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3Pもどきの終焉
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リュウがシュカを手コキで責めている間、ずっと半端な挿入で焦らされていたせいかあっさり射精してしまった。さっきリュウにしゃぶらせた時もこんなこと言ったような……
「ふぅーっ……顔見たい。シュカ、一旦抜くぞ」
「俺スッキリしたし勉強戻るわ。一時間くらいしたらしぐかハル行かせたええねんな」
手にべっとりと付着したシュカの精液をティッシュで拭い終えたリュウは爽やかな表情で俺を見つめた。
(3Pもうちょいしたいんですけど……うむぅ、シュカたまめちゃくちゃ不機嫌ですし、リュウどのめちゃくちゃスッキリした顔してますし……仕方ありませんな)
俺は快くリュウを見送り、彼は服を持って全裸のまま部屋を出ていった。シャワーでも浴びる気だろうか。
「……っ!? ひっ、あぅっ……待て、今抜くなっ、ケツめくれるっ、抜くな、抜くなっ、あっ、ぁあぁあああっ!」
勃ったままの陰茎を引き止めるように絡み付く腸壁を逆撫でしていき、めくれて盛り上がった後孔の縁を数秒眺めた後、ぬぽんっと淫らな音を立てさせて抜いた。
「シュカ、こっち向いて……次は対面でやろう」
抜く際の刺激で絶頂したのかガクガクと腰を震わせて四つん這いになっているシュカを抱き締め、持ち上げ、仰向けになるようにベッドに寝転がした。
「イったばっかりの顔、すごく可愛いよ。エロい。また勃っちゃった」
「……てめぇ萎えてなかっただろ」
「バレてたか。シュカ、まだご機嫌ななめか? 3Pは気に入らなかったかな」
「…………前半はそこそこ、後半は最悪でしたね」
やはりシュカは責められる側に回るのは嫌いなようだ。
「シュカは女王様気質だからドMのリュウとは相性いいと思ってたんだけど、そうでもないのかな」
「女王様って……別に私そんなんじゃないですよ。天正さんを二穴責めしている時は楽しかったんですよ? 彼に焦らし手コキされたのがムカついただけです」
リュウを抱きながら俺に抱かれる……というタチネコ一気に味わうセックスには乗り気だったようだから、似たような快感が得られるだろうとリュウに手コキをさせたんだ。
リュウが焦らしプレイや言葉責めをするなんて予想していなかった。Mを責め役に置くとああなるなんて経験の浅い俺には予想しようがない。
「……天正さんもあなたに虐められるのはよくても、私にされるのは気に入らなかったんじゃないですか? だからやり返されちゃったんですよ」
(シュカたまの「されちゃった」可愛いでそ~)
「そっか、ごめんな。相性いいと思ってたんだよ。今度から気を付ける」
拗ねた様子のシュカの話し方に萌えつつ、真面目な顔で真面目に返事をしてシュカの頭を撫でた。
「リュウと3Pするのはもう嫌か? 誰となら上手くやれそうとかあるか?」
「別にもう嫌って訳じゃ……私は水月と二人が一番好きですよ。でも、そうですね、霞染さん……あの方はまだほとんど手を出していませんよね? 彼を堕とす時に手伝って差し上げても構いませんよ」
「ハルか……うん、分かった。3Pの約束取り付けてみるよ」
ビッチ風処女と真面目ヅラしたビッチという一見正反対の二人は普段あまり会話していないように思える。それでも3Pという選択肢が出るのなら、仲がいい二人なら3Pもイケるという俺の考え方が間違っていたのだろうか。
(あれ……? そもそも私の彼氏達、リュウどのがみんなと仲良くなってるだけで他の御三方同士ではあんまり会話とかしてなくないですか?)
気弱なカンナは元ヤンのシュカを怖がり、カミアファンのハルとも距離を置いている。潔癖症気味のハルはほぼ毎日俺とのセックスを見せつけてくるシュカを避けている。
(……彼氏同士も仲良くなってくれて嬉しいでそ~とか言ってたわたくしバカでわ!? リュウどのマジックに騙されていただけでそ、あの方のコミュ力が他より高めだから五人でツルんでられたんでそ!)
