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昼休みは相変わらず
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屋上への扉の前の踊り場に五人で集まり、昼食を広げる。
「何とかこの扉開かんもんか。屋上出てみたいやんな」
「鍵穴パテで埋められてるからなー……」
屋上で昼食なんて全アニオタの憧れだ。青春ものには屋上がつきもの、俺もこの扉を開けたいとは思っている。
「ラッカーパテならシンナーでどうにかなるけど、多分違うよな……エポキシ、いや、ポリか……? よく見えないし分からん……」
「水月詳しいなぁ」
みんなが昼食を広げる中、俺は鍵穴を覗いてぶつぶつと呟いていた。そんな俺を気持ち悪く思っただろうか? リュウの言葉にオタバレの気配を感じた俺は振り返るのが怖くなった。
「あ、あぁ……母さんの友達が、それ関係の仕事やってて……ちっちゃい頃によく面倒見てもらってたから」
「そーなん」
オタバレ回避成功、かな? フィギュアの自作にハマっていたことがあるなんてとても言えない。いや、そもそもパテをフィギュア制作に使うなんて、やっていなければ知らないだろう。過敏なのもよくない、気を付けよう。
「はよ食おうや水月ぃ、みんな待っとんで」
「別に待っててくれなくてもいいのに……でもありがとうな」
昼食を広げながらも手をつけていない彼氏達を可愛く思いながら手を合わせ、咀嚼する口を止めて目を見開いているシュカに微笑みかける。
「そんな顔しなくても俺は気にしてないぞ? お腹すいてたんだもんな、そういうところも可愛いよ」
「…………ん、別に……気にされてると思って見てたわけじゃありません」
咀嚼していたものを飲み込むまで話さないところ、優等生らしいと言うべきか、ギャップ萌えと言うべきか、悩むな。
「ハルはまたサラダだけか……本当に大丈夫なのか?」
「しつこいなーみっつん。普段から食べてなきゃ身体も合わせて低燃費になってくれんの」
「そういうものかなぁ……」
「駄菓子ぎょーさん持ってきとるから腹減ったら言いや」
「気持ちだけもらっとく」
二日ぶりの、いつも通りの楽しい昼食。一人とじっくり親交を深めるのもいいが、大勢で騒ぐのも楽しい。
「ごちそうさまでした。水月、予約していたシュカですが……」
「……予約承っております、シュカ様。少々お待ちください」
弁当箱三つをペロリと平らげたシュカがにじり寄る。おふざけで返した俺は小さな弁当箱をつついているカンナから離れ、壁にもたれた。
「俺らまだ食ってんねんけど」
「嘘、ヤんの? 前もヤってたじゃんビッチ!」
「最低でも一日一回は欲しくなるんですよ、処女には分からないでしょうけど」
「食べたばっかりで運動して大丈夫か?」
「食後の運動ですよ。早く脱いでください」
足を伸ばして座り、膝立ちになったシュカとほとんど同時にベルトを外す。スラックスと下着をズラして取り出した陰茎はまだ勃っていない。
「ちょっと足座らせてくれますか? はい……ありがとうございます」
膝と太腿の間あたりにシュカが腰を下ろした。とうにスラックスも下着も脱ぎ捨てた彼は躊躇いなくM字に開脚し、アナルプラグを咥えた後孔を晒した。
「んっ……ん、んんっ……! んぁっ! はぁ、はぁ……これは一旦差し上げます」
黒いプラグに吸い付く後孔を見せられて、単純な俺はすぐに勃たせた。プラグを濡らしているのはローションがほとんどだろうとは思うが、シュカの体液のように思えて舐めたくなった。
「勃ちやすいところも好きですよ、水月。本当……完璧なちんぽ。最高です」
シュカは俺の陰茎をうっとりと見つめ、裏筋をつぅっと撫で上げた。先走りの汁が分泌され始めたのを確認すると、シュカは俺の首に腕を回した。
「んっ……!」
