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やっぱり産卵もする
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今引っ張り出してもらったのは孵化してしまったドラゴンだけなので、胃に溜まっているいくつもの無精卵も今から引っ張り出してもらうことになった。
「しっかし何個あるんだ? 卵。ヤる回数ちょっと減らした方がいいかもな」
「ごめん……」
中出しされた瞬間だとかに俺が「孕みたい」と考えるから卵が出来る。卵の量を思うと自分のセックス中の思考が恥ずかしくなる。
「サクは悪くない」
「ネメスィ……ありがとう」
骨が溶けて指が伸びて黒く変色したようなネメスィの右手。太腿に一本ずつ巻き付いて足を開かされ、処女らしく戻った後孔の縁を触手の先端が舐める。
「ん、ぁっ……ネメスィっ、あ、ぁあっ……はやく、してぇ……」
「……血の味がするな」
「へっ? ぁ、味分かるの?」
「あぁ、味蕾を作ってみた」
どやぁ……と聞こえてきそうなほどに自信ありげな顔をしたネメスィは、俺の眼前に触手を持ち上げた。触手の質感は確かに舌のようで、表面のつぶつぶが気色悪い。
「傷は塞がっているだろう、痛みはないか?」
「胃にまだ卵の殻が刺さってるっぽいからそれはずっと痛い……っていうか味蕾引っ込めろ! 俺を味わうなぁ!」
「暴れるな、刺さってるんだろ」
ため息をついたネメスィは俺に覆いかぶさり、左手だけで俺の両手を押さえつけた。手首を頭の上に重ねられ、強引なキスを受ける。
「ん……こんなので誤魔化されると思うなよ、味分かんない触手にしろよ」
「……まぁいいだろう。サク、これからお前の中に触手を挿入して胃の卵詰まりを解消する。だが全て引っ張り出すような真似はしない、自力で産めないと困るだろう」
「分かった……胃と腸の境目ちょっと拡げてくれるだけでもいいよ」
「もう少し面倒を見る」
「あぁそ、何でもいいから早くしてよ……ずっとこの姿勢なのやだ」
開脚して後孔の周りに触手を漂わされ、挿入もされずに見つめ合うのは恥ずかしい。快楽で我を忘れられないと俺の羞恥心はまだ人並みに働くらしい。
「分かった。入れるぞ」
「うん……んっ、ぁ、あぁっ!」
つぷんっ……と三本の触手が挿入された。
「ぁ、あっ……奥、きて……んんぅっ! まだ、入る……ぅ、あっ……」
触手は柔らかく細い、俺の身体はほとんど抵抗なく触手を受け入れる。臍を超えた辺りで流石に圧迫感を強く感じ始めたが、まだ耐えられる。
「は、ぁ……あぁ、あっ……」
「そろそろ胃だ。血が垂れてきているな、動くなよ、卵の殻だったか? ドラゴンの物ならかなり硬いものだろう、胃を破ったら回収が困難になる」
「俺が、作ったのに」
「下手を打てば血管に詰まって死ぬかもな。破片は全て回収する、お前が動かなければ心配はないだろう」
話しているうちに触手が胃と腸の境目に至る。
「……胃に着いた、入るぞ」
「あ、ネメスィ。回収した卵の殻は俺にくれ、何かの素材に使えるかもしんねぇ」
「分かった」
にゅぷんっ……と胃に触手が侵入する。嗚咽を覚える俺の胃の中でネメスィの触手は無数に枝分かれして卵の隙間を縫ってまずは卵の殻を探した。
「ぅ、あっ……ぅうっ、ぉえっ……ゃ、腹の中っ、細いのが……うねって……」
「触手だな、動きが分かるか?」
「寄生虫、みたい……気持ち悪いぃっ……!」
「……っ!」
胃の内壁を這い回る感覚の気色悪さに悶えながら伝えると、触手の動きが止まった。呼吸を落ち着けて目を開けるとネメスィが目を見開いていた。
「ねめ、し……? どしたの……」
金色に輝く瞳が潤む。ぽたぽたと雫が頬に落ち、俺はようやくネメスィは俺が「気持ち悪い」と言ってしまったことに泣き出したのだと気付いた。
