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散髪待ち中に幼馴染を抱いてみた
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日焼け止めその他の海用品を購入完了。レンは俺が選んだつばの広い白色の帽子を気に入ってくれたようで、ずっと眺めている。
「ふふっ……いやぁもちぃ、お前もたまにはセンスいいな」
帽子には花の飾りが付いている、もちろん布製の造花だ。レンはその花を眺めたり、髪型を崩さない程度に軽く頭に乗せてみたりしている。よほど嬉しいのだろう。
「すっごい気に入ってくれてるな」
「ったりめぇだろぉ? 彼氏が選んでくれたんだからよぉ」
水着の時はあまり喜んでいなかったような……
しかし、中性的な童顔の可愛らしい笑顔と女性の服装という美少女姿から発せられる男らしい口調はなかなか癖になるな。声自体は男にしては高めなのもポイントが高い。
「後一時間ちょっとはあるな、だいぶゆっくり買い物したつもりだけど……んー、どうする? 他にいるもんあったっけ」
「鞄はあるし、水着も……別にないんじゃないか?」
「だよな? 何も忘れてねぇよな俺ら。じゃ、トイレ行こうぜ」
「トイレ? いいけど、なんで?」
レンは帽子を頭に乗せ、荷物を腕にかけて俺を抱き寄せ、もう片方の手で俺の下腹を強く押さえた。
「ヤりてぇんだろ? 顔見りゃ分かるぜ」
「あ……で、でも……」
「トイレは嫌か? ゲーセンとか? ハメプリ撮りてぇのか? 大胆だな」
「そっ、そんなこと言ってない!」
「じゃあどこでヤりてぇんだよ」
するのは確定なのか。デパート内でするなんてダメだ、そう言ったらレンは怒るだろうか。レンと一緒に行ったファミレスのトイレで俺はセンパイに抱かれた、きっとそれを引き合いに出して嫉妬して俺を責めて──
「もち……? ぁー……したくねぇならいいや。ヤりたがってんだと思ったんだけど、俺の勘違いか」
──責めない? 数珠を見てもレンが嫉妬心を抱いている様子はない。ファミレスでのことを思い出していないのだろうか、忘れてしまっているのだろうか、今思い付いていないだけだろうか。
ダメだ、考えがまとまらない。
「もち?」
ぐるぐると考え込んでしまうのは俺の悪い癖だ。レンの気持ちを察せるような頭をしていないくせに考えたって無駄だ。
「だ……抱いて、欲しい」
「もち…………俺別に怒ってねぇぞ? 本当に勘違いしてただけだ、無理すんなよ。外でなんか嫌だったんだろ?」
レンが「抱かせないから」なんて理由で俺を責めるなんて、怒るなんて、ありえない。レンはそんな嫌な男じゃない。分かっていたはずなのに、俺はどうしてレンに対して根野用の対応をしようとしてしまったのだろう。
「違う……本当に、したい。恥ずかしくて……レンに、決めて欲しくて」
「えー……? すっごいヘコんだ顔してるぜ? 恥ずかしい顔じゃねぇよ」
「これは、その……レン怒ったかなって思っちゃって」
「怒ってねぇよ」
「うん……ごめん、怒ってるって思っちゃったのに、ちょっと落ち込んでる……」
ぽん、と頭を撫でられて視線をレンの顔に戻す。いつもの優しい笑顔があり、数珠の濁り具合ばかり気にしていた自分を蔑む。
「レン……ごめん、ごめんね……抱いてくれる?」
「本当にしたいのか? 別に俺の機嫌取ろうとしなくていいぞ?」
「うん…………トイレ、行こ」
レンがまた嫉妬心に駆られて暴走したら、今度こそ人間に害のある怪異として処分されてしまう。俺の幼馴染なのに、彼氏なのに、ずっと人間だったのに、今手を握っている可愛い彼はもう怪異として扱われている。
「今人いねぇけどいつ来るか分かんねぇし、声出すなよ」
デパートのトイレは広くて綺麗だ。しかし流石に二人で入るには狭い。
「今日マニキュアしてるからほぐすの霊体でいいか?」
「え、爪なんか塗ってたの? 見せて……わ、キラキラしてる」
薄いピンク色を塗っているのだろう、爪の色としては自然で気付けなかった。ラメが振りかけられているようでキラキラと輝いている。
「もちの中で剥がれちゃやばいしな。ほら、ゴムつけとけ。お前漏らすんだから」
「も、漏らさないよ!」
射精や潮吹きはしてしまっても漏らしてはいないと情けない主張をすると、レンはフッと鼻で笑った。
「潮なんか漏らしてんのと一緒だろ」
「プライドがあんの! し、潮吹きが漏らしてるのと同じとかこれ以上言ったら、レンとは二度とヤらないからな!」
「はっ! んなことして先に音ぇ上げるのはお前の方だろ」
「俺はレンの他にも抱いてくれる人居るもん!」
「ぁ……? あぁ、そう、そういうこと言うのね」
「え、ぁ……ち、ちが、なんか、その……売り言葉に買い言葉みたいな」
