572 / 604
まるで葡萄酒
しおりを挟む
手を両方とも指を絡めて繋いだまま、カタラはゆっくりと俺を抱いてくれた。挿入も腰振りも全て丁寧でまるで処女のように扱われ、多幸感に満ちて連続絶頂にハマってしまった俺は、それでもなお快感を求めた。
「きもちぃっ……んぁっ、あぁんっ! カタラぁっ、もっとぉ……」
カタラが腰を揺らしにくくなる想像なんて出来ない俺は、インキュバス特有の軟体を活かして彼の腰に足を強く絡み付けた。おかげでカタラと密着は出来たが、突かれる快感は弱まった。だが同じくインキュバス特有の腸壁のうねりでカタラの陰茎を扱くから、総合的な快感の量は大して変わらない。
「んぁああっ……! あっ、はぁああんっ! イくっ、またイくぅううっ!」
「サク、ちょっ、締めすぎっ……無理、出るっ……!」
びゅるるっ……と勢いよく放たれた精液に腸壁を叩かれ、その快感によがる。染み込んでいく精液の美味さをゆっくりと味わっていると、絶頂の余韻に浸って痙攣している腸壁を萎えた陰茎に撫でられた。
「ひぅううんっ……!」
「……っ、ふー……悪ぃな、イった後いつまでもお前ん中居るのキツいからよ」
人を抱いた経験はないが、そりゃ入れている穴の肉壁がぐねぐねうねって絡み付いてくるのはキツいだろうな。射精直後なら尚更、俺なら潮を吹くだろう……そういえば潮って美味いのかな? 味はなさそうなイメージがあるけれど、どうなんだろう。
「ちょっと水飲みたい」
ピクピクと震える下腹を自分で撫で、マンドラゴラブーストのかかった今までのインキュバス生で最高の味を堪能する俺の隣に足を伸ばして座る。
「──我が求めに応じ、我が手に清水を湧かせよ、水の精──」
マンドラゴラを日頃から食べているらしいから当然なのだが、前回よりも味、栄養価共に高くなっている。過去最高だった前回を更に上回る──なんて前世で聞いたワインの評価を心中で真似て遊んでみたりしてしまう。
「いつでも水飲めるのか……精霊使いは便利でいいなぁ」
両手で作った器に水を溜め、飲んでいたカタラの肩に顎を乗せる。
「サク、どうだ? 美味かったか?」
「んー……」
カタラが水を飲み干して濡れた手を自身の肌で拭ったのを確認してから、彼の肩に抱きついて引っ張り倒した。
「すっごく美味しかった……今までで一番。だから、もっかい飲みたいなぁ……?」
カタラの腰の上に体重をかけずに跨り、まだ勃っていない陰茎に尻尾を絡め、ハート型の先端で亀頭を撫でる。
「はやく勃てて」
「……っ、出したばっかのもんあんまり刺激すんなよな」
「普段イかされまくってるから、復讐みたいなもんだよ」
「復讐? はっ、喜んでるくせによ。まぁまだ勃つには勃つが……視覚的な刺激も欲しいな」
扇情的なポーズでも取ればいいのだろうか? 頭の後ろで手を組み、軽く反ってみる……微妙かな? 前世で見かけたグラドルはよくこんなポーズをしていたのだが。
「俺は身体より顔で勃つ派だな」
「顔? 顔って……」
ひとまずカタラの顔に顔を近付けてみる。尻尾の感覚で既に半勃ちになっているのは分かっていたし、このまま続けていれば完勃ちまで持っていけるとも分かっているけれど、カタラに乗ってあげたくなった。
「……もしかして、こういう顔?」
間違っていても否定されることはないだろう。愛されているという自信を胸に、きゅっと自身の乳首をつまんだ。
「んっ……! 自分で触ると、ぁ、加減っ……しちゃうからっ……あんまり、いい顔見せらんないかも、だけどっ……どう?」
聞かなくても分かる、尻尾はカタラの陰茎の様子を完璧に感じ取っている。尻にも硬く膨れた陰茎の熱が伝わっている。
「ひぅっ……んっ、あっ……カタラぁっ?」
右手をベッドに突っ張って起き上がったカタラの左手が背に添えられる。存在しない胸の谷間を舐められ、自身の乳首を離してカタラの首に腕を回す。
「ひゃうんっ! んっ、あっ……ぁあっ! んゃっ、噛んじゃ、やだっ、あっ、ぁ、あぁんっ!」
下側かられろんと舐め上げられ、はむはむと唇越しに何度も甘噛みされる。仰け反って逃げることは許されず、ビリビリと痺れるような快感を胸に溜め続ける。
「ひ、ぁあぁっ……! や、ぁ……噛むならっ、もっと強くぅ……それじゃ、イけないっ」
「……胸でイきたい?」
「イきたいっ、イかせてカタラぁ……お願い」
情けないほどに大きくぷるんと勃った乳首を突き出して快感をねだる。カタラは俺の顔を見上げて口角を吊り上げて笑った。この顔が好きなのかと現在の自分の顔を意識するも、よく分からない。目が潤んでいるのがいいのかな……?
