158 / 1,971
ウィークポイント発見なり
しおりを挟む
トイレに連れ込んだ歌見のジーンズを膝まで下ろし、黒いタンクトップをめくり上げ、顔や腕の褐色の肌とは違う日焼けしていない薄い色の肌を晒す。
「触りますね……」
そっと歌見の左胸を鷲掴みにする。分厚い胸筋はイメージに反して柔らかく、指が沈む。
(良質な筋肉は柔らかいって言いますものね。しっかし……ふぉお、まさに雄っぱい! しかもパイセンこれ、感度良くないですか!? アンタまさか、モロ感……!? あの都市伝説の……)
歌見はつい先程まで陥没乳頭に興奮してはしゃいだ俺を見つめてくれていたが、今はもう俯いていて目が合わない。頬が赤くなっているように見える。
「……っ、ん……」
ぐっと手に力を込めて揉んでみると歌見は微かに声が混じった吐息を漏らした。
「先輩、気持ちいいですか?」
「まさか……こんなところ、別になんともない」
「恥ずかしがらなくていいですよ、正直に言ってください。知りたいんです。もし痛くしたりしたらすごく嫌ですし、変な触り方して気持ち悪く思われるのも嫌ですから……先輩がいいなって思える触り方したいんです」
「……………………気持ちいい」
「先輩……! ありがとうございます」
内心大興奮、しかし顔は爽やかな微笑みを意識する。この内と外の切り離しが一番大切で大変だ。けれど歌見は俺の努力の結晶こと笑顔を見てくれていなかった。
「……あの、目逸らされてると……なんか、嫌なのかなって思っちゃうんですけど……やっぱり、まだ男には抵抗ありますかね」
「ち、違う! ただ……恥ずかしくて。お前は顔がいいし……直視するのは、少し」
しゅんと落ち込んだフリをしてみると歌見は慌てて訂正してくれた。チョロい人だ。
「でも……勘違いさせたくないし、そんな顔もさせたくない……ちゃんと、見るよ」
歌見は顔を赤くしたまま口を隠しながらも俺を見つめてくれた。真摯な態度が嬉しくて、演技のはずの表情と心が合致した。
「……先輩、今日はカラコンつけてないんですね」
「ぁ、あぁ……右手じゃないと、やりにくくて」
「なるほど。すっぴん……? でいいんですかね? 素の目も綺麗で素敵です」
目尻にキスをしながらこっそりともう片方の手も歌見の胸に向かわせた。両手で両胸を揉むと脳が何らかの物質をドバドバ分泌していくのが分かった、多幸感とはこのことか、歌見の胸があれば麻薬なんて要らないんじゃないか? 雄っぱいは世界を救うのでは?
「気を、遣うなよっ……黒目が小さくて、嫌な目付きだって知ってる……」
口元を隠していた手が目元に移る。
(デリヘル? とかの写真こんな感じですよな、確か。そう考えるとクッソエロいですな……雄っぱい丸出しですし、下着も……あーぁーテントにシミ出来ちゃってますな雄っぱいそんなに気持ちいいんですか? お可愛らしいですな、でゅふふふ)
未成年らしからぬ萌え方をしつつ、さっき約束しただろうと目を隠すのをやめさせる。口元を隠すのもやめて欲しいけれど、顔の近くに手がないと落ち着かないようなので仕方なく許した。
「俺は先輩の目好きですよ。三白眼萌えって分かります? 先輩、三白眼ってほどでもないですけど……」
「アニメのキャラとかには、分かるけど……ああいうのは可愛い女の子キャラとかにあるからギャップ萌えがあるんじゃないのか? 俺が目付き悪いのなんて順当過ぎるだろ」
「先輩目付き悪くはないですよ、ちょっとキツいだけです。カッコイイですし、気にしてるって分かると……なんか、可愛く思えてきました」
「…………鳴雷、お前は……本当に」
「水月、って呼んでくれるんじゃなかったんですか?」
呆れたような顔だった歌見は照れた顔に戻った後、小さな声で「水月」と呟いてくれた。
「そう……名前、呼んでてくださいね。ずっと」
「……? 水月……って? 水月っ、んっ……みつ、き」
