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バイブ機能 (〃)
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一番小さなディルドを挿入し終えたら、その持ち手の留め具とジョックストラップを逆にしたような形をした専用のベルトでディルドを固定する。
「はっ……ぁ……なんぼ動いても全然ズレへんな」
コンドームを着けたまま下着を履き、ジーンズも履き直したリュウは見た目には至って普通の男子高校生だ。ベッドに座った俺の目の前で足踏みをしたり、ラジオ体操の振り付けを再現したりしている。
「……こんだけ固定してくれるんやったら体育も出来そうやな」
「危なくないか? 運動する時は外してもいいことにしようかと思ってたんだけど」
「大丈夫やって、あかん思たら都度言うわ」
人懐っこい笑顔を浮かべて俺に寄ってきたリュウの腕を掴んで引っ張り、膝の上に座らせる。
「……重ない?」
「全然」
二十、いや、十四~五センチか、リュウとの身長差は。膝に乗せれば差はかなり縮まり、不良らしくない童顔が間近で楽しめる。
「どしたん? えらいじーっと見はって」
「可愛いなーって」
「……またそんなこと言う。ブスや何や言うてくれてもええんやで」
「マジで可愛いから無理、サイズ感も可愛い……なぁ、リュウ、虐めてるのも罵ってるのも俺の本心じゃ」
リュウの方からキスをしてきた。不意打ちの唇の柔らかさに驚き、言葉が出なくなる。
「……それ言うてもうたらしまいやん。自分はほんまに俺なんかどうでもよくて、でも俺が自分好きやからええオモチャや思て遊んどるだけ。そういうことにしてぇな……それがええねん」
残酷な奴だな、自身の性的嗜好のために俺の好意から目を背けるなんて──
「分かったよ、マゾ豚」
「あ……そうそう、好きやで水月ぃ」
──可愛いからいっかぁ! 我慢も奉仕も何でもするする! だってリュウは可愛いから!
「そうだ、言い忘れてたけどさ、そのディルドにはバイブ機能あるから」
「えっ……ほ、ほんま? ディルドって勝手に動かんもんちゃうん……」
「箱にディルド型バイブレーターって書いてた」
「えぇぇ……」
納得していなさそうなリュウの前にリモコンをチラつかせると、猫じゃらしを振られた猫のように爛々とした目でリモコンを目で追った。
「バイブ機能はこれで遠隔操作できる、どういう意味か分かるよな?」
「いつでも、どこでも……水月の好きな時に動かされて、外やのに声出てもうたりする……」
「……授業中に動かすのが楽しみだよ」
「鬼ぃ……」
「じゃ、とりあえず動作確認するか」
リモコンを操作し、まずは「弱」の振動。
「ふっ……!? ぅ……ぶるぶるしとる……なんやこちょばいわ」
リュウは俺の膝の上に座っているので俺の太腿にも振動が伝わっている。
「これ結構多機能でな。ただ揺れるだけじゃなくて……ほら、首振り」
「ひんっ!? いっ……ん、んんっ! 痛、ぁあっ……」
「痛い? じゃあこっち……ピストン」
「ひぎっ!? ぃっ、ぁあっ! ぁぐっ……んんんっ!」
まだ慣れていない穴にはあまり大きな動きは辛かったようで、声に甘さがなくなった。慌ててオフにするとリュウはぐったりと俺にもたれてしまった。
「……大丈夫か? 一回寝かせるぞ」
ゆっくりとベッドに移して寝かせる。
「水月ぃ……ごめんなぁ、もっとぐっちゃぐちゃに……めちゃくちゃにしてもらお思ててんけど、あかんわ……ごめんなぁ、全然遊ばせたられへんで……ごめんなぁ、堪忍してなぁ」
健気なセリフに胸を打たれ、しかし下手に肯定すればドM心理で嫌がられるので頭を撫でるので留めた。
「…………他の男とどんだけ遊んでもええから、俺なんかオモチャでええから、俺のこと嫌ったり忘れたりはせんで欲しいねん」
「……しないよ」
「ほんま……? 嬉しいわぁ、好きやで水月ぃ」