「ぁひぃんっ! んあっ、あっ、それやばいっ、きくっ、しゅごいぃっ! きもちぃっ、きもちぃよぉっ!」
唇を挟まず歯で直接かぷかぷと甘噛みしながら、乳首の先端を舌で弄る。痛みに似た強い快感に、単純に敏感な箇所への強い快感が重なり、電流のような快感が身体中に広がる。
「あぁああんっ! んっ、ぁ、あぁっ! もっと、もっと強く噛んでぇっ? そぉっ、そっ……ぁひぃっ!? イくっ、イくイくイくぅっ!」
カタラに片手で支えられながらも仰け反って絶頂を迎えると、カタラの口から乳首が離れた。
「は、ぁ……ぁあぁん…………きもひ、よかったぁ……さいこぉ、カタラしゅごい……ぁ、お腹汚しちゃったな、ふへへっ」
「なんだよ、俺にぶっかけたのがそんなに嬉しいか?」
「うん……次、カタラの番だよ。俺のナカにいっぱいぶっかけて」
カタラの陰茎に絡めていた尻尾をほどき、後孔を陰茎に擦り付ける。先端を僅かに濡らす程度の先走りの汁なんてすぐに俺の腸液に塗り潰されただろう。
「ん、あっ……ここっ、擦るだけでもぉっ……けっこ、気持ちぃ……」
腰を細かく揺らしてカタラの陰茎に吸い付いた後孔をちゅくちゅくと刺激する。穴を引っ張られるような不思議な感覚にハマり、それを続けていると先程までよりも顔を赤くしたカタラに腰を掴まれた。
「……そんな焦らすのやめてくれよ、サク」
美少女と見紛うような美顔が雄の色気を孕み、細く滑らかながらに男らしく筋張った手が俺の腰を叩き下ろす。
「ひっ……あぁああんっ! んっ、あぁぁっ、いれただけでっ、イっちゃったぁ……一気に全部ぞりぞりってしゅんのっ、やばいよぉ……」
「ビクビク痙攣しながら絡み付いてきやがって……俺だってすぐイっちまいそうだよ。お前から乗ってきたんだから、お前が動いてくれるんだろ?」
「んっ……騎乗位はぁ……インキュバスの専売特許だもんっ、搾り尽くしてやるからなぁ……?」
「とろっとろの顔してよく言うぜ」
すぐにイってしまいそうだと言ったばかりのくせに、余裕ぶって頭の後ろに手を組んでまで寝転がったカタラにはあまり言われたくない。
「本能で割と勝手に腰動くんだからなっ……ぁ、あっ……ひぁあんっ! ぁんっ! あっ、んっ、んぁっ、ぁ……! きもちぃとこっ、全部こしゅれるっ! 前立腺っ、はじかれてっ、こにぇっ、こっ、こね、られてぇっ! きもちっ、ぁ、イくっ、しゅぐイっちゃうゔぅっ!」
勢いのない、漏らしたような精液がカタラの腹を伝っていく。正常位の時はあまり汚せなかったカタラの身体を、今なら胸まで汚せそうだ。行為中に射精して食べているのに腹が減るのは厄介な生態だが、白い肢体を汚していく今だけは長所に思える。
「……っ、ぐ……えげつない腰使いしやがって」
「カタラの魔力美味しかったからっ、も、腰止まんないっ! はやくイってっ! 俺またイっちゃうぅっ……! 出してよぉっ、カタラぁっ!」
いくら本能で身体が動くと言っても、普段なら快楽で多少はブレる。けれどカタラの精液は美味過ぎて、絶頂しながらでも意識が飛びそうでも、俺の腰は止まらない。
「ん、なにっ……言わなくてもっ、すぐ出ちまうよっ……!」
「あっ……あぁあぁぁ……おいひぃ…………もっと、ちょーだい?」
「はっ? ちょっ、待て、連続は……!」
「あぁんっ! んんっ……! イったばっかのこしゅんのっ、きもちぃっ! 朝までしようねカタラぁっ」
絶頂を繰り返し敏感になった腸壁は半勃ちの陰茎との摩擦ですら強い快感を得られる。美味い精液が手に入るとなれば尚更、俺の食欲と性欲に熱が入った。
「きもちぃっ……んぁっ、あぁんっ! カタラぁっ、もっとぉ……」
カタラが腰を揺らしにくくなる想像なんて出来ない俺は、インキュバス特有の軟体を活かして彼の腰に足を強く絡み付けた。おかげでカタラと密着は出来たが、突かれる快感は弱まった。だが同じくインキュバス特有の腸壁のうねりでカタラの陰茎を扱くから、総合的な快感の量は大して変わらない。
