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後輩に橋渡ししてもらった
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レンの愛らしい笑顔を眺め、もう二度とこの笑顔を損なうようなことはしないぞと覚悟を決め直す。
「拭き終わった? じゃあ早く雑巾洗ってきなよ」
まさに花がほころぶような笑顔のおかげで幸せな気分になっていたのに、社長の声が氷のように俺の心を冷ました。
「お、おいもち、ほっとけって……」
文句を言おうと振り向くとレンが腕を掴んだ。けれど俺にはやはり二人の問題だからと割り切ることが出来なかった。
「お兄さんっ、俺がやります」
お茶をかけられただけで悲鳴を上げるほどの痛みを感じるような霊障を負っている従兄に雑巾を洗わせるなんて、俺にはとても理解出来ない。そこに愛があるなんて思えない。
「いえ、お気になさらず。これは俺の仕事ですから」
「お兄さんにはお世話になりましたからそれくらいやらせてください」
センパイが敬愛している彼が、センパイに似ている彼が、俺達のために頑張ってくれた彼が、これ以上辛い目に遭うのは耐えられない。
「あー……月乃宮様、言いにくいんですけどね、あなたの気遣いは大きなお世話なんですよ。まぁ他人の家で騒いで申し訳ないとは思っているんですがね」
「でもお兄さん、手痛いんでしょう?」
「うーん……だから、それがいいって言うか」
「お兄さんがMってのは知ってますよ、でもだからって酷すぎる……あんな扱いで本当に愛されてるって感じられてるんですか? 俺なら……俺なら、もっと大事にするのに」
「もしかして俺のこと口説いてます?」
「へっ? ち、違います! そんなつもりじゃ……ぁ、でも、なんかそれっぽいこと言ったかもですね。すいません……違います」
こういうところがレンの嫉妬を煽ってしまうのだろうか。相手が従兄だったから冗談で誤魔化してもらえたけれど、相手が悪ければ本気になられてしまうかもしれない。
「社長、小銭持ってたでしょ」
「あ、はい」
「アレ俺がガチャガチャやりたがったからなんですよ。どうしても欲しいプチフィギュアがあって……社長カードしか持たない主義なので、わざわざ現金下ろして両替して、俺手が痛いから俺が欲しいの出るまで代わりに回してくれたんですよ」
「はぁ……」
「証拠にはなりませんかね?」
今のエピソードは確かに俺にも分かりやすい「愛されている証拠」だった。特段大した話でもないのだが、普段あんな態度ばかり見せている社長がそれをしたということでギャップというバフがかかる。
「二人がちゃんと恋人同士だって頭では分かってるんですけど、お兄さん……センパイに似てるから、虐められてると……なんか、すごく、嫌なんです」
「そうですか。國行のこと大事に思ってくれてるんですね、堂々と浮気してるのはムカつきますが、嬉しいですよ」
「すいません……混同してるとかじゃないんですけど、似てるからどうしても」
「そんな似てますかねー……ま、社長に控えるよう言っときますよ。子供の前でSMプレイなんて教育に悪いですもんね」
子供と言われる歳でなければ、SMプレイと呼べるものでもなかった気もするが……まぁ、もう歯向かうような真似はするまい。
「色々失礼なこと言ってすいませんでした」
「いえいえ、社長を侮辱する内容以外でしたら許しますよ」
許されていない言葉、結構多そうだな。今は笑ってくれているから、許せない言葉の量も許容範囲ではあるのかな?
