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イタズラはバレないように
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突然のキスに混乱し、思わずシャルの胸を押す。しかし顎を掴む手と肩を抱く腕は離れず、それどころかより強くなり、インキュバス特有の長い舌で俺の口腔はたっぷりと犯された。
「んっ、んんっ! んぅっ……はぁっ」
初めこそ離れようとしてしまったが、粘膜を撫で回される快感に絆され、いつの間にかシャルの服をきゅっと掴んでいた。
「ふふ……兄さん、夫がすぐ近くに居るのにキスされても抵抗しないなんてダメじゃないですか。それどころか舌を絡ませたりキスを終えるのを嫌がったり……ふふ、ふふふっ、いけないお嫁さんですね」
「……シャルぅ、こういうイタズラやめてくれよ、バレたらどうするんだ」
やめる気も反省も感じられない微笑みを浮かべ、頬に短いキスをしてきた。
「やめろってば……」
「兄さんは僕のこと嫌いなんですか?」
「そんなわけないだろ? それとこれとは関係ない。シャルのことは大好きだよ」
しゅんと落ち込むのは反則だ。笑って欲しくて抱き締めてしまう。
「……ふふふ」
すぐに笑顔になるのは演技ではないのだろう、シャルは純粋ないい子だ。
「シャル、君には樹液を用意してあるよ。ここから汲んで好きに飲みなさい」
俺達の会話の切れ目を狙い、査定士が樽を指差す。樽には蛇口が取り付けられている、前世でもこういう形で酒を売っている店を見たことがある。
「ありがとうございます」
シャルは俺から離れると査定士に抱きつき、数秒で離れてコップを持って樽の方へ向かった。
「…………サ、サク、今、シャル」
査定士は珍しく動揺している。俺だってそうだ、シャルが俺以外に懐くなんて……なんだろう、胸がジリジリする。
「慣れてくれたようだね、このまま人間へのトラウマが薄れるといいのだけど……サク? どうしたんだ、弟のいい傾向だぞ、喜んだらどうだい」
査定士の顔を見ているとなんだか腹が立ち、大人気ないと分かりつつもそっぽを向いた。
「サク? 今度は君が私を避けるのか」
「ただいま戻りました……兄さん? どうしたんですか」
「べぇーつぅーにぃー?」
「そうですか……?」
どうしてだろう、子供っぽい言動をしてしまう。まさかまた何かに操られているのか?
「……そういえばなんで俺にはコップないんだ?」
「サクは十二分にセックスで食べているだろう、その上樹液まで飲んだら太ってしまうよ」
インキュバスの体型が変わることはない、食い過ぎたら吐くだけだ。理由が分かってもスッキリしない。今日の俺はどうしてこんなに機嫌が悪いんだろう。
「二人とも! そろそろ言い争うのをやめたらどうだ! 先に食べてしまうよ!」
査定士が言い争っていたアルマとカタラに声をかける。二人が席につくと食事が始まった。
「……いただきますしないのか?」
向かいに座ったカタラに尋ねる。
「何それ」
「しないのか……」
まぁ異世界だもんな。日本特有の挨拶なんて……いや、今ネメスィ手を合わせていなかったか? 俺は食べていないのだし立ち歩いてもいいだろう、聞きに行こう。
「ねーめし、ちょっといいか」
「ネメスィだ。何か用か?」
「今なんか手合わせてなかった?」
「あぁ……祈りだ、それがなんだ?」
前世でも宗教によっては食事の前に祈りを捧げることはあった、そうしている人は見たことがないけれど。
「何に祈ったんだよ」
「魔神王だが……それ以外に居ないだろう」
「……叔父さんなんだよな」
「あぁ、何が言いたいんだ?」
叔父への尊敬と神への信仰は両立出来るものなのか、よく分からないな。
ネメスィは器用にナイフとフォークを使ってステーキを切り、口に運んでいる。テーブルマナーは完璧だ、カタラと違って。同じように育ったくせに随分違うんだな。
「……ネメスィって意外と作法できてるよな」
「ある程度の知識は備えた状態で生まれたからな」
なるほど、人造の生命体だからこそなんだな。
「……夫の元へ行かなくていいのか?」
アルマは査定士に食器の使い方を教えられながらもネメスィを睨んでいた。俺は慌ててアルマの元へ戻り、膝の上に登った。
「アルマ、俺が使い方教えてやるよ」
「……頼む」
「まずフォークはこう持つ……ぁ、アルマ、そっか、大っきいから……なぁ、食器もう大きいのないの?」
「それ以上のものはないなぁ」
ナイフも扱いにくそうだ。苦戦していたのは食器の使い方を知らないからではなく、食器が人間サイズだったからだ。
「君の手に合わせると特注になってしまうし、そうなると君がここに居ると悟られかねない」
「面倒をかける。小さい物を扱うのに慣れよう、そう気を遣わないでくれ」