五本の指全てに力を入れて満遍なく胸筋を揉んでいたが、親指と人差し指に力を集中させて少しずつ乳首に近付けていくやり方に変えた。
「先輩の声好きです。男らしくて色っぽい、吐息混ざったり跳ねたりして、すっごくエロくなってます……それで名前呼ばれるなんて最高ですよ、もっとお願いします」
「水月……水月っ、水月……ぁ、待っ……ん、ぁあ……水月ぃっ……」
素直に俺を呼び続ける歌見は約束通り俺の顔を見つめてくれている。
「水月、水月……あぁ、これ、いいな……安心するし、興奮する……水月、なぁ水月……俺、胸でこんな感じたのなんて初めてだ、自分で揉んだりはしないし、女にされても喘いだりしない……不思議だ、お前に揉まれると気持ちいい、なんでだろうな」
「……愛、ですよ。とか言ったら笑っちゃいますか?」
歌見は目を丸くした後、くすくすと笑い出す。その口元はやはり隠されたままだ。
「ふふふ……そうだな、笑うな。でも、その答えが欲しかった。言ってくれるなんてな……」
「聞いたくせに答え決めてるなんて、ずるいです」
「似た答えを出す相手を探したり、答えを擦り合わせるのが恋愛だろ?」
「やだ、大人。俺は十五のガキなんで、愚直に求めるばかりですよ」
揉むのも皮をつまむのもやめ、人差し指の背で乳輪を撫ぜる。歌見はビクッと身体を跳ねさせ、濡れた瞳で俺を見つめた。
(……パイセン、結構ネコ気質でわ? まーわたくしが超絶美形過ぎてどんな雄々しい男もメス化してしまうというのは仕方のないことですが)
言葉にはせず受け身で快感を求める期待した瞳に案外楽に抱けそうだと安心し、乳輪を掠るような愛撫を重ねた。
「触りますね……」
そっと歌見の左胸を鷲掴みにする。分厚い胸筋はイメージに反して柔らかく、指が沈む。
(良質な筋肉は柔らかいって言いますものね。しっかし……ふぉお、まさに雄っぱい! しかもパイセンこれ、感度良くないですか!? アンタまさか、モロ感……!? あの都市伝説の……)
歌見はつい先程まで陥没乳頭に興奮してはしゃいだ俺を見つめてくれていたが、今はもう俯いていて目が合わない。頬が赤くなっているように見える。
「……っ、ん……」
ぐっと手に力を込めて揉んでみると歌見は微かに声が混じった吐息を漏らした。
「先輩、気持ちいいですか?」
「まさか……こんなところ、別になんともない」
「恥ずかしがらなくていいですよ、正直に言ってください。知りたいんです。もし痛くしたりしたらすごく嫌ですし、変な触り方して気持ち悪く思われるのも嫌ですから……先輩がいいなって思える触り方したいんです」
「……………………気持ちいい」
「先輩……! ありがとうございます」
内心大興奮、しかし顔は爽やかな微笑みを意識する。この内と外の切り離しが一番大切で大変だ。けれど歌見は俺の努力の結晶こと笑顔を見てくれていなかった。
「……あの、目逸らされてると……なんか、嫌なのかなって思っちゃうんですけど……やっぱり、まだ男には抵抗ありますかね」
「ち、違う! ただ……恥ずかしくて。お前は顔がいいし……直視するのは、少し」
しゅんと落ち込んだフリをしてみると歌見は慌てて訂正してくれた。チョロい人だ。
「でも……勘違いさせたくないし、そんな顔もさせたくない……ちゃんと、見るよ」
歌見は顔を赤くしたまま口を隠しながらも俺を見つめてくれた。真摯な態度が嬉しくて、演技のはずの表情と心が合致した。
「……先輩、今日はカラコンつけてないんですね」
「ぁ、あぁ……右手じゃないと、やりにくくて」
「なるほど。すっぴん……? でいいんですかね? 素の目も綺麗で素敵です」
目尻にキスをしながらこっそりともう片方の手も歌見の胸に向かわせた。両手で両胸を揉むと脳が何らかの物質をドバドバ分泌していくのが分かった、多幸感とはこのことか、歌見の胸があれば麻薬なんて要らないんじゃないか? 雄っぱいは世界を救うのでは?