恐るべき事実に気付き、内心ガタガタと震える。
「関西人すげぇな……?」
「……天正さんがどうかしたんですか?」
「いや、冷静になると出身地はあんまり関係ないんだけど、シュカってハルはともかくカンナとはほとんど話さないだろ? でもリュウはみんなとほどよく話してるからさ、コミュ力高いなーって」
「コミュ力が高いとかじゃなくて図々しいんですよ、それだけです」
「辛辣だなぁ……」
「それより水月、それ……入れないんですか?」
シュカが指したのは今にも自分の臍に触れてしまいそうなほどに反り返っている俺の陰茎だ。
「入れるよ。このまま正常位でいいか?」
「構いませんよ、でも一つ条件があります」
「なんだ?」
「ただ腰を振るのではなく……その」
熱く硬く勃起したままの陰茎をシュカの陰茎に押し付け、上体を少し倒して彼の脇腹を撫でる。切り傷の跡、少し色が薄くなっている部分を曲げた指の背でつぅっと撫でていく。
「……っ、ん」
「愛撫欲しいんだな? 元からそのつもりだったけど、意識して増やそうと思うよ」
「……はい」
照れくさそうに目を逸らしたシュカの太腿を掴む。引き締まっている太腿にあるのは脂肪ではなく筋肉としての柔らかさだ。これはこれでいいものだよなと開脚させながら軽く揉む。
「他にお願いとかあるか?」
「聞いてくれるんですか? じゃあもう一つ条件を」
お願いとは言ってくれないシュカに微笑ましさのようなものを感じ、くすりと笑って次の言葉を待つ。
「……ゆっくりしてください。その……ちゃんと、愛撫……分かるように」
「分かった」
太腿を離し、開脚を自力で保ってもらって尻に手を当てる。やはりこちらも引き締まっている。尻肉を鷲掴みにして割れ目を開き、親指を縁に添えたまま後孔をぐぱっと開く。
「とりあえず入れて欲しいんだよな?」
「はい……んっ、ぁ、あぁっ! さっきより、硬くなってませんっ……?」
「見た感じ反りはさっきよりいいな」
「どうしてパワーアップするんですっ……ひぁんっ!? んっ……もう前立腺届いた……水月、早く奥まで入れてくださいっ、全部入るまではイきたくありません」
柔らかい腸壁の中唯一こりこりと硬い箇所に亀頭がくい込んだ直後、締まりと震えが増した。俺は全部入るまでに一度シュカを絶頂させてやると決め、シュカの弱点を逃さないようゆっくりと挿入を進めた。
「ふぅーっ……顔見たい。シュカ、一旦抜くぞ」
「俺スッキリしたし勉強戻るわ。一時間くらいしたらしぐかハル行かせたええねんな」
手にべっとりと付着したシュカの精液をティッシュで拭い終えたリュウは爽やかな表情で俺を見つめた。
(3Pもうちょいしたいんですけど……うむぅ、シュカたまめちゃくちゃ不機嫌ですし、リュウどのめちゃくちゃスッキリした顔してますし……仕方ありませんな)
俺は快くリュウを見送り、彼は服を持って全裸のまま部屋を出ていった。シャワーでも浴びる気だろうか。
「……っ!? ひっ、あぅっ……待て、今抜くなっ、ケツめくれるっ、抜くな、抜くなっ、あっ、ぁあぁあああっ!」
勃ったままの陰茎を引き止めるように絡み付く腸壁を逆撫でしていき、めくれて盛り上がった後孔の縁を数秒眺めた後、ぬぽんっと淫らな音を立てさせて抜いた。
「シュカ、こっち向いて……次は対面でやろう」
抜く際の刺激で絶頂したのかガクガクと腰を震わせて四つん這いになっているシュカを抱き締め、持ち上げ、仰向けになるようにベッドに寝転がした。
「イったばっかりの顔、すごく可愛いよ。エロい。また勃っちゃった」
「……てめぇ萎えてなかっただろ」
「バレてたか。シュカ、まだご機嫌ななめか? 3Pは気に入らなかったかな」
「…………前半はそこそこ、後半は最悪でしたね」
やはりシュカは責められる側に回るのは嫌いなようだ。
「シュカは女王様気質だからドMのリュウとは相性いいと思ってたんだけど、そうでもないのかな」
「女王様って……別に私そんなんじゃないですよ。天正さんを二穴責めしている時は楽しかったんですよ? 彼に焦らし手コキされたのがムカついただけです」
リュウを抱きながら俺に抱かれる……というタチネコ一気に味わうセックスには乗り気だったようだから、似たような快感が得られるだろうとリュウに手コキをさせたんだ。
