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ピアス若干多め

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ベッドに座らせたレイは足をぱかっと開き、陰茎に空けたピアスを見せてくれた。鈴口から入り亀頭の下に空いた穴から出る銀色のリングと、裏筋に並んだ亀頭のものよりは小さい銀色のリングだ。
レイは一般的ではない部位のピアスに俺が引いていないか不安なようで、死んだ魚のような目が微かに震えている。

「もちろん大丈夫、可愛いよ」

白濁液にまみれた柔らかい陰茎にちゅっと唇を触れさせ、亀頭のピアスを舐める。肉に混じる金属の硬さは言い表しようのない興奮を俺に与えた。

「ほ、ほんとに……平気っすか? 元カレ……セフレ扱いだったっすけど、元カレはピアスフェチだったっすけど、せんぱいもっすか?」

ピアスが好きだと思ったことはないし、ピアスを見て触れて舐めて特別興奮しているというのも違う。雑食、節操なし、全フェチ制覇、俺にはそんな言葉が似合う。

(元カレの話、いい加減にやめて欲しいですな。案外未練があったりするんでしょうか……)

舐め取った精液を飲み、唇についた精液を舐め取り、手の甲で口を拭う。

「特別ピアスが好きってわけじゃないよ。俺、つけてる子レイが初めてだし……ピアスがあってもなくても、俺は同じ態度を取ると思う。俺にとってこのピアスは……そうだな、ホクロとか、髪型とか、そんなのと一緒だよ。あってもなくてもどんなものでも興奮する。節操なしの変態だと思ってくれていい…………レイ? また泣いてるのか……今度は何だ?」

どうせ負の感情からの涙ではないのだろうと、今回は余裕を持って対応出来た。

「う、嬉しいんす……元カレ、もう俺に興奮してるって言うかピアスに興奮してる感じだったからぁっ……俺主体に見てくれるっての新鮮で、訳分かんなくて、とにかく嬉しくて」

「あぁ……分かった分かった、無理に説明しなくていいからゆっくり息しろ。苦しいだろ」

過呼吸気味のレイを抱き締めて背を叩き、心と呼吸を落ち着かせる。

「…………落ち着いたか?」

「す、すいませんっす……いちいち泣いちゃって」

「それは可愛いからいいんだけど……」

「……? けど、何すか?」

元カレの話をしないでと面と向かって言うなんて流石に女々しい気がして、口が上手く動いてくれない。

(……攻めとしてのカッコつけではなく、歳下として甘えるように言ってやればよいのでわ? レイどのは後輩扱いされていたいようですが、歳下ママという概念もありますしイケるイケる)

しかしすぐに覚悟を決め、レイの両肩に手を添えて縋るような声を出した。

「元カレの話……嫌だな。比べて、俺の方がいいって言ってくれてるのは分かるけどさ、嫉妬しちゃうよ。昔のことだからどうしようもないのに、どうして俺達もっと早く出会えなかったんだろうって思っちゃうな……」

ハッと目を見開くレイに微笑みかけつつも、やはり耐えられないと演出するため痛みを与えない程度に肩を強く掴む。

「その元カレも今のレイを作る要素の一つなんだって分かってても、レイが傷付く前に見つけてあげたかったって思いの方が強いよ」

「せんぱい……」

「……話して楽になるなら機会作るから、今だけは俺だけを見てくれないかな?」

「ご、ごめんなさいっす……せんぱい、彼氏いっぱい居るし、嫉妬とか悲しんだりとか、しないと思っちゃってたっす。いっぱい居るのに一人一人に本気なんすね……! ごめんなさいっす、俺もうせんぱいしか見てないんで安心して欲しいっす!」

後輩ぶって話してはいるが、どこか歳上らしさも感じる。

「……謝らせてごめんな」

「いえ、そんな、こちらこそっす」

「お詫びの気持ちも込めて、お掃除フェラ頑張るよ」

「ひゃうっ……!」

まだ柔らかい陰茎をぱくっと咥え、裏筋に舌の腹を押し当ててゆっくりと舐め上げる。裏筋に並んだ三つの小さなリング型ピアスは舌にボコボコとした感触を与えた。

「ぁ、あぁあっ……せん、ぱいっ……せんぱいがぁっ、俺の舐めて……! 撮っていいっすかせんぱぁいっ!」

「ん、好きにしていいよ」

「ゃんっ……! 咥えたまんま喋るのやばいっす……」

精液の苦みも、柔らかい陰茎の舌触りもいいが、見上げたレイの感じている顔が何より素晴らしい。何も考えずに撮影を許可したが、スマホのせいでレイの顔が見えにくくなってしまった。失敗だったかな。

「ぁっ、先っぽ、あっ、あぁっ、先っぽダメっすぅ……!」

皮の隙間に舌をねじ込んで唾液を流し込んだ後、レイの精液と自分の唾液をまとめて吸う。

「ひぁああっ……! 吸うのもっとやばいっすぅっ!」

スマホを持っていられなくなったのか、見上げれば障害物なくレイの顔を見られるようになった。薄ピンク色に染めた眉が下がった気持ちよさそうな顔だ、相変わらず目は死んだままだがそれ以外の顔の部位全てが快感に素直に反応している。

「ひっ、上顎にごりごりって……! んぁっ、ぁあぁ……!」

吸うのに疲れたので舌で陰茎を持ち上げ、上顎にごりごりと擦り付けさせる。もちろん頭も揺らして、陰茎を扱くための穴として使わせた。

「ん……はぁ、綺麗になったかな」

精液の味がしなくなったので一旦口を離す。もう一度射精するまでやるつもりだったが、勃つことすらなかったので予定を変更した。

「他のところも綺麗にするから、足開いておいてくれ」

「はいっす……ひゃんっ! ひぅう……! 内腿、くすぐったいっすぅ……!」

陰茎ほどではないが精液が付着していた内腿を舐め回す。同級生の彼氏達ほど肌に弾力がないとは言ったが、舌に絡みつくような柔らかさは歳を重ねたからこそのものだと思う。

「……綺麗だな、レイ」

俺の唾液に濡れた内腿の白さにキスマークをつけてやりたいという願望が膨らむ。目を伏せて堪え、ちゅ、ちゅ、と優しいキスで誤魔化す。

「なぁ、レイ……全然勃たなかったけどさ、フェラあんまり気に入らなかったか?」

「へっ? ぁ……や、その、俺……お尻になんかされないと勃たないんす……揉まれるくらいでも勃つんすけど、前だけだと……ちょっと難しいっす」

下品な言い方だがレイの身体はメス化が顕著なようだ。俺がそんな身体にしてやりたかったが、過去はどうしようもない。嫉妬心は押し殺して興奮だけを引き出そう。
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