「気を、遣うなよっ……黒目が小さくて、嫌な目付きだって知ってる……」
口元を隠していた手が目元に移る。
(デリヘル? とかの写真こんな感じですよな、確か。そう考えるとクッソエロいですな……雄っぱい丸出しですし、下着も……あーぁーテントにシミ出来ちゃってますな雄っぱいそんなに気持ちいいんですか? お可愛らしいですな、でゅふふふ)
未成年らしからぬ萌え方をしつつ、さっき約束しただろうと目を隠すのをやめさせる。口元を隠すのもやめて欲しいけれど、顔の近くに手がないと落ち着かないようなので仕方なく許した。
「俺は先輩の目好きですよ。三白眼萌えって分かります? 先輩、三白眼ってほどでもないですけど……」
「アニメのキャラとかには、分かるけど……ああいうのは可愛い女の子キャラとかにあるからギャップ萌えがあるんじゃないのか? 俺が目付き悪いのなんて順当過ぎるだろ」
「先輩目付き悪くはないですよ、ちょっとキツいだけです。カッコイイですし、気にしてるって分かると……なんか、可愛く思えてきました」
「…………鳴雷、お前は……本当に」
「水月、って呼んでくれるんじゃなかったんですか?」
呆れたような顔だった歌見は照れた顔に戻った後、小さな声で「水月」と呟いてくれた。
「そう……名前、呼んでてくださいね。ずっと」
「……? 水月……って? 水月っ、んっ……みつ、き」
五本の指全てに力を入れて満遍なく胸筋を揉んでいたが、親指と人差し指に力を集中させて少しずつ乳首に近付けていくやり方に変えた。
「先輩の声好きです。男らしくて色っぽい、吐息混ざったり跳ねたりして、すっごくエロくなってます……それで名前呼ばれるなんて最高ですよ、もっとお願いします」
「水月……水月っ、水月……ぁ、待っ……ん、ぁあ……水月ぃっ……」
素直に俺を呼び続ける歌見は約束通り俺の顔を見つめてくれている。
「水月、水月……あぁ、これ、いいな……安心するし、興奮する……水月、なぁ水月……俺、胸でこんな感じたのなんて初めてだ、自分で揉んだりはしないし、女にされても喘いだりしない……不思議だ、お前に揉まれると気持ちいい、なんでだろうな」
「……愛、ですよ。とか言ったら笑っちゃいますか?」
歌見は目を丸くした後、くすくすと笑い出す。その口元はやはり隠されたままだ。
「ふふふ……そうだな、笑うな。でも、その答えが欲しかった。言ってくれるなんてな……」
「聞いたくせに答え決めてるなんて、ずるいです」
「似た答えを出す相手を探したり、答えを擦り合わせるのが恋愛だろ?」
「やだ、大人。俺は十五のガキなんで、愚直に求めるばかりですよ」
揉むのも皮をつまむのもやめ、人差し指の背で乳輪を撫ぜる。歌見はビクッと身体を跳ねさせ、濡れた瞳で俺を見つめた。
(……パイセン、結構ネコ気質でわ? まーわたくしが超絶美形過ぎてどんな雄々しい男もメス化してしまうというのは仕方のないことですが)
言葉にはせず受け身で快感を求める期待した瞳に案外楽に抱けそうだと安心し、乳輪を掠るような愛撫を重ねた。
10
お気に入りに追加
1,225
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
兄たちが弟を可愛がりすぎです~こんなに大きくなりました~
クロユキ
BL
ベルスタ王国に第五王子として転生した坂田春人は第五ウィル王子として城での生活をしていた。
いつものようにメイドのマリアに足のマッサージをして貰い、いつものように寝たはずなのに……目が覚めたら大きく成っていた。
本編の兄たちのお話しが違いますが、短編集として読んで下さい。
誤字に脱字が多い作品ですが、読んで貰えたら嬉しいです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる