45 / 1,941
唾液ローション手コキの魅力 (〃)
しおりを挟む
気まずくなる未来、唾液ローション手コキの魅力、天秤にかけた結果は火を見るよりも明らかだ。
(わたくし一世一代の賭け。さぁハル殿、どうしますかな……!)
頷いてくれと祈りながらハルを見つめる。ハルはとてもピュアな子で性的なことへの知識が薄い、マニアックなプレイへの抵抗感がつく前に慣れさせたい。
「分かった。えっと……そんなに出るかな。あっ、は、恥ずかしいから……見ないでね?」
「してくれるのか? ありがとう……めちゃくちゃ嬉しいよ」
「見ないでってば!」
「痛っ! わ、分かった、見ないでおくから強く握らないでくれ」
顔をそっぽに向けて目だけでハルを見る。ハルは俺に見られているとは気付かず、もごもごと口を動かしている。俺のために唾液を分泌しているのだと思うととても興奮する。
「…………ん」
ハルは俺の陰茎を軽く引っ張り、亀頭に唾液を垂らした。
(うおおお! タラーって感じの涎たまりませんなぁ! 啜りたい!)
ハルの唾液はゆっくりと俺の陰茎を濡らす。透明のそれに混じった泡の加減がハルの努力の証だ。
(お口くちゅくちゅしたんですなぁ、わたくしのために! 可愛いですぞハル殿~、ギャル感強いからって最初嫌がってたの申し訳ありませんぞ)
頭を撫でてみたい気持ちをぐっと押し殺す。俺から触れられるのはまだ嫌なようだし、カンナやリュウと違ってオシャレに髪型を整えているから頭に触れるのは単純に怒られそうな気もする。
「どう? こんなもん? もうちょい?」
「あぁ……十分だよ、ありがとう、扱いてくれるか?」
「う、うん……力加減こんくらいだっけ。で、えっと……手を上下に」
俺の陰茎を両手で包み、恐る恐る手を動かす。拙いが、そこに萌える。
「太いし……なんか、血管浮いててグロい。俺のと全然違う……」
細すぎて心配になる指が彼自身の唾液を絡め、ぬるぬると俺の陰茎を擦る。ただ手を筒状にして上下に動かすだけで快感はそこそこだが、興味深そうな顔と状況への興奮で十分射精出来そうだ。
(下手くそですが萌え萌えなのでプラマイゼロですな。わたくしはどう反応するのが正解なんでしょうか)
手コキで喘ぐ男ってどうよ。手コキさせておいて無反応な男ってどうよ。
「……っ、はぁ……」
アンアン喘ぐのはありえないが、無反応もダメだ。ハルが気を良くするラインを探るため、まずは吐息。
「あ……! みっつん気持ちいい? 俺上手い?」
ぱぁっと花が開くような笑顔で俺を見上げた。もう見ていても怒られないようだ、恥ずかしかったのは唾液を垂らす瞬間だけだったのだろう。
「か、顔見ないでくれ……」
手コキそのものは下手くそなので気持ちいい顔を出来ている自信がない。俺は慌てて両手で顔を隠した。手のひらをハルに向ける形だ。
「なになにみっつん恥ずかしいの~? 可愛いとこあんじゃん。ほらほらー、ハルさんのテクでやられちゃいなさーい」
下手くそなのに調子に乗ってるの可愛いな……
「……っ、早くするの、やばい……ハルっ、そろそろ、その……出そう」
手を早く動かしたことで偶然にもカリ首をこちゅこちゅと責められる。調子に乗ったハルへのときめきも重なり、予想以上に早く精液が昇ってきた。
「えっ? ちょ、ちょっと待って! ティッシュ! ティッシュどこ!?」
「ハルっ……!」
慌てたハルは手のひらを亀頭に被せた。おかげで精液は飛び散らずにハルの手のひらに溜まった。
「うわ……どろどろ」
ハルは白濁液で汚れた手のひらをまじまじと見る。それは流石の俺も恥ずかしい。
(ぶっかけ手のひらよきですな。ハル殿どういう気持ちで見てんでしょう)
なんとなく俺も自分の精液を眺めてしまい、奇妙な時間が流れる。
「…………あ、手、手洗ってくるね!」
空気を変えるためかわざと大声を出し、早足で部屋を出ていった。一人取り残された俺は虚しく陰茎に残った白濁液と先走りの汁とハルの唾液を拭うのだった。
(わたくし一世一代の賭け。さぁハル殿、どうしますかな……!)
頷いてくれと祈りながらハルを見つめる。ハルはとてもピュアな子で性的なことへの知識が薄い、マニアックなプレイへの抵抗感がつく前に慣れさせたい。
「分かった。えっと……そんなに出るかな。あっ、は、恥ずかしいから……見ないでね?」
「してくれるのか? ありがとう……めちゃくちゃ嬉しいよ」
「見ないでってば!」
「痛っ! わ、分かった、見ないでおくから強く握らないでくれ」
顔をそっぽに向けて目だけでハルを見る。ハルは俺に見られているとは気付かず、もごもごと口を動かしている。俺のために唾液を分泌しているのだと思うととても興奮する。
「…………ん」
ハルは俺の陰茎を軽く引っ張り、亀頭に唾液を垂らした。
(うおおお! タラーって感じの涎たまりませんなぁ! 啜りたい!)
ハルの唾液はゆっくりと俺の陰茎を濡らす。透明のそれに混じった泡の加減がハルの努力の証だ。
(お口くちゅくちゅしたんですなぁ、わたくしのために! 可愛いですぞハル殿~、ギャル感強いからって最初嫌がってたの申し訳ありませんぞ)
頭を撫でてみたい気持ちをぐっと押し殺す。俺から触れられるのはまだ嫌なようだし、カンナやリュウと違ってオシャレに髪型を整えているから頭に触れるのは単純に怒られそうな気もする。
「どう? こんなもん? もうちょい?」
「あぁ……十分だよ、ありがとう、扱いてくれるか?」
「う、うん……力加減こんくらいだっけ。で、えっと……手を上下に」
俺の陰茎を両手で包み、恐る恐る手を動かす。拙いが、そこに萌える。
「太いし……なんか、血管浮いててグロい。俺のと全然違う……」
細すぎて心配になる指が彼自身の唾液を絡め、ぬるぬると俺の陰茎を擦る。ただ手を筒状にして上下に動かすだけで快感はそこそこだが、興味深そうな顔と状況への興奮で十分射精出来そうだ。
(下手くそですが萌え萌えなのでプラマイゼロですな。わたくしはどう反応するのが正解なんでしょうか)
手コキで喘ぐ男ってどうよ。手コキさせておいて無反応な男ってどうよ。
「……っ、はぁ……」
アンアン喘ぐのはありえないが、無反応もダメだ。ハルが気を良くするラインを探るため、まずは吐息。
「あ……! みっつん気持ちいい? 俺上手い?」
ぱぁっと花が開くような笑顔で俺を見上げた。もう見ていても怒られないようだ、恥ずかしかったのは唾液を垂らす瞬間だけだったのだろう。
「か、顔見ないでくれ……」
手コキそのものは下手くそなので気持ちいい顔を出来ている自信がない。俺は慌てて両手で顔を隠した。手のひらをハルに向ける形だ。
「なになにみっつん恥ずかしいの~? 可愛いとこあんじゃん。ほらほらー、ハルさんのテクでやられちゃいなさーい」
下手くそなのに調子に乗ってるの可愛いな……
「……っ、早くするの、やばい……ハルっ、そろそろ、その……出そう」
手を早く動かしたことで偶然にもカリ首をこちゅこちゅと責められる。調子に乗ったハルへのときめきも重なり、予想以上に早く精液が昇ってきた。
「えっ? ちょ、ちょっと待って! ティッシュ! ティッシュどこ!?」
「ハルっ……!」
慌てたハルは手のひらを亀頭に被せた。おかげで精液は飛び散らずにハルの手のひらに溜まった。
「うわ……どろどろ」
ハルは白濁液で汚れた手のひらをまじまじと見る。それは流石の俺も恥ずかしい。
(ぶっかけ手のひらよきですな。ハル殿どういう気持ちで見てんでしょう)
なんとなく俺も自分の精液を眺めてしまい、奇妙な時間が流れる。
「…………あ、手、手洗ってくるね!」
空気を変えるためかわざと大声を出し、早足で部屋を出ていった。一人取り残された俺は虚しく陰茎に残った白濁液と先走りの汁とハルの唾液を拭うのだった。
11
お気に入りに追加
1,208
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集
夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。
現在公開中の作品(随時更新)
『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』
異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
R18禁BLゲームの主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成りました⁉
あおい夜
BL
昨日、自分の部屋で眠ったあと目を覚ましたらR18禁BLゲーム“極道は、非情で温かく”の主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成っていた!
弟は兄に溺愛されている為、嫉妬の対象に成るはずが?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる