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夕飯中のみんなの目の前で
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淫紋によって疼き、弱点を剥き出しにして挿入を焦がれていた腸壁は僅かに擦れただけで電撃のような快楽を下腹から広げた。
「ひぅっ……! ぁあんっ! ん、んっ……!」
「んっ……! サク? よすぎて無理、って感じ?」
その通りだ。今の快感で足の力が抜け、満足に腰を持ち上げることも出来ずにカタラの上に座り込んでしまった。
「はぁっ、はぁっ……だめ、カタラ、お腹ひくひくしてる……動けない」
「動けない? じゃあ仕方ないな……」
カタラの手に光が宿る。魔力を実体化させたのだろうそれは細長い板を十字に組み合わせたものだ、片手に一つずつ持っている。
「俺が動かしてやるよ」
十字の板状の魔力から糸が伸びる。俺の頭上でフックに引っかかったように曲がり、俺の身体の随所に巻きついた。手首足首はもちろん、肘や膝や腰──名前を挙げればキリがない。
「な、なにこれ……」
「サク、あやつり人形って知ってるか? 王都の表通り、特に小規模な祭りの日とかなら見るかな。こうやって手足とかに紐が通ってて、その紐を引くと動くんだよ」
カタラが少し手を傾け、十字の板状の魔力を動かす。するとそこに繋がっていた紐が引かれ、俺の右腕が持ち上がる。
「これもやっぱり前から考えてたけど、出力とか操作性が物足りなくてさ……いやぁ、魔神王パイすごいわ」
「ま、待ってカタラ……あやつり人形は分かったけど、俺をそうしてどうする気なんだよ」
「そりゃこうだろ」
足が勝手にM字に開脚し、手が勝手にカタラの腰を掴む。腰に巻きついた紐が張るのを感じ、首を横に振る。
「……最高の長めだ、サク」
欲情した笑みを向けられ、下腹が疼く。ぎゅっと締めつけを強めた瞬間に腰を上げさせられ、カタラの陰茎に吸い付いた腸壁が無理矢理剥がされていく。
「ひぁっ、ぁああっ!? ぁ……あっ?」
亀頭だけが中に残った絶妙な高さで腰が止まる。紐に引かれているとはいえ腰や太腿に負担はかかり、刺激が消えた腸壁は陰茎を恋しがる。
「ぅあっ……はぁ、すごいな、相変わらず……いやもうさ、人間のくせにインキュバスと継続的にヤろうとか無茶なんだろうな。絞りカスになるのが常識なんだからさ」
「カタラっ……休まないで。早く精子欲しいんだって……」
「いい光景なんだよな。サクの穴、すっごい吸い付いてるからちょっとめくれてんの」
「なっ……! そっ、そんなの見るなよ!」
軽口に油断した瞬間、腰を下ろさせられる。
「ひぁんっ!? んっ、んぅ……ぁああっ!? ひっ、ぅっ……ぁあんっ!」
紐に引っ張られて腰を振る俺はあやつり人形そのものだ。淫紋のせいでいつも以上に快感を覚えて全身の力はとっくに抜けているのに、カタラの指先一つで簡単に腰を振らされる。
「ひぐっ!? ぅうっ……ぁああんっ! あっ、ぁああっ……!」
あまりの快楽に仰け反っても紐のせいで俺の身体は少しも反らず、俺の意思とは無関係に腰を振る。
「イったっ……イったのっ、イったぁっ! カタラぁっ……俺もうイった!」
「そう、かっ……俺もかなりキツいぞ」
「あぁああっ! またっ、またイぐっ……! ぅああっ!? イってるっ、のにぃっ……ぐちゅぐちゅらめぇっ! 出るっ、出ちゃうっ……!」
射精禁止の術が解かれたままの性器から精液が溢れる。
「わっ……あれ、術といてんのか。仕方ないな」
カタラの腰を掴んでいた手が自身の陰茎を掴む。俺の手の中にはいつの間にか細長い半透明の棒があり、カタラの魔力を実体化させただろうその棒はよく見ると歪だ。
「へっ……? だ、だめっ、だめぇ……イきまくってるのに、そんなとこ……」
「顔笑ってるぞ、サク」
どれほど強い快楽に襲われるかと考えただけで怖くて、手を動かそうとなんて思えないのに、俺の手は鈴口に棒をあてがう。
「だめ、だめ……ひぁっ、ぁ、あぁっ、はいって、きてっ……!」
まだ中に残っていた精液をこぽっと溢れさせながら尿道に棒が挿入されていく。いや、挿入しているのは俺の手だ。
「ひっ、ィっ……ぁ、ああっ……なか、ごりごりしてっ……」
「前のより太く、でこぼこ多めにしたからな」
尿道の至るところに突起が引っかかり、俺に快楽与えていく。腰振りは止まっていても尿道への快感を羨む腸壁がカタラの陰茎を締め付け、勝手に刺激を増やす。
「ぁ、ああっ……あぁあっ! はっ、はっ……ぁ、ぜんぶ、はいったぁ……」
「前立腺にくい込む位置だろ? ほら、出し入れしてみろよ」
「ゃ……ぁあっ!? ひぁんっ! ゃああんっ! あぁーっ!? らめっ、しょこ、こしゅるのもっ、つつくのもっ、らめぇえっ!」
歪な棒を掴んだ俺の手は俺の意思とは反対に動き、尿道に挿入したその棒を抜き挿しし、尿道壁を擦り上げ、棒に精液を絡めながら俺を絶頂へと導く。
「サク、そっちの手も休むなよ?」
カタラが手の中の十字の板状の魔力を傾ける。くいくいと細かく動かすともう片方の俺の手が自身の陰茎を扱いた。
「ひぁああっ!? らめっ、これらめぇっ! なかずりずりしてるのっ、そとまでこしこししたら俺しんじゃうぅっ!」
「死なせねぇよ、安心しろ。直前までは持ってくかもだけど」
「安心っ、できりゅかぁっ! あっ、ぁああっ、イっ、ぐっ……ぅああっ!? イっでりゅ、イっだっ、いまっ、イっ……ぁあああっ!」
「はー……たまんねぇなぁ。俺の上にまたがってる可愛いサクが、ぜーんぜん腰振らずに自分のシコるのに夢中になっちゃってさー? はは……そろそろ俺のも扱いてくれよ、さっきからぎゅうぎゅう締め付けてくるその穴使ってさ」
足と腰に巻きついた紐が俺に腰を振らせる。俺の意思とは正反対に激しく腰を振り、そうしながらも尿道を犯す手と陰茎を扱く手は止めず、俺に絶頂と絶叫以外の行為をやめさせる。
「あぁあああっ!? ひぁあっ、イぐぅぅっ……! ぜんぶっ、ずっと、イってっ……あぁあっ! イぐっ、イっでりゅのにぃっ、まえも、うしろもっ……じゅぼじゅぼしてっ……」
「よく喋るなー……それ、誰の躾だ? サク、言えよ、自分がどうなってるか説明するクセ、誰に教えられた?」
「ひぁっ、あっ、あぁっ……? せ、つっ……めぇっ……しゃる、が……ぁあんっ! あ、ぁ……シャル、がぁっ……ちゃんと、俺がきもちぃかっ、ふあんっ、らってぇっ……!」
「なるほどね……お前の弟とはいい酒飲めそうだ」
まぶたの裏にチカチカと光がまたたき、思考能力が奪われていく。
「ひぁあんっ! ぁうっ、あぁあっ……かた、りゃっ……してっ、あげて……しゃる、と、ぁああああっ!?」
「あー……うん、分かって、る……弟な、お前の弟……うん、今度晩酌に付き合ってもらおうかな」
「ぁあっ、あり、がっ……ひぐぅっ!? らめっ、ぁああっ! はげしくしゅるのらめぇえっ!」
「話振ったのは、俺っ……なんだけど、さ……ムカつくよな、俺に何されてるか、分かって、んっ……なら、さ、俺だけ見てろよ……」
陰茎を扱かされていた手がカリ首だけを責めるのに変わる、人差し指の腹の丸みをカリ首に沈ませてぐりぐりと擦り上げる。当然尿道を犯す手も激しさを増し、尿道から前立腺を小突いて俺から快楽以外のものを奪っていく。
「やぁあっ! もぉイくのやらぁあっ! かたりゃっ、ゆるしてぇっ、もぉイくのぃやっ、イくのしんどいのぉっ、もぉイかせるのやめてよぉっ!」
「インキュバスがそんなセリフ吐くかね……でも残念ながら、シコってんのも腰振ってんのもサクだからなー? カタラさん寝転がってるだけだもーん」
「イぐっ、まらイっでりゅのにぃっ、ひっ、ぁあっ……あぁっ、んぁああっ! ああぁああっ!? あぁああーっ!」
「会話怪しくなってきたかな……俺も、もう我慢すんの無理かも……サク、ご所望の精液出してやるよ、しっかり……飲めっ」