「ね、ねめしぃっ……ちがう、お前じゃなくて……その、ぬるぬる動かれる感じが……」
「……わ、分かって……る。大丈夫だ……続ける」
触手が動き出し、胃の内壁に刺さっていた卵の殻の破片が抜かれていく。
「ぅ、あ……痛っ! ぁ……全部、抜けた? もう痛くない……ありがとう、ネメスィ、大好き……」
両手を押さえられていて抱き締めることは出来ないけれど、必死に愛情を伝えた。涙はもう止まっているとはいえ、心の痛みはまだあるだろう。
「……触手の中を通して殻を外に出したら、詰まりを解消する。後はお前が自力でひり出せ」
「ありがとう……ぅあっ!? ひっ、何、お腹ん中ゴリゴリしてっ……やだ、何これ怖いぃっ!」
「一つずつ出せるように触手で卵の位置を調整しているだけだ、大丈夫……ほら、まず一つ」
ネメスィの触手はいつの間にか平たくなって腸壁や胃壁に張り付いていた。胃で網のように広がって卵を動かし、一つずつ胃の外へ導いてくれる気らしい。
「ん、んぅう……ぅ、ぁっ! は、ぁ……出た」
「まだ胃から出ただけだ、もっといきめ」
「ん、ぅ……ふっ、ぅ、うぅっ、く、ぅうん……!」
卵が腸壁をずりずりと擦りながら外へと向かっていく。途中、前立腺をぐっと押し潰されて甘い声が漏れた。
「ぁひんっ!? ひ、ぁ……やだ、戻っちゃ嫌……ゃ、あ、んんっ! ん、ぁあ……そぉ、外に……」
「お、卵見えたぞ。おぉ……出てきた。すげぇな、なんかエロい」
黒い触手に拡げられた後孔から卵をひり出すところをカタラにばっちり見られてしまった。
「……二つ目、いけるか?」
「んん……これあと何回やるの?」
「…………あと十三回だな」
「え……もぉやだ、ネメスィが引っ張り出してよぉ、今度からこんなに孕まないよう気を付けるし、産卵のコツは分かってるからぁ……お願い、厳しくしないで……ネメスィ」
わざと目を潤ませて媚びてみるとネメスィはこくりと頷き、胃の中で触手を動かした。
「……果物を干す時、網に入れて吊り下げることがあるんだ。分かるか?」
「う、ん……? 何となく……?」
「アレのようにする。卵を包む網を作った、一直線に並ぶように調整してな、一気に引き抜くぞ、力を抜け」
「へっ? なんで一気に……!」
一思いに引っ張り出してくれなんて言った覚えはない、そんなふうに反論する暇も与えられず、胃から後孔までズルズルッと卵を十個以上一気に引っ張り出された。
「んゃあぁああっ!? ぁひぃいっ!? ゴリゴリっ、ゴリゴリずっとして、んゃあっ!? しょこらめっ、ずりずりしちゃいやぁあっ! イくっ、やだ、卵産んでイっちゃゔうぅっ!」
ちゅぽぽぽんっ……と十三個の卵が俺の後孔から連続で引っ張り出された。卵を絡めて引っ張った触手も一緒に抜けたので、俺の中にはもう何もない。後孔はぽっかり拡がってヒクヒクと震えている。
「全部出たぞ。えらいな、サク」
卵をベッドに置いて右手を人型に戻したネメスィは俺を抱き上げ、顔に何度もキスをした。
「お、ひり……じんじん、する……」
「気持ちよかったか?」
「ん……ありがと、ネメスィ……すき」
「…………あぁ、お前が好いていてくれたら、俺は何にだってなれる」
俺の胸に顔を押し付けたネメスィを見て、やはり俺は彼を傷付けてしまったんだなと反省する。彼の頭を抱き締め、髪を梳いた。
「ごめんね、ネメスィ……ネメスィのことじゃないんだよ……お腹ん中ぬるぬるして、吐きそうになっちゃってさ」
「……あぁ、分かってる、分かってはいるが……もう少しこのまま」
卵の殻を眺めて何に使おうかとはしゃいでいるカタラを横目に、俺はネメスィを慰めた。しばらくするとカタラが隣の部屋に三人を呼びに行った、するとネメスィは俺から離れ、平成を装った。
「ネメスィ……? ふふふっ、今更カッコつけても無駄じゃないか?」
「……無駄じゃない」
