過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

文字の大きさ
上 下
194 / 604

寝ている夫に見せつけるように

しおりを挟む
アルマは俺とシャルが交わっているとも知らずに、呑気に寝息を立てている。俺達兄弟は二人ともアルマに抱き締められているというのに、シャルの腰振りは次第に遠慮をなくしていった。

「ぁひっ、ひんっ……んぅっ、ん、んぉおっ!? らめっ、らめぇっ! あるまっ、おきちゃうっ……」

俺はアルマもシャルも大切に思っている。三人家族として生きていきたいと思っている。だから二人には仲良くして欲しいのに、こんなふうにシャルに抱かれているとアルマに知られたらアルマはシャルを嫌うだろう。

「そこっ、しょこらめぇっ、よわいのっ、しょこやらぁあっ! イぐっ、イぐのっ、とまんなぃいっ! らめっ、ありゅまっ、おきるってばぁっ……! しゃるぅっ、らめぇっ!」

声を抑えられない。このままではアルマを起こしてしまう。

「そうですね……起きちゃったら大変です。ちょっと離れないと」

挿入したまま背後から俺を抱き締めたシャルは俺ごと寝返りを打ってアルマの腕の中から抜け出し、ベッドから落ちた。

「ぁひんっ! ひっ、ぁ、あっ、あぁっ! ああっ、ぁーっ!?」

床にうつ伏せにさせられ、押さえつけられ、ごちゅごちゅと下腹深くを突きまくられる。

「兄さん、バック好きですよね。立ちバックしてってねだったことありましたよね……ふふ、寝バックはどうです? 立ってするのより逃げられないでしょう?」

「イっ、ぐぅうっ、ぁああっ! やぁあっ、やらぁあっ……! イぐっ、ぅうっ、やぁぁ……」

上等な絨毯をガリガリと引っ掻き、強すぎる快楽から逃げようと足掻く。

「……兄さんは僕のこと嫌いなんですか?」

腰振りが止まり、シャルの陰茎は俺の前立腺を押し潰したまま止まる。俺は爪先までピンと伸ばした足を震わせて余韻に浸る。
夢見心地になっていると勃起したままの陰茎が乱暴に引き抜かれ、仰け反って絶頂を迎えた。

「しゃ、る……?」

ぽっかりと空いたままの穴に寂しさを覚えて振り向くと、シャルは悲しそうな顔をしていた。

「……僕に抱かれるの嫌なんですね」

「え……!? ちっ、違う、違う……シャル、違う」

シャルの悲しそうな顔を見るのは胸が痛い。それ以上に下腹が切ない。腸壁をもっと擦って欲しいのに、胃の底を叩いて射精して欲しいのに、穴を満たすものがない。

「違うんですか? 僕に抱かれたいんですか?」

「うん、うんっ、早く、続きぃ……」

尻を持ち上げてふりふりと揺らしながら言うとシャルは口の端を吊り上げて笑った。

「……じゃあ、アルマさんに言ってください。今から弟に抱かれますごめんなさいって」

俺はシャルの狙いを察してしまった。けれど弟可愛さと快楽を求める身体に抗えず、ベッドに上体を預け、シャルに腰を突き出す。

「アルマ……アルマ、起きない? アルマ、起きてない?」

ぐっすりと眠っているアルマに声をかけてみたが、起きる様子はない。

「…………アルマぁ、俺っ……今からシャルに、実の弟に抱かれる。ごめんなさい……そんなにお腹空いてるわけじゃないけど、お腹疼いて止まんなくてっ……その、ごめんなさい……」

