冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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氷プレイをご存知か

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口調を本来のもののままにしていたことで母にたっぷり叱られてしまった。しかし、皿洗いを終えた歌見が「俺が頼んでるんです」と庇ってくれて助かった。

「これじゃモテないから話し方矯正させてるのに……」

「すいません、俺はこれが好きで」

「変わりモンですよな。安心くだされママ上、他のマイハニー達の前では完璧なイケメンを演じてまっそ」

「……歌見くんも好きなイケメン演ってもらったら? 水月、本当に演技そこそこ上手いのよ」

歌見は照れくさそうに微笑み、俺をチラリと見てから母に視線を戻した。

「こんなに顔のいい男が変な喋り方をしながら俺なんかに気持ち悪い興奮の仕方してるのがたまらないんです……! それに俺にだけでしょう、こんな無様な一面を見せてくれるのは……すごく嬉しいんです」

「ふーん……ま、私だけが知ってるあの人の本当の顔ってヤツね。いるいるそういう勘違いサレ女」

「確かにパイセンとは浮気で一揉めしましたが」

「あらそうなの? この顔とタイマンで付き合えるなんて自惚れ過ぎよ」

酒が入った母の歯に衣着せぬ発言に歌見の表情が曇る。さっきまで俺の口調について語りながら嬉しそうな顔をしてくれていたのに。

「……パイセン! ダイニング戻りましょ。ね。ではママ上、晩酌楽しんでくだされ!」

「ん~」

グラス片手に手を振る母に手を振り返し、ダイニングへと移る。窓を開けて換気しているがまだ焼肉の匂いが残っている。

「…………先輩」

歌見に椅子に座ってもらい、俺はその隣に立った。

「……パイセン、だろ? 気にするな。お前が六股してるって分かるまで、ずっと不安だったんだ。本当に俺なんかだけでお前は満足してるのかって……だから、正直、あの時楽になったんだ。やっぱり自惚れだったかってショックも受けたさ、でも……うん、よかった。いつ浮気されるか、フラれるか分からないより……顔を知ってるヤツとオープンにしておいて欲しい。六股だったか」

「……七股でそ。さっき言った通りカンナたその弟君が増えましたので」

「は!? あ、あぁ……そうか、分かった。どんなヤツなんだ? 写真とかないのか?」

写真なんて検索すればいくらでも出てくる。だからこそ名前も特徴も下手には言えない、しかし歌見には「嘘や隠し事をすれば問答無用で別れる」と言われている。

「写真はちょっと嫌がられちゃって撮れてないんですが、えー……お目目くりっくりでそ」

「で、あのメカクレと同じ背格好……俺とは全然違うな。つまり、それは……俺にも需要があるってこと、だよな?」

「需要のかまたりが何を!」

「飛鳥時代の貴族みたいな言い方するな」

「まぁまぁパイセン、せっかく二人きりなんですからイチャつきましょっ」

歌見の視線はテレビを見ながら酒を飲んでいる母に向いている。リビングとダイニングが完璧に分かれている家は少ないのではないだろうか、鳴雷宅はリビングとダイニングに仕切りすらない。

「ママ上のことは気にしないでくだされ、ここでヤってたって気にしませんぞ! まぁ「もっと気合い入れて腰振れ」くらいは言ってくるかもしれませんが……今酔ってますし」

「部屋に戻ったらお前はその話し方をやめるんだろ? じゃあ……ここでいい」

「そんなに好きなんですか? ふほほ……照れますな。ではイチャつくための道具を取ってきまっそ!」

「身一つで出来ることだろ」

歌見を置いてキッチンへと向かい、氷を二粒持って戻る。

「なんで氷なんか……」

「パイセン、タンクトップめくってくだされ」

「…………何をする気だ」

「氷プレイを致しましょうぞ! ささ、タンクトップをめくってその豊満な雄っぱいを晒してくだされ!」

興奮して熱くなった俺の手の中で氷が溶けるよりも前に歌見は決心してくれるだろうか? 断られる可能性の方が高いなと半ば諦めていたが、歌見は顔を真っ赤にしながらもすぐにタンクトップをめくり上げてくれた。

「……なんだそのマヌケ面は。お前は、その……俺の胸が好きなんだろ。出し渋ってちゃ飽きられ…………あぁもう、何をするかは想像がついてる、さっさとやれ」

「パイセン……嫌なら嫌でいいんですよ? 無理強いは嫌でそ……わたくし別に身体目的だけじゃありませんから。身体使ってればフラれないだろみたいなの嫌でそ、フる気ないですし……これじゃ体重ねたって心が離れてく気がしまそ」

「………………すまん、照れ隠しだ」

「……とは?」

「また、ち……乳首、だろ? お前にされるの気持ちいいし、ハマってるし……ちゃんと、されたいから……し、してくれ」

歌見は俯いて真っ赤になった顔を隠しながら俺の手首を掴んで引っ張った。

「…………ほ、本当に嫌じゃないんですね? 触ってよろしいんですなデュフフ今更嫌がっても遅いでそ! えと……本当によろしいんで?」

「いいって言ってるだろ。悪かったよ、嫌味っぽく言って」

人差し指以下の三本で小さくなった氷を握り、冷たく濡れた二本の指で歌見の胸に触れる。まずは乳輪の外側にもう一つ氷が溶けた水で円を描く。

「冷たっ……!」

「寒いと乳首勃ちますよな? アレを狙いまそ! しかしてぃんてぃんは寒いと萎えるのに、乳首は何故寒いと勃つのでしょう」

「知ら、なっ……んんっ!」

円を描いた後、ぷっくり膨れた乳輪を軽く弾いてやった。それだけで歌見は身体を大きく跳ねさせる。

「陥没乳首な上にモロ感とか、パイセン激エロでそ……こんなエロエロぼでー都市伝説ですぞ? 支部でしか見ませんぞ?」

あんまり言っては失礼かとハッとして歌見の顔を覗くと、彼は心底嬉しそうに口元を緩めていた。

「……パイセン何をそんな嬉しそうな顔してるんです?」

「え……あ、あぁ……いや、お前がこんな身体で喜んでくれるのが嬉しくて、つい……顔が緩んでたみたいだな」

「…………健気受け~! 幸せにしまっそ!」

照れくさそうに話す歌見に萌え──いや、もはや感動した俺は気付けば歌見の乳輪に氷本体を押し付けていた。

「冷たっ!? ひっ、冷たいっ、冷たいってぇっ……水月っ、ぁ……慣れて、きた? は、ぁ、あぁあぁ……んん、ん、んんんぅっ…………きもち、いい……」

感じている顔を見られるのが恥ずかしいのか、歌見には手で顔を隠す癖がある。隠すのは主に口元のため、目をぎゅっと閉じたり潤ませたりしているのは分かって十二分にエロいため、その癖を治させたいとは思わない。

「水月っ……もっと、よくしてくれるんだろ……?」

「……っ、モチのロンでそ!」

「んぅっ……! ひっ、ぁああっ!? 冷たっ、ぁあぁっ! だめ、だっ……これぇっ、冷たいの、クセになるっ」

凹んだ乳首があるだろう箇所は線形の穴のようになっている。そこに氷の丸まった角を突っ込んでやると歌見は背もたれに全体重を預けた。
仰け反って喘ぐ歌見の想像以上の快感への貪欲さに驚きつつ萌え、これなら今晩中に後孔に指を入れられると確信した。
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