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元カレに勝ちたくて

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ベッドの真横に運んだ椅子の上にテディベアを乗せ、テディベアに仕込まれたカメラにレイがよく映るようにした。

「俺もハメ撮り見たいんだけどさ、どうやったらスマホに移せるんだ?」

「クマちゃんの尻尾外せるようになってるんで、そこにUSB挿してくださいっす。カメラとマイクの充電もそこからしてるんすよ」

公認とはいえ、堂々とし過ぎじゃないか?

「なるほどな、今度見させてもらうよ。そうだ、俺の膝座るか?」

「はいっす……重くないっすか?」

「軽い軽い」

遠慮がちな顔に笑いかけてやるとレイは安心したように深く座り直し、尻にゴリッと硬いモノを当てられて顔を赤くした。

「んぅっ……! あ、あのせんぱい、すっごく硬くなってるみたいっすけど、先に抜かなくていいんすか?」

「気ぃ遣わなくていいよ。でも気にはしといてくれ、たっぷり撫で回されてトロットロになった後これでぶち犯されるってちゃんと意識しておくんだ。いいな?」

「さっきまで一人でしてたんで、すぐに入れられるっすけど……」

「そうだ、レイお前……俺のペン使ってたろ」

俺がどう話を展開させるつもりかを察しようともせず、レイは素直に頷いた。

「俺、前にお前が懐中電灯でオナったって言った時にさ、突っ込むためのものじゃないの突っ込むのは危ないからやめろって言ったよな?」

「はいっす、しっかり聞いたっすよ」

「ペンは突っ込むためのものか?」

責められているとようやく気付いたらしいレイは言葉に詰まった。膝に座らせているため、彼の顔はよく見えない。

「……そ、そうっすね、突っ込むためのものっす」

「違う。罰として全裸になること」

「どうせ脱ぐんすから罰あってもなくても同じじゃないすか……」

オーバーサイズのパーカー、スキニージーンズ、下着、靴下が床に散らばる。

「……俺も脱ぐわ。ズボン座り心地悪いだろ」

「罰の意味ないっすよねやっぱり」

脱いだ服を畳んでベッドの傍に置き、ベッドに小さめのタオルを敷いてその上に腰を下ろす。俺の膝の上に乗ったレイは自ら割れ目を開いて俺の陰茎を尻で挟み、腰をくねらせて俺の陰茎を尻で扱いた。

「ペン使って結構緩んだんで、もう突っ込まないっすか?」

「ダメだ。ったく、パンツは履いとけばよかったかな」

再び臍への愛撫に戻る。まずは臍の周りをほぐすため、下腹を手のひらで押す。レイが熱い吐息を漏らしたら臍の中に指を一本入れ、臍の中を撫で回す。

「ぁ……せんぱいっ、お臍……ナカむずむずしちゃうっす」

臍の外で待機させていた別の指も使い、臍ピアスを腹の皮ごとぎゅっとつまむ。足がビクンと跳ねて声色が変わる。

(ピアス周り敏感ですなぁ)

使っていなかった左手で脇腹を撫で、骨盤の方へと下ろしていく。その途中で俺の指はピアスを見つけた、サーフェイス・トゥ・サーフェイスとかいう名前の皮膚に空けるピアスだ。
銀色の玉が二つ直線に並んでいるように見えるが、これは実は二つ一組で二つの玉の間を押し撫でると皮膚の真下に金属の細い棒の感触がある。皮膚が裂けてしまわないか怖がりつつ、慎重にその棒をくりくりと愛撫した。

「あっ、ぁあぁっ……! せんぱいっ、その、腰のピアスぅっ……!」

「嫌か?」

「好きっす、そこ触られんの好きっすぅっ! くーちゃんにいっぱい撫でられてっ、バイブとかも当てられて、完璧性感帯っすからっ……ぁ、あっ」

「…………じゃあ右側も弄ってやろうな」

ピアスの数は左右非対称なのがオシャレらしく、腰のピアスも右に一つ左に三つと非対称だ。右は丁寧に指で愛撫し、左は手のひらで腰の横側を覆って皮膚を慎重に揉んだ。

「腰っ、ゾワゾワするっす……もぉ入れて欲しいっす。絶対すぐ入るっすからぁっ!」

「俺のがペン三本分だって?」

「う……もうちょいあるっすけど、ペンお箸みたいにしてナカ拡げたりもしたんでぇっ、絶対大丈夫っす!」

「そうだなぁ……じゃ、五分間ピアスだけ弄って射精しなかったら入れてやろうかな」

どうしても皮膚に触れてしまう腰のピアスからは手を離し、反り返った陰茎のピアスを弄る。まずは裏筋に並んだ小さな銀色のリング三つ、ピアスだけに爪が引っかかるように距離に気を付けながら、カッカッカッ……と爪を当てていく。

「んぅうっ……! ダメっすそれっ、ダメっすぅっ、響くっす!」

「こっちは?」

鈴口から入り亀頭の真下に空いた穴から出る、銀色の少し大きめのリングをつまむ。痛みを与えないよう細心の注意を払いながら、くいくいと引っ張る。

「んぁっ! あっ、ぁ、あぁっ! ダメっす無理っすひっぱられたりゃ出ちゃうっすぅっ!」

びゅるる……と勢い弱く漏れた精液は俺の手にすらかからず、レイの太腿を汚した。

(元気のない射精ですなぁ、メス化が顕著なせいですかな? それなら興奮しますが、手にかけて欲しかったですな)

一分弱で射精したことを指摘し、挿入はお預けだと告げるとレイは振り返って目に涙を滲ませて俺を上目遣いで睨んだ。

「可愛っ……!?」

「へっ? ぁ、ありがとうございますっす……」

「あ、口に出てたか。そんな可愛い顔されちゃ咄嗟に言っちゃうよ、ズルいな」

「可愛いなら入れて欲しいっす」

「だーめ」

レイの太腿に撒かれた白濁液を中指ですくい、臍に入れてわざとぐちゅぐちゅと音を立てる。

「んっ、んぁっ……ぁ、んっ! やばいっすこれ、くちゅくちゅ鳴るのっ……お腹のナカだって身体が勝手に勘違いしちゃって、ナカすっごい反応するっすっ……!」

「ふーん……? そんなことになるのか。じゃあ外から中イキ出来るかな?」

「それ、はっ……厳しいかも、です」

これだけでは厳しいよなと納得し、左手でレイの胸を押さえて逃げられないようにした上で耳にしゃぶりついた。

「ひゃうんっ!? ん、ぁ……あぁうぅっ……あっ、ぁあぁっ! 耳、りゃめぇ……っす」

唾液をたっぷりと絡ませた舌で舐め回し、ピアスホールを舌先でほじくるように愛撫した後、ぢゅーっと音を立てて吸い、唾液を回収する。

「んっ、あっ……ぁんっ! ぁひっ!? 今乳首っ、あっ、あぁっ! それきもちぃっす、好きっすぅっ!」

胸を押さえるついでにニップルピアスを指で弾く。ぷるんぷるんと揺れる乳首を耳を吸いながらレイの頭越しに眺める……いい光景だ。

「ぁ、うっ……んんっ! んぁっ、あ、お臍はげしくなってるっすぅっ! やばいっすこれっ……やばっ、ぁ、マジで中イキしひゃうっすぅ……!」

「ん……いいよ、イって」

「イきまひゅっしゅうぅっ!」

耳を離して吐息混じりに囁くと、レイは身体を仰け反らせて絶頂を迎えた。ぷるぷると震える陰茎からは精液は出ておらず、ドライオーガズムだったという証拠を俺に見せつけた。
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