自称不感症の援交少年の陥落

ムーン

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壊れたって構わないから金が欲しい

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不感症のはずだった俺はキョウヤに尻穴をほじられ、連続絶頂の末に意識を失った。



目を覚ますと拘束はほどかれており、俺が起きたのに気付いたキョウヤに水を飲まされた。

「たくさん潮を吹いてくれたからね、しっかり水分補給するんだよ」

「ん……」

「イかせ過ぎちゃったかな? ごめんね」

「…………イってねぇよ、ちょっと寝不足だったから寝ちまっただけだ」

「おやおや……そうかい? ふふふ」

ペットボトルの水を飲み干して一息つき、姿勢を変えようと腰に力を入れた瞬間、強い快感にひっくり返った。

「…………どうしたんだい? レイ君」

キョウヤは楽しげに笑って俺を見下げている。

「な、なんかっ……尻に、なんか……」

トロトロにほぐれてピクピクと痙攣している腸壁が今、何か硬いものを締め付けた。尻に手をやると俺の尻穴から細い紐が垂れており、それを引くと前立腺が刺激されて再び仰け反ってしまった。

「ローターを入れておいたんだ。ローター、分かるかい? 震えるだけの小さな大人の玩具だよ」

「し、知ってる……けど」

ローターを入れたまま街を歩く、なんてプレイを強要してきた客もいた。あの時は一切反応せずに客を怒らせたのに、今はただ入れられているだけで常に気持ちいい。

「振動が三段階あるんだけど、レイ君はどれが一番好きかな?」

キョウヤが俺の尻穴から伸びた紐の先のリモコンを持ち、カチッと音を鳴らす。すると俺の体内でローターがぶるぶると震え、前立腺に振動を伝えた。

「ひぁあぁああっ……!? ぁ、あぁっ、ぅあぁああっ! 止めてっ、止めてくれよぉっ!」

「これが弱で、次が中」

「ひゔぅううっ!? んゔっ、んぅうっ……んぁあぁああっ! 止めてっ、止めてぇえっ!」

ブリッジをするように仰け反り腰をガクガクと振って精液を撒き散らす陰茎を情けなく揺らす。そんな滑稽な俺の姿を見てキョウヤは静かに微笑み、ローターの振動を更に引き上げた。

「これが強だよ」

「んィぐぅうううっ!? ぁひっ、ひぃいいっ!? イんっ、んゔぅうっ! ィぐぅぅうぅううっ!」

強すぎる快楽に自然と腰が揺れ、ベッドに腰を叩きつけてしまい、無意味に快楽を増幅させてしまう。

「玩具は気に入ってもらえたかな。今、イって……?」

「ないぃいいっ! イっでにゃいっ、イっでなぃいっ! イっでないかりゃぁっ、五十万もらうのぉっ! ぉっ、おぉっ、ふ、ふぅっ、ぅぐぅううっ!」

「不感症なんだからローターくらいじゃイけないよねぇ。抜こうか」

「ふぅっ、ゔぅぅ…………ぉうんっ! ふっ、ふっ、ふぅぅ、うぅう……」

キョウヤは雑にコードを引っ張ってローターを抜いた。ぢゅぽんっと音を立てて鶏が卵を産むように排泄されたローターは俺の腸液でてらてらと輝いていた。

「さっきは何ともなかったみたいだけど、今ならこのバイブも役に立つんじゃないかな?」

キョウヤがシャワーを浴びている最中に入れられていた細くて歪なバイブが顔の前で揺らされる。さっきは何ともなかったのに、今はそのイボが恐ろしくてたまらない。

「ゃ、やだ……入れないで、待って……キョウヤさん……んんんゔぅっ!? は、はっ、はぁっ、あぁあ……おしりっ、えぐれるぅ……」

「ローターはこっちだよね」

キョウヤはローターを一度タオルで拭うと俺の亀頭に押し付け、医療用テープらしきもので固定した。

「んっ……! ま、待って……嫌だ、キョウヤさんやめてっ、お願い……お願い、もぉ嫌だ」

「レイ君は不感症で、まだイったことがないんだろう? なら、このくらいしても平気だよね」

バイブとローターのスイッチが同時に入れられる。俺は当然仰け反って絶頂し、ローターの隙間から精液を吹き出した。

「ひゔぅぅううっ!? ぅうあっ あぁっ、いやぁあっ、イぐっ、ちがっ、イっでにゃいぃっ……!」

顔の横でシーツを掴んでぷるぷると震え、身体を反り返らせて足を爪先までピンと伸ばす。ローターを固定するテープを手で剥がせば少し楽になるのに、とめどない快楽が俺を絶頂させて身体を自由に動かさせてくれない。