腹の奥に精液が放たれるのと同時に俺を操っていた糸が消え、尿道を犯していた棒も消える。俺の下には脱力したカタラ、中には萎えた陰茎があり、腹には未だに淫紋が輝いていた。
「ひぅっ……! ぁあんっ! ん、んっ……!」
「んっ……! サク? よすぎて無理、って感じ?」
その通りだ。今の快感で足の力が抜け、満足に腰を持ち上げることも出来ずにカタラの上に座り込んでしまった。
「はぁっ、はぁっ……だめ、カタラ、お腹ひくひくしてる……動けない」
「動けない? じゃあ仕方ないな……」
カタラの手に光が宿る。魔力を実体化させたのだろうそれは細長い板を十字に組み合わせたものだ、片手に一つずつ持っている。
「俺が動かしてやるよ」
十字の板状の魔力から糸が伸びる。俺の頭上でフックに引っかかったように曲がり、俺の身体の随所に巻きついた。手首足首はもちろん、肘や膝や腰──名前を挙げればキリがない。
「な、なにこれ……」
「サク、あやつり人形って知ってるか? 王都の表通り、特に小規模な祭りの日とかなら見るかな。こうやって手足とかに紐が通ってて、その紐を引くと動くんだよ」
カタラが少し手を傾け、十字の板状の魔力を動かす。するとそこに繋がっていた紐が引かれ、俺の右腕が持ち上がる。
「これもやっぱり前から考えてたけど、出力とか操作性が物足りなくてさ……いやぁ、魔神王パイすごいわ」
「ま、待ってカタラ……あやつり人形は分かったけど、俺をそうしてどうする気なんだよ」
「そりゃこうだろ」
足が勝手にM字に開脚し、手が勝手にカタラの腰を掴む。腰に巻きついた紐が張るのを感じ、首を横に振る。
「……最高の長めだ、サク」
欲情した笑みを向けられ、下腹が疼く。ぎゅっと締めつけを強めた瞬間に腰を上げさせられ、カタラの陰茎に吸い付いた腸壁が無理矢理剥がされていく。
「ひぁっ、ぁああっ!? ぁ……あっ?」
亀頭だけが中に残った絶妙な高さで腰が止まる。紐に引かれているとはいえ腰や太腿に負担はかかり、刺激が消えた腸壁は陰茎を恋しがる。
「ぅあっ……はぁ、すごいな、相変わらず……いやもうさ、人間のくせにインキュバスと継続的にヤろうとか無茶なんだろうな。絞りカスになるのが常識なんだからさ」
「カタラっ……休まないで。早く精子欲しいんだって……」
「いい光景なんだよな。サクの穴、すっごい吸い付いてるからちょっとめくれてんの」
「なっ……! そっ、そんなの見るなよ!」
軽口に油断した瞬間、腰を下ろさせられる。
「ひぁんっ!? んっ、んぅ……ぁああっ!? ひっ、ぅっ……ぁあんっ!」
紐に引っ張られて腰を振る俺はあやつり人形そのものだ。淫紋のせいでいつも以上に快感を覚えて全身の力はとっくに抜けているのに、カタラの指先一つで簡単に腰を振らされる。
「ひぐっ!? ぅうっ……ぁああんっ! あっ、ぁああっ……!」
あまりの快楽に仰け反っても紐のせいで俺の身体は少しも反らず、俺の意思とは無関係に腰を振る。
「イったっ……イったのっ、イったぁっ! カタラぁっ……俺もうイった!」
「そう、かっ……俺もかなりキツいぞ」
「あぁああっ! またっ、またイぐっ……! ぅああっ!? イってるっ、のにぃっ……ぐちゅぐちゅらめぇっ! 出るっ、出ちゃうっ……!」
射精禁止の術が解かれたままの性器から精液が溢れる。
「わっ……あれ、術といてんのか。仕方ないな」
カタラの腰を掴んでいた手が自身の陰茎を掴む。俺の手の中にはいつの間にか細長い半透明の棒があり、カタラの魔力を実体化させただろうその棒はよく見ると歪だ。
「へっ……? だ、だめっ、だめぇ……イきまくってるのに、そんなとこ……」
「顔笑ってるぞ、サク」
どれほど強い快楽に襲われるかと考えただけで怖くて、手を動かそうとなんて思えないのに、俺の手は鈴口に棒をあてがう。
「だめ、だめ……ひぁっ、ぁ、あぁっ、はいって、きてっ……!」
まだ中に残っていた精液をこぽっと溢れさせながら尿道に棒が挿入されていく。いや、挿入しているのは俺の手だ。
「ひっ、ィっ……ぁ、ああっ……なか、ごりごりしてっ……」
