冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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誤魔化しの暴力

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三時間目と四時間目の隙間の休み時間。俺はリュウを廊下に誘い出し、バイブのスイッチを入れて振動を「中」に設定してやった。

「んっ……!? ぅ、あっ……水月ぃっ、あかんてっ、廊下はあかんっ……!」

「ちゃんと入れっぱなしか。えらいな、ご褒美やるからちゃんと着いてこい」

腕に掴まらせてトイレに向かう。リュウの歩みが遅いのでバイブは一旦止めた。流石に人通りの多い廊下で腰や尻に触るわけにはいかず、トイレに着くまでの僅かな時間でも俺は悶々としてしまった。

「水月ぃ……今朝、殴る約束してくれたやん。殴ってくれんの?」

「えっ? ぁ、いや……」

「……水月、バイブ入れとけ言うたり、気持ちよぉはしてくれはるけど、痛いことあんましてくれへんよな」

「不満……か?」

頷かれてしまった。虐める趣味はないが、不満を抱かせては彼氏失格だ。俺は行き先をトイレから屋上の扉前の踊り場に移した。

「トイレは床汚いし、人来るし……学校でお前を虐められそうなのここくらいだよな」

「トイレに蹴っ転がして水ぶっかけてくれてもええんやで。モップで殴ってくれてもええし」

SMプレイの範疇を超えている。軽い言葉責めくらいなら俺も乗り気になれるが、苛烈なイジメを行えだなんて……やはりリュウが一番手間がかかるかもしれないな。

「はぁ……まぁいいや、そこの壁もたれろ」

「殴ってくれるん? 思いっきり頼むわ」

期待に満ちた瞳を俺に向けるリュウの腹に手を添える。バイブのスイッチを入れ、腹を強く押してみる。

「んっ、くっ……ぅううっ! 水月っ、水月ぃ……ち、がっ……もっと痛いのんがええねんってぇ」

「痛いの、ね……苦しいのは?」

「……? ええけど」

「じゃあ俺にもたれろ」

壁に背を預け、寄ってきたリュウの背後から彼の首に腕を巻き付ける。

「絞めるん? せやったらもっと強くしてや」

バイブを首振りの「強」に設定し、リモコンをポケットに入れ、空いた手でリュウの鼻と口を塞ぐ。

「んっ……!? んっ、ゔぅうっ! ぅうぅうっ!」

首に巻き付けた腕に力を込め、壁にもたれることでバランスを取りつつ身体を反らせる。そうするとリュウの身体を少し持ち上げることが出来る、まだ爪先はギリギリ床に接しているようだが、かなり苦しいはずだ。

「……っ! ん……! ふっ、ぅ……!」

口が開かないよう顎を押さえ、鼻をつまむ。初めは大声を上げていたが次第に声が小さくなっていく。流石に苦しいのか、ただの生存本能か、俺の腕を引き剥がそうとし始めた。

「リュウ、どうだ? まだ不満があるか?」

そんなリュウの手の力も次第に抜けてきた。必死に爪を立てていたのがもう懐かしい。

「腰揺れてるぞ、変態」

軽く膝の裏を蹴ってやると、ピンと伸びることでギリギリ体重を支えていたリュウの足は簡単に役目を放棄する。流石に腕一本ではリュウの体重を支えられないため、倒れる彼に付き合って俺も床に膝をついた。

「……っ、げほっ、けほっ、ぇほっ…………はっ、はっ、はぁっ、はぁ……し、死ぬか思た……ほんまに、死ぬと」

手と腕を離し、リモコンを止め、完全に解放してやるとリュウは床に座り込んで苦しそうに酸素を取り込んだ。その股間は膨らんでいるように見える。

「ぅわっ! み、水月……?」

両足首を掴んで高く持ち上げ、背中を床につけさせる。俺は右足だけ上靴を脱ぎ、リュウの股間を踏みつけた。

「ひぁっ!? あっ、ちょっ、今あかんっ……! ん、ぁあっ! ぁ、あっ!」

いわゆる電気あんまだ。だが、もちろん足を軽く揺らすだけなんて生易しい真似はしない。張った陰嚢を踵で潰し、勃った陰茎を爪先で転がし、男性機能を壊してしまうギリギリを攻めるのだ。

「ぁあっ、ぁ、はぁあんっ……! 痛、ぃいっ! あかんてっ、つぶれてまうってぇっ! ぁ、あっ、あぁあっ! 水月っ、水月ぃっ! ひぃんっ……!」

硬くなったモノをぐりゅぐりゅと踏みにじるのが楽しくないと言えば嘘になるし、嬉しそうに喘ぐリュウの顔を見下ろすのも気分がいい。

(踏みつけは殴る蹴るよりは力加減がやりやすいですし……これで満足してくださるといいのですが)

声の高さから考えてそろそろ絶頂が近いはずだ。俺は陰嚢から踵を離し、足全体で陰茎だけを強く踏みつけた。

「あっ、あぁあっ!? あかんっ、足止めてっ! 出てまうっ、もぉ出てまうって!」

「踏まれて射精するのか? とんでもないマゾ豚だな。いいよ、許してやるよ、出せ」

「出せてそんなっ、服汚れてまうっ……」

「知るか。どこでも射精する豚なんだからちゃんとゴムつけてこい。ほら、イけ」

「ぁ、あっ、イくっ! イくイくっ、イくぅうっ! ふっ、ふぅっ……ふぅ……ぁー、出してもうた」

リュウの足を離し、リュウから足を離す。靴を履いて屈み、座り込んだままのリュウの顔を覗き込む。

「……どうだった?」

「ん? めっさよかったで。口塞ぐんも股踏むんもたまらんかったわぁ。せやけどもうちょい冷たい目ぇして欲しいなぁ」

「注文多いな……ま、頑張ってはみるけど」

「頼むわ。面倒くさなって腹立ったら俺サンドバッグにしてくれたらええから」

殴られたい欲は今のでは発散できなかったのか? 無念だ。やはり殴るしかないのだろうか……諦めて加減の練習でもするかな。

(……そういえばリュウどのを呼んだのはわたくしが射精したかったからで、フェラかイラマでもしてもらおうと思っていたのですが)

ベルトを緩めて下着の中に手を突っ込み、ごそごそと射精の後処理をしているリュウを眺める。ムラムラしてきたが、しゃぶってくれなんて言えない雰囲気だ。時間もないし。

(仕方ありませんな、シュカどのに全部注いで差し上げましょう)

鳴り響くチャイムの中、俺はリュウを置いて前かがみのまま階段を駆け下りた。
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