「んゔぅううっ! いやっ、いやぁあっ! もぉぶるぶるやらぁああっ! ぁあっ、あぁあ……ゆるじでっ、ゆるじでキョウヤざんっ、ゆるじでぇえっ!」

「許してって言われてもねぇ」

「生でいいからっ! 生で中出ししていいかりゃあっ! もぉこれ止めてぇっ!」

「……こら、生でいいなんて言っちゃいけないよ。病気の元なんだからちゃんとスキンは付けさせないと」

優しく頬を撫でて涙を拭い、軽率な発言を諌める。言葉だけならキョウヤはまともな大人だが、行動は最低だ。

「いやっ! もぉいやぁああっ! むりっ、もぉ出ないっ、出にゃぃいいっ! ぶるぶるどめでぇっ! どめろよぉおおおっ!」

キョウヤは俺の隣に寝転がって左腕で俺を抱き締め、右手で緩やかに俺の陰茎を扱く。先端にローターを固定されてビクビクと痙攣している陰茎は酷く敏感で、微かな愛撫でも腰を浮かせて快楽に悶えた。

「んぐぅうゔぅうっ! ふぅっ、ふゔぅーっ、ぅあぁああああっ! いつ止めるのっ、いつやめてくれんのぉっ! もぉいいじゃんっ、もぉせーえきでないっ、ちんこなくなるぅっ、ケツ壊れりゅうぅっ!」

「いつって……一晩中身体を好きにしていいと言ったのは君だよ。だから言っただろう? 五十万ぽっちで自分を売って、本当に後悔しないのかって」

「しだっ、じまじだぁっ、こーかいしだかりゃあっ! ゆるじでっ、キョウヤさんんっ……!」

キョウヤのバスローブにしがみついて絶頂し、足をピンと伸ばして震える。キョウヤは俺の陰茎を扱くのをやめて俺の体液まみれの手で俺の頬を撫でた。

「よしよし、後悔してるんだね。こんなに泣いちゃって可哀想に……よしよし」

「ふゔっ、ゔぅゔぅぅっ……どめでよぉっ、ぶるぶるとめろぉっ!」

「ふふふ……何か勘違いしてるね? 私は君を後悔させたかったけれど、後悔させるためにイかせてるんじゃない。私の目的は君を一晩中イかせ続けてあげることだけだよ。さっき寝てる間もずぅっと前立腺を揉んで甘イキさせてあげてたんだよ?」

切れ長で灰色の瞳に見つめられ、逃げられないのだと察して絶頂しながら絶望する。

「…………身体を売ると決めたなら、料金表を作ったなら、ちゃんとそれに則らないと。五十万払うからなんて甘い言葉に乗って身体を全部差し出しちゃうからダメなんだよ。君は私の誘いを断って、適切に自分を売るべきだったんだ。そうしたらこんなに辛いことしなくてよかったんだよ」

「ひぐっ、ぅゔっ、分がっだっ、わがっだかりゃあっ、ゆるじでぇ……もぉぶるぶるとめてっ、イぐのいやぁぁ……」

「……イった、そう認めるんだね?」

認めたらもう絶頂させないでくれるのだろうか。でも、二十万……二十万減額されるなら、一晩中弄ばれて心身を壊された方がマシだ。俺は首を横に振った。

「おや、おや……おやおや…………そう、まだイってなかったんだね。ごめんね、すぐに気持ちよくしてあげるからね」

キョウヤの手がバイブの持ち手を握る。イボだらけの歪な細いバイブが腸壁を引っ掻き回し、前立腺だけじゃなくなんでもないただの肉壁まで性感帯に変えていく。

「ひぐぅっ!? ぁぐっ、あぁあっ! んィイっ……ぐぅうっ! ふぐっ、ぅゔっ!」

「気持ちいい? イった?」

何十回もイっている。もう絶頂の途切れは永遠に来ないとさえ思えている。

「イっでにゃいっ! イっで、にゃいぃっ……ごじゅう、まんっ……ごじゅーまんっ、もらゔぅぅっ……!」

「………………不感症だなんて調子に乗って、楽に稼ごうと身体を売ってるおバカな高校生を、ちょっと懲らしめてみたかっただけなんだけどなぁ……ここまで頑固だと気になるよ。レイ君みたいな可愛い子が、何をそんなにお金に困ってるんだい?」

「ひゔぅっ! ぅゔぁあああっ……! ぁふっ、ひぃっ! おしりっ、けずれりゅぅうっ……」

「遊ぶお金じゃないんだろうね。よしよし……後で聞かせてね、ちゃんと力になってあげるからね、レイ君」

神経が焼き切れていくような強い快楽の中、痙攣し続ける身体を優しく抱き締められた気がした。それが夢か現実か確かめる前に俺の意識は再び途絶えた。
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