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せっかちさんにじっくり愛撫

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ベッドに横たわったシュカの服を改めて見る。制服と似た形だが、制服のズボンにはうっすらとチェック柄があるのに対してこのズボンは黒無地だった。もちろんシャツに校章などはついていない。

「どうしたんです? 水月、固まって……まさか服の脱がし方が分からないんですか?」

「そんなわけないだろ」

着衣プレイは学校でやった。今日はさっさと全裸に剥いてしまおう。

「腰浮かせて……」

シャツを脱がし、ズボンを脱がし、肌着を脱がし、下着を脱がす。下着の内側を見てみると、尻側が少し濡れていた。

「水月、せっかくですし外じゃやりにくい正常位を楽しみましょう。さ、どうぞ」

何の恥じらいもなくシュカは膝を曲げて開脚した。その後孔からは黒い突起が飛び出しており、タラタラと透明の液体が垂れていた。

「まだ母さん家に居るけど」

「……そうでしたね。まだ出ないんですか?」

「みたいだな、そろそろだと思うけど」

シュカは足を抱えるのをやめ、ベッドに膝を立てた。俺は一旦ベッドから降りてシュカの服を畳んだ。

「尻、家から仕込んできたのか?」

「ええ」

「ふーん……シュカの家、何駅か離れてたよな? ほぐしてローション入れてプラグで栓して……そんなエロい尻のまま電車乗ってきたってことだよな」

「ええ」

言葉にすることで羞恥心を誘ったが、シュカは顔色どころか眉ひとつ動かさない。細身だが質のいい筋肉がついている足を、発達したふくらはぎを撫で摩る。

「……相変わらず淫乱だな。家から俺に抱かれることだけ考えてたんだろ?」

「昨日からずっと考えてましたよ。水月、私は天正さんじゃないんですから言葉責めなんてしなくていいんですよ」

「え、いや、でも……まだ始められないし、気分を上げようと思って」

「馬鹿にするみたいな言葉責め、ムカつくんですよね。つい殴っちゃうかもしれませんから気を付けてください」

リスクが大きすぎる。恥ずかしがってくれないみたいだし、大人しく愛撫をしていよう。

「分かった……軽く愛撫しとくよ」

「愛撫……ふふっ、童貞が、愛撫って……ふふふ」

「筆下ろししてくれたくせに……!」

ふくらはぎを揉んでいた手を内腿へ移し、撫でながら股の方へ手を近付ける。足の付け根をすりすりと指で擦ってやるとシュカは足を大きく開いた。

「……っ、ん……そこ撫でられると、締めちゃいます」

ぱかっと惜しげもなく開いた足に反して後孔はきゅうきゅうと締まり、アナルプラグの取っ手がひくひくと揺れている。

「これ抜いていいか?」

「ご自由にどうぞ」

今日のシュカは機嫌がいいのか俺にかなり任せてくれている。俺は心の中でほくそ笑みつつアナルプラグをつまんだ。

「んっ……! 抜かないんですか?」

上下左右に軽く揺らしてみる。前に学校で使っていたものと同じなら手のひらに収まるサイズだ、前立腺などを刺激することはないだろう。

「ん、ぅっ……」

慎重に引っ張っていくとシュカの後孔の縁が盛り上がる。彼の穴の締め付けのよさや吸い付き具合を想像してしまい、陰茎に熱が溜まる。

「うっわエロ。吸い付いてきてる……」

「んん……さっさと、抜いたらどうですっ」

「お前の身体は抜いて欲しくなさそうだぞ」

舐めしゃぶる口のように、アナルプラグに吸い付いて引っ張られて盛り上がっている後孔の縁。そのシワを伸ばすように指の腹で愛撫する。

「……っ、とっとと抜いててめぇのちんぽぶち込めっつってるのが分からねぇか!」

胸ぐらを掴まれて反射的に怯え、ちゅぽんっと音を立ててプラグを抜いてしまった。シュカはビクッと身体を跳ねさせ、後孔を物欲しそうにヒクヒクさせて俺のシャツから手を離した。

(ふぉぉ……相変わらず凶暴ですな、ビビりましたぞ)

まだ母は家を出ていない。もうしばらくは喘ぎ声が上がらない程度の前戯を続けなければ。

「このクソ童貞が……」

悪態をつくシュカの腹に視線を移す。無数の切り傷の中から大きなものを選んで、色が薄く他より敏感らしい皮膚を撫でてみる。

「人の傷触んの、楽しいか?」

熱い吐息を交えながら、切れ長のタレ目が俺を睨みつける。

「あぁ、これもシュカの魅力だからな」

「趣味が悪ぃのか偽善なのか……」

俺のスカーフェイス萌えを理解せず呆れるシュカの頬に唇を触れさせる。今度は左目を縦に切った顔の傷だ。

「俺の愛情、ちゃんと受け取ってくれよ。そんで出来れば愛し返してくれ」

「……善処はします」

傷跡を舌で撫でる。同時に腹への愛撫も続け、舌触りの違いと手触りの違いを楽しむ。

「趣味が悪ぃ方だってのは分かりましたよ、本当にこの汚ぇ身体が好きだって」

「カッコイイよ」

本心から切り傷を褒めつつ、腹から太腿へ愛撫しながら手を下ろしていく。後孔に中指の腹を押し当てると向こうから吸い付いてきた。

「……水月、指なんていりません」

「なんでだよ、前戯と言えばこれだろ?」

僅かな力でシュカの穴は簡単に俺の指を飲み込んでくれた。ぬるぬるとした柔らかい肉の壁は温かく、媚びるように絡みついてくる。

「んんっ……! だからっ、指いらねぇっ……て、言ってんだろっ!」

包まれ心地を堪能しようと指をぐるりと回し、どこまでも沈むような柔らかさを試すため指を曲げて腸壁を押す。

「すっごいトロトロ……期待してくれてるんだな」

カンナとは比べ物にならないほど柔らかい腸壁に年季の違いを感じる。

「あぁっ、だからっ、さっさとそれ寄越せっ! 指なんていらねぇんだよ!」

指で快感を覚えるのは嫌なのか、シュカは俺の手首を掴んで手をどかそうとする。しかし手に力が入っていない。頬を赤らめていながら歯を食いしばって快感に耐えようとするその姿は、萌えるとしか言いようがなかった。
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