自称不感症の援交少年の陥落

ムーン

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綺麗な心と可愛い内面

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開脚させられた足を自らの手で押さえさせられる。膝の裏に腕を通す形でだ、玩具や指でほぐされた後孔はぽっかりと開いている。

「キョウヤさん、はやく……」

ベルトを外しているキョウヤの手をじぃっと見つめ、スラックスと下着がズレてぶるんっと巨根が飛び出す様子を目に焼き付けた。

「あぁ……キョウヤさんの」

「おやおや、まだ見ているだけなのに随分蕩けた顔をするね」

膝立ちになっているキョウヤは自身の陰茎の根元を握って軽く揺らす。初めてセックスで気持ちよくなれた思い出の男性器だ、視線を奪われるなという方が無茶だろう。

「キョウヤさん……キョウヤさぁんっ、はやく抱いて、セックスしてよっ。キョウヤさんのデカちんぶち込んで欲しくて、俺、色々我慢したんだぞ、玩具とか話とか……」

キョウヤは困ったように笑いながら陰茎でぺちんっと俺の後孔の縁を叩いた。

「ぁんっ……! はぁ……はやく、はやくっ、キョウヤさん……!」

「おやおや、こんなに求められたのは初めてだよ」

「入口こねこねしないでぇっ! 奥、結腸のとこ、こねこねして……」

後孔に陰茎の幹部分を押し当てられ、俺の後孔は無意味にそこに吸い付く。キョウヤが腰を揺らすと彼の陰茎に吸い付いている俺の後孔は引っ張られ、淫靡に盛り上がらせられる。

「ふふ……離してくれないと入れられないよ」

「だって、欲しくてぇっ……! はやく入れてよっ、いっぱい我慢したのにっ、ずっとぶち込んで欲しくてたまんなかったのにぃっ、今更焦らすのなんてやだぁっ」

「おやおやおや……ふふ、分かったよ、意地悪してすまなかったね。レイン、愛しているよ」

「あ……!」

吸盤のように吸い付いていた後孔を剥がされ、ぢゅぱっと淫らな音が鳴る。突然の愛の告白にきゅうんと下腹が熱くなる。

「んっ、あぁあんっ! ぁ、はぁぁっ……きたぁっ、キョウヤさんのきた……はぁあんっ、欲しかった、ずっと欲しかったのきたぁ……」

「……いい顔をするねぇ」

「キョウヤさん奥ぅ、S字までぶち込んでぇ、キョウヤさんのデカちんなら余裕っしょ? 奥ガンガン突いてぇ」

「君は奥が好きだねぇ、浅いところは好みではないのかい?」

キョウヤの陰茎がずるずると抜けていく。カリ高の陰茎は腸壁をえぐるように引っ掻きながら抜けていくから、彼がゆっくりと腰を引くだけでも俺は大声を上げてよがる。

「ん、ぁ、あぁああーっ! ぁ、は、ぁあっ……やだっ、抜かないでっ、入れたばっかじゃんっ……!」

「抜かないよ。安心して、気持ちいいことに集中しなさい。ほら、入り口のところ……こんなふうにカリで引っ掛けるのはどうだい?」

抜けるギリギリでキョウヤは腰を引くのではなく左右にくねらせた。陰茎を逃すまいとする俺の後孔にはカリがしっかりと引っ掛かり、すぼまった入り口の最も浅い部分がじっくりと愛撫される。

「ん、あっ? あぁあっ……にゃにっ? 何これぇっ、穴引っ張られてるっ、穴引っ張るってなにぃっ?」

「気持ちいいかい? それとも微妙かな」

「分かんにゃいっ、抜けちゃやだぁっ」

「抜かないよ。集中して、お尻の入り口のところ、きゅーって吸い付いてくれているの、くいっくいって引っ張られてる感じがすると思うけれど……どうだい?」

俺に分かりやすいように簡単な言葉と擬態語で教えてくれるキョウヤへの愛しさで胸が破裂しそうだ。長らく誰も愛さず愛されずに生きてきた俺が他人を愛するなんて分不相応なんだ。

「んっ、ん、ぁ……ぁあっ、は、ぁんっ……! キョウヤ、さんっ……キョウヤさぁんっ!」

「気持ちよくなれてきたかい?」

「キョウヤさん好きっ、キョウヤさん大好きぃっ、好き、好き、すっごい好きっ」

「あぁ……眩しいね、そんなふうに真っ直ぐに好意をぶつけられるのは若者の特権だ、受け止めるのも一苦労なおじさんに返せるか不安だね」

キョウヤが俺の脇腹をぐっと掴んだ。奥を責めてくれる気なのだと確信し、期待を膨らませる。

「レイン、抜かれるだけで泣いてしまう寂しがりな君は浅過ぎるとあまり集中出来ないみたいだから、ここならどうかな?」

「ぁゔんっ!?」

どちゅっ、と突かれたのは俺の予想に反して結腸ではなく前立腺だった。

「君はここでもたくさんイけるし、男の子の基本だからね。さぁ、細かい快感も拾えるかな?」

キョウヤは水音すら鳴らないくらい小刻みに腰を揺らす。巨根に突き上げられ押し潰された前立腺をくにくにと揉んで弄んでいる。

「んぁあっ! そこ好きっ! そこやばいぃっ! イくっ、イっちゃうっ、そこすぐイくぅうっ!」

「おやおやレイン、若いのに勢いが弱いよ?」

巨根に内側から押されて漏れただけなので、いわゆるトコロテン射精の勢いは弱い。キョウヤもそれを分かっているだろうに文句をつけ、射精したばかりの陰茎を握った。

「ひぃんっ!? 出したばっかのとこっ、そんな揉んじゃっ、あっ、ぁああっ!」

「柔らかいのも触っていて楽しいけれど……ふふ、すぐに硬くなってきた。流石、若いねぇ」

「あっ、ぁ、あぁーっ! キョウヤさんっ、キョウヤさんにしこしこされてるっ! 気持ちいいっ、キョウヤさんの手すきっ、すきぃっ!」

「私の手? なんてことないおじさんの手だと思うけれど」

肌のハリがなくなって筋や血管が浮き出た手は見ているだけでも楽しいのに、器用に動いて触れられたらその箇所から熱が広がって、心臓がバクバクと喚いて、好きが止まらなくなる。

「きょーやしゃんしゅきぃいっ!」

興奮し過ぎてあっという間に射精してしまった。今回は勢いがよく、俺の胸まで飛んでいる。

「はぁっ、はぁっ……うぅ、早漏……もったいない、キョウヤさんの手もっと堪能したかったぁ」

「……そんなに私の手が好きなのかい?」

「全部好き……」

開いた足を支えるように言われたけれど、足の力で何とかなるしキョウヤに触れたいしで、恐る恐る自分の足を離してキョウヤの首に絡み付けた。

「顔カッコいいし、身体しっかりしてる……キョウヤさんは自分のことおじさんおじさん言うけどさ、おじさんとは思えないよ。カッコよすぎるもん……心臓痛いよぉ」

「おや、おや……おやおや、嬉しいことを言ってくれるねぇ」

「キョウヤさん、目灰色じゃん? それもすごく綺麗で……見つめられるとドキドキすんの」

「目……そう、そうなんだね。これが綺麗に見えるのか……ふふ、レインくらいの歳の頃は気味が悪いと言われたものだけれど」

じっと俺を見つめる灰色の瞳はやはり美しく、優しい輝きを放つこの瞳を気味悪がる人間が居るだなんて信じられなかった。

「……人は目だけでは何も認識出来ない。瞳が受けた光を脳で処理して初めて視界となる。美しい心がなければ見たものを美しいとは思えない……私の目が綺麗だなんて言ってくれるレインの心はとてもとても綺麗なんだろうね」

「…………弁護士せんせーは口が上手いなぁ。じゃあ、俺のこと可愛い可愛い言ってるキョウヤさんの内面はめちゃくちゃ可愛いってこと?」

「おや、それは考えてもみなかったな。そうかい、私は可愛いかい?」

「好きとかカッコいいとか褒めるとたまに照れてるの、可愛いと思うよ」

「おや、おや……おやおや」

照れている自覚はなかったのか、余裕ぶった笑みが僅かに固くなる。

「……ねぇキョウヤさぁん、入れっぱなし辛くない? 俺は辛いよ、奥の方まで入れて欲しくてうずうずしちゃう」

「おやおや、堪え性がないねぇ。仕様のない子だ」

半端に挿入されたままの後孔の疼きが我慢の限界に達してねだると、キョウヤは微笑みに余裕を戻した。

「あ……」

脇腹をぐっと掴まれる。痛みを与えず安心を与えてくれるこの握力が愛おしい。

「あっ、ぁあぁんっ! くるっ、きちゃうぅっ……きたぁあんっ! んぅっ! ぅ、あっ……はぁあんっ……けっちょお入って、そのまま入ってぇ……入ってよぉっ!」

悪戯っぽく笑うキョウヤに結腸口を軽くつつかれて、キスのように吸い付くことすら許さない絶妙な腰使いに喚いた。
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