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全部は知らない
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体を開発されてから数日経った。鬱金が特別上手かっただけ、父親は何か……ほら、親子だから体の相性もよかったとかそんな感じ、そう無理矢理思い込んで援交を再開したが、見知らぬ男に一度抱かれて分かった。
俺の身体は以前とは全く違う。
不感症だったはずなのに、もう平均以下らしい。父に払う金は値上がりしたが、頭がおかしくなるような快感を毎回味わうなんて嫌だ。俺が俺でいられなくなる、援交はもうやめに──でも、じゃあ、月に四十五万もどうやって稼げばいいんだ?
「……母さん、もうそっち行っていい?」
あの男に恐喝される前に、父親に犯し殴り殺される前に、自分で……そう考えた俺はいい方法をネットで検索しようとスマホを取った。何件もメールが届いていたが、件名すら見たくない。
「…………なんか来た」
インターホンが鳴った。何か注文していたかなと思い返しながら金属製の扉を開ける。ギギギと錆び付いた音が終わり、外の明かりが暗い部屋に射し込む。
「こんにちは、レイ君」
そう言って微笑んだのは、ボロボロの安アパートに似合わない高級そうなスーツを着た灰髪の紳士。
「ひっ……!」
扉を閉めようとするも、これまた高そうな靴が挟まれ、こじ開けられる。扉を閉めさせないのに慣れているように感じた。
「……どうしてそんなに怯えてるんだい? 私のこと忘れてしまったのかな、キョウヤさんだよ。鬱金 香弥」
後ずさる俺を不思議そうに見下げ、キョウヤは何の躊躇もなく俺の部屋に入ってきて後ろ手に扉を閉めた。
「何度もメールを送ったのに返信がなかったから心配していたんだよ。今日は仕事で近くまで来たからね、早めに切り上げて寄ったんだ。あれからどうだい?」
キョウヤはにこやかに話しながら周囲を見回した。一見優しそうに見える切れ長の瞳で俺の部屋を物色している。俺はすぐに彼の前に全財産をぶちまけ、土下座した。
「……レイ君?」
「ごめんなさいっ! 五十万しかありません……」
キョウヤにもらったのは六十万。貯めていた分と合わせて父に払って約十万減り、更に数日分の生活費分が減った。そして援交で少し稼ぎ、現在五十万少し。それが俺の全財産
「待って、どうしたのレイ君。顔を上げて、何してるの」
下げた頭を踏まれるか蹴られるか、どちらかだろうと震えていると肩を掴まれ、顔を上げさせられた。俺は反射的に「顔はやめてください」「ごめんなさい」と泣き喚いた。
「レイ君……」
腕で顔を庇っていると肩を離され、気配が少し遠ざかる。恐る恐る見上げるとキョウヤは俺に手が届かない位置に正座していた。
「……ここなら怖くないかな?」
立って数歩歩かなければ俺を殴れないし、蹴れない。正座から立つのなら予備動作で覚悟が出来る。
頷くとキョウヤはほぅっと息を吐いた。
「まず、このお金はどういうつもりかな?」
キョウヤが指したのは床に散らばった札だ。俺は小銭入れをそっと投げた。
「ごめんなさい……十万はどうしても必要で。後は、ご飯とか買って……減っちゃいました、ごめんなさい、今すぐに六十万は返せません……ぁ、あと二日か三日待ってくれれば、稼いできます……」
「……私はお金を返してもらおうとここに来たんじゃないよ。このお金は君と過ごした時間に対して払ったもの、君のお金だ」
キョウヤは丁寧に札を拾うと小銭入れと一緒に俺に渡してくれた。そのために立ち上がって近付いてきたから俺はまた顔を庇って蹲った。
「君のことが気になっていたんだ。あんまり必死だったから、遊ぶ金欲しさじゃないんだろうなと思っていて……当たりみたいだね」
頭にキョウヤの手が乗って震えが酷くなる。優しく撫でられても恐怖が止まらない。キョウヤの狙いが分からない。
「ブランド物もないし、生活に必要最低限なものがギリギリ揃ってるだけの部屋……お金は何に使ってるんだい?」
恐喝しに来たんじゃないなら、何しに来たんだ? なんでそんなこと聞いてくるんだ? 分からない、怖い、早く帰って欲しい。
「…………レイ君、もう一度君を一晩六十万で買うよ。だから顔を上げて、私と話してくれないかな? 寂しい男を慰めるのが君の仕事なんだろう?」
