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言葉よりも身体を重ねて

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不要な謝罪を繰り返す口を唇で塞ぎ、大きな口内に舌を突き入れる。しかしとてもではないけれど俺の舌ではアルマを満足させることなんて出来ない。

「んっ……ん、アルマぁ、舌だけじゃ無理だから、頑張ってしゃぶるから……舌出して?」

「サク……? 許してくれるのか? 俺は何一つとして約束を守れていないんだぞ?」

「許すも許さないもないだろ? アルマぁ、早くキスしてよぉ……ずっと、ずっとしたかったんだから……」

恐る恐る口内に侵入してくる大きな舌。性器をしゃぶっている時と同じ気分にさせてくれる大きな舌。口全体でちゅうちゅうと吸って、擽るように舐め回して、必死に奉仕した。

「は……ぁあっ、あぁ、アルマぁ、やばい……キスだけでイきそう……」

唇と一緒に体も離して、先走りの汁に濡れた性器を見せる。

「アルマ……俺、アルマと会えない間セックス我慢できなくて、人間はもちろん、ゴブリンとか馬とか蜘蛛とか……とにかく色んなのとヤったんだよ。アルマ、アルマ……俺って浮気者だろ? 怒って……? ねぇ、めちゃくちゃにしてよ」

俺はキスをしながらアルマが陰茎を膨らませていたのを知っていた。アルマの首を掴んで自分の身体を持ち上げて、素股のようにアルマの性器に腰を擦り付けた。

「怒って、アルマぁ……俺ぐちゃぐちゃにして、俺をアルマだけの物にして。骨折れるくらいに抱き締めて、お腹破れるくらい突いて、お尻潰れるくらい叩いて、アルマぁ……おしおきして」

「サク……? 何が何だか分からないんだ、あの後何があったんだ? どうして足が……人間とって、まさか、王都に連れ戻されたのか? 俺は、俺は……一体、俺はあれから何日……」

「ちゃんと全部後で話すからとりあえず抱いてよぉっ! 抱いて! 早くっ……抱いて、お願い…………アルマ、色んな奴と寝た俺は抱きたくない? もう嫌い?」

「な……そっ、そんな訳ないだろう! ただ……訳が分からなくて、そんな気には……」

「勃ってるじゃん……こんなんじゃまともに話できないって、ほら、一回スッキリしよ。ね? ほら、抱いて……?」

背と腰に回って俺を抱き締めていた腕が解けて、大きな手が俺の胴を包むように腹を掴む。親指で強く腹を揉まれ、性感帯が刺激されてしまう。

「ん、ぁっ……ぁあっ、ぁんっ! あぁ……きも、ちぃっ……アルマぁ、もっと、ぎゅってして……お腹、潰していいから……」

「何を言うんだ。サク……俺はサクに痛がって欲しくないんだ」

「んっ……ぁ、アルマっ、優し過ぎるよ……俺にっ、そんな……価値、ないのに。ぁ、あぁっ……はっ、ぁ、イく、かもっ……あぁあっ、イくっ、イくっ……!」

ゆっくりと力を込めていく手にこのまま胴を握り潰されてしまうのではないかという恐怖と興奮を覚え、背筋に寒気が走り、それとほぼ同時に前立腺と精嚢を押し潰されたことで射精を果たした。

