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再会の希望
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人の話し声が聞こえてくる。一人や二人ではない、ここには査定士と俺しか居なかったはずなのに……目を覚ますと話し声の主達が一斉にこちらを向いた。
「サク! 起きたか、具合はどうだ?」
「サク、無事でよかった。おっさんから色々聞いたぞ」
「……サク、おはよう」
「兄さんっ……! 兄さん兄さん兄さん兄さぁんっ!」
紫色の何かが飛び込んできてベッドに押し倒された。
「な、なに……」
「兄さん、兄さん! 兄さん、兄さん……!」
「シャルなのか……? ちょっと、重い、見えない……みんな居るのか?」
「兄さん兄さん兄さん兄さん……」
「ア、アルマ! カタラ! 居るなら何とかしてくれ!」
アルマとカタラの姿はシャルに押し倒される前に一瞬見えた。確証は持てないが居るはずだ、そう思って叫んだが、シャルは引き剥がされずに俺に抱きついたまま全身で擦り寄っている。
「……悪い、サク。樹液めちゃくちゃ飲ませたから……お前の弟はもう誰にも止められない」
「へ……?」
そういえば魔力を溜めて兵士を眠らせて──なんて作戦を立てていたなと思い返していると、ワンピースの中に入り込んだシャルの尻尾が下着を引っ掛け、引っ張り下ろそうとしてきた。
「ちょ、や、やめろシャル! 待てって、落ち着け! まず話を……!」
足を開いて抵抗するとシャルは尻尾を抜き、俺から少し離れた。
「……ベッドから降りてくれ、起きたい」
シャルは不安そうに眉尻を下げてベッドから降りた。ベッドの端に腰掛けてシャルの頭を撫で、不安を消してやるとシャルは俺の太腿に頭を置き、手で太腿とふくらはぎを撫で回し始める。
「まず……みんな、どうやってここまで?」
「サクを助けに王城に乗り込もうとしてたんだ、シャルの魔力も十分溜まったしいけるだろうと思って……でも」
カタラはネメスィに視線を移し、続きを託した。
「敷地に一歩足を踏み入れた瞬間、この部屋に転移した。この身体だけな……シャル以外は服まで剥かれた」
俺の太腿の上で幸せそうにしているシャルは自分の魔力で作った服を着ている。見覚えのある姿のままだ、しかし他の三人の服装は見覚えのないものだ。
「足元に服が落ちていたんだ。オーガの俺も含めてみんなピッタリな大きさだったよ。不思議だし怪しかったけれど、裸のままというのも……だから着て、それから……」
普通の服を着たアルマは査定士に視線を移す。
「私と色々話したんだよ。何があったのか……檻に入れられていたら君が来て、君が鍵を盗んで私と逃げ出して……王に捕まり、ここに閉じ込められていると簡単にね。君と王が話していたことはよく分からなかったから……サクから話してあげて」
王──あの黒い青年のことか。
「えっと……王様が崇めてたのは、別の世界からこの世界に侵略しにきた邪神で、王様はその邪神に利用されて……身体を改造されて奪われた? のかな」
俺も邪神に利用されていることは話した方がいいだろうか。
「邪神……? 神性が外から入るなんてありえない、叔父上が気付くはずだ」
俺を隠れ蓑にしていたから気付かれなかったんだ。俺が転生なんてしたからこの異世界は侵略されて、色んな人が不幸になっている。
何もかも俺が悪いんだ。
「それで……邪神は、しばらくは、何年かは大人しくしてるって。その間、俺はここに閉じ込めとくみたい……」
「……どうしてサクを?」
アルマが床に膝をついて俺と視線を合わせる。優しい瞳に見つめられ、転生したことを白状したくなくなる。
「それ、は……俺が、その……」
「……サクが?」
元々は醜くてなんの取り柄もない社畜だった、美しく淫らな今の身体は本当の俺じゃない。俺は邪神を引き入れてしまうような間抜けなクズなんだ。
そんなことアルマに言いたくない。
「お、れ……」