六十万。
「……ハンバーガー食べたいな」
仕事しなきゃ。
「………………おいで」
キョウヤに手を引かれてアパートを出て、彼の運転する車に乗った。知らない道を走り、知らない店の駐車場に着いた。
「……何ここ」
「ハンバーガーが食べたいんだろう?」
「うん……」
「おいで、食べさせてあげるから」
「……うん」
シックな雰囲気のバーだ。テーブル席に座らされ、向かいのキョウヤに微笑みかけられる。
「どんなバーガーが好きなんだい?」
「……普通の」
「シンプルなもの? 具は?」
「チーズと、肉と、レタス……?」
「トマトは?」
「……ちょっと嫌い」
机に呼び鈴はない。キョウヤは手を挙げることも声を張り上げることもなく、店員にそっと視線をやった。
「ご注文はお決まりでしょうか」
視線を送られた店員が注文を取りに来た。キョウヤに注文を任せ、しばらく待つとハンバーガーが二皿机に並んだ。
「……なんか、豪華」
「そうかい?」
いつも食べているハンバーガーとは違う。バンズはもちもちとしてほのかに甘く、パティは分厚くジューシーで、レタスは新鮮そうにシャキシャキして、チーズも濃厚でとろけている。
「どうだい?」
「おいしい」
「よかった」
厚みも大きさも違う、一つで満腹だ。男子大学生の俺にも多過ぎるくらいなのに、キョウヤは腹が苦しくないのだろうか? ケロリとしている、案外と大食漢なのかな。
「そろそろ出ようか」
「うん」
ジュースを飲み切ってキョウヤの後をついていき、会計に驚愕する。
「……な、なんで二人前で五桁いくのっ」
「カードで。レイ君? どうしたんだい。行くよ」
店を出て車に乗り、改めて何故ハンバーガー一つで五千円以上していたのか尋ねる。
「ハンバーガーって二百円しないんじゃないの?」
「どんなものもピンキリだよ。ここよりいいお店もあるけど、少し遠いからね……そっちがよかったかい?」
キョウヤとは住む世界が違う。申し訳なさを覚えるのも、金持ちめと喚くのも馬鹿らしい。ジャズをBGMに車は軽快に走り、ラブホテルへと到着。ベッドやシャワールームを見ると少し安心する、後は抱かれればいいだけ──普段なら退屈な時間、でもあの日からは快楽の地獄の時間。
「…………キョウヤさん」
「なんだい?」
「……あなたとした日から、俺おかしくなったんだ。男に抱かれたら気持ちよくなるようになってた。頭吹っ飛んじゃいそうなの、何回も……アレ嫌なんだ。俺を変にしたあなたなら、俺を不感症に戻せない?」
「ごめんね、それは無理だよ。不感症じゃない方がいいと思うけれど、どうして嫌なんだい?」
身体が勝手に震えて、自然と大きな声が出て、頭が痺れるようなあんな感覚、好きな奴がいるわけない。そう主張したがキョウヤは納得してくれなかった。
「セックスの快楽を得るために生きているような人間も多いんだよ。それでなくても三大欲求の一つだ、君がどうしてそこまで嫌がるのかの方が不思議だよ」
「……っ、あんたは味わってないからそんなこと言えるんだ! 今まで何ともなかったのに、急に! ケツに指突っ込まれただけでっ……! あんなの、俺が俺じゃなくなる……」
「そう……嫌なんだね? 悪いことをしたよ、ごめん。でも、今日も君を買ったから君は私の言うことを聞かないといけないよね。今日は一緒にお風呂に入ろうか」
逆らわないのが仕事だ。俺は言われるがままにキョウヤと共にシャワールームへ入った。
「…………っ、クソ……」
同年代の中では珍しいだろう引き締まった肉体、ハリを失くした肌が強調する手や腕の筋、萎えた状態でも大きいと分かる足の間の────あぁ、腹がおかしい。下腹に心臓があるみたいだ、熱い、きゅんきゅんする、最悪だ、こんなの俺の体じゃない。
「レイ君? どうしたんだい、おいで」
「……は、い」
どうして勝手に口角が上がるんだ。どうして勝手に声が高くなるんだ。どうして顔が熱いんだ、なんで俺の鼓動はこんなに早くなっていくんだ。
訳が分からない、もう嫌だ。
俺の身体は以前とは全く違う。
不感症だったはずなのに、もう平均以下らしい。父に払う金は値上がりしたが、頭がおかしくなるような快感を毎回味わうなんて嫌だ。俺が俺でいられなくなる、援交はもうやめに──でも、じゃあ、月に四十五万もどうやって稼げばいいんだ?
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あの男に恐喝される前に、父親に犯し殴り殺される前に、自分で……そう考えた俺はいい方法をネットで検索しようとスマホを取った。何件もメールが届いていたが、件名すら見たくない。
「…………なんか来た」
インターホンが鳴った。何か注文していたかなと思い返しながら金属製の扉を開ける。ギギギと錆び付いた音が終わり、外の明かりが暗い部屋に射し込む。
「こんにちは、レイ君」
そう言って微笑んだのは、ボロボロの安アパートに似合わない高級そうなスーツを着た灰髪の紳士。
「ひっ……!」
扉を閉めようとするも、これまた高そうな靴が挟まれ、こじ開けられる。扉を閉めさせないのに慣れているように感じた。
「……どうしてそんなに怯えてるんだい? 私のこと忘れてしまったのかな、キョウヤさんだよ。鬱金 香弥」
後ずさる俺を不思議そうに見下げ、キョウヤは何の躊躇もなく俺の部屋に入ってきて後ろ手に扉を閉めた。
「何度もメールを送ったのに返信がなかったから心配していたんだよ。今日は仕事で近くまで来たからね、早めに切り上げて寄ったんだ。あれからどうだい?」
キョウヤはにこやかに話しながら周囲を見回した。一見優しそうに見える切れ長の瞳で俺の部屋を物色している。俺はすぐに彼の前に全財産をぶちまけ、土下座した。
「……レイ君?」
「ごめんなさいっ! 五十万しかありません……」
キョウヤにもらったのは六十万。貯めていた分と合わせて父に払って約十万減り、更に数日分の生活費分が減った。そして援交で少し稼ぎ、現在五十万少し。それが俺の全財産
「待って、どうしたのレイ君。顔を上げて、何してるの」
下げた頭を踏まれるか蹴られるか、どちらかだろうと震えていると肩を掴まれ、顔を上げさせられた。俺は反射的に「顔はやめてください」「ごめんなさい」と泣き喚いた。
「レイ君……」
腕で顔を庇っていると肩を離され、気配が少し遠ざかる。恐る恐る見上げるとキョウヤは俺に手が届かない位置に正座していた。
「……ここなら怖くないかな?」
立って数歩歩かなければ俺を殴れないし、蹴れない。正座から立つのなら予備動作で覚悟が出来る。
頷くとキョウヤはほぅっと息を吐いた。
「まず、このお金はどういうつもりかな?」
キョウヤが指したのは床に散らばった札だ。俺は小銭入れをそっと投げた。
「ごめんなさい……十万はどうしても必要で。後は、ご飯とか買って……減っちゃいました、ごめんなさい、今すぐに六十万は返せません……ぁ、あと二日か三日待ってくれれば、稼いできます……」
「……私はお金を返してもらおうとここに来たんじゃないよ。このお金は君と過ごした時間に対して払ったもの、君のお金だ」
キョウヤは丁寧に札を拾うと小銭入れと一緒に俺に渡してくれた。そのために立ち上がって近付いてきたから俺はまた顔を庇って蹲った。
「君のことが気になっていたんだ。あんまり必死だったから、遊ぶ金欲しさじゃないんだろうなと思っていて……当たりみたいだね」
頭にキョウヤの手が乗って震えが酷くなる。優しく撫でられても恐怖が止まらない。キョウヤの狙いが分からない。
「ブランド物もないし、生活に必要最低限なものがギリギリ揃ってるだけの部屋……お金は何に使ってるんだい?」
恐喝しに来たんじゃないなら、何しに来たんだ? なんでそんなこと聞いてくるんだ? 分からない、怖い、早く帰って欲しい。
「…………レイ君、もう一度君を一晩六十万で買うよ。だから顔を上げて、私と話してくれないかな? 寂しい男を慰めるのが君の仕事なんだろう?」
六十万。
「……ハンバーガー食べたいな」
仕事しなきゃ。
「………………おいで」
キョウヤに手を引かれてアパートを出て、彼の運転する車に乗った。知らない道を走り、知らない店の駐車場に着いた。
「……何ここ」
「ハンバーガーが食べたいんだろう?」
「うん……」
「おいで、食べさせてあげるから」
「……うん」
シックな雰囲気のバーだ。テーブル席に座らされ、向かいのキョウヤに微笑みかけられる。
「どんなバーガーが好きなんだい?」
「……普通の」
「シンプルなもの? 具は?」
「チーズと、肉と、レタス……?」
「トマトは?」
「……ちょっと嫌い」
机に呼び鈴はない。キョウヤは手を挙げることも声を張り上げることもなく、店員にそっと視線をやった。
「ご注文はお決まりでしょうか」
視線を送られた店員が注文を取りに来た。キョウヤに注文を任せ、しばらく待つとハンバーガーが二皿机に並んだ。
「……なんか、豪華」
「そうかい?」
いつも食べているハンバーガーとは違う。バンズはもちもちとしてほのかに甘く、パティは分厚くジューシーで、レタスは新鮮そうにシャキシャキして、チーズも濃厚でとろけている。
「どうだい?」
「おいしい」
「よかった」
厚みも大きさも違う、一つで満腹だ。男子大学生の俺にも多過ぎるくらいなのに、キョウヤは腹が苦しくないのだろうか? ケロリとしている、案外と大食漢なのかな。
「そろそろ出ようか」
「うん」
ジュースを飲み切ってキョウヤの後をついていき、会計に驚愕する。
「……な、なんで二人前で五桁いくのっ」
「カードで。レイ君? どうしたんだい。行くよ」
店を出て車に乗り、改めて何故ハンバーガー一つで五千円以上していたのか尋ねる。
「ハンバーガーって二百円しないんじゃないの?」
「どんなものもピンキリだよ。ここよりいいお店もあるけど、少し遠いからね……そっちがよかったかい?」
キョウヤとは住む世界が違う。申し訳なさを覚えるのも、金持ちめと喚くのも馬鹿らしい。ジャズをBGMに車は軽快に走り、ラブホテルへと到着。ベッドやシャワールームを見ると少し安心する、後は抱かれればいいだけ──普段なら退屈な時間、でもあの日からは快楽の地獄の時間。
「…………キョウヤさん」
「なんだい?」
「……あなたとした日から、俺おかしくなったんだ。男に抱かれたら気持ちよくなるようになってた。頭吹っ飛んじゃいそうなの、何回も……アレ嫌なんだ。俺を変にしたあなたなら、俺を不感症に戻せない?」
「ごめんね、それは無理だよ。不感症じゃない方がいいと思うけれど、どうして嫌なんだい?」
身体が勝手に震えて、自然と大きな声が出て、頭が痺れるようなあんな感覚、好きな奴がいるわけない。そう主張したがキョウヤは納得してくれなかった。
「セックスの快楽を得るために生きているような人間も多いんだよ。それでなくても三大欲求の一つだ、君がどうしてそこまで嫌がるのかの方が不思議だよ」
「……っ、あんたは味わってないからそんなこと言えるんだ! 今まで何ともなかったのに、急に! ケツに指突っ込まれただけでっ……! あんなの、俺が俺じゃなくなる……」
「そう……嫌なんだね? 悪いことをしたよ、ごめん。でも、今日も君を買ったから君は私の言うことを聞かないといけないよね。今日は一緒にお風呂に入ろうか」
逆らわないのが仕事だ。俺は言われるがままにキョウヤと共にシャワールームへ入った。
「…………っ、クソ……」
同年代の中では珍しいだろう引き締まった肉体、ハリを失くした肌が強調する手や腕の筋、萎えた状態でも大きいと分かる足の間の────あぁ、腹がおかしい。下腹に心臓があるみたいだ、熱い、きゅんきゅんする、最悪だ、こんなの俺の体じゃない。
「レイ君? どうしたんだい、おいで」
「……は、い」
どうして勝手に口角が上がるんだ。どうして勝手に声が高くなるんだ。どうして顔が熱いんだ、なんで俺の鼓動はこんなに早くなっていくんだ。
訳が分からない、もう嫌だ。
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