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ベンチの上でひたすらに

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ベンチに座らされて足首を持ち上げられ、背もたれに押さえ付けられる。身体を二つ折りにされ丸見えになった後孔をアルマの巨根に貫かれ、一瞬で絶頂してしまった。

「……っ、ふーっ……サク? すごいな……入れただけでイってしまったのか」

自分の精液を顔にかけてしまい、不愉快な匂いに鼻腔を犯される。

「悪いが落ち着くのを待ってやれそうにない、サク……動いていいな?」

白濁液にまみれた顔で可愛こぶっても仕方ない、せめてアルマのものならよかったのに。とりあえず頷くと足首を押さえる手の力が僅かに増し、ベンチの背もたれに亀裂が入った。

「ひっ……んっ、んんぅっ! んぁああっ!」

俺の身体は二つ折りにされている、腰はちょうど曲がっている部分だ。その中を硬く反り返った陰茎に擦られ、背骨を殴りつけられる。

「は、ぁっ……曲がって……すごい締め付けだ、サク、苦しくないか?」

「きもひっ、きもっ、ひぃいっ! イくっ、こんにゃのしゅぐイぐぅぅっ!」

カリにしっかりと腸壁のひだが引っかかり、陰茎が抜けていく度に内臓を引っ張り出されるような錯覚を覚える。いや、事実腸壁は少しめくれているのかもしれない、後孔の縁まで盛り上がったものが押し入れられる感覚がある。

「あ、ぁあーっ! イぐっ、イぐぅっ! イっでりゅっ、今イっでるのぉっ! んぅっ、うぁああっ! ぁ、あっ、はぁっ、あぁあっ!」

「サク……随分出しているな、少しは我慢しないとまた腹が減ってしまうよ」

「がまんむりぃっ、イぐっ、イっちゃ、あぁーっ! イっ、ぐぅぅっ! ぅ、ふぅっ、ふぅ……ぅぐぅうっ!」

「あぁ、サク……目を剥いて……可愛い、可愛いな、もっとよくしてやる、今だけでいい、俺だけを見ろよ」

背もたれと自らの足に挟まれている胴はどれだけ悶えてもどうにもならない。だから首を後ろに曲げたり、前に振ったりしてしまう。

「ん……サクは涙も甘いね」

髪を振り乱し目を見開いて絶頂に悶絶する俺の頬を舐め、分厚い舌先で耳を弾く。

「ぁひんっ! ひっ、んんっ、イぐぅうっ……! イぐのっ、終わんにゃいぃっ! 止まんなっ、あぁあーっ!」

「……っ、サク……そろそろ出そうだ、いいか?」

「イぐっ、イぐぅうんっ! んっ、んぅ? ふっ、うぅうっ……」

アルマの腰振りが止まり、ようやく連続絶頂が途切れるかと思った瞬間、腹の奥深くを勢いよく発射された精液に叩かれた。

「んっ、うぅぅうっ……! しゃ、せぇ、れっ……イぐぅぅぅっ……!」

散々絶頂させられ痙攣していた腸壁を精液に殴りつけられてまた絶頂し、ガチガチと歯を鳴らす。

「イ、ぐっ……は、ぅうっ……んぁっ、はぁ……あっ!? んっ、ぁあっ、あぁあああっ!」

アルマは情けなく絶頂し続けた俺の足首を離し、勃起したままの陰茎を抜くと、また背を反らして息をついた。俺と触れ合うのは腰や背への負担が大きいようで、申し訳なくなる。

「ふぅ……サク、どこか痛いところはないか?」

ベンチに浅く腰かけて背もたれに上体を預け、足を開いたまま地面に下ろしている。絶頂疲れでぐったりとしている俺はアルマには体調が悪そうに見えるのだろう、心配そうな声が聞こえる。

「ぁ、る……ま」

「あぁ、どうしたサク、ゆっくりでいいぞ」

俺を見下ろすアルマの瞳の優しさは分からない、俺の目は眼前で揺れるアルマの巨根に釘付けだ。あれだけ絶頂を繰り返したのに俺はまだ肉棒を欲しがっている……いや、絶頂を繰り返したからこそだ、大量に精液を注がれたが同じくらい射精してしまったから腹はあまり膨れていない、まだまだ精液が欲しい。

