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契約したのは間違いなんかじゃない
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シャワールームの床に座り込み、絶頂の余韻に浸る。力なく床に垂れている尻尾を水滴が叩く。いまいち快感が抜け切らないうちから先輩が俺の頭羽や腰羽に触れる。
「……楽しい、ですか? 羽なんか」
『いやー、だって不思議なんだよ。パッと見人間と変わらないのに羽生えてて、動くんだぞ? 骨とかどう繋がってんのか気になるじゃん』
骨格とか気にするタイプなのか、意外だ。腰羽は確か背骨に繋がっていた、しかし頭羽はよく分からない。頭蓋骨に関節があるのだろうか……?
『濡れるとスケスケになるな、破れそうで怖いよ』
濡れた薄桃色の皮膜を指で撫でる。そうされると少しくすぐったい。
『……うっすらハート模様あるんだな、可愛い』
蝙蝠の羽を光に透かすと血管が見えるように、インキュバスの羽を透かすとハート模様が浮かんで見える。
『っていうかインキュバスってハートだらけだな。尻尾の先もハート型だし、目にもハートあるし、羽もハート模様って……めちゃくちゃ可愛い』
「……ハートってなんか女の子っぽくないですか?」
異世界ではそうでもないのだろう。ネメスィがくれたチョーカーの宝石はハート型だし、先輩がくれた指輪にもハートの彫り物があった。
『そうか? まぁ、厳ついおっさんとかには似合わないかもしれないけどさ、サクは可愛いから似合ってるぞ』
「……ありがとうございます」
『にしてもさ、俺はインキュバス風に髪染めてピンクなのに、サクもシャルもピンクじゃないんだもんな』
「はは……なんかすいません。髪、色戻したいとか思います?」
『染め直さなきゃ勝手に戻るだろ』
金髪に染めて放置し、頭頂部の方が黒髪に戻っているのを俗にプリン頭と呼ぶ。先輩はピンクに染めているからイチゴプリン頭だな。いや、アポロ頭……?
「……そういえば、俺髪伸びてないような」
『インキュバスは伸びないとか?』
「そんなサイヤ人みたいな……」
『でもさ、店であの……俺を殺した客、あいつにナイフで頭切られた時は髪も再生してたよな』
ある程度の髪型は決まっていて、それが崩れると傷として再生されるということだろうか。
「そういえばネメスィも髪伸びてない……って言うか、ずーっと牢屋に居たアルマが別に髪伸びてなかったんだもんなー」
初めてアルマと会った時、牢屋に居た彼の髪は今より少し短いだけだった。
「……あれ? 牢屋に居た頃は伸びてないのに出たら伸びたのか?」
『なーに悩んでんだよ、サク』
「いや……どうせ部屋から出られないなら髪型で遊ぶくらいしないと退屈そうじゃないですか?」
『他の奴らはそうかもしれないけど、サクは退屈しないと思うぞ』
きっと俺を順番に抱いて過ごすだろうから──そんな真意を察して頬が熱くなる。
『そろそろ出るか。あーぁ、サクを独り占めする時間も終わりかー』
「……先輩が望むなら、この後」
『カタラ? だっけ、あいつの番だろ?』
「…………先輩」
『あんまり俺に甘くしてもよくないだろ? 負い目なんか感じるなって、俺はあのまま終わっててもよかったんだ。サクさえ逃げ延びてくれたら、俺はどうなっても……』
シャワールームを出て脱衣所、水気を拭いながら先輩と見つめ合う。
『…………だからさ、なんか……俺のせいでお前が閉じ込められてる今、ちょっとやなんだよな』
「そ、そんなっ……!」
『……でも、俺のためだけじゃないんだろ? ここから出たら……サク、お前は殺されるんだよな』
「………………はい、邪神のサナギにされるんです。ここの王様みたいに、俺の心も顔も記憶もなんにもなくなって、あの性悪腐れ女神になっちゃう……」
サナギという言い方はきっと正しくない。どうせ虫で表現するのなら寄生蜂とでも言ったらどうだ。寄生蜂は他の虫に卵を産み付け、その虫を幼虫の餌にする──まさにあの邪神だ。俺は卵を産み付けられた哀れな虫なんだ。この身体を食い破られて死ぬんだ。