冷たい目で見つめられて泣きそうになりながらも言い訳を考えていると、レンの笑い声が聞こえてきて慌てて顔を上げた。
「そんなビビんなよ、いじめてるみたいだろ。分かってるよ、本気で言ってないことくらい。大丈夫だからそんな顔すんな。ほら、さっさとゴムつけろ」
「うん……レンもつけるのか?」
「俺の精液ケツから漏らしながら昼飯食いたいってんならナシでもいいけど?」
「つけてください……」
自分の陰茎にゴムを被せ、生がいいなと名残惜しくなってレンの陰茎をじっと見つめる。そうしているとレンが俺の口にゴムを押し付けてきた。
「口で出来るだろ? どーせ形州あたりに仕込まれてんだろ」
「まぁ……出来るけどさぁ」
軽く咥えたゴムをレンの陰茎に押し付け、破らないよう歯を当てないよう気を付けながらゆっくりと被せていく。
「結構興奮するなぁこれ……」
「ほぅあの?」
「ぅお……咥えたまんま喋んな」
しっかりゴムを被せたら口を離し、レンが対面か背面を選ぶのを待つ。
「うっし、じゃあそのまんま座っとけよ」
レンの右手がだらんと垂れ下がり、半透明の右手が肘から分かれて曲がる。霊体だ。半透明の手は俺の腹へと伸び、臍の下に触れ、ズブズブと体内に沈んでいく。
「……バトル漫画とかでたまに手刀とかパンチで腹貫くシーンあるじゃん」
「何言いてぇのかもう分かったから言わなくていいぜ」
「痛みどころか触られてる感覚もないんだけど、なんか怖い……」
すり抜けられている部分には感覚がない、レンが触れようと思わなければ干渉しないというのは不思議だ。
「ぅあっ……ぁ、あっ……! んぅっ……」
入口の方は拡げられていないのに、結腸口の手前がぐいぐいと拡げられていく。不思議な感覚に声を上げてしまい、レンの左手に口を塞がれる。
「静かにっつったろ? ほら、自分で押さえとけ」
「ん……んぅうっ……! んっ、んんっ、んんんっ!」
レンの指の腹だけの感覚が体内にある。ひだを弾かれ、腸壁の凹凸を伸ばすように強く押し撫でられ、両手で押さえた口からくぐもった喘ぎ声が漏れる。
「気持ちいいか? まだほぐしてるだけだぜ」
ぐぱぁっと俺の腸を拡げた三本の指がゆっくりと入口の方へ向かう。手前から奥ではなく、奥から手前へと拡げられる普段と違った排泄に似た感覚に悶え、涙が指と頬の隙間に染み込む。
「は……目ぇうるっうる。ホント可愛いよなぁお前」
美少女の姿をしたレンが雄らしい笑顔を浮かべ、俺の目尻を舐める。膝まで下ろされた短パンと下着、スリットが過激なミニスカートを持ち上げるゴム付きの陰茎。二つの性別が同居したような不可思議な魅力の前に俺は完全に蕩けさせられ、後孔からレンの霊体が抜ける頃には腸液をぽたぽたと滴らせていた。
「ふふっ……いやぁもちぃ、お前もたまにはセンスいいな」
帽子には花の飾りが付いている、もちろん布製の造花だ。レンはその花を眺めたり、髪型を崩さない程度に軽く頭に乗せてみたりしている。よほど嬉しいのだろう。
「すっごい気に入ってくれてるな」
「ったりめぇだろぉ? 彼氏が選んでくれたんだからよぉ」
水着の時はあまり喜んでいなかったような……
しかし、中性的な童顔の可愛らしい笑顔と女性の服装という美少女姿から発せられる男らしい口調はなかなか癖になるな。声自体は男にしては高めなのもポイントが高い。
「後一時間ちょっとはあるな、だいぶゆっくり買い物したつもりだけど……んー、どうする? 他にいるもんあったっけ」
「鞄はあるし、水着も……別にないんじゃないか?」
「だよな? 何も忘れてねぇよな俺ら。じゃ、トイレ行こうぜ」
「トイレ? いいけど、なんで?」
レンは帽子を頭に乗せ、荷物を腕にかけて俺を抱き寄せ、もう片方の手で俺の下腹を強く押さえた。
「ヤりてぇんだろ? 顔見りゃ分かるぜ」
「あ……で、でも……」
「トイレは嫌か? ゲーセンとか? ハメプリ撮りてぇのか? 大胆だな」
「そっ、そんなこと言ってない!」
「じゃあどこでヤりてぇんだよ」
するのは確定なのか。デパート内でするなんてダメだ、そう言ったらレンは怒るだろうか。レンと一緒に行ったファミレスのトイレで俺はセンパイに抱かれた、きっとそれを引き合いに出して嫉妬して俺を責めて──
「もち……? ぁー……したくねぇならいいや。ヤりたがってんだと思ったんだけど、俺の勘違いか」
──責めない? 数珠を見てもレンが嫉妬心を抱いている様子はない。ファミレスでのことを思い出していないのだろうか、忘れてしまっているのだろうか、今思い付いていないだけだろうか。
ダメだ、考えがまとまらない。
「もち?」
ぐるぐると考え込んでしまうのは俺の悪い癖だ。レンの気持ちを察せるような頭をしていないくせに考えたって無駄だ。