ふいっと顔を背けたネメスィを笑いながら俺は十四個の卵をタオルで包み、赤子にするように抱いた。無意識の行動に自分自身では何の疑問も抱かず、俺は三人と赤ちゃんを笑顔で出迎えた。
「しっかし何個あるんだ? 卵。ヤる回数ちょっと減らした方がいいかもな」
「ごめん……」
中出しされた瞬間だとかに俺が「孕みたい」と考えるから卵が出来る。卵の量を思うと自分のセックス中の思考が恥ずかしくなる。
「サクは悪くない」
「ネメスィ……ありがとう」
骨が溶けて指が伸びて黒く変色したようなネメスィの右手。太腿に一本ずつ巻き付いて足を開かされ、処女らしく戻った後孔の縁を触手の先端が舐める。
「ん、ぁっ……ネメスィっ、あ、ぁあっ……はやく、してぇ……」
「……血の味がするな」
「へっ? ぁ、味分かるの?」
「あぁ、味蕾を作ってみた」
どやぁ……と聞こえてきそうなほどに自信ありげな顔をしたネメスィは、俺の眼前に触手を持ち上げた。触手の質感は確かに舌のようで、表面のつぶつぶが気色悪い。
「傷は塞がっているだろう、痛みはないか?」
「胃にまだ卵の殻が刺さってるっぽいからそれはずっと痛い……っていうか味蕾引っ込めろ! 俺を味わうなぁ!」
「暴れるな、刺さってるんだろ」
ため息をついたネメスィは俺に覆いかぶさり、左手だけで俺の両手を押さえつけた。手首を頭の上に重ねられ、強引なキスを受ける。
「ん……こんなので誤魔化されると思うなよ、味分かんない触手にしろよ」
「……まぁいいだろう。サク、これからお前の中に触手を挿入して胃の卵詰まりを解消する。だが全て引っ張り出すような真似はしない、自力で産めないと困るだろう」
「分かった……胃と腸の境目ちょっと拡げてくれるだけでもいいよ」
「もう少し面倒を見る」
「あぁそ、何でもいいから早くしてよ……ずっとこの姿勢なのやだ」
開脚して後孔の周りに触手を漂わされ、挿入もされずに見つめ合うのは恥ずかしい。快楽で我を忘れられないと俺の羞恥心はまだ人並みに働くらしい。
「分かった。入れるぞ」
「うん……んっ、ぁ、あぁっ!」
つぷんっ……と三本の触手が挿入された。
「ぁ、あっ……奥、きて……んんぅっ! まだ、入る……ぅ、あっ……」
触手は柔らかく細い、俺の身体はほとんど抵抗なく触手を受け入れる。臍を超えた辺りで流石に圧迫感を強く感じ始めたが、まだ耐えられる。
「は、ぁ……あぁ、あっ……」
「そろそろ胃だ。血が垂れてきているな、動くなよ、卵の殻だったか? ドラゴンの物ならかなり硬いものだろう、胃を破ったら回収が困難になる」
「俺が、作ったのに」
「下手を打てば血管に詰まって死ぬかもな。破片は全て回収する、お前が動かなければ心配はないだろう」
話しているうちに触手が胃と腸の境目に至る。
「……胃に着いた、入るぞ」
「あ、ネメスィ。回収した卵の殻は俺にくれ、何かの素材に使えるかもしんねぇ」
「分かった」
にゅぷんっ……と胃に触手が侵入する。嗚咽を覚える俺の胃の中でネメスィの触手は無数に枝分かれして卵の隙間を縫ってまずは卵の殻を探した。
「ぅ、あっ……ぅうっ、ぉえっ……ゃ、腹の中っ、細いのが……うねって……」
「触手だな、動きが分かるか?」
「寄生虫、みたい……気持ち悪いぃっ……!」
「……っ!」
胃の内壁を這い回る感覚の気色悪さに悶えながら伝えると、触手の動きが止まった。呼吸を落ち着けて目を開けるとネメスィが目を見開いていた。
「ねめ、し……? どしたの……」
金色に輝く瞳が潤む。ぽたぽたと雫が頬に落ち、俺はようやくネメスィは俺が「気持ち悪い」と言ってしまったことに泣き出したのだと気付いた。
「ね、ねめしぃっ……ちがう、お前じゃなくて……その、ぬるぬる動かれる感じが……」
「……わ、分かって……る。大丈夫だ……続ける」
触手が動き出し、胃の内壁に刺さっていた卵の殻の破片が抜かれていく。
「ぅ、あ……痛っ! ぁ……全部、抜けた? もう痛くない……ありがとう、ネメスィ、大好き……」