「んぁああっ……! あっ、はぁああんっ! イくっ、またイくぅううっ!」
「サク、ちょっ、締めすぎっ……無理、出るっ……!」
びゅるるっ……と勢いよく放たれた精液に腸壁を叩かれ、その快感によがる。染み込んでいく精液の美味さをゆっくりと味わっていると、絶頂の余韻に浸って痙攣している腸壁を萎えた陰茎に撫でられた。
「ひぅううんっ……!」
「……っ、ふー……悪ぃな、イった後いつまでもお前ん中居るのキツいからよ」
人を抱いた経験はないが、そりゃ入れている穴の肉壁がぐねぐねうねって絡み付いてくるのはキツいだろうな。射精直後なら尚更、俺なら潮を吹くだろう……そういえば潮って美味いのかな? 味はなさそうなイメージがあるけれど、どうなんだろう。
「ちょっと水飲みたい」
ピクピクと震える下腹を自分で撫で、マンドラゴラブーストのかかった今までのインキュバス生で最高の味を堪能する俺の隣に足を伸ばして座る。
「──我が求めに応じ、我が手に清水を湧かせよ、水の精──」
マンドラゴラを日頃から食べているらしいから当然なのだが、前回よりも味、栄養価共に高くなっている。過去最高だった前回を更に上回る──なんて前世で聞いたワインの評価を心中で真似て遊んでみたりしてしまう。
「いつでも水飲めるのか……精霊使いは便利でいいなぁ」
両手で作った器に水を溜め、飲んでいたカタラの肩に顎を乗せる。
「サク、どうだ? 美味かったか?」
「んー……」
カタラが水を飲み干して濡れた手を自身の肌で拭ったのを確認してから、彼の肩に抱きついて引っ張り倒した。
「すっごく美味しかった……今までで一番。だから、もっかい飲みたいなぁ……?」
カタラの腰の上に体重をかけずに跨り、まだ勃っていない陰茎に尻尾を絡め、ハート型の先端で亀頭を撫でる。
「はやく勃てて」
「……っ、出したばっかのもんあんまり刺激すんなよな」
「普段イかされまくってるから、復讐みたいなもんだよ」
「復讐? はっ、喜んでるくせによ。まぁまだ勃つには勃つが……視覚的な刺激も欲しいな」
扇情的なポーズでも取ればいいのだろうか? 頭の後ろで手を組み、軽く反ってみる……微妙かな? 前世で見かけたグラドルはよくこんなポーズをしていたのだが。
「俺は身体より顔で勃つ派だな」
「顔? 顔って……」
ひとまずカタラの顔に顔を近付けてみる。尻尾の感覚で既に半勃ちになっているのは分かっていたし、このまま続けていれば完勃ちまで持っていけるとも分かっているけれど、カタラに乗ってあげたくなった。
「……もしかして、こういう顔?」
間違っていても否定されることはないだろう。愛されているという自信を胸に、きゅっと自身の乳首をつまんだ。
「んっ……! 自分で触ると、ぁ、加減っ……しちゃうからっ……あんまり、いい顔見せらんないかも、だけどっ……どう?」
聞かなくても分かる、尻尾はカタラの陰茎の様子を完璧に感じ取っている。尻にも硬く膨れた陰茎の熱が伝わっている。
「ひぅっ……んっ、あっ……カタラぁっ?」
右手をベッドに突っ張って起き上がったカタラの左手が背に添えられる。存在しない胸の谷間を舐められ、自身の乳首を離してカタラの首に腕を回す。
「ひゃうんっ! んっ、あっ……ぁあっ! んゃっ、噛んじゃ、やだっ、あっ、ぁ、あぁんっ!」
下側かられろんと舐め上げられ、はむはむと唇越しに何度も甘噛みされる。仰け反って逃げることは許されず、ビリビリと痺れるような快感を胸に溜め続ける。
「ひ、ぁあぁっ……! や、ぁ……噛むならっ、もっと強くぅ……それじゃ、イけないっ」
「……胸でイきたい?」
「イきたいっ、イかせてカタラぁ……お願い」
情けないほどに大きくぷるんと勃った乳首を突き出して快感をねだる。カタラは俺の顔を見上げて口角を吊り上げて笑った。この顔が好きなのかと現在の自分の顔を意識するも、よく分からない。目が潤んでいるのがいいのかな……?