素直に甘えてくるリュウを可愛がる俺は、リュウの知らないところで自分と戦っている。そう、今にも爆発しそうな陰茎のもはや痛みに近い勃起を無視する戦いだ。
「はっ……ぁ……なんぼ動いても全然ズレへんな」
コンドームを着けたまま下着を履き、ジーンズも履き直したリュウは見た目には至って普通の男子高校生だ。ベッドに座った俺の目の前で足踏みをしたり、ラジオ体操の振り付けを再現したりしている。
「……こんだけ固定してくれるんやったら体育も出来そうやな」
「危なくないか? 運動する時は外してもいいことにしようかと思ってたんだけど」
「大丈夫やって、あかん思たら都度言うわ」
人懐っこい笑顔を浮かべて俺に寄ってきたリュウの腕を掴んで引っ張り、膝の上に座らせる。
「……重ない?」
「全然」
二十、いや、十四~五センチか、リュウとの身長差は。膝に乗せれば差はかなり縮まり、不良らしくない童顔が間近で楽しめる。
「どしたん? えらいじーっと見はって」
「可愛いなーって」
「……またそんなこと言う。ブスや何や言うてくれてもええんやで」
「マジで可愛いから無理、サイズ感も可愛い……なぁ、リュウ、虐めてるのも罵ってるのも俺の本心じゃ」
リュウの方からキスをしてきた。不意打ちの唇の柔らかさに驚き、言葉が出なくなる。
「……それ言うてもうたらしまいやん。自分はほんまに俺なんかどうでもよくて、でも俺が自分好きやからええオモチャや思て遊んどるだけ。そういうことにしてぇな……それがええねん」
残酷な奴だな、自身の性的嗜好のために俺の好意から目を背けるなんて──
「分かったよ、マゾ豚」
「あ……そうそう、好きやで水月ぃ」
──可愛いからいっかぁ! 我慢も奉仕も何でもするする! だってリュウは可愛いから!
「そうだ、言い忘れてたけどさ、そのディルドにはバイブ機能あるから」
「えっ……ほ、ほんま? ディルドって勝手に動かんもんちゃうん……」
「箱にディルド型バイブレーターって書いてた」
「えぇぇ……」
納得していなさそうなリュウの前にリモコンをチラつかせると、猫じゃらしを振られた猫のように爛々とした目でリモコンを目で追った。
「バイブ機能はこれで遠隔操作できる、どういう意味か分かるよな?」
「いつでも、どこでも……水月の好きな時に動かされて、外やのに声出てもうたりする……」
「……授業中に動かすのが楽しみだよ」
「鬼ぃ……」
「じゃ、とりあえず動作確認するか」
リモコンを操作し、まずは「弱」の振動。
「ふっ……!? ぅ……ぶるぶるしとる……なんやこちょばいわ」
リュウは俺の膝の上に座っているので俺の太腿にも振動が伝わっている。
「これ結構多機能でな。ただ揺れるだけじゃなくて……ほら、首振り」
「ひんっ!? いっ……ん、んんっ! 痛、ぁあっ……」
「痛い? じゃあこっち……ピストン」
「ひぎっ!? ぃっ、ぁあっ! ぁぐっ……んんんっ!」
まだ慣れていない穴にはあまり大きな動きは辛かったようで、声に甘さがなくなった。慌ててオフにするとリュウはぐったりと俺にもたれてしまった。
「……大丈夫か? 一回寝かせるぞ」
ゆっくりとベッドに移して寝かせる。
「水月ぃ……ごめんなぁ、もっとぐっちゃぐちゃに……めちゃくちゃにしてもらお思ててんけど、あかんわ……ごめんなぁ、全然遊ばせたられへんで……ごめんなぁ、堪忍してなぁ」
健気なセリフに胸を打たれ、しかし下手に肯定すればドM心理で嫌がられるので頭を撫でるので留めた。
「…………他の男とどんだけ遊んでもええから、俺なんかオモチャでええから、俺のこと嫌ったり忘れたりはせんで欲しいねん」
「……しないよ」
「ほんま……? 嬉しいわぁ、好きやで水月ぃ」
素直に甘えてくるリュウを可愛がる俺は、リュウの知らないところで自分と戦っている。そう、今にも爆発しそうな陰茎のもはや痛みに近い勃起を無視する戦いだ。
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