冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

文字の大きさ
上 下
119 / 2,051

昼飯の後は駅弁

しおりを挟む
シチュー一人と半人前、米一人前、トースト二枚、今の俺には考えられない量の昼食を終えたばかりのシュカは、彼自身の全体重と重力が突き上げを手伝う駅弁の体位でして大丈夫なのだろうか。

「ぁゔんっ! んぁああっ……! てめぇも喘げやぁっ、くしょろーていっ!」

「正直喘ぎたくなるくらい気持ちいいよ、シュカのナカは。でも俺が喘いじゃシュカが興醒めしちゃうだろ?」

「んぅうっ! ふぐっ、んんっ……んぉっ、ほ、ぉおっ……それがっ、ひとのえしゅじっ、ぐぽぐぽ遊んでる男の顔かぁっ! くしょいけめんんっ……むか、つくぅっ!」

「今だけは罵られても気分がいいよ」

胃まではかなり遠いとはいえ、あれだけ食べた直後に腹をガンガンと突き上げられたら吐いてしまわないか? 心配で気にしているが、シュカは気持ちよさそうに俺を罵るばかりだ。

「んぁああっ! ぁ、はぁあんっ……! きもっ、ちぃっ……ひんんんっ! 腹の奥どすどすされんのたまんねぇ……」

「……っ、ん……気持ちよさそうにしてくれて嬉しいよ。俺もそろそろキツい……かも」

絶頂の瞬間に陰茎を締め付けて痙攣するのはシュカだけの癖だろうか? みんなそうなのだろうか。未だにシュカ以外を抱いたことはないから分からないな。

「みつき……! ぁはっ……そぉだっ、素直に喘げばっ、ぁあっ! いいんっ、だよぉ……もっと締め付けてやるよっ……!」

快感のあまりつい声が上擦ってしまってカッコ悪いと反省していたのだが、何故かシュカの機嫌が良くなった。さっきの「てめぇも喘げ」は負け惜しみなどではなく性癖告白だったのか、シュカは自分を抱きながら喘ぐ男が好みなのだ。

「んっ……! シュカ、勘弁してくれよっ」

「いい顔だ水月ぃっ……んんっ! ぅ、あぁっ! はぁっ……てめぇみてぇなイケメンが快感で顔歪ませんのたまんねぇよっ……」

「分かる、よっ……俺も、今メガネ美人の気持ちよさそうな顔見て興奮してるからっ」

自信満々に騎乗位をしてくるヤツなのだから予想出来た好みだ。ゲームで百戦錬磨の俺もリアルはまだまだ童貞並だな。

「はぁっ……シュカ、シュカっ、好きだっ、もう出していいか?」

素直に喘いでみると快感が増幅したような気がする。ジェットコースターはわざとでも叫んだ方が楽しいとか、そういう感じか?

「ったりめぇだろ。全部よこせっ……んっ、ひ、ぃいいんっ……! ん、ぁあぁあっ……は、ぁあぁんっ…………ク、ソっ……無駄に射精長ぇんだよ、てめぇ……」

「はー……ごめん、まだ勃つけど腕と腰が限界。一回下ろさせて」

「仕方ねぇなぁ……ゆっくり抜けよ? んっ、んぅっ……ぉ、おっ……ほ、ぉんっ……! んんんっ! ゆっくり抜けって言っただろ……」

「抜く時はお前持ち上げなきゃいけないんだぞ? 無茶言うなよ」

すぐには立てないようなのでシュカはクッションが枕になるようにして床に置いた。彼の腹や太腿には彼自身のものだろう精液が、彼の後孔からは俺の精液が垂れている。

「……シュカ、二回戦目はゴム付けようか。床汚しちゃってるよ」

「二回なんだか四回なんだか……ぁあ? なんだ、オレがイキ過ぎって言いたいのかてめぇ」

「ち、違う違う……まぁシュカのも零れてると思うけど、だいたい俺のだよ」

仰向けになるよう置いたから腹に付着したシュカの精液よりも、後孔から垂れている俺の精液の方が多く床に零れている。

「掃除も面倒だし、付けよう」

「……ナマがいい。ナマじゃねぇとここの段差のゴリゴリが弱くなる」

膝立ちになったシュカは足の間から精液をぽたぽたと垂らしながら俺の陰茎をぎゅっと掴み、もう片方の手でカリをつついた。

「0.001だけど……それでも嫌か?」

「薄けりゃいいってもんじゃねぇよ。中出しされんのも好きだし……」

シュカは手持ち無沙汰だとでも言いたげに俺の陰嚢をふにふにと揉んでいる。可愛らしいが、下手なことを言うとそのまま握り潰されそうで怖い。

「中出し好きなのか? 処理面倒だから嫌いとか言うと思ってたよ」

俺は別に中出しにこだわるタチではないが、生物の本能なのか中出しをすると相手を自分のモノにした感覚があって気分がいい。シュカが被支配欲を持っていたとは意外だ。

「中出しさせるとなんかこう……よし搾り取ってやったぞ、って感じがする」

被支配欲などではなく、むしろ支配欲だったようだ。なるほど搾精の快感というのもあるのか……ならやはり俺は下手に出ておいた方がシュカは喜ぶんだな。

「まぁ一回試してみようぜ、ゴムあり。嫌ならゴム外すよ」

「試行錯誤、絶倫ならではですね。舎弟ディルドとは結構ゴムありでヤってたので、試すと言われても……ゴムありのガッカリ感は知ってますし」

ぶつぶつと文句を言いながらもシュカは渡したゴムを付けてくれた。俺もゴムを付けて完了だ、今度はどんな体位でしようか。

「……なんかこのゴム大きくないですか? 勝手には取れなさそうですが、引っ張ったら簡単に取れそうです」

「俺のサイズだからな、シュカにはちょっと大きかったか」

自分の発言を後悔する暇もなく、脛に拳が叩き込まれて悶絶する。

「リュ、リュウにはブカブカだった、リュウにはブカブカだった……!」

「アレと比べられて私が喜ぶとでも?」

「悪かったってマジで……でも俺がデカくてシュカは嬉しいだろ?」

「そうですね、叩いて腫れさせて更に大きくしましょう」

「腫れる前に勃たなくなる!」

冗談だと笑うシュカの目は楽しそうに細められている。

「体位どうする?」

「立ちバックでいいでしょう。私はそこに手を付きますから、あなたは私を突いてください」

「……オヤジギャグ?」

「シンプルに歯を折りますよ」

「喜んで突かせていただきます」

握り拳を見せるなんて反則だ。尻肉を自分で掴んで精液滴る後孔を拡げて見せるなんて更に反則だ。

「えっろ……やばい痛いくらいに勃った。入れるぞシュカ」

「ええ、どうぞ……んっ、んんっ! ぁ、あっ……!」

ゴムを被せた陰茎をシュカに挿入する。ゴム越しの腸壁は変わらず心地いいものだったが、シュカは早速文句を言い始めた。
しおりを挟む
感想 466

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

悪役令息の伴侶(予定)に転生しました

  *  
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、自らを反省しました。BLゲームの世界で推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~

柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】 人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。 その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。 完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。 ところがある日。 篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。 「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」 一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。 いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。 合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

処理中です...