「……でも、この部屋に居る限り俺は食われないんです」
『うん、ならいいよ。出れないって文句言ってる奴も居たけどさ、俺はこれでよかったと思う。なんだかんだ生き返って嬉しいんだよ、またサクと一緒に居られてさ。俺は生き返った、サクは死なないで済む、二つの命が助かったんだ、最高だよ』
「…………ですよね、あの契約は……間違いじゃない」
外のことなんて忘れてしまえばいい。邪神がどうのこうのと言わず、この部屋の外に世界は存在しないと思ってしまえばいい。
「……そうだ! この部屋をすっごく楽しいところにすればいいんですよ。毎日毎日お祭り騒ぎして、お酒飲んで、みんなで楽しんで……そうしたら外に出たいなんて言いませんよね」
『いいな、それ。流石サク』
「やっぱり一番出たそうなのはカタラですよね。まずは身体で…………て、照れますね。こういうこと言うの」
『しっかりしろよ、風俗上がりのインキュバスだぞ? お前はプロフェッショナルだよ』
性的なことでプロだと褒められてもあまり嬉しくないな。まぁ、淫乱と罵られるよりはマシか。
「カタラにご奉仕……カタラ、どんなのが好きかなぁ」
カタラはよく俺に術をかけて弄ぶ。きっとあのやり方が好きなのだろう、いつも任せてきたからカタラが何をされるのが好きなのかは分からない。
「カータラっ、お風呂終わったよ」
「お、サク。おかえり」
「あの、カタラ……今日は俺がご奉仕したいなって思ってるんだ」
「何回も聞いたぞ? 他の奴の時にな」
冗談めかして言いながらも少し意地悪な顔をする。
「……カタラ、何かして欲しいことない?」
「俺、される側はあんまり好きじゃないんだよな」
カタラの指先からキラキラと光るものが伸びる。魔力の糸だ、十本の指全てから糸が伸びている。
「わっ……!?」
糸は俺の手首に巻き付き、俺をカタラが座っている椅子の前まで引っ張った。
「あ、あの……カタラ」
「……全部全部、思い通りにしてやりたい」
カタラの指先から糸が離れると同時に実体化した魔力が半透明の十字の棒となり、俺の頭の上に二つ浮かぶ。まるで俺があやつり人形のようだ、いや実際そうなのだろう、糸は既に俺の足にも絡んでいる。
「可愛いなぁ、サクは……な、知ってると思うけどさ、俺ってば好奇心強くって……好奇心が一番刺激されるのが魔物に関することなんだよ」
糸を離した器用な指は俺の臍の周りをぐるりと撫でる。淫紋が刺激されたようで、内臓が自分勝手に快楽を求め始めた。
「カタラぁっ……!」
「……下見てみろよ、サク」
反り立った陰茎からポタポタと透明の蜜が滴っている。
「後ろもすごいぞ?」
ダラダラと垂れ流される腸液が足の内側をつたって落ちて、床に淫らな水たまりを作っていく。
「や、やめてくれよっ……恥ずかしい」
「インキュバスは基本的にピンク髪、ちょくちょく赤髪。青い色素を持つ突然変異種は魔力を無尽蔵に溜められる……でもなぁサク、黒髪黒目のお前はどんな本にも載ってないんだよ」
カタラの両手が俺の髪を撫でる。それはまるで調べるような手つきで、愛撫を好む俺には不愉快なものだった。
「一体どうしてお前は黒髪なのか、髪が黒くなるほど色素が濃いのにどうして肌は白いのか……青い色素を持つ突然変異種のように特殊な能力があるのか、それが気になって仕方ないんだ」
「……それを知ってどうするんだよ、外に出られないんだ、発表する場なんてないんだぞ」
「言っただろ、好奇心だって。可愛い可愛いサクのこと、隅から隅まで知り尽くしたいって思うのは……そんなに変なことか?」
カタラの手の中に細長い半透明の棒が現れる。その棒の先端に亀頭をくすぐられ、未来を予想した俺は静かに首を横に振った。
「……楽しい、ですか? 羽なんか」
『いやー、だって不思議なんだよ。パッと見人間と変わらないのに羽生えてて、動くんだぞ? 骨とかどう繋がってんのか気になるじゃん』
骨格とか気にするタイプなのか、意外だ。腰羽は確か背骨に繋がっていた、しかし頭羽はよく分からない。頭蓋骨に関節があるのだろうか……?