アルマの前では可愛いサクで居たい。逆月 朔になんて二度と戻りたくない。
「兄さんが可愛いからですよ。邪神だってなんだって、兄さんの魅力に夢中なんです。ね、兄さん」
人間になんて戻りたくない、シャルの兄でいたい。
「なるほど……」
「納得すんのかよ旦那……いや、まぁ、ありえる……か? ネメスィ」
「……神性が特定の生物に入れ込むことは珍しくない」
「確かに、化けの皮が剥がれる前にサクのお尻を触っていたね」
カタラにも、ネメスィにも、査定士にも、ずっと愛されていたい。誰にも必要とされずに使い潰された社畜になんて戻りたくない、この世界から追い出されたくない、愛する男達と一緒に居られるのなら閉じ込められていたっていい、外の世界なんて、外の、世界なんて……
「はぁ!? マジかよっ……ヤられたのか?」
「いや、その後ゴタゴタして……」
「閉じ込めたのは後でサクを辱めようとしたということか……許せないな」
「サク? もう大丈夫だぞ、泣くな……俺達全員で守ってやる。一人も欠けず、誰にも邪魔されず、幸せな暮らしを手に入れよう」
ネメスィが隣に座り、俺の肩を抱く。金色の瞳を見ると彼に贈られたチョーカーを思い出した。
「ネメスィ……ごめん。チョーカー、せっかくくれたのに、なくして……店に置いてきたと思うんだけど」
「……気に病んでいたのか? サク……すまないな、今とても嬉しい……大切にしてくれていたんだな。あのチョーカーなら店に行って取ってきた、でも……この部屋に入った時に荷物を全て奪われてな」
「取ってきてくれてたの……? ありがとう……ごめん。ネメスィ、すごく嬉しそうな顔してチョーカー見るから、俺も嬉しくて……だから、持って逃げられなくて、俺……ぁ、ネックレス、ネメスィが叔父さんからもらったネックレスも、俺……」
焦る俺にネメスィはネックレスもチョーカーと同じく、店から回収したが部屋に転移した際に奪われたと話した。
「ぁ……ご、めっ……ネメスィの、大事なものなのに、俺っ……」
「……お前を一人で行かせるべきじゃなかった、ごめんな、サク」
抱き締められるだけで涙が出るほど嬉しい。ずっと会いたかったみんなに会えた、それだけで俺は満足だった。
「…………俺、役に立てなかった」
「そんなことはない、お前が捕らえられたからシャルが匂いを追えたんだ」
シャルは犬か何かか? 前もこんなことを思ったな。
「……私の匂いは覚えていなかったんだね、シャル」
「い、言い訳を聞いてくださいおじさん! 人間はみんな匂いがとても似ていて……」
「あぁ、責めたわけじゃないんだよ。ちょっと拗ねてみただけだ、助けに来てくれてありがとう、シャル」
「…………おじさん、生きててよかった」
シャルが俺の太腿からどき、査定士に抱きつく。見計らったかのようにネメスィが俺を押し倒した。
「サク、お前は役に立てないだとか迷惑をかけてるだとか言っていたな。お前はいるだけでいいんだ、俺も他の奴らも、生きる糧はサクなんだ。サクがいるから頑張れる……サク、今までサクなしで頑張ってきた褒美をくれるか?」
俺が返事をする前からネメスィはベルトを緩めていたが、性器を露出すると同時にカタラに蹴り飛ばされた。
「何抜け駆けしてんだこのバイオレンスクソサイコ野郎!」
相変わらず酷い罵り方をする。
「元はと言えばネメスィ! お前がサクをスパイに行かせたからなんだからな!」
「カタラ、それは俺が勝手に……」
ベッドから降りてネメスィに追撃しそうなカタラの腕を掴む。
「なんでサクもネメスィも俺達に相談しなかったんだよ! スパイなんて危ない真似しなくても、全員で話し合えばおっさんの居場所探る方法くらい思いつけただろ! 思い付けなくても、サクを一人で潜入させるようなことしなかった! 俺も見た目だけは男ウケするんだから俺も行った!」
「……ウケないぞ」
「ウケてない」
「ウケてません」
「ウケていないよ」
「うるせぇサクがいるからだ!」
数日前まで一緒に居たはずなのに、懐かしい。安心して泣きそうだし、嬉しくて笑えてきた。
涙を零した俺にみんなが寄ってきて焦り始めたのも嬉しくて、笑ったらみんな笑ってくれた。
もう外のことなんて考えたくない、ずっとここでみんなと笑っていたい。
「サク! 起きたか、具合はどうだ?」
「サク、無事でよかった。おっさんから色々聞いたぞ」
「……サク、おはよう」
「兄さんっ……! 兄さん兄さん兄さん兄さぁんっ!」
紫色の何かが飛び込んできてベッドに押し倒された。
「な、なに……」
「兄さん、兄さん! 兄さん、兄さん……!」
「シャルなのか……? ちょっと、重い、見えない……みんな居るのか?」
「兄さん兄さん兄さん兄さん……」
「ア、アルマ! カタラ! 居るなら何とかしてくれ!」
アルマとカタラの姿はシャルに押し倒される前に一瞬見えた。確証は持てないが居るはずだ、そう思って叫んだが、シャルは引き剥がされずに俺に抱きついたまま全身で擦り寄っている。
「……悪い、サク。樹液めちゃくちゃ飲ませたから……お前の弟はもう誰にも止められない」
「へ……?」
そういえば魔力を溜めて兵士を眠らせて──なんて作戦を立てていたなと思い返していると、ワンピースの中に入り込んだシャルの尻尾が下着を引っ掛け、引っ張り下ろそうとしてきた。
「ちょ、や、やめろシャル! 待てって、落ち着け! まず話を……!」
足を開いて抵抗するとシャルは尻尾を抜き、俺から少し離れた。
「……ベッドから降りてくれ、起きたい」
シャルは不安そうに眉尻を下げてベッドから降りた。ベッドの端に腰掛けてシャルの頭を撫で、不安を消してやるとシャルは俺の太腿に頭を置き、手で太腿とふくらはぎを撫で回し始める。
「まず……みんな、どうやってここまで?」
「サクを助けに王城に乗り込もうとしてたんだ、シャルの魔力も十分溜まったしいけるだろうと思って……でも」
カタラはネメスィに視線を移し、続きを託した。
「敷地に一歩足を踏み入れた瞬間、この部屋に転移した。この身体だけな……シャル以外は服まで剥かれた」
俺の太腿の上で幸せそうにしているシャルは自分の魔力で作った服を着ている。見覚えのある姿のままだ、しかし他の三人の服装は見覚えのないものだ。
「足元に服が落ちていたんだ。オーガの俺も含めてみんなピッタリな大きさだったよ。不思議だし怪しかったけれど、裸のままというのも……だから着て、それから……」
普通の服を着たアルマは査定士に視線を移す。
「私と色々話したんだよ。何があったのか……檻に入れられていたら君が来て、君が鍵を盗んで私と逃げ出して……王に捕まり、ここに閉じ込められていると簡単にね。君と王が話していたことはよく分からなかったから……サクから話してあげて」
王──あの黒い青年のことか。
「えっと……王様が崇めてたのは、別の世界からこの世界に侵略しにきた邪神で、王様はその邪神に利用されて……身体を改造されて奪われた? のかな」
俺も邪神に利用されていることは話した方がいいだろうか。
「邪神……? 神性が外から入るなんてありえない、叔父上が気付くはずだ」
俺を隠れ蓑にしていたから気付かれなかったんだ。俺が転生なんてしたからこの異世界は侵略されて、色んな人が不幸になっている。
何もかも俺が悪いんだ。
「それで……邪神は、しばらくは、何年かは大人しくしてるって。その間、俺はここに閉じ込めとくみたい……」
「……どうしてサクを?」
アルマが床に膝をついて俺と視線を合わせる。優しい瞳に見つめられ、転生したことを白状したくなくなる。
「それ、は……俺が、その……」
「……サクが?」
元々は醜くてなんの取り柄もない社畜だった、美しく淫らな今の身体は本当の俺じゃない。俺は邪神を引き入れてしまうような間抜けなクズなんだ。
そんなことアルマに言いたくない。
「お、れ……」
アルマの前では可愛いサクで居たい。逆月 朔になんて二度と戻りたくない。
「兄さんが可愛いからですよ。邪神だってなんだって、兄さんの魅力に夢中なんです。ね、兄さん」
人間になんて戻りたくない、シャルの兄でいたい。
「なるほど……」
「納得すんのかよ旦那……いや、まぁ、ありえる……か? ネメスィ」