「ぁ、はっ……イっちゃったぁ……」

「サク……入れるぞ、いいな?」

更なる快楽と精液を欲しがって開いた後孔に大きな亀頭が触れ、くちゅくちゅと音を鳴らした。

「ぁ、んっ……きて、アルマぁ……ぁ、あぁああっ!? ぁっ……んぁあああっ!」

根元まで挿入されると腹の形が変わる。みちみちに埋め尽くされた腸が心地よくて、勝手に口が緩んでしまう。

「サク? 痛みはないか? 苦しくないか?」

「は、ぁっ、あ……ぁ、しゅごいっ、アルマのぉ、おっきい……きもちぃっ、早くずんずんして欲しい……」

「サク……そんなふうに誘われては俺は我慢できなくなる。人間の慰みものにされたことを思い出さないかだとか、落ち着くまでしない方がいいかだとか、考えていたのに……」

「…………ありがとう、アルマ。やっぱり優しいな。でも、インキュバスの俺には抱くのが一番効果かるから……アルマで全部上書きして」

腹を握り直され、ぴゅっと精液が漏れた。震える身体にはもう力が入らない。アルマの陰茎を腸壁でしゃぶることしかできない。

「ぁ、あっ、ぁーっ……抜けてくっ、抜けてっ……ぁ、くるっ、これくる…………ぁああんっ! ぁ、はっ、ああっ、イくっ、ぁあ……待って、待って……! イくぅううっ!」

腹だけを掴まれて上下させられ、穴しか使われていないことをしっかりと認識し、オナホのようだと興奮を加速させる。

「ひぁああんっ! あぁあんっ! ぁあっ、深っ、ひぃっ、しゅごいっ、アルマぁっ、アルマぁああっ!」

興奮したアルマが力加減を忘れ始め、腹を掴む力が強くなればなるほど敏感な腸壁は更に陰茎に押し付けられ、強く擦られ、意識を失いそうな快楽を味わい続ける。

「イくっ、イくっ……イぐぅうっ! ぁ、はぁあんっ、ごりゅごりゅしてっ、ひぃいっ! まらイくぅうっ!」

「サク……可愛いっ、可愛いよ、サク、サクっ……もう、俺も……!」

「あっ、あぁんっ! 出してっ、奥にっ……いっぱい、出してぇっ!」

内臓を内側から殴られたような衝撃があって、その一瞬後に熱い液体を流し込まれる。精液を吸収して多幸感に浸され、俺は半分意識を失ったまま射精の勢いで絶頂したと囁いた。

「ぁ、はぁっ、あぁっ……アルマぁ、アルマの美味しい……他の人より、濃くて、多くて、勢いすごくて、みんなとぷとぷって感じなのに、アルマのお腹どどどって叩くの……すごい、の」

「……そうか。その比べてるのは誰の話……ぁ、あぁ、いや、すまない、忘れてくれ……飲めたか?」

「飲めた、よ……?」

「……分かった、抜くぞ」

「んぁああっ……出てくっ、あぁっ……めくれるっ……ん、ひぃっ……!」

萎えた陰茎を慎重に抜いたアルマは俺を優しく抱えて膝立ちになると、先程までアルマが寝ていた場所に俺を寝かせた。先程までの俺のように今度はアルマが俺の頬を撫でる。

「アルマぁ……」

「……あぁ、可愛いよ、サク。何があったか教えてくれるかい?」

「……馬に犯されてみたら、馬のアルマのに大きさ似てて……すっごいもぉ馬鹿みたいに注がれてさぁ……絶対妊娠させる気だったもん、俺男なのに……あはは、でも、気持ちよかった……」

「サク、そうじゃなくて……」

「すごいんだ、森でガンガン突かれるとさ、なんか……野生動物になった気がするって言うか、交尾って感じで……もう、青姦ハマりそう」

アルマの表情が曇っていくのに気付きながらも俺は他の男とのセックスを語る。

「こんなふうに足切られちゃったから人間にも簡単に持ち上げられて、オモチャにされちゃった……でも、気持ちよかった……抵抗出来なくされて犯されて、俺めちゃくちゃ感じちゃった。俺、乱暴にされるの好きな変態かも。一回くらいアルマにも乱暴にして欲しいなぁ?」

地面を這いずり回って削れた足の断面を見せるように足を持ち上げ、たった今精液を注がれたばかりの後孔を手で拡げる。

「……ね、もっかいしよ」

「…………あぁ、他の男なんてすぐに忘れさせてやる。サクは俺の伴侶だ、サクに触れていいのは俺だけだ」

「……怒った? ぁっ……おっきくなってる、ぅん、入れて……ずぼずぼして」

あてがわれた性器はもうすっかり硬く膨らんでいて、嫉妬に満ちた金色の視線が心地よくて、俺は挿入されただけで絶頂を迎えた。
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