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婚約止まり
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全く実感は湧かないが、シャルと査定士が結婚した。これで兄弟共に既婚者だ。
「結婚おめでとうシャル!」
「ありがとうございます……何だか、あまり変わりませんね」
「形だけだからねぇ……ありがとうねシャル、私の寿命のために」
「そんな、おじさん。こちらこそですよ、僕があなたに僕達を置いて死んで欲しくなかったんです」
魔樹から産まれ、その時点で成体であるインキュバスに親はいない。査定士の親のような深い愛情は生態的には必要ないものでも、シャルにとっては心地いいものだったらしい。
「ここは僕の特等席ですから」
敷物の上に足を伸ばして座っている査定士の太腿の上に乗り、もたれかかる。結婚式の記念写真にするのにいいポーズと表情だが、シャルのピクニック用の服が不格好だ。
「なぁシャル、おじさんはスーツなんだからシャルはドレス着ろよ。結婚したんだしお嫁さんはドレス着るもんだぞ」
「そうなんですか? では……」
シャルは軽装を以前の宴会の時に着たマーメイドドレスに変えようとする。
「結婚式のドレスは真っ白でふわっとしたやつだぞ」
「そうなんですか……真っ白で、ふわっと……?」
この世界にウエディングドレスだとかがあるのかは分からないが、査定士が何も言わないということは問題ないということだ。ウエディングドレスがあるか、査定士がインキュバスにそういう文化があると感心しているが、そのどちらかだろう。
「そうなのか? サク……サクもそういった格好をして儀式に挑みたかったか?」
「ゃ、俺は……俺は、あれでよかったよ。なんかほら、花冠? 被せてもらったし」
「本当か? 俺達はあの時初めて交わったが……後々、サクが人前でするのがあまりすきじゃないと知った。オーガの風習だけを押し付けて、酷かったと反省している」
「……確かに、アルマの故郷では酷い目に遭ったよ」
俺を認めてくれなかったアルマの姉、野蛮だった婚姻の儀式、そして別のオーガからの強姦、里からの追放──本当に酷い目に遭った。
「でも、アレがあったから今があるんだ。結婚なんて特にな。俺は婚姻の儀式なんてどうするか分からなかったし、婚姻の呪がかかってなかったら死んでたって場面もたくさんある。 俺は何とも思ってないから、アルマももう気にしないで」
「……サク」
「アルマが故郷に帰れて、お姉さんに会えて、俺嬉しかった。アルマが追放されることになっちゃって……むしろそっち気にしてたよ」
「………………ありがとう」
アルマが目を潤ませ、零れるだろう涙を拭おうと俺が手を伸ばした時、シャルが俺の肩をつついた。
「どうした? シャル……うわっ、めちゃくちゃ綺麗じゃん!」
薄紫を純白に変え、スラリとしたマーメイドドレスのシルエットをふわりとした柔らかなシルエットに変え、それなりに花嫁らしくなった。
「ヴェールが欲しいとこだが、もう夫婦になったし別にいいか。可愛いぞぉシャルぅ」
「スカートが邪魔ですね……もう戻していいですか?」
「いやいや、一回立ってみてくれよ。海バックにしてさ!」
シャルと査定士を波打ち際に立たせ、様々なポーズを取らせて楽しんだ。カメラを持っていないのが悔やまれる。
「なぁカタラ、カメラ……いや、今この瞬間を絵にする! みたいな道具ないのか?」
蝙蝠の羽を四枚生やし、ハート型の先端を持つ尾も生やした淫魔が、清純なイメージのある花嫁のドレスを着ている。その似合わなさが最高に洒落ている。
「レコードアイっつー映像記録魔道具があるけど、持ってはないな。おっさんが持ってた分もあの島に置いてきただろ」
「あれ結構高いしな」
シャルから目を離している隙に二人が敷物の上に戻ってきた。査定士の膝の上に座るシャルはピクニック用の軽装に戻っていた。
「あっ……なんで戻っちゃうんだよシャル、可愛かったのに」
「恥ずかしいですし、動きにくいですし……ずっとあの格好なんて僕嫌ですよ」
「可愛かったのにぃ……ま、いいや。レコードアイ? 手に入れたら色んな服着てもらうからな」
「レコードアイ……ですか。兄さん、嫌な思い出ないんですか?」
レコードアイとは、羽の生えた目玉という気味の悪い見た目をした道具だったと記憶している。オーク三匹に輪姦される姿を撮られたり、アルマとの出会いを取られたり、当然嫌な思い出が多い。
「……あるよ。だからこそ可愛い弟っていう最高の思い出で上書きしたいんだよ。道具に罪はないし便利なやつなんだから」
「そうですか……そうですね、兄さんのそういう前向きなところ、僕大好きです」
「俺が嫌なこと思い出さないか心配してくれたり、シャルのそういう優しいとこ俺大好きだぞ」
「兄さん、そんな……嬉しい、ありがとうございます。兄さんのそういう細かいところ気付いて褒めてくださるところ、僕大大大好きです」
「シャルのそういう健気で素直なとこ、俺……」
「あーもういい加減にしろブラコン共!」
好きなところを言い合っていたらカタラに叱られた。
「そうだカタラ、お前も結婚しろ!」
「はぁ!?」
「ネメスィ、プロポーズしろ!」
ネメスィはシャルと査定士が使ったばかりの器を手に取り、赤い汚れが残ったそれをカタラに突き出した。
「俺と結婚しろ」
「嫌だ! 俺はまだ不老不死になりたくない! まだ背ぇ伸ばすんだ!」
カタラは確かに比較的低身長で、コンプレックスに思う気持ちも分かる。だが、彼はもう身長が伸びる歳ではないのだ。
「……そもそも不老不死になるものなのか? 互いの寿命を折半する呪いなんだろう?」
「不老不死の生物と結婚したなら不老不死になる。インキュバスは不老だが不死ではない、殺せば死ぬし死にやすい生物だ」
「つまり私とアルマは不老で、伴侶と同時に死ぬと死ぬ、二人共の魔力が尽きると死ぬ……というわけだね」
魔神王も変わった呪いを作るよな。案外と愛に生きるタイプなのかな?
「……お前は不老不死なわけ?」
「俺は不老でも不死でもない、万能細胞の塊だ。魔力がある限り再生し続け、増殖し続ける。老けるのと同じ速度で若返り続けるんだ」
「うん……それ、俺にどう適応されるわけ?」
「さぁ……?」
「ぜってぇ結婚したくねぇ!」
カタラが結婚を渋る理由を完璧に理解してしまった。ネメスィはもしかしたら群体生命と呪に認識されるかもしれない、とんでもない速度で老化して死ぬ可能性だって十分にあるのだ。
「カタラ、分かった。今度叔父上に聞いてみるから約束はしてくれ。俺と結婚すると」
「……約束だけな」
「じゃあ婚約かぁ……でもカタラ、ネメスィ、二人とも早く決めちゃわないと……ほら、カタラがなんかさっくり死ぬかもしれないぞ」
「サクお前なんてこと言うんだよ」
「ピクニック帰りに子供から落ちたら死ぬだろ?」
カタラは何とも言えない目で俺を見つめ、それから水平線近くで遊ぶドラゴン達を見る。
「いや……でも、サク、お前」
「カタラ変なもん食うから腹壊して死ぬかもしれないし、街歩いてたら後ろから刺されるかもしれないし……」
「カタラは俺が包む」
ネメスィは身体をスライム状に変え、黒い粘液でカタラを包み始める。
「うわやめろ気持ち悪ぃ! 俺ホントお前のそういうとこ嫌いだわ!」
「俺はお前のそういう頑固なところが嫌いだ」
「頑固なのはてめぇだろうが!」
俺とシャルの好きなところを言い合うのと正反対の喧嘩なのに、同じくらいに仲良さそうに見えるのは何故だろう。
「カタラ、溺れ死ぬかもな」
「そうですね……」
黒い粘液に飲み込まれていくカタラを俺達は微笑ましく、同時にハラハラとした気持ちで見守った。
「結婚おめでとうシャル!」
「ありがとうございます……何だか、あまり変わりませんね」
「形だけだからねぇ……ありがとうねシャル、私の寿命のために」
「そんな、おじさん。こちらこそですよ、僕があなたに僕達を置いて死んで欲しくなかったんです」
魔樹から産まれ、その時点で成体であるインキュバスに親はいない。査定士の親のような深い愛情は生態的には必要ないものでも、シャルにとっては心地いいものだったらしい。
「ここは僕の特等席ですから」
敷物の上に足を伸ばして座っている査定士の太腿の上に乗り、もたれかかる。結婚式の記念写真にするのにいいポーズと表情だが、シャルのピクニック用の服が不格好だ。
「なぁシャル、おじさんはスーツなんだからシャルはドレス着ろよ。結婚したんだしお嫁さんはドレス着るもんだぞ」
「そうなんですか? では……」
シャルは軽装を以前の宴会の時に着たマーメイドドレスに変えようとする。
「結婚式のドレスは真っ白でふわっとしたやつだぞ」
「そうなんですか……真っ白で、ふわっと……?」
この世界にウエディングドレスだとかがあるのかは分からないが、査定士が何も言わないということは問題ないということだ。ウエディングドレスがあるか、査定士がインキュバスにそういう文化があると感心しているが、そのどちらかだろう。
「そうなのか? サク……サクもそういった格好をして儀式に挑みたかったか?」
「ゃ、俺は……俺は、あれでよかったよ。なんかほら、花冠? 被せてもらったし」
「本当か? 俺達はあの時初めて交わったが……後々、サクが人前でするのがあまりすきじゃないと知った。オーガの風習だけを押し付けて、酷かったと反省している」
「……確かに、アルマの故郷では酷い目に遭ったよ」
俺を認めてくれなかったアルマの姉、野蛮だった婚姻の儀式、そして別のオーガからの強姦、里からの追放──本当に酷い目に遭った。
「でも、アレがあったから今があるんだ。結婚なんて特にな。俺は婚姻の儀式なんてどうするか分からなかったし、婚姻の呪がかかってなかったら死んでたって場面もたくさんある。 俺は何とも思ってないから、アルマももう気にしないで」
「……サク」
「アルマが故郷に帰れて、お姉さんに会えて、俺嬉しかった。アルマが追放されることになっちゃって……むしろそっち気にしてたよ」
「………………ありがとう」
アルマが目を潤ませ、零れるだろう涙を拭おうと俺が手を伸ばした時、シャルが俺の肩をつついた。
「どうした? シャル……うわっ、めちゃくちゃ綺麗じゃん!」
薄紫を純白に変え、スラリとしたマーメイドドレスのシルエットをふわりとした柔らかなシルエットに変え、それなりに花嫁らしくなった。
「ヴェールが欲しいとこだが、もう夫婦になったし別にいいか。可愛いぞぉシャルぅ」
「スカートが邪魔ですね……もう戻していいですか?」
「いやいや、一回立ってみてくれよ。海バックにしてさ!」
シャルと査定士を波打ち際に立たせ、様々なポーズを取らせて楽しんだ。カメラを持っていないのが悔やまれる。
「なぁカタラ、カメラ……いや、今この瞬間を絵にする! みたいな道具ないのか?」
蝙蝠の羽を四枚生やし、ハート型の先端を持つ尾も生やした淫魔が、清純なイメージのある花嫁のドレスを着ている。その似合わなさが最高に洒落ている。
「レコードアイっつー映像記録魔道具があるけど、持ってはないな。おっさんが持ってた分もあの島に置いてきただろ」
「あれ結構高いしな」
シャルから目を離している隙に二人が敷物の上に戻ってきた。査定士の膝の上に座るシャルはピクニック用の軽装に戻っていた。