「……神性が特定の生物に入れ込むことは珍しくない」
「確かに、化けの皮が剥がれる前にサクのお尻を触っていたね」
カタラにも、ネメスィにも、査定士にも、ずっと愛されていたい。誰にも必要とされずに使い潰された社畜になんて戻りたくない、この世界から追い出されたくない、愛する男達と一緒に居られるのなら閉じ込められていたっていい、外の世界なんて、外の、世界なんて……
「はぁ!? マジかよっ……ヤられたのか?」
「いや、その後ゴタゴタして……」
「閉じ込めたのは後でサクを辱めようとしたということか……許せないな」
「サク? もう大丈夫だぞ、泣くな……俺達全員で守ってやる。一人も欠けず、誰にも邪魔されず、幸せな暮らしを手に入れよう」
ネメスィが隣に座り、俺の肩を抱く。金色の瞳を見ると彼に贈られたチョーカーを思い出した。
「ネメスィ……ごめん。チョーカー、せっかくくれたのに、なくして……店に置いてきたと思うんだけど」
「……気に病んでいたのか? サク……すまないな、今とても嬉しい……大切にしてくれていたんだな。あのチョーカーなら店に行って取ってきた、でも……この部屋に入った時に荷物を全て奪われてな」
「取ってきてくれてたの……? ありがとう……ごめん。ネメスィ、すごく嬉しそうな顔してチョーカー見るから、俺も嬉しくて……だから、持って逃げられなくて、俺……ぁ、ネックレス、ネメスィが叔父さんからもらったネックレスも、俺……」
焦る俺にネメスィはネックレスもチョーカーと同じく、店から回収したが部屋に転移した際に奪われたと話した。
「ぁ……ご、めっ……ネメスィの、大事なものなのに、俺っ……」
「……お前を一人で行かせるべきじゃなかった、ごめんな、サク」
抱き締められるだけで涙が出るほど嬉しい。ずっと会いたかったみんなに会えた、それだけで俺は満足だった。
「…………俺、役に立てなかった」
「そんなことはない、お前が捕らえられたからシャルが匂いを追えたんだ」
シャルは犬か何かか? 前もこんなことを思ったな。
「……私の匂いは覚えていなかったんだね、シャル」
「い、言い訳を聞いてくださいおじさん! 人間はみんな匂いがとても似ていて……」
「あぁ、責めたわけじゃないんだよ。ちょっと拗ねてみただけだ、助けに来てくれてありがとう、シャル」
「…………おじさん、生きててよかった」
シャルが俺の太腿からどき、査定士に抱きつく。見計らったかのようにネメスィが俺を押し倒した。
「サク、お前は役に立てないだとか迷惑をかけてるだとか言っていたな。お前はいるだけでいいんだ、俺も他の奴らも、生きる糧はサクなんだ。サクがいるから頑張れる……サク、今までサクなしで頑張ってきた褒美をくれるか?」
俺が返事をする前からネメスィはベルトを緩めていたが、性器を露出すると同時にカタラに蹴り飛ばされた。
「何抜け駆けしてんだこのバイオレンスクソサイコ野郎!」
相変わらず酷い罵り方をする。
「元はと言えばネメスィ! お前がサクをスパイに行かせたからなんだからな!」
「カタラ、それは俺が勝手に……」
ベッドから降りてネメスィに追撃しそうなカタラの腕を掴む。
「なんでサクもネメスィも俺達に相談しなかったんだよ! スパイなんて危ない真似しなくても、全員で話し合えばおっさんの居場所探る方法くらい思いつけただろ! 思い付けなくても、サクを一人で潜入させるようなことしなかった! 俺も見た目だけは男ウケするんだから俺も行った!」
「……ウケないぞ」
「ウケてない」
「ウケてません」
「ウケていないよ」
「うるせぇサクがいるからだ!」
数日前まで一緒に居たはずなのに、懐かしい。安心して泣きそうだし、嬉しくて笑えてきた。
涙を零した俺にみんなが寄ってきて焦り始めたのも嬉しくて、笑ったらみんな笑ってくれた。
もう外のことなんて考えたくない、ずっとここでみんなと笑っていたい。
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