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とっても上手に溶けました

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つまんでいた氷が溶けた。氷責めを行った結果歌見も溶けた。

「パイセン、パイセン? 大丈夫ですかな? トロットロですなぁ……でゅふふ」

蕩けた顔の歌見は頑なに口元を見せようとしない。しかし、口と手の甲の隙間から垂れて顎を濡らしている唾液は口が丸見えなのにも勝りかねないエロスを醸し出している。

「パイセン、下は流石にダイニングでは嫌ですかな。ママ上から丸見えですからなぁここ」

「ん……部屋、行く……のか? もっと……乳首、してくれるのか?」

「まだして欲しいんですか?」

歌見は慌てて返事をしようとしていたので、呼吸が整うまで待つからと優しい声色を意識して言ってみた。歌見は素直に頷いて呼吸を整え、それからゆっくりと淫らな願望を話してくれた。

「…………シコらずに出したい。こっちは全く触らず、乳首だけでイかせて欲しい」

「パイセン……本っ当に期待以上想像以上、妄想すら超えましたぞ! えっちですなぁパイセン、超えっち…………ふぅ、お風呂入りましょうか、一緒に。お風呂なら精液も潮も自由でそ、後片付けも楽ですし汗も流せますな」

「風呂はいいが、潮なんて男が吹くわけないだろ」

「見事なフラグ建築ですな!」

ぐっと親指を立て、歌見に先に風呂に行っておくよう言って部屋に戻った。歌見は俺よりも身長が高いけれど、その差は僅かなので丈は問題ない。分厚い彼の身体に耐える伸縮性のある生地か、俺にはダボッとし過ぎた服を探さねば。

「パンツはまぁこれでいいとして……あ、レイ、俺今から風呂だからな。見てても面白くないぞ」

仕事が修羅場なら見ていないかもしれないが、一応レイに断りを入れておく。自分と歌見の分の着替えと大人の玩具を持ったら浴室へ。

「入りますぞパイセ~ン」

脱衣所で服を脱いだら玩具を背に隠して浴室へ。歌見は何故か風呂場にある椅子ではなく床のタイルに直に座っていた。

「……そういえばお前の裸は初めて見たかもな」

「そうでしたな。どうでしょうこの完璧な身体は!」

「そのセリフが自惚れじゃないところがムカつくな。ギリシャ彫刻みたいな美が基本形……ってところか?」

「ふほほ、もったいなきお言葉。彼らよりはわたくし現代人好みの細身ですことよ」

少々恥じらいながらも歌見の前で肩幅に足を開き、自慢の巨根を見せびらかす。同じ身長180センチ台のシュカに結腸責めが余裕で出来るのだから、歌見にだって出来るだろう。

「それ何より、かの時代において巨根は愚の象徴! 実用性よりイメージが大切だったんですな」

「……まぁ巨乳キャラより貧乳キャラの方が賢くてクール、みたいな感じだろうな」

「あー……確かにそういう風潮ありますな。いや中二の時に皆様お世話になるギリシャですぞ? もっと宗教とか伝染病とかが重なった大層な理由がダンブルドアでそ」

「アルバスじゃなくてあるはずってか? 分かりにくい小ボケやめろ。で、俺がこの後着る服はあるのか?」

「はい! しっかり見つけましたぞ」

筋肉量は無視して手足の太さなどなら歌見に勝っていた時期が俺にはある。そう、デブスだった中学時代の服なら歌見との二人羽織すら可能なサイズだ。

「彼Tは男の夢ですよな」

「そうだな、俺もお前に俺の服を着せるのが楽しみだ」

「でゅふふ……さ、パイセン。ここに座ってくだされ」

歌見の背中側から腕を回して乳首を弄りたいのでそう提案したが、歌見は渋っている。

「パイセン?」

「あ……いや、その……乳首、するだろ? さっきすごく仰け反って、腰も浮いて椅子からズリ落ちかけてただろ? 無意識にあんなことになるんだったら、ちょっと……そういう小さくて背もたれのない椅子に座るのは怖い」