『濡れるとスケスケになるな、破れそうで怖いよ』
濡れた薄桃色の皮膜を指で撫でる。そうされると少しくすぐったい。
『……うっすらハート模様あるんだな、可愛い』
蝙蝠の羽を光に透かすと血管が見えるように、インキュバスの羽を透かすとハート模様が浮かんで見える。
『っていうかインキュバスってハートだらけだな。尻尾の先もハート型だし、目にもハートあるし、羽もハート模様って……めちゃくちゃ可愛い』
「……ハートってなんか女の子っぽくないですか?」
異世界ではそうでもないのだろう。ネメスィがくれたチョーカーの宝石はハート型だし、先輩がくれた指輪にもハートの彫り物があった。
『そうか? まぁ、厳ついおっさんとかには似合わないかもしれないけどさ、サクは可愛いから似合ってるぞ』
「……ありがとうございます」
『にしてもさ、俺はインキュバス風に髪染めてピンクなのに、サクもシャルもピンクじゃないんだもんな』
「はは……なんかすいません。髪、色戻したいとか思います?」
『染め直さなきゃ勝手に戻るだろ』
金髪に染めて放置し、頭頂部の方が黒髪に戻っているのを俗にプリン頭と呼ぶ。先輩はピンクに染めているからイチゴプリン頭だな。いや、アポロ頭……?
「……そういえば、俺髪伸びてないような」
『インキュバスは伸びないとか?』
「そんなサイヤ人みたいな……」
『でもさ、店であの……俺を殺した客、あいつにナイフで頭切られた時は髪も再生してたよな』
ある程度の髪型は決まっていて、それが崩れると傷として再生されるということだろうか。
「そういえばネメスィも髪伸びてない……って言うか、ずーっと牢屋に居たアルマが別に髪伸びてなかったんだもんなー」
初めてアルマと会った時、牢屋に居た彼の髪は今より少し短いだけだった。
「……あれ? 牢屋に居た頃は伸びてないのに出たら伸びたのか?」
『なーに悩んでんだよ、サク』
「いや……どうせ部屋から出られないなら髪型で遊ぶくらいしないと退屈そうじゃないですか?」
『他の奴らはそうかもしれないけど、サクは退屈しないと思うぞ』
きっと俺を順番に抱いて過ごすだろうから──そんな真意を察して頬が熱くなる。
『そろそろ出るか。あーぁ、サクを独り占めする時間も終わりかー』
「……先輩が望むなら、この後」
『カタラ? だっけ、あいつの番だろ?』
「…………先輩」
『あんまり俺に甘くしてもよくないだろ? 負い目なんか感じるなって、俺はあのまま終わっててもよかったんだ。サクさえ逃げ延びてくれたら、俺はどうなっても……』
シャワールームを出て脱衣所、水気を拭いながら先輩と見つめ合う。
『…………だからさ、なんか……俺のせいでお前が閉じ込められてる今、ちょっとやなんだよな』
「そ、そんなっ……!」
『……でも、俺のためだけじゃないんだろ? ここから出たら……サク、お前は殺されるんだよな』
「………………はい、邪神のサナギにされるんです。ここの王様みたいに、俺の心も顔も記憶もなんにもなくなって、あの性悪腐れ女神になっちゃう……」
サナギという言い方はきっと正しくない。どうせ虫で表現するのなら寄生蜂とでも言ったらどうだ。寄生蜂は他の虫に卵を産み付け、その虫を幼虫の餌にする──まさにあの邪神だ。俺は卵を産み付けられた哀れな虫なんだ。この身体を食い破られて死ぬんだ。
「……でも、この部屋に居る限り俺は食われないんです」