「俺のことなんて気にせず、如月様とイチャついてきたらどうです?」
「そう……です、ね。失礼しました」
向こうへ行って欲しいのだろうと察し、引く──俺から視線を外した従兄は雑巾を掴み、蛇口をひねる。悲痛な声を上げる。
「あ、あの! 怪我してるんだったら、やっぱりそういうのはやめた方がいいんじゃないですか? 包帯濡れちゃいますし」
「へ? いや、平気……ですよ。霊的な怪我なので、濡らしたら悪化するとか治りが遅くなるとかはないです。社長は俺の外傷には気を遣いますから。包帯も多分替えてくれますよ、社長に巻いてもらうの楽しみなんです」
「でも……」
さぞ痛いのだろうと顔を覗き込むと、彼はとてもだらしない笑顔を浮かべていた。
「いえ……お気になさらず、癖になってきたとこなんですよっ……なんか体験したことない痛みですし、これがご主人様からの痛みだと思うと、たまんなっ……あっ、ぁー……」
「な、なんですか?」
ハイテンションで痛みについて語り出したかと思えば、水と雑巾から手を離して「やっちまった」という顔をした。
「いや……何でもないです。ちょっとトイレ借りますね」
「え……? ちょっと、トイレでその……したりとか、やめてくださいよ?」
「いやもう出たんで。拭きに行くだけです、どいてください早く拭かないとパンツカピカピになるでしょ」
「人の家のキッチンで何してんだアンタ!」
「不可抗力です! 俺は悪くない!」
俺を振り切り、従兄はトイレへと駆けて行った。なんだか損をした気分になった俺はとぼとぼとレンの元に戻った。
「ただいま……」
「おぅ、おかえり。ほっとけばよかっただろ?」
「うん……これからはずっとレンの言うこと聞く」
それでいいと褒められ、頭を撫でられ、得をした気分になって自分の単純さを笑う。
「もちよりはあの人達との付き合い長いからな」
「そっかぁ……あ、俺ちょっと部屋戻っていい?」
「ん? うん、いいぜ。好きにしな。俺は師匠と話してるから」
レンの私室へ戻り、居心地悪そうにしていたミチの心からの歓迎を受ける。背の低い彼を抱き締め、背の高いセンパイを見上げる。
「センパイ、お兄さんに聞いてきましたよ」
「……悲鳴が聞こえてきたが」
「テ、テレビですかね~? リモコン踏んじゃってすごい音出たんで」
「…………そうか。それで、兄ちゃんはなんて? 俺に愛想を尽かしていたか?」
俺は従兄が話した内容をそのまま伝えた。
怪我が実際には軽くはないこと、心配をかけないように、レンと仲違いをしないように、気遣った結果だということを教えると、センパイは深いため息をついた。
「センパイ、レンはレンの意思でお兄さんに怪我させた訳じゃないので……許してあげて欲しいです」
「……怪我の重さで許す許さないを決めるような真似はしない。意識がなかったんだ、今の如月を責めても仕方ない。再発防止に努めてもらうだけだ」
「センパイ……俺、センパイのそういう男らしいとこ、すごく好きです」
「………………ありがとう」
俺以外の者には無表情に見えるだろう。しかし、目の開き具合が僅かに大きくなったので驚いたのだと分かる。その後一瞬だけ目を逸らし、唇を僅かにもにょっと動かしたことからは照れが分かる。
表情筋の動きが微細なだけでセンパイはコロコロと表情を変える分かりやすくて可愛い人なのだ。
「……兄ちゃんにも俺の男らしさを伝えないとな。心配させると心配する必要も、兄ちゃんのせいで如月を嫌うこともないと……ハッキリ言ってやる」
「俺が告げ口したみたいになっちゃうのでその辺は適当にお願いしますね?」
「…………告げ口ではなく橋渡しだ、誇れ」
いいことを言っている風だが、多分センパイは俺から聞いたことを隠す自信がなかっただけだ。
「……兄ちゃん、居るか」
センパイと共にリビングに戻ると従兄は既に雑巾を洗い終えており、ソファで社長に包帯を替えてもらっていた。
「ぅげっ……居ないっつったじゃん如月様」
「デカすぎて顔見えなかったから人だとは思わなくて」
「言い訳が無茶苦茶すぎますよ。ぁー……何? 國行、どったの」
気まずそうな従兄にずんずんと近付き、屈んで視線を合わせたセンパイは微笑みながら言った。
「……兄ちゃんは俺が好きだよな?」
「え、あ、あぁ……そりゃお兄ちゃんはお前のことが大好きだけど」
大きな舌打ちが響く。