「あっ……なんで戻っちゃうんだよシャル、可愛かったのに」
「恥ずかしいですし、動きにくいですし……ずっとあの格好なんて僕嫌ですよ」
「可愛かったのにぃ……ま、いいや。レコードアイ? 手に入れたら色んな服着てもらうからな」
「レコードアイ……ですか。兄さん、嫌な思い出ないんですか?」
レコードアイとは、羽の生えた目玉という気味の悪い見た目をした道具だったと記憶している。オーク三匹に輪姦される姿を撮られたり、アルマとの出会いを取られたり、当然嫌な思い出が多い。
「……あるよ。だからこそ可愛い弟っていう最高の思い出で上書きしたいんだよ。道具に罪はないし便利なやつなんだから」
「そうですか……そうですね、兄さんのそういう前向きなところ、僕大好きです」
「俺が嫌なこと思い出さないか心配してくれたり、シャルのそういう優しいとこ俺大好きだぞ」
「兄さん、そんな……嬉しい、ありがとうございます。兄さんのそういう細かいところ気付いて褒めてくださるところ、僕大大大好きです」
「シャルのそういう健気で素直なとこ、俺……」
「あーもういい加減にしろブラコン共!」
好きなところを言い合っていたらカタラに叱られた。
「そうだカタラ、お前も結婚しろ!」
「はぁ!?」
「ネメスィ、プロポーズしろ!」
ネメスィはシャルと査定士が使ったばかりの器を手に取り、赤い汚れが残ったそれをカタラに突き出した。
「俺と結婚しろ」
「嫌だ! 俺はまだ不老不死になりたくない! まだ背ぇ伸ばすんだ!」
カタラは確かに比較的低身長で、コンプレックスに思う気持ちも分かる。だが、彼はもう身長が伸びる歳ではないのだ。
「……そもそも不老不死になるものなのか? 互いの寿命を折半する呪いなんだろう?」
「不老不死の生物と結婚したなら不老不死になる。インキュバスは不老だが不死ではない、殺せば死ぬし死にやすい生物だ」
「つまり私とアルマは不老で、伴侶と同時に死ぬと死ぬ、二人共の魔力が尽きると死ぬ……というわけだね」
魔神王も変わった呪いを作るよな。案外と愛に生きるタイプなのかな?
「……お前は不老不死なわけ?」
「俺は不老でも不死でもない、万能細胞の塊だ。魔力がある限り再生し続け、増殖し続ける。老けるのと同じ速度で若返り続けるんだ」
「うん……それ、俺にどう適応されるわけ?」
「さぁ……?」
「ぜってぇ結婚したくねぇ!」
カタラが結婚を渋る理由を完璧に理解してしまった。ネメスィはもしかしたら群体生命と呪に認識されるかもしれない、とんでもない速度で老化して死ぬ可能性だって十分にあるのだ。
「カタラ、分かった。今度叔父上に聞いてみるから約束はしてくれ。俺と結婚すると」
「……約束だけな」
「じゃあ婚約かぁ……でもカタラ、ネメスィ、二人とも早く決めちゃわないと……ほら、カタラがなんかさっくり死ぬかもしれないぞ」
「サクお前なんてこと言うんだよ」
「ピクニック帰りに子供から落ちたら死ぬだろ?」
カタラは何とも言えない目で俺を見つめ、それから水平線近くで遊ぶドラゴン達を見る。
「いや……でも、サク、お前」
「カタラ変なもん食うから腹壊して死ぬかもしれないし、街歩いてたら後ろから刺されるかもしれないし……」
「カタラは俺が包む」
ネメスィは身体をスライム状に変え、黒い粘液でカタラを包み始める。
「うわやめろ気持ち悪ぃ! 俺ホントお前のそういうとこ嫌いだわ!」
「俺はお前のそういう頑固なところが嫌いだ」
「頑固なのはてめぇだろうが!」
俺とシャルの好きなところを言い合うのと正反対の喧嘩なのに、同じくらいに仲良さそうに見えるのは何故だろう。
「カタラ、溺れ死ぬかもな」
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