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実験なのかプレイなのか

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細長く突起のある棒……張形はネメスィのものよりもカタラのものよりも長く、細い。しかし弟のものよりは短い。

「ぁ、ん……」

俺はベッドの上に仰向けに寝転がって足を開いている。さっきネメスィに抱かれた時とほぼ同じ体勢だ。

「前立腺……どの辺だ?」

カタラはベッドの上に開いた本を見ながら張形を押し込んでくる。温度のないそれによる異物感は大きい。

「……すっごいぐねぐねしてるのが伝わってくる。膣壁や腸壁が動くってのはマジみたいだな、錯覚じゃなかった……」

張形を押し込む手と反対の手は下腹に当てられている。腸壁をこりこりと擦っていた張形の先端がコン……と敏感な部分に当たる。スライムが吸い付いて震えた部分だ。

『んっ……!』

「サク? どうした……ぁ、ここなのか?」

「た、多分……あぁっ!? ひぁっ! んぁあぁっ! いきなりっ、強いっ……ひぃんっ! ぐりぐりしないでっ、ぇ、んんっ!」

カタラは張形を傾けて前立腺というらしい部分に押し込んでいく。スライムにされた時と同じ、いや、それ以上の硬度がある。犯されている感覚は薄いが弄ばれている感覚は強い。

「こっちの手にも振動伝わってる……」

下腹に当てられていた手にぐっと体重がかけられる。張形を押し込む強さも、ぐりぐりと回す速さも増す。前立腺を体外と体内から押し潰され、仰け反っても誤魔化しきれない快感が俺を貫いた。

「ひぁあぁああっ!? ぁ、ぁぐっ……ふ、ぅうぅっ! んぅっ、ぁーっ!」

いつの間にか勃起していた陰茎から精液が溢れ、腹の上に落ちた。そこを押し込むカタラの手も当然汚れたが、彼は嬉しそうな顔をしている。

「すごい……足痙攣してるぞ、サク……」

頭の上でシーツを掴む手の力が増す、足が勝手に蛙に似た形になって痙攣する。張形が抜き挿しされるようになって、ごつごつと前立腺を突かれて、絶頂に向かわせる快楽の波がまた押し寄せる。

「やぁんっ! ひゃんっ! はぁっ、ゃんっ! ぃやあっ! 止めてっ、カタラぁっ! また、イくっ……からぁっ!」

「すごい、サク……俺がサクをこんなにイかせられるなんて」

張形を挿したまま手が離れて一瞬の休息が手に入ったかと思えば、その手は尻尾を捕まえた。尻尾の力はカタラの手の力より弱く、ハート型の先端を噛まれてしまった。再び張形の抜き挿しが始まって、より強い快楽に身体が反り返る。

「イくっ、イっ……くぅうんっ! やらぁっ、もう、やだ……ぁあぁああっ!? しっぽ、しっぽらめぇっ! 噛んで、ぐりぐりやだぁっ! ゃあぁあっ! イったとこ突かないで、そこもぉだめぇっ!」

尻尾を噛んだまま歯ぎしりをするように顎を動かされて、簡単に絶頂を迎えた。尻尾を噛んでいるから話せないカタラは息だけを荒くしている。

「んぁああっ! おなかっ、おなか押さないでっ……そこ、だめぇっ! ひぃっ、ゃぁんっ! しょこらめなのぉっ! らめっ、てぇっ、言って……イっ……くぅぅっ!」

張形を勢いよく引き抜かれて安堵すれば陰茎を挿入され、突然の熱と本物の気配に身体が反応する。

「あっ……!? は、ぁっ……ほんものっ、ほんものぉっ……! これっ、これすきぃっ! これしゅきぃいっ! せーえきっ、せーえき出してぇっ!」

「──我の求めに応じ、我の手に宿れ、雷の精──」

尻尾がカタラの口から解放されたかと思えば手に捕まる。腹の上に置かれた手に宿った微弱な電気が前立腺を狙い撃ちし、手に捕まっている尻尾にも同じように電気が流れる。

「イっ……ひぃっ!? びりびりっ……ひぃいんっ! しっぽ、ひっぽイきゅぅうっ! イくっ、イってりゅうっ! らめっ、変にっ……なっちゃうぅっ……!」

「サク……可愛いっ、サク、サクっ! もっとその顔見せろ、サク……!」

「あぁあっ、んぁあっ! もぉやらぁっ、イくのやぁあっ! あっ、ぁーっ! ぁあっ……!」

普段の優しさは興奮に吹き飛ばされた。カタラはうわ言のように俺の名前を呟いて腰を振っている。絶頂した直後から同じ場所を抉られ、腹を押されているから逃げ場もなくて、絶頂を強要され続ける。
口が閉じなくなって、舌も動かせなくなって、四肢の末端から力が抜けていく。俺は絶頂しながらゆっくりと夢の中に落ちていった。
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