「アルマ、俺が食わせてやろうか?」
「ありがとうサク、でも扱えるようになりたいんだ」
膝に乗っているし俺は食べないしでちょうどいいのだが……まぁ、アルマがそう言うなら大人しくしていよう。別に人間サイズの食器を扱えるようになったからといって利点はなさそうなのに、頑張るんだな。
「そういうとこも好きだぞ、アルマ」
「ありがとう……? 俺もサクが好きだよ」
大きな唇が頬に触れる。
「えへへ……邪魔だろうし降りてるよ」
いくら体格差があってもずっと膝に居るのは邪魔だろう。けど、何をしようか。
アルマの隣に何をするでもなく立っていると査定士に尻を撫でられた。
「ちょっ……」
「サク? どうした」
アルマがこちらを向くと査定士の手は机に戻る。
「あ、いや、なんでも……」
アルマが視線を食事に戻すと再び尻を撫でられる。ジーンズの上からとはいえくすぐったい。やめさせようと尻尾を当てると尻尾を掴まれ、親指ですりすりと撫でられた。
「……っ、ん……!」
違う、尻尾を触ってとねだったわけじゃない。けれど今のはそう取られても仕方ない。早く尻尾を逃がさなければ……あぁ、でも、この優しい愛撫、好きだな。
「は、ぁ……ぁっ……!」
「……サク」
査定士の手が離れたかと思えばアルマがこっちを向いた。勘のいい人だ。
「サク……まだし足りないのか? だからといって椅子に擦り付けるのはやめないか」
「えっ……あっ、いや、その……ごめん」
尻尾を撫でられる快感のあまり股間を肘置きに押し付けていた、なんてはしたない真似をしてしまったのだろう。
「……お、俺、本読んでくる。適当に読み終わったら部屋戻るから、じゃあ」
複数人の呼び止める声も聞かずに部屋を飛び出し、廊下を歩いて平静を取り戻す。なんとなく戻りにくくてそのまま書庫を目指した。
「はぁ……もう、みんなイタズラばっか……」
俺はそんなに魅力的だろうか、いや、女神に付与されたスキルのせいだ。俺自身に魅力なんてない。
「…………なんか、憂鬱」
全員に愛されている実感はあるのに、それがスキルのせいでしかないと思うと虚しい。もしも女神が飽きてスキルを取り上げたらみんなはどうするのだろう。シャルが俺に笑いかけてくれなくなる? アルマが「可愛い」と言ってくれなくなる? そんなの嫌だ。
「なぁ、女神、居るのか?」
耳鳴りがするほどの無音。
「恥ずかしいじゃん、返事しろよ……」
ぶつぶつ文句を呟いていると前回女神に会った時のことを思い出し、ネメシスのことを思い出し、彼にネメスィへの贈り物を預かっていたことを思い出した。
「そうだ、プレゼント渡さなきゃ」
俺は寝室に向かい、常温で放置されていたケーキと中身不明のプレゼントを持ってみんなが待つ部屋に戻った。どうやら俺は独りが苦手らしいから。
「んっ、んんっ! んぅっ……はぁっ」
初めこそ離れようとしてしまったが、粘膜を撫で回される快感に絆され、いつの間にかシャルの服をきゅっと掴んでいた。
「ふふ……兄さん、夫がすぐ近くに居るのにキスされても抵抗しないなんてダメじゃないですか。それどころか舌を絡ませたりキスを終えるのを嫌がったり……ふふ、ふふふっ、いけないお嫁さんですね」
「……シャルぅ、こういうイタズラやめてくれよ、バレたらどうするんだ」
やめる気も反省も感じられない微笑みを浮かべ、頬に短いキスをしてきた。
「やめろってば……」
「兄さんは僕のこと嫌いなんですか?」
「そんなわけないだろ? それとこれとは関係ない。シャルのことは大好きだよ」
しゅんと落ち込むのは反則だ。笑って欲しくて抱き締めてしまう。
「……ふふふ」
すぐに笑顔になるのは演技ではないのだろう、シャルは純粋ないい子だ。
「シャル、君には樹液を用意してあるよ。ここから汲んで好きに飲みなさい」
俺達の会話の切れ目を狙い、査定士が樽を指差す。樽には蛇口が取り付けられている、前世でもこういう形で酒を売っている店を見たことがある。
「ありがとうございます」
シャルは俺から離れると査定士に抱きつき、数秒で離れてコップを持って樽の方へ向かった。
「…………サ、サク、今、シャル」
査定士は珍しく動揺している。俺だってそうだ、シャルが俺以外に懐くなんて……なんだろう、胸がジリジリする。
「慣れてくれたようだね、このまま人間へのトラウマが薄れるといいのだけど……サク? どうしたんだ、弟のいい傾向だぞ、喜んだらどうだい」
査定士の顔を見ているとなんだか腹が立ち、大人気ないと分かりつつもそっぽを向いた。
「サク? 今度は君が私を避けるのか」
「ただいま戻りました……兄さん? どうしたんですか」
「べぇーつぅーにぃー?」
「そうですか……?」
どうしてだろう、子供っぽい言動をしてしまう。まさかまた何かに操られているのか?
