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昼休みの情事 (水月×シュカ×カンナ・リュウ・ハル)

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頭が痛い。頭を鷲掴みにしてこめかみを潰すように力を込めるなんて、なんて力業だ、酷いことをするものだ。

「俺前から明太子一回食うてみたいわぁ思とってん」

「取り寄せ出来る店もあるみたいですよ。私もフグ鍋には前から興味があったんですよ、基本なんですよね?」

「いやフグ結構高いで? そんなしょっちゅうやれへんて。土産言うならたこ焼きやな、地元民は買わへん土産専門店みたいなとこあんねん」

「とりり~ん、俺んとこは?」

「京都と横浜でしたね、どちらもあまり食の方には詳しくなくて……」

「京都は色々あるよ、俺もあんま詳しくないけど、京野菜は最高! うなぎとかも自信ある。横浜も色々あるよ、魚も豚肉もキウイも美味しいのいっぱいある!」

「横浜ゆーたらあれやろ、カレーやろ、知ってんねん俺」

俺を痛めつけてスッキリしたらしいシュカは楽しそうに話しているからいいか。

「……カンナ、カンナも話してきたらどうだ? 俺のことはいいから、みんなと仲良くしてみろよ」

俺の心配をしていたカンナの背を軽く押してやると、カンナは俺を気にしつつもリュウの背後から話に混ざろうとした。

「お、しぐ。なんや?」

「……ん、べ……」

「せんべい……? お、おぅ……食いたいんか?」

カンナは多分銘菓の話をしているんだ、分かってやってくれリュウ。

「せんべいかぁ……親戚のおじさんちの向かいに売ってる店あったよ、創業二百年くらいの……あそこ美味しいんだよー」

「相変わらず桁狂っとるわ」

「新しい方だよ?」

「時空歪んどるわ」

リュウがハルと漫才を始めてしまった、アイツら実は仲良いだろ。
頭痛も引いたし、そろそろ会話に混ざろう……そう思った瞬間、シュカが俺の足の上に座った。

「……シュカ? な、何だ?」

「腕時計を見てよく考えてみたんです、昼休みは後三十分近くあるのに……何もしないだなんてもったいない、と」

揃えて伸ばしている俺の足の上に跨ったシュカは自身のベルトを外す。会話に入れずに俺に視線を向けたカンナがそれに気付き、慌てて俺の隣に戻る。

「……っ!」

カンナが怒っている。自分をよそへやってシュカを呼んだと思っているのか? 誤解だ。

「おや、カンナさん。一緒にしたいんですか?」

「……っ!?」

シュカはカンナの胸ぐらを掴んで引き寄せ、カンナのベルトにまで手をかける。俺一人では止められない、止めるメリットもあまり分からない、このままリュウかハルに止められなかったら俺達はここで行為を始めてしまうかもしれない。

「自分親戚んとこ帰った時やいやい言われへん?」

「東落ちでちょっと立場悪いくらいかなー」

「東落ちて……ほんまに言うんやなそれ。なんや知らんけど東京行ったら裏切りもん呼ばわりしよんねんな、そっちもそんなんなんやなぁ」

「親戚集まった時は肩身狭いよ~。本家筋とはいえねぇ~」

めっちゃ話し込んでる、やっぱり実は仲良いだろアイツら。

「ゃ……! みぃ、くんっ、たす……てっ!」

ベルトを緩められたカンナは下着の中に手を突っ込まれて顔を赤くしながら俺に助けを求めている。萌えてしまう自分を押さえ、カンナの求めに応える。

「シュカ、カンナを離してやってくれ」

「どうしてです?」

「ゃ、ぁあっ……! 触ん、ない……でぇっ、ぃやっ……! ここっ……みぃくん、だけなのっ……!」

「カンナにはまだ3Pとか早いんだよ、だから離してやってくれ、頼む」

俺の話を聞いているのかいないのか、シュカはカンナの陰茎を下着の中で扱いている。百戦錬磨のシュカの技巧にド素人のカンナは泣き喘ぐしかなく、あっさりと勃たされてしまった。

「勃ちましたよ、勃ったってことはOKってことですよね?」

「みぃ、く……ご、め…………ぼく、みぃくんじゃ、な……のにっ、たっちゃったぁ……」

「サイズはそこそこ、カリの形がちょっと気に入りませんね……普段なら保留止まりですが、彼氏が同じよしみで筆下ろしして差し上げてもいいですよ」

「シュカ、やめろ。誰もがお前みたいにオープンな訳じゃないんだよ」

シュカはため息をついてカンナから手を離した。俺はずっとカンナの腰を抱くシュカの腕を剥がそうとしていたのだが、シュカの馬鹿力にずっと負けていた。

「みぃくんっ……!」

「カンナ、よしよし……泣くな泣くな、大丈夫だぞ俺は怒ってなんかない、シュカのことも許してやってくれ、悪気があったわけじゃないからな」

右腕に抱きついてきたカンナの肩を左手で撫で、彼が泣き止んだら右手でそっと陰茎を握る。手でしてやると耳元で囁くと彼は顔を真っ赤にして小さく頷いた。

「委員長は勃ってますね、素晴らしい」

「まぁ……な。兜合わせでもするか?」

シュカは制服のスラックスを膝までずり下ろし、どこからかちゅぽんっと音を立てた後、見覚えのある黒い物を俺の胸ポケットに押し込んた。

「……お、おいシュカっ、待て、お前正気か!?」

胸ポケットに中途半端に突っ込まれているのがアナルプラグだと気付いた頃にはもう、シュカの後孔は俺の亀頭に口付けを果たしていた。

「正気ですよ、一日一回はっ……ぁ、してもらわないとっ、ぉ……んんんんっ! ん、んんっ、ぐっ、ぅ、ふぅうっ……相変わらず、デカいし……イイ形。はぁ……最高」

ハルとリュウも流石に俺達の情事に気付き、カンナと俺も入れて四人でシュカを信じられないものを見る目で見た。
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