熱い吐息を俺にかけ、ゆっくりと腰を下ろしていく。亀頭をちゅうっと吸われる感覚があり、思わず呼吸を乱すとシュカがニヤリと笑った。
「楽しみか? 水月ぃ……オレの中でたっぷりイけよ? 足腰立たなくなるまで搾り取ってやるからな」
「それは……楽しみだな」
足腰立たなくなるのはお前の方だ、なんて売り言葉に買い言葉はよくない。優位に立たせてやらなければシュカは絶頂しても満足はしない。
「入れます、よ……んっ、んんっ、ゔっ……ふっ、ゔぅぅうっ! くっ、ふぅうんっ、んんんっ……!」
「はっ……すごいな、相変わらず……柔らかいのにキツくて、絡み付いて吸い付いて……本当、名器だよ」
「で、しょう……? ふふっ、今動いてあげますよ……んっ、んんっ! くっ、ふっ……んんぅっ!」
ローションでたっぷりと濡らされた腸壁は俺の陰茎に絡み付いて離れない。シュカが腰を上げると名残惜しそうに腸のひだが陰茎を撫でていくのが分かった。
「ゔぅっ、んっ…! んんっ……」
「……シュカ? 声出していいぞ、ここ人来ないから」
「るっ、せ……見物っ、居るだろ」
三人はじっとこちらを見ている。カンナは正座をして足の間に両手を挟んでもじもじし、ハルは小さく蹲り、リュウは脚を開いて服の上からバイブを動かしている。
「恥ずかしいのか? そんなこと言ってちゃ3P出来ないぞ」
「やる気ねぇよ……ぉっ!?」
ゆっくりと腰を上げていたシュカの腰を掴み、叩き下ろしつつ突き上げた。ばちゅんっと水音混じりの肉がぶつかり合う音の後、シュカはぴゅるるっ……と少量の精液を吹いた。
「結腸入れてなかったろ。自分じゃ難しいのか? それとも、感じ過ぎるからか?」
「ぉ、ほっ……みちゅきぃ…………みつ、き、水月……水月っ」
「声聞かれたくないなら塞いでやるよ」
「は、ぅっ……んんっ、んぅ……んっ!? んんっ、んんぅーっ!」
シュカの腰を左手だけで押さえ、右手はシュカの後頭部を押さえた。口腔もすっかり性感帯になったシュカは、どちゅどちゅと結腸の奥を突き上げられながら口も犯されるのは耐えられないようで、簡単に何度も絶頂してくれた。
「何とかこの扉開かんもんか。屋上出てみたいやんな」
「鍵穴パテで埋められてるからなー……」
屋上で昼食なんて全アニオタの憧れだ。青春ものには屋上がつきもの、俺もこの扉を開けたいとは思っている。
「ラッカーパテならシンナーでどうにかなるけど、多分違うよな……エポキシ、いや、ポリか……? よく見えないし分からん……」
「水月詳しいなぁ」
みんなが昼食を広げる中、俺は鍵穴を覗いてぶつぶつと呟いていた。そんな俺を気持ち悪く思っただろうか? リュウの言葉にオタバレの気配を感じた俺は振り返るのが怖くなった。
「あ、あぁ……母さんの友達が、それ関係の仕事やってて……ちっちゃい頃によく面倒見てもらってたから」
「そーなん」
オタバレ回避成功、かな? フィギュアの自作にハマっていたことがあるなんてとても言えない。いや、そもそもパテをフィギュア制作に使うなんて、やっていなければ知らないだろう。過敏なのもよくない、気を付けよう。
「はよ食おうや水月ぃ、みんな待っとんで」
「別に待っててくれなくてもいいのに……でもありがとうな」
昼食を広げながらも手をつけていない彼氏達を可愛く思いながら手を合わせ、咀嚼する口を止めて目を見開いているシュカに微笑みかける。
「そんな顔しなくても俺は気にしてないぞ? お腹すいてたんだもんな、そういうところも可愛いよ」
「…………ん、別に……気にされてると思って見てたわけじゃありません」
咀嚼していたものを飲み込むまで話さないところ、優等生らしいと言うべきか、ギャップ萌えと言うべきか、悩むな。
「ハルはまたサラダだけか……本当に大丈夫なのか?」
「しつこいなーみっつん。普段から食べてなきゃ身体も合わせて低燃費になってくれんの」
「そういうものかなぁ……」
「駄菓子ぎょーさん持ってきとるから腹減ったら言いや」
「気持ちだけもらっとく」
二日ぶりの、いつも通りの楽しい昼食。一人とじっくり親交を深めるのもいいが、大勢で騒ぐのも楽しい。
「ごちそうさまでした。水月、予約していたシュカですが……」
「……予約承っております、シュカ様。少々お待ちください」
弁当箱三つをペロリと平らげたシュカがにじり寄る。おふざけで返した俺は小さな弁当箱をつついているカンナから離れ、壁にもたれた。
「俺らまだ食ってんねんけど」
「嘘、ヤんの? 前もヤってたじゃんビッチ!」
「最低でも一日一回は欲しくなるんですよ、処女には分からないでしょうけど」
「食べたばっかりで運動して大丈夫か?」
「食後の運動ですよ。早く脱いでください」
足を伸ばして座り、膝立ちになったシュカとほとんど同時にベルトを外す。スラックスと下着をズラして取り出した陰茎はまだ勃っていない。
「ちょっと足座らせてくれますか? はい……ありがとうございます」
膝と太腿の間あたりにシュカが腰を下ろした。とうにスラックスも下着も脱ぎ捨てた彼は躊躇いなくM字に開脚し、アナルプラグを咥えた後孔を晒した。
「んっ……ん、んんっ……! んぁっ! はぁ、はぁ……これは一旦差し上げます」
黒いプラグに吸い付く後孔を見せられて、単純な俺はすぐに勃たせた。プラグを濡らしているのはローションがほとんどだろうとは思うが、シュカの体液のように思えて舐めたくなった。
「勃ちやすいところも好きですよ、水月。本当……完璧なちんぽ。最高です」
シュカは俺の陰茎をうっとりと見つめ、裏筋をつぅっと撫で上げた。先走りの汁が分泌され始めたのを確認すると、シュカは俺の首に腕を回した。
「んっ……!」
熱い吐息を俺にかけ、ゆっくりと腰を下ろしていく。亀頭をちゅうっと吸われる感覚があり、思わず呼吸を乱すとシュカがニヤリと笑った。
「楽しみか? 水月ぃ……オレの中でたっぷりイけよ? 足腰立たなくなるまで搾り取ってやるからな」
「それは……楽しみだな」
足腰立たなくなるのはお前の方だ、なんて売り言葉に買い言葉はよくない。優位に立たせてやらなければシュカは絶頂しても満足はしない。
「入れます、よ……んっ、んんっ、ゔっ……ふっ、ゔぅぅうっ! くっ、ふぅうんっ、んんんっ……!」
「はっ……すごいな、相変わらず……柔らかいのにキツくて、絡み付いて吸い付いて……本当、名器だよ」
「で、しょう……? ふふっ、今動いてあげますよ……んっ、んんっ! くっ、ふっ……んんぅっ!」
ローションでたっぷりと濡らされた腸壁は俺の陰茎に絡み付いて離れない。シュカが腰を上げると名残惜しそうに腸のひだが陰茎を撫でていくのが分かった。
「ゔぅっ、んっ…! んんっ……」
「……シュカ? 声出していいぞ、ここ人来ないから」
「るっ、せ……見物っ、居るだろ」
三人はじっとこちらを見ている。カンナは正座をして足の間に両手を挟んでもじもじし、ハルは小さく蹲り、リュウは脚を開いて服の上からバイブを動かしている。
「恥ずかしいのか? そんなこと言ってちゃ3P出来ないぞ」
「やる気ねぇよ……ぉっ!?」
ゆっくりと腰を上げていたシュカの腰を掴み、叩き下ろしつつ突き上げた。ばちゅんっと水音混じりの肉がぶつかり合う音の後、シュカはぴゅるるっ……と少量の精液を吹いた。
「結腸入れてなかったろ。自分じゃ難しいのか? それとも、感じ過ぎるからか?」
「ぉ、ほっ……みちゅきぃ…………みつ、き、水月……水月っ」
「声聞かれたくないなら塞いでやるよ」
「は、ぅっ……んんっ、んぅ……んっ!? んんっ、んんぅーっ!」
シュカの腰を左手だけで押さえ、右手はシュカの後頭部を押さえた。口腔もすっかり性感帯になったシュカは、どちゅどちゅと結腸の奥を突き上げられながら口も犯されるのは耐えられないようで、簡単に何度も絶頂してくれた。
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