冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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挿入した二本の指で後孔を拡げていく。リュウやカンナなど処女達に比べ、容易に拡がってくれるのはやはり抱かれ慣れた身体だからだろう。

「んっ、んぁ……は、ぁあっ……!」

柔らかく吸い付いてくる腸壁を押し撫でるのは俺にとっても楽しい行為だ。

「せんぱいっ、せんっ、ぱぁい……! キスして欲しいっすぅ……キスっ」

「……色々舐めたばっかりだけど、いいか?」

「せんぱいが舐めてくれたんすから、俺だって平気っす」

歌見もフェラをした直後にキスをしてくれたし、案外と抵抗がないものなのか? それとも、そういう子ばかり選べているのだろうか。

「んっ……ん、ふっ……」

キスが下手だと言われているので、今回のキスにはかなり集中した。舌を激しく動かさず、ゆっくり口内を舐め回すだとかレイの舌の動きに逆らわないだとか、ちゃんと息継ぎをさせるだとか……とにかく色んなことに気を付けた。

「んっ……んんっ!」

レイの腕が首に絡み付いてきた。必死に俺に抱きついているレイの前立腺をぐりぐりと撫でてみると、腰がぴくぴく跳ねて陰茎が俺の腹に擦れた。

「んっ、んぅうっ! んっ、くっ……ふ、ぅううんっ……!」

レイの舌を口内に引き込んで下側から上顎に押し付けてやり、舌ピアスを重点的に責めてやると前立腺への愛撫とも快感が重なったのか絶頂を迎えた。

「……っ、はぁ……はぁ……せんぱい」

「イってたな、キスしてる最中にイってくれるなんてめちゃくちゃ可愛いし嬉しいよ」

「ひぅっ……」

耳の縁にちゅっと唇を触れさせ、力が抜けたレイの腕をほどいて起き上がる。

「せんぱい……ぁ、ごめんなさいっ、服汚しちゃってたっす!」

「え? あぁ、別にいいよ」

先程の絶頂で少量だが射精をしていたようで、シャツの腹の辺りに白っぽい汚れがあった。

「俺よりレイがまずいんじゃないか?」

「えっ? ぅわ、汚れてるっす!」

黒いパーカーに白い汚れは目立つ。ぶかぶか素肌パーカーのみの姿には萌えるが、そろそろ全裸が見たいと思っていたんだ、ちょうどいい。

「レイ、上も脱いだらどうだ? 俺も脱ぐよ」

「え、でも……」

「せっかくの初めてだし、肌でレイを感じたいよ」

「……! 脱いだら抱いてくれるんすね!?」

因果関係がむちゃくちゃだが、その解釈でも構わない。頷くとレイは上体を起こし、まず袖から腕を抜いた。

「あっ、そうだせんぱい、俺他にもピアス空けてるとこあるんすよ。大丈夫っすよね?」

「まだあるのか? なら是非見せて欲しいな」

「はいっす! すぐ脱ぐっすね」

ぶかっとした黒いパーカーを脱ぐとレイはもう裸になった、肌着を着ていないなら普段からもっと胸元を覗いておくんだったなと少し後悔した。

「今日は飾りっけないヤツっすけど、もっとゴテゴテしたヤツも持ってるっすよ」

陰茎についている物と似た銀色のリングが乳首と臍につけられている。数多のエロ同人などでニップルピアスを見てきたが、まさかリアルでお目にかかれる日が来るとは……

「……せんぱい? どうしたんすか」

「ぁ、あぁ……ピアス、好きでも嫌いでもなかったんだけど、乳首のは……ちよっと、くるものがある」

「くるもの、すか?」

「股間にクる……」

「……興奮してるってことっすね? よかったっす!」

綺麗なピンク色の乳首は平均以上の大きさだ、やはりこちらも開発済ということなのだろうか? 感度がいいのは嬉しいが、他の男の手が入っているのはやはり嫌だ。しかしぷるんとした大きな乳首を見て興奮してしまうのは止められないし、複雑な気分だ。

「あ、乳首に気ぃ取られてちゃダメっすよ、臍にもあるっす」

「見えてはいたよ。こっちもエロいなぁ……ボディピアス初めて見たけど、身体に穴空いてるってやっぱりなんかこう、違和感あるよ。いい意味で」

「こっちには気付いてるっすか?」

レイは身体をよじって側面を見せてきた。腰の横──右に二つ左に六つ、骨盤の上からくびれに向かって銀色の玉が皮膚に点々と引っ付いている。

「これは皮だけっす。サーフェイス・トゥ・サーフェイスって言うんすよ。腰のはスパイナルにしようかとも思ったんすけど、こっちにしました」

「……あ、これ二つで一つなのか?」

「はいっす、右一つに左三つ空けてますっす」

恐る恐る触れてみると皮膚の真下に硬い感触があった。抱く時に腰を掴むだろうから気を付けないとな……

「レイはピアス好きなんだな」

「はいっす! 口ピもしたいっすし、舌ピも増やしたいっすし、太腿にコルセットピアスやりたいんすよ」

「……よく分かんないけど、やりたいならやればいいじゃないか」

「せんぱい引かないっすか?」

「レイの好きなようにレイ自身を飾ってくれたら、それを愛でるのが俺の役目だからな。何度も言ってるけど絶対引かないよ」

「タトゥー入れてもいいっすか?」

「レイがそうしたいならそうすればいいよ」

「やったーっす! じゃ、後でせんぱいローマ字で名前書いて欲しいっす。メモ帳お渡しするんで」

……まさか俺の名前を彫る気か? それは流石にどうかと思う、やはりタトゥーは禁止にしておこうかな。

「へへへー……次はせんぱいが脱ぐ番っすよ!」

着替え中の俺を何度も撮ったくせに、レイはまた連写を始めた。

「やっぱりせんぱいの筋肉最高っすね……デッサンしたさがやばいっす!」

シャツを脱ぐとレイは歓声を上げ、スラックスを脱ぐとレイはある一点を見つめて身体を強ばらせた。ある一点とは当然、股間だ。

「せ、せんぱい……めちゃくちゃおっきくなってるじゃないっすか。そんなんになってるのに俺のことすっごく丁寧にしてたんすか……? もはや意味分かんないレベルっす」

下着に包まれたままの陰茎でここまで惹きつけられてくれたのなら、脱げばそれはそれは大きな歓声が上がるのだろう。そう期待して下着を脱ぎ捨てるも、レイは少しも声を上げなかった。じっと俺の陰茎を見つめ、ゴクリと喉を鳴らした。
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