リュウが焦らしプレイや言葉責めをするなんて予想していなかった。Mを責め役に置くとああなるなんて経験の浅い俺には予想しようがない。
「……天正さんもあなたに虐められるのはよくても、私にされるのは気に入らなかったんじゃないですか? だからやり返されちゃったんですよ」
(シュカたまの「されちゃった」可愛いでそ~)
「そっか、ごめんな。相性いいと思ってたんだよ。今度から気を付ける」
拗ねた様子のシュカの話し方に萌えつつ、真面目な顔で真面目に返事をしてシュカの頭を撫でた。
「リュウと3Pするのはもう嫌か? 誰となら上手くやれそうとかあるか?」
「別にもう嫌って訳じゃ……私は水月と二人が一番好きですよ。でも、そうですね、霞染さん……あの方はまだほとんど手を出していませんよね? 彼を堕とす時に手伝って差し上げても構いませんよ」
「ハルか……うん、分かった。3Pの約束取り付けてみるよ」
ビッチ風処女と真面目ヅラしたビッチという一見正反対の二人は普段あまり会話していないように思える。それでも3Pという選択肢が出るのなら、仲がいい二人なら3Pもイケるという俺の考え方が間違っていたのだろうか。
(あれ……? そもそも私の彼氏達、リュウどのがみんなと仲良くなってるだけで他の御三方同士ではあんまり会話とかしてなくないですか?)
気弱なカンナは元ヤンのシュカを怖がり、カミアファンのハルとも距離を置いている。潔癖症気味のハルはほぼ毎日俺とのセックスを見せつけてくるシュカを避けている。
(……彼氏同士も仲良くなってくれて嬉しいでそ~とか言ってたわたくしバカでわ!? リュウどのマジックに騙されていただけでそ、あの方のコミュ力が他より高めだから五人でツルんでられたんでそ!)
恐るべき事実に気付き、内心ガタガタと震える。
「関西人すげぇな……?」
「……天正さんがどうかしたんですか?」
「いや、冷静になると出身地はあんまり関係ないんだけど、シュカってハルはともかくカンナとはほとんど話さないだろ? でもリュウはみんなとほどよく話してるからさ、コミュ力高いなーって」
「コミュ力が高いとかじゃなくて図々しいんですよ、それだけです」
「辛辣だなぁ……」
「それより水月、それ……入れないんですか?」
シュカが指したのは今にも自分の臍に触れてしまいそうなほどに反り返っている俺の陰茎だ。
「入れるよ。このまま正常位でいいか?」
「構いませんよ、でも一つ条件があります」
「なんだ?」
「ただ腰を振るのではなく……その」
熱く硬く勃起したままの陰茎をシュカの陰茎に押し付け、上体を少し倒して彼の脇腹を撫でる。切り傷の跡、少し色が薄くなっている部分を曲げた指の背でつぅっと撫でていく。
「……っ、ん」
「愛撫欲しいんだな? 元からそのつもりだったけど、意識して増やそうと思うよ」
「……はい」
照れくさそうに目を逸らしたシュカの太腿を掴む。引き締まっている太腿にあるのは脂肪ではなく筋肉としての柔らかさだ。これはこれでいいものだよなと開脚させながら軽く揉む。
「他にお願いとかあるか?」
「聞いてくれるんですか? じゃあもう一つ条件を」
お願いとは言ってくれないシュカに微笑ましさのようなものを感じ、くすりと笑って次の言葉を待つ。
「……ゆっくりしてください。その……ちゃんと、愛撫……分かるように」
「分かった」
太腿を離し、開脚を自力で保ってもらって尻に手を当てる。やはりこちらも引き締まっている。尻肉を鷲掴みにして割れ目を開き、親指を縁に添えたまま後孔をぐぱっと開く。
「とりあえず入れて欲しいんだよな?」
「はい……んっ、ぁ、あぁっ! さっきより、硬くなってませんっ……?」
「見た感じ反りはさっきよりいいな」
「どうしてパワーアップするんですっ……ひぁんっ!? んっ……もう前立腺届いた……水月、早く奥まで入れてくださいっ、全部入るまではイきたくありません」
柔らかい腸壁の中唯一こりこりと硬い箇所に亀頭がくい込んだ直後、締まりと震えが増した。俺は全部入るまでに一度シュカを絶頂させてやると決め、シュカの弱点を逃さないようゆっくりと挿入を進めた。
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