「…………よかった。黙って帰るなんて言わないでくれ、兄ちゃん。俺は大丈夫だ、兄ちゃんが心配するようなことなんてない。色々あって心が強くなったんだ」
従兄の視線が一瞬俺に向いた。俺の告げ口もとい橋渡しがバレたのだろう。
「自殺未遂やらかしたお前のそんな言い分なんざ信じられねぇよ」
「……もうしない。それより兄ちゃん、兄ちゃんが帰る前に兄ちゃんと過ごしたい。もう兄ちゃんの膝には乗れないから、兄ちゃんを膝に乗せたい。兄ちゃんが作った飯を兄ちゃんと食べたい、兄ちゃんと一緒に風呂に入って、兄ちゃんと一緒に寝たい」
先程よりも大きな舌打ちが響く。
「もち、眉間に皺寄ってんぜ。恋人の兄貴にまで嫉妬すんなよな、俺のこと言えねぇぜ」
センパイの膝は俺の特等席だ。だからつい苛立ってしまったが、よく考えればあの場所は俺よりも従兄の方が長く座っていて──そう思うと更に腹が立ってきたな。
「ごめんごめん……でも俺より師匠さんにも言ったげてくれ。舌打ちしまくってるしすごい不機嫌オーラ出してるから……」
「あんな不機嫌な師匠にゃ近寄りたくねぇよ」
師匠は瞬きもせずセンパイを睨みつけて圧をかけているが、流石はセンパイ、一切何も気にせずに従兄に甘え続け、板挟みにされた従兄は挙動不審になっていった。
「拭き終わった? じゃあ早く雑巾洗ってきなよ」
まさに花がほころぶような笑顔のおかげで幸せな気分になっていたのに、社長の声が氷のように俺の心を冷ました。
「お、おいもち、ほっとけって……」
文句を言おうと振り向くとレンが腕を掴んだ。けれど俺にはやはり二人の問題だからと割り切ることが出来なかった。
「お兄さんっ、俺がやります」
お茶をかけられただけで悲鳴を上げるほどの痛みを感じるような霊障を負っている従兄に雑巾を洗わせるなんて、俺にはとても理解出来ない。そこに愛があるなんて思えない。
「いえ、お気になさらず。これは俺の仕事ですから」
「お兄さんにはお世話になりましたからそれくらいやらせてください」
センパイが敬愛している彼が、センパイに似ている彼が、俺達のために頑張ってくれた彼が、これ以上辛い目に遭うのは耐えられない。
「あー……月乃宮様、言いにくいんですけどね、あなたの気遣いは大きなお世話なんですよ。まぁ他人の家で騒いで申し訳ないとは思っているんですがね」
「でもお兄さん、手痛いんでしょう?」
「うーん……だから、それがいいって言うか」
「お兄さんがMってのは知ってますよ、でもだからって酷すぎる……あんな扱いで本当に愛されてるって感じられてるんですか? 俺なら……俺なら、もっと大事にするのに」
「もしかして俺のこと口説いてます?」
「へっ? ち、違います! そんなつもりじゃ……ぁ、でも、なんかそれっぽいこと言ったかもですね。すいません……違います」
こういうところがレンの嫉妬を煽ってしまうのだろうか。相手が従兄だったから冗談で誤魔化してもらえたけれど、相手が悪ければ本気になられてしまうかもしれない。
「社長、小銭持ってたでしょ」
「あ、はい」
「アレ俺がガチャガチャやりたがったからなんですよ。どうしても欲しいプチフィギュアがあって……社長カードしか持たない主義なので、わざわざ現金下ろして両替して、俺手が痛いから俺が欲しいの出るまで代わりに回してくれたんですよ」
「はぁ……」
「証拠にはなりませんかね?」
今のエピソードは確かに俺にも分かりやすい「愛されている証拠」だった。特段大した話でもないのだが、普段あんな態度ばかり見せている社長がそれをしたということでギャップというバフがかかる。
「二人がちゃんと恋人同士だって頭では分かってるんですけど、お兄さん……センパイに似てるから、虐められてると……なんか、すごく、嫌なんです」
「そうですか。國行のこと大事に思ってくれてるんですね、堂々と浮気してるのはムカつきますが、嬉しいですよ」
「すいません……混同してるとかじゃないんですけど、似てるからどうしても」
「そんな似てますかねー……ま、社長に控えるよう言っときますよ。子供の前でSMプレイなんて教育に悪いですもんね」
子供と言われる歳でなければ、SMプレイと呼べるものでもなかった気もするが……まぁ、もう歯向かうような真似はするまい。
「色々失礼なこと言ってすいませんでした」
「いえいえ、社長を侮辱する内容以外でしたら許しますよ」
許されていない言葉、結構多そうだな。今は笑ってくれているから、許せない言葉の量も許容範囲ではあるのかな?
