしょう、情けねぇ》
「ア、アキ……お兄ちゃんにして欲しいのか?」
予想外の淫らさとあまりの可愛さに戸惑いながらも尋ねる。
「にーに、する欲しいです」
「だよな……えっと、そこ座ろうか」
ズボンと下着をズラさせ、陰茎を露出させる。色素が薄い彼らしい薄紅色の陰茎は顔の割には大きい。
(なかなかのご立派様、使わねえのがもったいねぇですな。しゃぶりてぇでそ)
流石俺の弟だけあって立派な陰茎だ、それなのに色が薄くて可愛らしさもある。咥えたくてたまらなくなった俺はアキに向かって右手を広げ、左手で口を指した。
「アキ、手、口、どっちがいい?」
《…………え、フェラしてくれんの? マジ? やった、兄貴最高。んな綺麗なツラに咥えさせられるとかもう最高》
アキは興奮した様子で俺の口に触れる。その指を甘噛みしてやると薄ら笑いを浮かべ、陰茎をピクピクと震わせた。天使のような彼も男なのだと理解させられた気がした。
経験なんてないだろうし、最初からガツガツしては引かれてしまうかもしれない。股間を殴ってでも恋人未満のような淡いスキンシップから進めていかないとな……と、考えていた。
「アキ、えっと、んっ……!? お、おい、アキ!」
部屋の扉を閉めた瞬間、アキは俺の胸ぐらを掴んで引き寄せ、無理矢理唇を重ねた。突然のキスに狼狽える俺のズボンの中に手を入れ、下着の中にも入り込もうとしたアキの手を俺は咄嗟に掴んでしまった。
「にーに? ぼく……嫌です?」
「違うよ、アキのことは大好きだ。これも嬉しい。でも、無理してるんじゃないかと思って……俺はアキの身体しか見てない訳じゃない、俺と愛し合っていくことでアキに心から幸せを感じて欲しいんだ。ゆっくりでいいよ、焦らなくていい、こういうことはアキの覚悟が出来たらでいいから……」
きっとアキは他の彼氏達に負けないようにと焦っているのだろう。それが必ずしも悪いことだとは思わないけれど、最初からそんな気持ちで触れ合っていては正しい関係は築けないと俺は考えている。
大丈夫、性的接触がなくともちゃんと愛しているから安心して欲しい……そんな気持ちを込めてアキの目を見つめ、彼の手を服の中から引っ張り出した。
《何をうだうだ言ってんだよウザってぇ》
アキは自由になった手で俺の肩を掴む。パシッ、と足に何かが当たって痛みを覚えた瞬間にはもう俺は身体のバランスを崩していて、ベッドに仰向けに倒れていて、アキに跨られていた。
(な、何……!? 足払い!? 今足払い食らったんですかわたくし! アキきゅん何者!?)
《勃たせておいてベラベラ喋るとかホント我慢強いな。それともユノが言ってた通りヘタレだからか? しょうがねぇ兄貴だぜ》
(アキきゅーん!? わたくしの話全然聞いてませんな! ちくせう言語の壁! タイムスリップしてバベルの塔の設計図燃やしたいでそ!)
《セックスの経験はないけど男としてチンポの扱いは心得てる、一発抜いてやるから覚悟決めろ》
俺はアキにズボンと下着を脱がされながら必死に頭を回し、アキにも伝わるだろう言葉でもう一度気持ちを述べた。
「アキ! 好きだ。愛してる。アキが何をしても、ずっと好きだ。アキの好きなようにして欲しい……アキ、勝手に、自由に、するんだ」
こう言えば俺がアキの気持ちを尊重したいのだとアキも分かってくれるだろう。
「にーに……!」
アキは原罪さえも浄化してしまいそうな満面の笑みを浮かべ、清廉な雰囲気を保ったまま俺の陰茎を握った。
(伝わってねぇー!?)
《デッカ! えっぐ! え、何……最終的にこれぶち込まれんの? ウケる、死ぬ、ぜってぇ死ぬ、ゴアい死に方する》
アキは俺の太腿にぺたんと座り、興味深そうな目で俺の陰茎を見つめている。その赤い瞳には好奇心旺盛な幼児のような愛らしさがあって罪悪感が加速する。
(実際そこそこ知識はあるでしょうし、アキきゅんも170以上はあるしっかりした男なのですが、ものっそい無知シチュ感がありまっそ!)
どうしよう、スマホは押し倒された際にポケットから転がり落ちたようで手の届くところにないし、この状況でママ上と叫べるほど羞恥心が死んではいない。どうアキを説得すれば──いや、本当に説得する必要があるのか?
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アキ、楽しそうだぞ?
(……え、アキきゅん……単に積極的な子? マジで? わたくしが上裸になっただけで「早く服を着てください恥ずかちぃでしゅー」系ではなく?)
俺はアキの性格を全く掴めていないのかもしれない。言葉の壁のせいもあるとはいえ、悔しい。
「……っ!」
アキは自身の手を舐めて俺の陰茎に唾液を塗り込んだ。アキの唾液と俺の先走りの汁が混じり、滑りがよくなっていく。手で筒を作らず、まるで陶芸でもしているかのように陰茎を擦るアキの愛撫には新鮮な快感を覚えた。
「……っ、ん」
《よさそうな顔してんなぁ兄貴、俺の手に気に入ったか?》
「気持ちいいよ、アキっ……最高だ」
何となく気持ちいいのかどうか聞かれている気がしたからそう応えた。
「ひっ……!?」
鈴口を人差し指の腹で塞ぎ、穴をほじくるように指を前後に揺らす。もう片方の手で裏筋をごりごりと擦る。激しい手コキに長時間は耐えられず、手のひらに亀頭を包まれて瓶の蓋を開けるような動きで愛撫されている最中に射精を果たした。
《うぉぉ……多いし濃い。そりゃ穴五人も六人も要るわな》
「……っ、ふぅ……ありがとうな、アキ。アキがこんなに積極的だなんて思わなかったよ」
《手ぇドロッドロ。ティッシュくれティッシュ》
「ん? あぁ、手拭きたいのか、ちょっと待ってくれ」
アキの仕草から手が汚れているのが嫌なのだと察し、ベット脇の棚に置いたティッシュを取る。アキの真っ白な手を拭きながら言葉関係なく意思疎通が出来たことを喜ぶ。
「Спасибо…………ありがとー? です。にーに」
「どういたしまして」
ニコニコと笑って可愛らしいアキの頬を撫で、顎に手を添える。彼はすぐに俺の求めを察してキスに応えてくれた。
「ティッシュ捨ててくるよ」
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(アッ可愛)
キュン死寸前の俺をアキは更に追い詰める。俺の右手の甲を自身の股間に押し付けたのだ。控えめに腰を揺らし、俺の手ですりすりと可愛らしい自慰をし、顔を赤くしてねだるような目で俺を見つめている。
《兄貴のエロい顔見てたら勃っちまった。なぁ俺のも抜いてくれよ、俺に興奮するんだろ? するよな? あぁまた不安になってきた……ちくしょう、情けねぇ》
「ア、アキ……お兄ちゃんにして欲しいのか?」
予想外の淫らさとあまりの可愛さに戸惑いながらも尋ねる。
「にーに、する欲しいです」
「だよな……えっと、そこ座ろうか」
ズボンと下着をズラさせ、陰茎を露出させる。色素が薄い彼らしい薄紅色の陰茎は顔の割には大きい。
(なかなかのご立派様、使わねえのがもったいねぇですな。しゃぶりてぇでそ)
流石俺の弟だけあって立派な陰茎だ、それなのに色が薄くて可愛らしさもある。咥えたくてたまらなくなった俺はアキに向かって右手を広げ、左手で口を指した。
「アキ、手、口、どっちがいい?」
《…………え、フェラしてくれんの? マジ? やった、兄貴最高。んな綺麗なツラに咥えさせられるとかもう最高》
アキは興奮した様子で俺の口に触れる。その指を甘噛みしてやると薄ら笑いを浮かべ、陰茎をピクピクと震わせた。天使のような彼も男なのだと理解させられた気がした。
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