両手を押さえられていて抱き締めることは出来ないけれど、必死に愛情を伝えた。涙はもう止まっているとはいえ、心の痛みはまだあるだろう。
「……触手の中を通して殻を外に出したら、詰まりを解消する。後はお前が自力でひり出せ」
「ありがとう……ぅあっ!? ひっ、何、お腹ん中ゴリゴリしてっ……やだ、何これ怖いぃっ!」
「一つずつ出せるように触手で卵の位置を調整しているだけだ、大丈夫……ほら、まず一つ」
ネメスィの触手はいつの間にか平たくなって腸壁や胃壁に張り付いていた。胃で網のように広がって卵を動かし、一つずつ胃の外へ導いてくれる気らしい。
「ん、んぅう……ぅ、ぁっ! は、ぁ……出た」
「まだ胃から出ただけだ、もっといきめ」
「ん、ぅ……ふっ、ぅ、うぅっ、く、ぅうん……!」
卵が腸壁をずりずりと擦りながら外へと向かっていく。途中、前立腺をぐっと押し潰されて甘い声が漏れた。
「ぁひんっ!? ひ、ぁ……やだ、戻っちゃ嫌……ゃ、あ、んんっ! ん、ぁあ……そぉ、外に……」
「お、卵見えたぞ。おぉ……出てきた。すげぇな、なんかエロい」
黒い触手に拡げられた後孔から卵をひり出すところをカタラにばっちり見られてしまった。
「……二つ目、いけるか?」
「んん……これあと何回やるの?」
「…………あと十三回だな」
「え……もぉやだ、ネメスィが引っ張り出してよぉ、今度からこんなに孕まないよう気を付けるし、産卵のコツは分かってるからぁ……お願い、厳しくしないで……ネメスィ」
わざと目を潤ませて媚びてみるとネメスィはこくりと頷き、胃の中で触手を動かした。
「……果物を干す時、網に入れて吊り下げることがあるんだ。分かるか?」
「う、ん……? 何となく……?」
「アレのようにする。卵を包む網を作った、一直線に並ぶように調整してな、一気に引き抜くぞ、力を抜け」
「へっ? なんで一気に……!」
一思いに引っ張り出してくれなんて言った覚えはない、そんなふうに反論する暇も与えられず、胃から後孔までズルズルッと卵を十個以上一気に引っ張り出された。
「んゃあぁああっ!? ぁひぃいっ!? ゴリゴリっ、ゴリゴリずっとして、んゃあっ!? しょこらめっ、ずりずりしちゃいやぁあっ! イくっ、やだ、卵産んでイっちゃゔうぅっ!」
ちゅぽぽぽんっ……と十三個の卵が俺の後孔から連続で引っ張り出された。卵を絡めて引っ張った触手も一緒に抜けたので、俺の中にはもう何もない。後孔はぽっかり拡がってヒクヒクと震えている。
「全部出たぞ。えらいな、サク」
卵をベッドに置いて右手を人型に戻したネメスィは俺を抱き上げ、顔に何度もキスをした。
「お、ひり……じんじん、する……」
「気持ちよかったか?」
「ん……ありがと、ネメスィ……すき」
「…………あぁ、お前が好いていてくれたら、俺は何にだってなれる」
俺の胸に顔を押し付けたネメスィを見て、やはり俺は彼を傷付けてしまったんだなと反省する。彼の頭を抱き締め、髪を梳いた。
「ごめんね、ネメスィ……ネメスィのことじゃないんだよ……お腹ん中ぬるぬるして、吐きそうになっちゃってさ」
「……あぁ、分かってる、分かってはいるが……もう少しこのまま」
卵の殻を眺めて何に使おうかとはしゃいでいるカタラを横目に、俺はネメスィを慰めた。しばらくするとカタラが隣の部屋に三人を呼びに行った、するとネメスィは俺から離れ、平成を装った。
「ネメスィ……? ふふふっ、今更カッコつけても無駄じゃないか?」
「……無駄じゃない」
ふいっと顔を背けたネメスィを笑いながら俺は十四個の卵をタオルで包み、赤子にするように抱いた。無意識の行動に自分自身では何の疑問も抱かず、俺は三人と赤ちゃんを笑顔で出迎えた。
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