「俺のことなんて気にせず、如月様とイチャついてきたらどうです?」
「そう……です、ね。失礼しました」
向こうへ行って欲しいのだろうと察し、引く──俺から視線を外した従兄は雑巾を掴み、蛇口をひねる。悲痛な声を上げる。
「あ、あの! 怪我してるんだったら、やっぱりそういうのはやめた方がいいんじゃないですか? 包帯濡れちゃいますし」
「へ? いや、平気……ですよ。霊的な怪我なので、濡らしたら悪化するとか治りが遅くなるとかはないです。社長は俺の外傷には気を遣いますから。包帯も多分替えてくれますよ、社長に巻いてもらうの楽しみなんです」
「でも……」
さぞ痛いのだろうと顔を覗き込むと、彼はとてもだらしない笑顔を浮かべていた。
「いえ……お気になさらず、癖になってきたとこなんですよっ……なんか体験したことない痛みですし、これがご主人様からの痛みだと思うと、たまんなっ……あっ、ぁー……」
「な、なんですか?」
ハイテンションで痛みについて語り出したかと思えば、水と雑巾から手を離して「やっちまった」という顔をした。
「いや……何でもないです。ちょっとトイレ借りますね」
「え……? ちょっと、トイレでその……したりとか、やめてくださいよ?」
「いやもう出たんで。拭きに行くだけです、どいてください早く拭かないとパンツカピカピになるでしょ」
「人の家のキッチンで何してんだアンタ!」
「不可抗力です! 俺は悪くない!」
俺を振り切り、従兄はトイレへと駆けて行った。なんだか損をした気分になった俺はとぼとぼとレンの元に戻った。
「ただいま……」
「おぅ、おかえり。ほっとけばよかっただろ?」
「うん……これからはずっとレンの言うこと聞く」
それでいいと褒められ、頭を撫でられ、得をした気分になって自分の単純さを笑う。
「もちよりはあの人達との付き合い長いからな」
「そっかぁ……あ、俺ちょっと部屋戻っていい?」
「ん? うん、いいぜ。好きにしな。俺は師匠と話してるから」
レンの私室へ戻り、居心地悪そうにしていたミチの心からの歓迎を受ける。背の低い彼を抱き締め、背の高いセンパイを見上げる。
「センパイ、お兄さんに聞いてきましたよ」
「……悲鳴が聞こえてきたが」
「テ、テレビですかね~? リモコン踏んじゃってすごい音出たんで」
「…………そうか。それで、兄ちゃんはなんて? 俺に愛想を尽かしていたか?」
俺は従兄が話した内容をそのまま伝えた。
怪我が実際には軽くはないこと、心配をかけないように、レンと仲違いをしないように、気遣った結果だということを教えると、センパイは深いため息をついた。
「センパイ、レンはレンの意思でお兄さんに怪我させた訳じゃないので……許してあげて欲しいです」
「……怪我の重さで許す許さないを決めるような真似はしない。意識がなかったんだ、今の如月を責めても仕方ない。再発防止に努めてもらうだけだ」
「センパイ……俺、センパイのそういう男らしいとこ、すごく好きです」
「………………ありがとう」
俺以外の者には無表情に見えるだろう。しかし、目の開き具合が僅かに大きくなったので驚いたのだと分かる。その後一瞬だけ目を逸らし、唇を僅かにもにょっと動かしたことからは照れが分かる。
表情筋の動きが微細なだけでセンパイはコロコロと表情を変える分かりやすくて可愛い人なのだ。
「……兄ちゃんにも俺の男らしさを伝えないとな。心配させると心配する必要も、兄ちゃんのせいで如月を嫌うこともないと……ハッキリ言ってやる」
「俺が告げ口したみたいになっちゃうのでその辺は適当にお願いしますね?」
「…………告げ口ではなく橋渡しだ、誇れ」
いいことを言っている風だが、多分センパイは俺から聞いたことを隠す自信がなかっただけだ。
「……兄ちゃん、居るか」
センパイと共にリビングに戻ると従兄は既に雑巾を洗い終えており、ソファで社長に包帯を替えてもらっていた。
「ぅげっ……居ないっつったじゃん如月様」
「デカすぎて顔見えなかったから人だとは思わなくて」
「言い訳が無茶苦茶すぎますよ。ぁー……何? 國行、どったの」
気まずそうな従兄にずんずんと近付き、屈んで視線を合わせたセンパイは微笑みながら言った。
「……兄ちゃんは俺が好きだよな?」
「え、あ、あぁ……そりゃお兄ちゃんはお前のことが大好きだけど」
大きな舌打ちが響く。
「…………よかった。黙って帰るなんて言わないでくれ、兄ちゃん。俺は大丈夫だ、兄ちゃんが心配するようなことなんてない。色々あって心が強くなったんだ」
従兄の視線が一瞬俺に向いた。俺の告げ口もとい橋渡しがバレたのだろう。
「自殺未遂やらかしたお前のそんな言い分なんざ信じられねぇよ」
「……もうしない。それより兄ちゃん、兄ちゃんが帰る前に兄ちゃんと過ごしたい。もう兄ちゃんの膝には乗れないから、兄ちゃんを膝に乗せたい。兄ちゃんが作った飯を兄ちゃんと食べたい、兄ちゃんと一緒に風呂に入って、兄ちゃんと一緒に寝たい」
先程よりも大きな舌打ちが響く。
「もち、眉間に皺寄ってんぜ。恋人の兄貴にまで嫉妬すんなよな、俺のこと言えねぇぜ」
センパイの膝は俺の特等席だ。だからつい苛立ってしまったが、よく考えればあの場所は俺よりも従兄の方が長く座っていて──そう思うと更に腹が立ってきたな。
「ごめんごめん……でも俺より師匠さんにも言ったげてくれ。舌打ちしまくってるしすごい不機嫌オーラ出してるから……」
「あんな不機嫌な師匠にゃ近寄りたくねぇよ」
師匠は瞬きもせずセンパイを睨みつけて圧をかけているが、流石はセンパイ、一切何も気にせずに従兄に甘え続け、板挟みにされた従兄は挙動不審になっていった。
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