「前のより太く、でこぼこ多めにしたからな」
尿道の至るところに突起が引っかかり、俺に快楽与えていく。腰振りは止まっていても尿道への快感を羨む腸壁がカタラの陰茎を締め付け、勝手に刺激を増やす。
「ぁ、ああっ……あぁあっ! はっ、はっ……ぁ、ぜんぶ、はいったぁ……」
「前立腺にくい込む位置だろ? ほら、出し入れしてみろよ」
「ゃ……ぁあっ!? ひぁんっ! ゃああんっ! あぁーっ!? らめっ、しょこ、こしゅるのもっ、つつくのもっ、らめぇえっ!」
歪な棒を掴んだ俺の手は俺の意思とは反対に動き、尿道に挿入したその棒を抜き挿しし、尿道壁を擦り上げ、棒に精液を絡めながら俺を絶頂へと導く。
「サク、そっちの手も休むなよ?」
カタラが手の中の十字の板状の魔力を傾ける。くいくいと細かく動かすともう片方の俺の手が自身の陰茎を扱いた。
「ひぁああっ!? らめっ、これらめぇっ! なかずりずりしてるのっ、そとまでこしこししたら俺しんじゃうぅっ!」
「死なせねぇよ、安心しろ。直前までは持ってくかもだけど」
「安心っ、できりゅかぁっ! あっ、ぁああっ、イっ、ぐっ……ぅああっ!? イっでりゅ、イっだっ、いまっ、イっ……ぁあああっ!」
「はー……たまんねぇなぁ。俺の上にまたがってる可愛いサクが、ぜーんぜん腰振らずに自分のシコるのに夢中になっちゃってさー? はは……そろそろ俺のも扱いてくれよ、さっきからぎゅうぎゅう締め付けてくるその穴使ってさ」
足と腰に巻きついた紐が俺に腰を振らせる。俺の意思とは正反対に激しく腰を振り、そうしながらも尿道を犯す手と陰茎を扱く手は止めず、俺に絶頂と絶叫以外の行為をやめさせる。
「あぁあああっ!? ひぁあっ、イぐぅぅっ……! ぜんぶっ、ずっと、イってっ……あぁあっ! イぐっ、イっでりゅのにぃっ、まえも、うしろもっ……じゅぼじゅぼしてっ……」
「よく喋るなー……それ、誰の躾だ? サク、言えよ、自分がどうなってるか説明するクセ、誰に教えられた?」
「ひぁっ、あっ、あぁっ……? せ、つっ……めぇっ……しゃる、が……ぁあんっ! あ、ぁ……シャル、がぁっ……ちゃんと、俺がきもちぃかっ、ふあんっ、らってぇっ……!」
「なるほどね……お前の弟とはいい酒飲めそうだ」
まぶたの裏にチカチカと光がまたたき、思考能力が奪われていく。
「ひぁあんっ! ぁうっ、あぁあっ……かた、りゃっ……してっ、あげて……しゃる、と、ぁああああっ!?」
「あー……うん、分かって、る……弟な、お前の弟……うん、今度晩酌に付き合ってもらおうかな」
「ぁあっ、あり、がっ……ひぐぅっ!? らめっ、ぁああっ! はげしくしゅるのらめぇえっ!」
「話振ったのは、俺っ……なんだけど、さ……ムカつくよな、俺に何されてるか、分かって、んっ……なら、さ、俺だけ見てろよ……」
陰茎を扱かされていた手がカリ首だけを責めるのに変わる、人差し指の腹の丸みをカリ首に沈ませてぐりぐりと擦り上げる。当然尿道を犯す手も激しさを増し、尿道から前立腺を小突いて俺から快楽以外のものを奪っていく。
「やぁあっ! もぉイくのやらぁあっ! かたりゃっ、ゆるしてぇっ、もぉイくのぃやっ、イくのしんどいのぉっ、もぉイかせるのやめてよぉっ!」
「インキュバスがそんなセリフ吐くかね……でも残念ながら、シコってんのも腰振ってんのもサクだからなー? カタラさん寝転がってるだけだもーん」
「イぐっ、まらイっでりゅのにぃっ、ひっ、ぁあっ……あぁっ、んぁああっ! ああぁああっ!? あぁああーっ!」
「会話怪しくなってきたかな……俺も、もう我慢すんの無理かも……サク、ご所望の精液出してやるよ、しっかり……飲めっ」
腹の奥に精液が放たれるのと同時に俺を操っていた糸が消え、尿道を犯していた棒も消える。俺の下には脱力したカタラ、中には萎えた陰茎があり、腹には未だに淫紋が輝いていた。
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