いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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彼氏とバーベキューの準備してみた

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ウォッシュタオルから泡を奪ったミチの手が俺の身体を撫で回す。まず肩、首、鎖骨、二の腕、腋……快感と心地良さが同居して、石鹸の香りも相まって気持ちよすぎて眠ってしまいそうになる。

「ん……ぁ……ひぁっ! そこっ、くすぐったい……」

「こっここ、ここは?」

ミチの手のひらがぬるぅっと俺の胸を撫でた。

「ぁあっ!? あっ、ぁ……き、気持ちいい、胸は、きもちぃ……乳首、こすれんのぉ……きもちぃ」

「お、おお、お顔とろとろ……えへへ、可愛い」

俺に可愛いと言うミチが一番可愛い。緩んだ笑顔のミチをじっと見つめ、身体を洗われる心地良さに身を任せる。

「せ、せせ、背中洗うよっ」

「んっ……! ぅ、ゾワゾワ、するっ……」

壁の方を向いて背中を洗われる。足や腕も洗ってもらい、頭からお湯を被せてもらう。

「髪は洗わなくていいの?」

「ん……ホテル戻った後にもどうせシャワー浴びるし、この後も海入るだろ?」

「あっ、そそ、そうだねっ、僕も多分そうするっ」

「海戻るか。ってかそろそろ昼飯かな」

俺の予想通り海にはもう誰も居らず、テントに人影が見えた。バーベキューをするらしく、グリルが用意されている。

「おかえりもっちっちー、よろしくヤってきたかよ」

レンが片手を上げて俺達を出迎えてくれた。その手首につけられたブレスレットの水晶はゆっくりと黒く濁っていっている。

「ただいま……えっと、バーベキューでもするのか?」

レンは水着ではない白いパーカーを羽織っている。下は変わらず水着だけのため、魅力的な足は大胆に露出したままだ。

「おぅよ、今秘書さんがホテルから肉とか持ってきてくれてるぜ」

「……火ついたぞ」

「おぅ、せんきゅー形州……先輩!」

火付けのための道具を置いたセンパイもレンと同様パーカーを着ている。黒色だ。

「……ノゾム、お前も上着を着た方がいい。火傷するぞ」

「網だから油飛ばねぇとは思うんだけどなー。ま、飯の間ずっと上裸ってのもなって訳で俺は着たけど、もちはそのままでもいいぜ、目の保養になるから」

わざとらしくいやらしい目で身体を見つめられ、思わず胸を腕で隠す。

「…………ミチはそのままでいいのか」

「み、みみ、水着だけどっ、一応パーカーだから、別にっ」

「俺上着持ってきてないんだけど……」

「バスタオルならあるぜ、取ってくれば?」

レンの言う通り火傷の心配はないと思うけれど、いくら真夏でも長時間濡れた身体で居ると風邪を引いてしまう。バスタオルを借りようとテントを開くと、中に居た社長と目が合った。

「あっ……こ、こんにちは」

「こんにちは。君のおかげでテントに若い香りがついたよ、どうもありがとう」

嫌味ったらしく言いながら俺に消臭剤を向ける。その消臭剤の形も相まって銃口を突きつけられている気分になった。

「すいません……」

社長か従兄のものだろう鞄からミチが勝手に取ったローターはまだミチが持っている。シャワー室で洗っていたが、社長にここに居座られてはこっそり返すことが出来ない。

「何か用事があってテントに入ったんじゃないの? 早く済ませたら?」

「あっ、は、はい」

レンの鞄を開け、バスタオルを引っ張り出す。

「失礼しました」

テントを出てからバスタオルを羽織り、テントの出入り口のファスナーをしっかり閉めた。安堵のため息をついて立ち上がり、紙皿をレンから受け取る。

「あ……ありがとう。あのさ、テントの中」

「あぁ、社長さん居たろ。ったくいいご身分だよなぁ! 部下とその従弟らに準備任せて自分は中でダラダラ!」

「うーん……? まぁ、社長だし……って言うか、なんでそんな大声で……聞こえちゃうぞ?」

「聞かせてんだよ。ま、こんな安い煽りにゃ乗らねぇみてぇだけどな。オラ、てめぇも手伝え」

「あ、うんっ、俺は手伝うよ。何すればいい?」

ミチは既にセンパイの隣で彼の手伝いをしていたので、俺はレンの隣に並んだ。しばらくすると食材を持った従兄がやってきた、肉に野菜に……両手に大きな袋をぶら下げている。

「……おかえり、兄ちゃん。そんなにあるなら俺も行けばよかったな」

「気にすんな、さっさと焼くぞ」

従兄は相変わらず顔以外が露出しないダイビングに使うような水着を着ている、そりゃ水着を変えたりしないだろうけど……でもやっぱり、ちょっと残念に思ってしまう。

「月乃宮様、如月様、矢見様、好きなように肉焼いて食べてください」

彼自身に恋愛感情なんてないし、性的な目で見てもいないつもりだが、センパイに似た顔でセンパイよりも少し細身だけれどしっかり引き締まった肉体美が少しも見えないのだから、残念がってもおかしくはないだろう?