「……そういえばなんで俺にはコップないんだ?」
「サクは十二分にセックスで食べているだろう、その上樹液まで飲んだら太ってしまうよ」
インキュバスの体型が変わることはない、食い過ぎたら吐くだけだ。理由が分かってもスッキリしない。今日の俺はどうしてこんなに機嫌が悪いんだろう。
「二人とも! そろそろ言い争うのをやめたらどうだ! 先に食べてしまうよ!」
査定士が言い争っていたアルマとカタラに声をかける。二人が席につくと食事が始まった。
「……いただきますしないのか?」
向かいに座ったカタラに尋ねる。
「何それ」
「しないのか……」
まぁ異世界だもんな。日本特有の挨拶なんて……いや、今ネメスィ手を合わせていなかったか? 俺は食べていないのだし立ち歩いてもいいだろう、聞きに行こう。
「ねーめし、ちょっといいか」
「ネメスィだ。何か用か?」
「今なんか手合わせてなかった?」
「あぁ……祈りだ、それがなんだ?」
前世でも宗教によっては食事の前に祈りを捧げることはあった、そうしている人は見たことがないけれど。
「何に祈ったんだよ」
「魔神王だが……それ以外に居ないだろう」
「……叔父さんなんだよな」
「あぁ、何が言いたいんだ?」
叔父への尊敬と神への信仰は両立出来るものなのか、よく分からないな。
ネメスィは器用にナイフとフォークを使ってステーキを切り、口に運んでいる。テーブルマナーは完璧だ、カタラと違って。同じように育ったくせに随分違うんだな。
「……ネメスィって意外と作法できてるよな」
「ある程度の知識は備えた状態で生まれたからな」
なるほど、人造の生命体だからこそなんだな。
「……夫の元へ行かなくていいのか?」
アルマは査定士に食器の使い方を教えられながらもネメスィを睨んでいた。俺は慌ててアルマの元へ戻り、膝の上に登った。
「アルマ、俺が使い方教えてやるよ」
「……頼む」
「まずフォークはこう持つ……ぁ、アルマ、そっか、大っきいから……なぁ、食器もう大きいのないの?」
「それ以上のものはないなぁ」
ナイフも扱いにくそうだ。苦戦していたのは食器の使い方を知らないからではなく、食器が人間サイズだったからだ。
「君の手に合わせると特注になってしまうし、そうなると君がここに居ると悟られかねない」
「面倒をかける。小さい物を扱うのに慣れよう、そう気を遣わないでくれ」
「アルマ、俺が食わせてやろうか?」
「ありがとうサク、でも扱えるようになりたいんだ」
膝に乗っているし俺は食べないしでちょうどいいのだが……まぁ、アルマがそう言うなら大人しくしていよう。別に人間サイズの食器を扱えるようになったからといって利点はなさそうなのに、頑張るんだな。
「そういうとこも好きだぞ、アルマ」
「ありがとう……? 俺もサクが好きだよ」
大きな唇が頬に触れる。
「えへへ……邪魔だろうし降りてるよ」
いくら体格差があってもずっと膝に居るのは邪魔だろう。けど、何をしようか。
アルマの隣に何をするでもなく立っていると査定士に尻を撫でられた。
「ちょっ……」
「サク? どうした」
アルマがこちらを向くと査定士の手は机に戻る。
「あ、いや、なんでも……」
アルマが視線を食事に戻すと再び尻を撫でられる。ジーンズの上からとはいえくすぐったい。やめさせようと尻尾を当てると尻尾を掴まれ、親指ですりすりと撫でられた。
「……っ、ん……!」
違う、尻尾を触ってとねだったわけじゃない。けれど今のはそう取られても仕方ない。早く尻尾を逃がさなければ……あぁ、でも、この優しい愛撫、好きだな。
「は、ぁ……ぁっ……!」
「……サク」
査定士の手が離れたかと思えばアルマがこっちを向いた。勘のいい人だ。
「サク……まだし足りないのか? だからといって椅子に擦り付けるのはやめないか」
「えっ……あっ、いや、その……ごめん」
尻尾を撫でられる快感のあまり股間を肘置きに押し付けていた、なんてはしたない真似をしてしまったのだろう。
「……お、俺、本読んでくる。適当に読み終わったら部屋戻るから、じゃあ」
複数人の呼び止める声も聞かずに部屋を飛び出し、廊下を歩いて平静を取り戻す。なんとなく戻りにくくてそのまま書庫を目指した。
「はぁ……もう、みんなイタズラばっか……」
俺はそんなに魅力的だろうか、いや、女神に付与されたスキルのせいだ。俺自身に魅力なんてない。
「…………なんか、憂鬱」
全員に愛されている実感はあるのに、それがスキルのせいでしかないと思うと虚しい。もしも女神が飽きてスキルを取り上げたらみんなはどうするのだろう。シャルが俺に笑いかけてくれなくなる? アルマが「可愛い」と言ってくれなくなる? そんなの嫌だ。
「なぁ、女神、居るのか?」
耳鳴りがするほどの無音。
「恥ずかしいじゃん、返事しろよ……」
ぶつぶつ文句を呟いていると前回女神に会った時のことを思い出し、ネメシスのことを思い出し、彼にネメスィへの贈り物を預かっていたことを思い出した。
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