「もっと、ちょおらい」

れろんと舌を突き出してアルマ自身の精液と俺の腸液でどろどろに汚れている陰茎に舌を這わせる。アルマは一瞬腰を引いたが、すぐに俺の掃除代わりの舌の愛撫を受け入れた。

「ん、んっ、んちゅ、んんぅっ……」

唇を押し当てて吸い付き、アルマの陰茎に絡みついた淫らな液体を啜る。自分の体液が混ざっていることなんてどうでもよかった。

「ん……はぁっ、アルマぁ、アルマ……すき、もっかいしよ」

数分の休息で少し動けるようになった身体を反転させ、ベンチの座面に膝をついて背もたれを掴み、腰を突き出す。

「アルマぁ、お嫁さんまだお腹すいてるよ……?」

ベンチの上で中途半端な四つん這いをして尻を振り、尻尾をアルマの陰茎に絡める。

「あぁ……そうか、すまないな、妻にひもじい思いをさせては夫失格だ」

「旦那様ぁ……ぁんっ! ん、ゃんっ……しっぽ、ぉっ……んんっ」

太い指で丁寧に尻尾をほどかれ、優しくつまんで指先に込める力に強弱をつけ、甘い快感で脊椎を痺れさせてくれる。

「ん……! ぁ、あっ、ひっ、ひぁああっ!? んっ、んうぅっ、おっきっ、ひぃっ、おっきぃいっ……!」

何度も挿入されているのに、ついさっきまで入れられていたのに、アルマの陰茎の太さと長さに驚愕と屈服を味わう。

「んぁっ! ぁ、あぁ……あるまぁ? ぜんぶ、はいったぁ……?」

尻にアルマの腰がぶつかった。弾力と柔らかさを絶妙なバランスで同居させている俺の尻肉はアルマの硬い身体に密着して扇情的に歪んでいるだろう、アルマもそれをつまみ、つつき、揉んでいる。

「ぁ、あぁ……入ったぞ、苦しくないか?」

「ん……おなか、あったかくて……きもちぃ」

自分の腕よりも太い巨根が入っているのだ、いくらインキュバスとはいえ息苦しさはある。しかし、それ以上に幸福感が大きい。

「そうか……もっとよくしてやるからな」

「ん、アルマすきぃ」

優しい声に改めてアルマの魅力を感じ、左腕を上げてアルマの首に絡める。太い首には上手く回らなかったが、アルマが左手を胸に回してくれて姿勢を崩すことはなかった。

「ひぁっ……! ぁ、あっ……!」

胸を覆った大きな手は指の隙間に俺の硬く尖った乳首を挟み、くりくりと転がす。アルマのもう片方の手は背もたれについており、俺の腕の力が抜けても俺がベンチに顔をぶつけることはない。

「ん、んんぅっ! ひっ、ぁあっ……ちくびっ、ちくびきもちぃいっ……もっと、もっと強くぅっ、きゅって、ぎゅうってぇっ」

「あぁ……こうか?」

「ひぁああんっ! ぁああっ……! そおっ、そぉぉっ……きもちぃっ、きも、ひっ、しゅきっ、これしゅきぃっ、アルマしゅきぃいっ!」

いつの間にか離されていた尻尾を揺らし、頭羽と腰羽も激しく揺らしてアルマにべちべちとぶつけ、全身で快楽を表現する。

「……動くよ、サク」

「んっ、あぁああんっ!? ひぁんっ! んぁあっ! きもひっ、ひぃいっ!? あたまっ、ばちばちって、ひぃんっ! イぐっ! イぐぅぅっ、うぁああっ! ふわふわしゅるっ、やらぁっ、飛んじゃうっ、あるまっ、あるまぁっ!」

意識が飛びそうになる感覚に怯えて絶頂しながらアルマに助けを求める。すると胸を愛撫してくれていた手で俺の身体を強く抱き締めてくれた、その締め付けで俺は一際深い絶頂を迎え、ロウソクの火が吹き消されるようにフッと意識を落とした、
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