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性欲強めなので尽くしてばっかは無理がある

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リュウに足を抱えられたままディルドを全て咥え込んで絶頂を迎えたカンナの口を舌で犯す。小さく反応の鈍い舌を持ち上げたり、押したり、ペちぺち叩いてからかったり、とにかく弄ぶ。

「んっ、んんぅっ、んっ、んんんっ……!?」

上顎に舌を押し当てて前後に動かして擦ってみるとカンナの身体が跳ねた。

(上顎ってみんなだいたい弱いもんなんですな)

ふと熱い視線に気が付いてカンナの背後に視線を向けると、リュウが羨ましそうに俺達の口を見つめていた。俺はカンナとキスをしたまま姿勢を整え直し、バランスを取るのに不要になった右手でリュウの顎を撫でた。

「水月……?」

親指を唇に押し付けると困惑しながらも口を開け、親指を口内に押し込んで舌を押さえてやると俺の狙いを察したのか嬉しそうに俺の指をしゃぶった。

(おっ、カンナたんわたくしの舌をちゅいちゅい吸い始めましたな。可愛いですしそこそこ気持ちいいでそ。リュウどのも吸ってますし……かわゆしかわゆし)

二つの水音に萌え、舌と親指の快感に身をよじる。キスで興奮した熱は股間に溜まり、既に大きく膨らんでいる陰茎を痛めつけた。

(ぉん……? カンナたそ、ちょっと様子が)

カンナの唇から唇を離し、リュウの口から指を抜く。物足りなさそうな顔をしたリュウに反してカンナはぐったりと全身の力を抜いていた。

「やり過ぎたかな……? カンナ、酸素足りてるか?」

「み……く……」

「みぃくんだぞ、大丈夫か?」

「ん……」

「ちょい休ませたらなあかんわこれ。俺も首まだ痛いし、腕疲れたし……次ハルやったっけ? それはもうハルにやってもらい」

リュウは俺の陰茎を顎で指した後、カンナを休ませるためにしばらく部屋を借りると言った。シュカが寝たフリをしたのと同じパターンだな、ハルを連れ込むのは少し待たなければならない。

「……リュウ、カンナは裸見られるの嫌がるから、勝手に着替えさせてやったりとかするなよ?」

「お? おぉ、添い寝だけしとくわ」

「んー……うん、頼むよ。添い寝だけな」

二番目に小さいディルドを挿入したままのカンナはベッドに寝かせる際に体勢を変えたことで喘いだが、ディルドを抜こうかという俺の提案は却下し、ディルドの持ち手をヒクヒクと動かしながらの休憩を決めた。

「ほななー、しぐは任せとき」

一抹の不安を覚えたが俺は服を着直して部屋を後にした。カンナは素顔や裸を見られたがらないのだから、無理にでもリュウを連れ出すべきだっただろう。しかし今の俺にはまともな判断能力がなかった。

(おちんちん痛いでそ……)

そう、勃起するだけして射精させずに放置している陰茎がもうパンパンなのだ。

「あ、おかえりみっつん」

「ただいま」

「次俺の番だっけ? 今勉強いい調子なんだけどな~、えっちなのちょっと怖いしぃ……」

「あー……」

ハルか、ハルでも頼めば手コキや素股はさせてもらえるが、やってくれるまでが長そうだし、今の俺ではハルを怯えさせてしまいそうだ。

「……なぁ、シュカ」

「何ですか?」

「…………一発ヤらせてくれ」

もうまともな誘い文句も思い付かない。どうして彼氏が四人も居る状況で俺は酷い発情状態に陥っているのだろう。

「はぁ? 次は霞染さんでしょう?」

「二人でフェラしてもらったけど一発しか出せてないし、その後カンナにディルドでしてやってる時からずーっと勃ちっぱで……こんな雄全開じゃハルは怖いよな?」

「え、何、ガツガツ来る感じ? ってかもう勃ってんの? んー……みっつんなら無茶しないとは思うけどぉ……手でくらいしてあげたいとは思ってたけどぉ……そこまでコーフンしちゃってんのは、ちょっとー……イヤ、かも?」

「だよな。頼むよシュカ! 手コキでも何でも、なんなら踏みつけでもいいから出させてくれ。破裂しちゃうよ」

「勉強中なのが見えませんか? 一人ですればいいでしょう」

先程の好き好きモードと寝たフリの羞恥心が残っているのか反応が鈍い。理性を失いかけている俺は「ヤりたい」という切なる願いのため、ダイニングで陰茎を露出した。

「……っ!? な、何出してんのみっつん! そんなやばいの!? ここでヤんないでよ!?」

シュカの手が止まり、教材から俺の陰茎へと素早く視線が移った。ゴクリと唾を飲み、はぁと熱い吐息を漏らし、ペンを置いて俺の陰茎をそっと掴む。

「…………本当、いい調子ですね。すごく膨らんで……反り返って。すごい、もう……私の筆箱より大きいですね」

シュカは袋型の筆箱を持っている。目測だが僅かに俺の陰茎が上回っている気がする。

「……いいですよ。都合のいい穴になって差し上げます。でも私もヤり足りなかっただけですから、安く見ないでくださいね」

「見ないよ見ない、観音様だよシュカは……」

「そこまで言われるのも困ります。で? 私はここでもいいですけど、霞染さんは嫌がっていますよ。部屋……空いてるんですか? 時雨さんと天正さんの姿が見えませんが」

「あぁ、休憩中だ。シュカはちょっと……ちょっとこっち、そう、ここ、ここでしよう」

筆記用具を置いて立ち上がってくれたシュカの手を引いてキッチンへ。シュカは流し台に手を付き、台として高さに申し分はないと笑った。

「これ着てくれ」

「今にも襲いかかってきそうな雰囲気出してるくせして、結構余裕あるんですね」

エプロンを渡すとシュカは俺のフェチを馬鹿にしつつも制服の上から着てくれた。母のエプロンなので汚すと殺されるからとコンドームを渡し、シュカにつけてもらう。

「母親のエプロン着させるとか性癖大丈夫ですか?」

「キッチンならエプロン着せたかったしなんなら裸エプロンがいいけど制服エプロンも最高ででも母さんのってのは確かにちょっと萎えるんだ萎えるんだけどもそれ以外に今エプロンが見当たらなくて母さんのってのよりエプロン着て欲しいってのがギリ勝って」

「聞き取れません! 全く……あなたは私の中に出すんですから、ゴムなんて要りませんよね? つけたらもぎますよ。ほら、どうぞ、さっきまでヤってましたし前戯は結構です」

スラックスと下着を下ろし、自身の陰茎にコンドームを被せたシュカは流し台に左手をつき、右手で割れ目を開いてくれた。

「……バックだとエプロン見えないと思いますけど、いいんですか?」

「エプロンはバックだろ」

「…………水月がいいならいいですけど」

エプロン越しに腰を掴む男の夢が叶った瞬間射精してしまいそうになったが、シュカの後孔に亀頭を押し込むまでは何とか耐えた。
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