「だ……抱いて、欲しい」
「もち…………俺別に怒ってねぇぞ? 本当に勘違いしてただけだ、無理すんなよ。外でなんか嫌だったんだろ?」
レンが「抱かせないから」なんて理由で俺を責めるなんて、怒るなんて、ありえない。レンはそんな嫌な男じゃない。分かっていたはずなのに、俺はどうしてレンに対して根野用の対応をしようとしてしまったのだろう。
「違う……本当に、したい。恥ずかしくて……レンに、決めて欲しくて」
「えー……? すっごいヘコんだ顔してるぜ? 恥ずかしい顔じゃねぇよ」
「これは、その……レン怒ったかなって思っちゃって」
「怒ってねぇよ」
「うん……ごめん、怒ってるって思っちゃったのに、ちょっと落ち込んでる……」
ぽん、と頭を撫でられて視線をレンの顔に戻す。いつもの優しい笑顔があり、数珠の濁り具合ばかり気にしていた自分を蔑む。
「レン……ごめん、ごめんね……抱いてくれる?」
「本当にしたいのか? 別に俺の機嫌取ろうとしなくていいぞ?」
「うん…………トイレ、行こ」
レンがまた嫉妬心に駆られて暴走したら、今度こそ人間に害のある怪異として処分されてしまう。俺の幼馴染なのに、彼氏なのに、ずっと人間だったのに、今手を握っている可愛い彼はもう怪異として扱われている。
「今人いねぇけどいつ来るか分かんねぇし、声出すなよ」
デパートのトイレは広くて綺麗だ。しかし流石に二人で入るには狭い。
「今日マニキュアしてるからほぐすの霊体でいいか?」
「え、爪なんか塗ってたの? 見せて……わ、キラキラしてる」
薄いピンク色を塗っているのだろう、爪の色としては自然で気付けなかった。ラメが振りかけられているようでキラキラと輝いている。
「もちの中で剥がれちゃやばいしな。ほら、ゴムつけとけ。お前漏らすんだから」
「も、漏らさないよ!」
射精や潮吹きはしてしまっても漏らしてはいないと情けない主張をすると、レンはフッと鼻で笑った。
「潮なんか漏らしてんのと一緒だろ」
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「はっ! んなことして先に音ぇ上げるのはお前の方だろ」
「俺はレンの他にも抱いてくれる人居るもん!」
「ぁ……? あぁ、そう、そういうこと言うのね」
「え、ぁ……ち、ちが、なんか、その……売り言葉に買い言葉みたいな」
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「まぁ……出来るけどさぁ」
軽く咥えたゴムをレンの陰茎に押し付け、破らないよう歯を当てないよう気を付けながらゆっくりと被せていく。
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「ほぅあの?」
「ぅお……咥えたまんま喋んな」
しっかりゴムを被せたら口を離し、レンが対面か背面を選ぶのを待つ。
「うっし、じゃあそのまんま座っとけよ」
レンの右手がだらんと垂れ下がり、半透明の右手が肘から分かれて曲がる。霊体だ。半透明の手は俺の腹へと伸び、臍の下に触れ、ズブズブと体内に沈んでいく。
「……バトル漫画とかでたまに手刀とかパンチで腹貫くシーンあるじゃん」
「何言いてぇのかもう分かったから言わなくていいぜ」
「痛みどころか触られてる感覚もないんだけど、なんか怖い……」
すり抜けられている部分には感覚がない、レンが触れようと思わなければ干渉しないというのは不思議だ。
「ぅあっ……ぁ、あっ……! んぅっ……」
入口の方は拡げられていないのに、結腸口の手前がぐいぐいと拡げられていく。不思議な感覚に声を上げてしまい、レンの左手に口を塞がれる。
「静かにっつったろ? ほら、自分で押さえとけ」
「ん……んぅうっ……! んっ、んんっ、んんんっ!」
レンの指の腹だけの感覚が体内にある。ひだを弾かれ、腸壁の凹凸を伸ばすように強く押し撫でられ、両手で押さえた口からくぐもった喘ぎ声が漏れる。
「気持ちいいか? まだほぐしてるだけだぜ」
ぐぱぁっと俺の腸を拡げた三本の指がゆっくりと入口の方へ向かう。手前から奥ではなく、奥から手前へと拡げられる普段と違った排泄に似た感覚に悶え、涙が指と頬の隙間に染み込む。
「は……目ぇうるっうる。ホント可愛いよなぁお前」
美少女の姿をしたレンが雄らしい笑顔を浮かべ、俺の目尻を舐める。膝まで下ろされた短パンと下着、スリットが過激なミニスカートを持ち上げるゴム付きの陰茎。二つの性別が同居したような不可思議な魅力の前に俺は完全に蕩けさせられ、後孔からレンの霊体が抜ける頃には腸液をぽたぽたと滴らせていた。
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