「大丈夫でそ、パイセンの後ろに行きまして支えますゆえ!」

「……そう、か?」

躊躇ってはいたようだが椅子に座ってくれた。俺は壁にかかっていたボディウォッシュタオルを取り、歌見に手を腰の後ろにやるよう言った。

「こうか?」

「ありがとうございまそパイセン」

「これくらい別に……おい? 何してる」

「縛りましたぞ。ま、腕ちょっと引っ張れば抜けると思いますが……こういうのは雰囲気が大事なんでそ」

ボディウォッシュタオルで両手首をまとめて縛ってやった。

「……確かに簡単に抜けられそうだ。雰囲気か……雰囲気、出してくれるんだろうな?」

鏡越しに余裕そうな煽るような目を向けてくる。

「たりめぇでそ。パイセンはわたくしに縛られて、このえってぃな身体を好き放題されちゃうのでそ」

「……ふぅん? ま、頑張れ」

「まずはお胸でそ!」

腕を縛ったので脇はピッタリと閉じている。腕の下に腕を通すのが理想だったが、まぁ腕の上から抱き締めるような形でも構わない。

「んっ……! ぁ、待て、水月……ここ、鏡が」

「おやおや今頃お気付きになられましたか。椅子に座らせて高さを調節し、手を縛って顔を隠すのを防いでいることに!」

さっきは歌見の顔を隠す癖は萌えるので治させないと言ったな、もちろんそのつもりではある。今回はちょっと顔を丸出しにして欲しいので縛ってみただけだ。

「乳首を弄られて感じまくる自分の顔を見て、エロエロぼでーを自覚するのでそ!」

「鏡に移すなんて……この変態、んっ! ぁ、つまむのだめっ……んひぃっ!? ひ、あっ、ぁあっ……!」

「はぁ……胸を背後から鷲掴むこの感覚、たまらねぇでそ」

たくましい胸筋は俺の手から零れ落ちんばかりだ。優しく包んで揉むようにしつつ、中指を素早く揺らして乳輪を擦る。陥没でなければ乳首を弾いて十分な愛撫を行えたが、歌見の乳首は外に出ていないため乳輪だけが刺激されて焦れったいだろう。いや、歌見は敏感だから陥没でない者が乳首を弄られているのとそう変わらなかったりするのだろうか?

「嘘だっ、俺、こんな顔っ……んんっ! んっ……ひぁあっ!?」

ぎゅっと乳輪をつまみ、乳輪越しに乳首をコリコリと弄り回す。

「あ、あっ、ぁああっ! それっ、それやばっ……ぃいっ! 気持ちいいっ、きもちっ……ひぃっ、乳首、きもちぃっ、もっと、水月ぃっ、もっとぉっ!」

「イく時はイくって言ってくださいましね」

「分かった、分かったからぁっ! もっと、もっと……!」

乳首が凹んでいる横線のような穴に指先が引っかかるように、陥没でなければ乳首を引っ掻くようにカリカリと人差し指を細かく動かす。

「ひあっ! あっあっ、あぁあーっ……! すっ、ご……ぉ、おっ、やばいぃっ、歯、合わなくなっ、あぁああーっ!」

歌見は身体を前後に揺らしたり、歯をガチガチ鳴らしたり、快感に対して大きなリアクションを取ってくれる。俺はそれが嬉しいし、楽しい。

「水月っ、みつきぃっ……みちゅ、ぎぃいいっ……! ひっ、ひぃっ……ぁあ、はっ、あぁあ……! きもちぃっ、よすぎるっ、きもちよしゅぎるぅっ……! イくっ、これ多分イくっ、出るぅっ」

「はい、パイセン。イってくだされ」

「あぁっ、は、ぁっ……イくっ、イっ、くぅううーっ……!」

カクッ、カクッとリズム悪く腰が揺れ、ぴゅるぴゅると精液が漏れる。誰が見ても明らかな絶頂だ。歌見は身体の強ばりが解けると同時に俺にもたれかかってきた。
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