「あ、はい! ありがとうございます!」

折り畳み式の机を砂浜に立たせ、そこに肉や野菜を置くと従兄はテントの中に入り、ガスコンロとフライパンを持って出てきた。上等な肉にワインやあらびきの胡椒をかけて焼いて……あぁ、社長の食事か。いいご身分だな、俺達平民と同じ網で焼いた飯なんて食えるかってことか? なんて嫌味を言っていないかとレンを見たが、彼はトングをカチカチ鳴らしているだけだった。

「タレ付きは右側な」

「……あぁ」

嫌味ったらしいのは俺の方かな、なんて自己嫌悪をしつつやることを探すも、レンとセンパイが二つしかないトングを使っていて俺とミチは何も出来ない。

「……如月、塩タンに乗ったネギが全部落ちるんだが」

「裏っ返すな。タンは片面焼きでいいんだよ、薄いから火ぃ通んの」

「…………両面しっかり焼きたい」

「じゃあネギ後乗せすりゃいいじゃん」

「……ネギ、あまり好きじゃない」

「じゃあ落ちていいんじゃん! なんなんだよもう!」

レンとセンパイは楽しそうだ。ミチに視線をやると、彼も俺同様何もやるべきことがないことに戸惑い、居心地悪く思っているようだった。

「おいもっちーみっちー」

「変な呼び方するなよ、何?」

「ボーッとしてねぇで串作るとかしな」

「串……?」

レンはため息をついてトングをセンパイに渡し、バーベキュー用具らしい長い鉄製の串を俺とミチに見せた。

「カボチャとかピーマンとか玉ねぎとか刺して焼くんだよ」

「なんか漫画で見たことある……」

「野菜はカット済み買ってきてくれてんな、さっすが秘書さん。手刺しちゃダメでちゅよ赤ちゃん、やっぱりママに任せまちゅか?」

「これくらい出来るよ! せ、成長を……見てよ、ママ」

「おー……乗られると困るな」

「なんでだよママぁ!」

「ま、いいや。俺焼く側に戻るぜ、形州がカニみたいになってるから早く戻ってやらねぇとな」

センパイはトングを両手に持ってボーッとしている。肉の焼き加減を見ているようには見えない。

「トング持っててくれてせんきゅ……焦げてんじゃねぇかひっくり返せ!」

「…………あぁ、悪い、ボーッとしてた」

「肉を前にボーッとすんなよな、ったく」

俺はもたついているミチの隣に並び、野菜串を作り始めた。出来次第網に並べているとクーラーボックスの上に置いておいた紙皿にレンが焼き上がった肉を並べた。

「食ってていいぜ、もちもちちゃん」

「ありがと」

「きき、き、如月くんっ、僕にもお肉……」

「あー、俺担当のはもう焼けてるのねぇわ、形州んとこ行きな」

ミチは一瞬絶望したような顔になったが、すぐにキッと真剣な顔になり、勇気を振り絞ってセンパイに皿を突き出した。

「ほらもっちーちゃん、カルビでちゅよ」

「いつまで赤ちゃん扱いするんだよ……ってか焼けてる肉あるんじゃん」

「旦那様にだけ肉をあげたいお嫁さんの気持ち、分かってくれねぇのか?」

トングを持っていない方の手で俺の腕を抱き、甘えるように肩に頭を押し付けて上目遣いで俺の様子を伺う。ちょっと触れられただけで真っ赤になった童貞のような俺の様子を……って俺は童貞だったな。

「え、と……おっ、お嫁さんにもお肉食べて欲しい旦那様の気持ち、分かる……ます、ね?」

噛みちぎって一口大にしたカルビをレンの口元に差し出すと、彼はくすくすと笑いながらそれを食べてくれた。

「ん、美味い。そんな噛むほど緊張すんなよ旦那様、俺達何年の付き合いだ?」

「ときめいてんだよ……」

レンは楽しそうに笑いながらまた別の肉を俺の皿に乗せる。期待した目で見つめられ、俺はまたその肉を半分だけ齧った。
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