『うん、ならいいよ。出れないって文句言ってる奴も居たけどさ、俺はこれでよかったと思う。なんだかんだ生き返って嬉しいんだよ、またサクと一緒に居られてさ。俺は生き返った、サクは死なないで済む、二つの命が助かったんだ、最高だよ』
「…………ですよね、あの契約は……間違いじゃない」
外のことなんて忘れてしまえばいい。邪神がどうのこうのと言わず、この部屋の外に世界は存在しないと思ってしまえばいい。
「……そうだ! この部屋をすっごく楽しいところにすればいいんですよ。毎日毎日お祭り騒ぎして、お酒飲んで、みんなで楽しんで……そうしたら外に出たいなんて言いませんよね」
『いいな、それ。流石サク』
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「カタラにご奉仕……カタラ、どんなのが好きかなぁ」
カタラはよく俺に術をかけて弄ぶ。きっとあのやり方が好きなのだろう、いつも任せてきたからカタラが何をされるのが好きなのかは分からない。
「カータラっ、お風呂終わったよ」
「お、サク。おかえり」
「あの、カタラ……今日は俺がご奉仕したいなって思ってるんだ」
「何回も聞いたぞ? 他の奴の時にな」
冗談めかして言いながらも少し意地悪な顔をする。
「……カタラ、何かして欲しいことない?」
「俺、される側はあんまり好きじゃないんだよな」
カタラの指先からキラキラと光るものが伸びる。魔力の糸だ、十本の指全てから糸が伸びている。
「わっ……!?」
糸は俺の手首に巻き付き、俺をカタラが座っている椅子の前まで引っ張った。
「あ、あの……カタラ」
「……全部全部、思い通りにしてやりたい」
カタラの指先から糸が離れると同時に実体化した魔力が半透明の十字の棒となり、俺の頭の上に二つ浮かぶ。まるで俺があやつり人形のようだ、いや実際そうなのだろう、糸は既に俺の足にも絡んでいる。
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糸を離した器用な指は俺の臍の周りをぐるりと撫でる。淫紋が刺激されたようで、内臓が自分勝手に快楽を求め始めた。
「カタラぁっ……!」
「……下見てみろよ、サク」
反り立った陰茎からポタポタと透明の蜜が滴っている。
「後ろもすごいぞ?」
ダラダラと垂れ流される腸液が足の内側をつたって落ちて、床に淫らな水たまりを作っていく。
「や、やめてくれよっ……恥ずかしい」
「インキュバスは基本的にピンク髪、ちょくちょく赤髪。青い色素を持つ突然変異種は魔力を無尽蔵に溜められる……でもなぁサク、黒髪黒目のお前はどんな本にも載ってないんだよ」
カタラの両手が俺の髪を撫でる。それはまるで調べるような手つきで、愛撫を好む俺には不愉快なものだった。
「一体どうしてお前は黒髪なのか、髪が黒くなるほど色素が濃いのにどうして肌は白いのか……青い色素を持つ突然変異種のように特殊な能力があるのか、それが気になって仕方ないんだ」
「……それを知ってどうするんだよ、外に出られないんだ、発表する場なんてないんだぞ」
「言っただろ、好奇心だって。可愛い可愛いサクのこと、隅から隅まで知り尽くしたいって思うのは……そんなに変なことか?」
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