「義兄さん、今からあなたの奥さん寝取りますね」

尻肉を掴んで割り開かれ、興奮が加速する。穴の縁に熱いものが擦り付けられ、シーツをぎゅっと握った。

「ぁ、あっ……ひぁああっ!? ぁひっ、ひっ、ぅ、さっきより、おっきっ、ィ、ぐっ、ぅああっ!」

「ダメでしょう兄さん、そんな大声出したらアルマさん起きちゃいますよ」

自力で声を抑えられそうにない。俺はシーツに顔を埋めて声を封じてもらう作戦に出た。

「んゔぅううぅうっ! んゔっ、ん、むっ……んぐっ、ぅ……」

「……可愛い、兄さん。ふふっ、僕もっと兄さんの声聞きたいです」

腰をベッドに押さえつけられ、淫猥な水音を聞かされながら激しく掘削される。

「んぐぅっ!? んゔっ、んぐぅゔっ、ゔぅぅうっ!」

シーツを掻き毟り、シーツに噛み付き、獣のような唸り声を上げる。こんな姿アルマに見られたら流石に軽蔑されてしまう。

「気持ちいいですか? 兄さん。アルマさんとどっちがいいんですか? 兄さん。ねぇ兄さん、好きですよ、大好きです」

「おっ、ぉ、ほ……ひっ、ぐぅうっ! あ、あっ……」

巨根は俺の体を内側から変形させる。突かれる度に腹がぼこっと膨らみ、前立腺を硬いマットに押し付けて潰し、一突きごとに俺を絶頂させる。

「兄さん、一旦出しますね」

「ん、んぅっ!? おれもっ、俺もぉっ、出させてっ、しゃせーしたいっ、もぉ膨らみすぎて痛いのぉっ!」

「兄さんはダメですよ、お腹空いちゃったら兄さん可哀想ですから」

俺の陰茎は限界まで膨らんでいるのに射精を許されないまま、シャルは俺の中で射精を果たした。マットに押し付けられて潰されている腹が無理矢理膨らまされ、胃を精液が満たしていくのを感じる。

「は、ぁっ……シャル……もぉ、終わり……本当に、アルマ起きちゃうから……」

「兄さん、それが大丈夫なんですよ。なんと、僕はインキュバスなんです!」

「……知ってる。俺も、インキュバス」

「なんとなんと、インキュバスは睡眠を操れるんです! ふふっ……眠らせて夢を見させて搾精するんだから当然ですよね、僕の言いたいこと分かりますか?」

射精を終えたばかりのシャルの陰茎はもう硬く大きく膨らんでおり、俺の腹の形を歪ませていた。シャルはその陰茎と俺の腰を掴む手だけで俺を持ち上げ、結合部がアルマの目の前にくるように移動した。

「アルマさんは僕が許可するまで起きません。目の前でこーんなふうに兄さんを抱いても……」

「あっ!? ぁひっ、やらぁっ、らめっ、やめてっ、アルマいるのっ、ここにありゅまいりゅのぉおっ!」

ぐしょ濡れの穴を掻き回されて腸液を泡立てられ、突かれる度に情けなく揺れる性器から先走りの汁を撒き散らしてアルマの顔を汚す。

「ほら、兄さん。旦那様のお顔で扱きますか?」

シャルが腰を落とすと俺の陰茎がアルマの頬に乗った。

「やだぁっ……シャル、いじわるやめてよぉっ……」

そのまま激しく腰を振られると陰茎をアルマの頬に擦り付けることになり、オーガらしく分厚く硬い皮膚とその弾力を陰茎で覚えさせられる。

「ぃやっ、ぁああっ! イぐっ、やぁっ、アルマっ、アルマぁあっ……らめっ、もぉっ……イぐぅううっ!」

夫の顔に性器を擦り付けながら実弟に抱かれて絶頂を迎え、透明の液体を溢れさせた。それでもシャルは俺を虐め足りないようで、容赦なく絶頂したばかりの穴を掘削した。
しおりを挟む
感想 156

あなたにおすすめの小説

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました

akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」 帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。 謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。 しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。 勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!? 転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。 ※9月16日  タイトル変更致しました。 前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。 仲間を強くして無双していく話です。 『小説家になろう』様でも公開しています。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました

taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件 『穢らわしい娼婦の子供』 『ロクに魔法も使えない出来損ない』 『皇帝になれない無能皇子』 皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。 だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。 毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき…… 『なんだあの威力の魔法は…?』 『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』 『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』 『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』 そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

美形×平凡の子供の話

めちゅう
BL
 美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか? ────────────────── お読みくださりありがとうございます。 お楽しみいただけましたら幸いです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

処理中です...