「ぁひぃんっ! んあっ、あっ、それやばいっ、きくっ、しゅごいぃっ! きもちぃっ、きもちぃよぉっ!」
唇を挟まず歯で直接かぷかぷと甘噛みしながら、乳首の先端を舌で弄る。痛みに似た強い快感に、単純に敏感な箇所への強い快感が重なり、電流のような快感が身体中に広がる。
「あぁああんっ! んっ、ぁ、あぁっ! もっと、もっと強く噛んでぇっ? そぉっ、そっ……ぁひぃっ!? イくっ、イくイくイくぅっ!」
カタラに片手で支えられながらも仰け反って絶頂を迎えると、カタラの口から乳首が離れた。
「は、ぁ……ぁあぁん…………きもひ、よかったぁ……さいこぉ、カタラしゅごい……ぁ、お腹汚しちゃったな、ふへへっ」
「なんだよ、俺にぶっかけたのがそんなに嬉しいか?」
「うん……次、カタラの番だよ。俺のナカにいっぱいぶっかけて」
カタラの陰茎に絡めていた尻尾をほどき、後孔を陰茎に擦り付ける。先端を僅かに濡らす程度の先走りの汁なんてすぐに俺の腸液に塗り潰されただろう。
「ん、あっ……ここっ、擦るだけでもぉっ……けっこ、気持ちぃ……」
腰を細かく揺らしてカタラの陰茎に吸い付いた後孔をちゅくちゅくと刺激する。穴を引っ張られるような不思議な感覚にハマり、それを続けていると先程までよりも顔を赤くしたカタラに腰を掴まれた。
「……そんな焦らすのやめてくれよ、サク」
美少女と見紛うような美顔が雄の色気を孕み、細く滑らかながらに男らしく筋張った手が俺の腰を叩き下ろす。
「ひっ……あぁああんっ! んっ、あぁぁっ、いれただけでっ、イっちゃったぁ……一気に全部ぞりぞりってしゅんのっ、やばいよぉ……」
「ビクビク痙攣しながら絡み付いてきやがって……俺だってすぐイっちまいそうだよ。お前から乗ってきたんだから、お前が動いてくれるんだろ?」
「んっ……騎乗位はぁ……インキュバスの専売特許だもんっ、搾り尽くしてやるからなぁ……?」
「とろっとろの顔してよく言うぜ」
すぐにイってしまいそうだと言ったばかりのくせに、余裕ぶって頭の後ろに手を組んでまで寝転がったカタラにはあまり言われたくない。
「本能で割と勝手に腰動くんだからなっ……ぁ、あっ……ひぁあんっ! ぁんっ! あっ、んっ、んぁっ、ぁ……! きもちぃとこっ、全部こしゅれるっ! 前立腺っ、はじかれてっ、こにぇっ、こっ、こね、られてぇっ! きもちっ、ぁ、イくっ、しゅぐイっちゃうゔぅっ!」
勢いのない、漏らしたような精液がカタラの腹を伝っていく。正常位の時はあまり汚せなかったカタラの身体を、今なら胸まで汚せそうだ。行為中に射精して食べているのに腹が減るのは厄介な生態だが、白い肢体を汚していく今だけは長所に思える。
「……っ、ぐ……えげつない腰使いしやがって」
「カタラの魔力美味しかったからっ、も、腰止まんないっ! はやくイってっ! 俺またイっちゃうぅっ……! 出してよぉっ、カタラぁっ!」
いくら本能で身体が動くと言っても、普段なら快楽で多少はブレる。けれどカタラの精液は美味過ぎて、絶頂しながらでも意識が飛びそうでも、俺の腰は止まらない。
「ん、なにっ……言わなくてもっ、すぐ出ちまうよっ……!」
「あっ……あぁあぁぁ……おいひぃ…………もっと、ちょーだい?」
「はっ? ちょっ、待て、連続は……!」
「あぁんっ! んんっ……! イったばっかのこしゅんのっ、きもちぃっ! 朝までしようねカタラぁっ」
絶頂を繰り返し敏感になった腸壁は半勃ちの陰茎との摩擦ですら強い快感を得られる。美味い精液が手に入るとなれば尚更、俺の食欲と性欲に熱が入った。
20
お気に入りに追加
1,787
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【第1章完結】悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼第2章2025年1月18日より投稿予定
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
前世が飼い猫だったので、今世もちゃんと飼って下さい
夜鳥すぱり
BL
黒猫のニャリスは、騎士のラクロア(20)の家の飼い猫。とってもとっても、飼い主のラクロアのことが大好きで、いつも一緒に過ごしていました。ある寒い日、メイドが何か怪しげな液体をラクロアが飲むワインへ入れているのを見たニャリスは、ラクロアに飲まないように訴えるが……
◆明けましておめでとうございます。昨年度は色々ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。あまりめでたくない暗い話を書いていますがそのうち明るくなる予定です。
完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる