冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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まずは一人で抱きまして

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けほ、けほっ、と弱々しい咳が部屋に響く。拙いフェラチオを終えたネザメが咳き込んでいるのだ。

「……大丈夫ですか?」

咳を止めたネザメは小さく頷き、口元の精液と唾液を拭った。涙で潤んだ瞳が愛らしい。

「最中も何回もえずいてたっすね、慣れてなさそう感満載っした。でもそれが逆にいいって方も中には居るんすよ」

「元カレの話か」

「違うっす、くーちゃんは慣れてる方が好きっす。一般論っすよ今のは」

「してもらってる時に咳き込まれたら申し訳なくならないか……?」

「せんぱいもせーかくんも優しいっすねぇ」

世間知らずな可愛いガキ共、とでも言いたげな目に感じるのは俺の被害妄想だろうか。

《ちなみに紅葉のどうだった?》

《めちゃくちゃ下手だったぜ》

「めちゃくちゃ下手だったってさ」

「言われなくても、けほっ……分かってるよ。練習……する」

「紅葉さんはとりあえず今は、乳首の方責めてあげたらどうっすか?」

「そうす……けほっ、そうするよ。喉の調子がもう少し戻ったらね」

三人が争っているうちにアキの後孔にアナルパールが全て難なく入るようになった。全て入れて、一気に全て引き抜いて──そうする度にアキは絶頂しているのか、声を上げながら仰け反った。

「いや~……抜く時の音と見た目がイイよな、アナルパール。ぬぽぽんってのとさ、この抜く時の……」

三人の意識をアキの後孔に集めてからアナルパールを引き抜く。ひょっとこの口のようにアナルパールに吸い付いた後孔に八つの視線が注がれれば、流石のアキも羞恥心に悶えるだろう。

「……これ! この吸い付いてる感じ! 皺が伸びてさ……! イイよな」

「分かるよ水月くん。たまらないよね……秋風くんの吸い付きの強さが見て分かる。これを味わえる君が羨ましくて仕方ないよ」

「ふふっ、アキを抱いていいのは俺だけですけど、指か舌なら味わってもいいんですよ」

「生殺しだねぇ」

ネザメはいい反応を返してくれたけれど、他二人は何も言わない。気になって彼らの方を見てみると、二人とも暗い顔をしていた。

「レ、レイ? セイカ? どうしたんだ?」

「……俺、こんな吸い付いてる気しないっす」

「俺も……ガバガバだから、なんか……」

「せんぱい……普段、気ぃ遣ってイってるんすか?」

「…………気ぃ遣わせてごめん」

そんな理由で落ち込んでいるとは……確かにセイカとレイはそれぞれ一、二の緩さではあるが……セイカはともかくレイはその優しい絡み付き具合や蕩けた感じが持ち味であって……セイカは、うん、オナホなら一往復で手コキに切り替えるレベルだったからなぁ。いやでも最近は鍛えているみたいで、ちょっとマシになってきてるんだぞ?

《んなとこっ、じっくり見やがってぇっ……この、ド変態どもっ!》

「気ぃ遣ってなんてないって!」

《うぉお何だ急に大声上げやがって! 兄貴てめぇマジでそういうとこだぞ!》

「優しい締め付けが恋しい夜だってあるんだよ! アキ、キツ過ぎてたまに痛い時あるし! 頼むから勝手に落ち込むのやめてくれ! 俺は気ぃ遣ったことなんて一回もないし心の底からお前らが大好きで、気持ちいいから何回もシてるんだよ!」

「せんぱい……!」

「…………そう」

レイは感激した様子で抱きついてきてくれたけれど、セイカの表情は変わらない。

《……落ち着いたのか? 兄貴。顔もちんぽもいい兄貴の唯一の欠点だぜ、突然奇声を上げるのはよ》

「鳴雷、秋風が続きして欲しがってるぞ」

「…………後でちゃんと話すからな」

本当にアキは続きをねだったのだろうか? セイカがこの話題から逃げたかっただけでは?

(セイカ様、自分から振っといて逃げたがることありますよな~……)

なんて考えつつ、抜いたアナルパールをベッドの上に広げたタオルの上に置き、ヒクヒクと震えている後孔をじっと見つめる。尻肉をそっと鷲掴みにし、くぱぁっと拡げる。

「にーにぃ……」

「お待たせ、アキ。やっとほぐれたな、トロトロでいい感じだ。大丈夫なはずだけど、もし痛かったら言えよ?」

拡がり具合に問題がなさそうだったので、四肢を拘束された弟を抱く背徳感に悶えそうになりながら、アキの陰茎にそっと亀頭を押し当てた。

「んっ、にーにっ、にーにぃ、はやく、はやくするですぅっ! お腹、痛いです。お尻うずうず、とてもー……する、です」

「そう……力むなよ、アキ」

ずぷっ、と震える後孔に陰茎が沈む。たっぷりと丁寧にほぐした腸壁は無理なく肉の棒を受け入れてはくれるが、その後の締め付けは格別に強い。

「んっ、あっあぁんっ! ふっ、ん、ぅうん……んにゃ、にーにぃ……」

「……っ、く……」

ぎゅうぎゅうと食いちぎらんばかりに陰茎を締め上げられ、吐息を漏らす。アキが一瞬ニヤリと笑った気がした。

「何、だよ……アキっ、そんなに締められりゃ、そりゃ声の一つも出るし、顔も歪むよっ」

カッコ付けられない腹いせに、笑われた気がした仕返しに、腰の角度を変えて前立腺をごりゅっと抉ってやった。

「ひっ、ぁああんっ! んぁっ、にゃあぁっ!? ぁ、ひっ、ぃっ、ゔぅんっ! んぁあっ! ぁんっ!」

前立腺を少し押しただけでアキは精液をぴゅるっと漏らした。そんな敏感な器官を削るように連続で擦られ、萎える暇もなくなったアキの陰茎はビクビクと震えながら透明の液体を少量ずつちょろちょろと吐き出していた。

《ぁ、あっ、あぁっ!? そこっ、ばっかぁ……んひっ! 狙い撃ちっ、しやがってぇっ、んっ、くっ、ふ、ぁああっ! やばっ、ぁ、裏から押されてっ、どんどん出ちまうっ、くっ、ふゔんっ、んん……イっ、くぅっ!》

時折、白濁液がびゅっと飛び出す。その瞬間にはアキは喉仏を晒すように仰け反る。

「はぁっ、吸い付いてきて……きもちぃ、アキ、可愛いよアキっ……!」

長い前戯の間焦れていたのはアキだけではない、膨れた陰茎はもう痛いくらいで、腰が止まらない。俺は四肢を全く動かせず、抵抗どころか快楽を逃がすことさえ出来ず悶え続けるアキの僅かな仰け反りすらも押さえ付けるように彼に覆いかぶさった。

《ぁ、にきぃっ! ゃ、ゔあっ!? ぁ、あっ……あぁーっ……!》

誘うように目立たされていた喉仏に歯を立てながら射精を遂げた。跡をつけないギリギリの甘噛みの歯に、アキの掠れた喘ぎ声が振動として伝わってきた。
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