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幼馴染に芸させてみた
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腕が動かなくなったことに同情したのだろう、お土産関連で不機嫌にさせてしまった償いがしたかったのだろう、自分でも自分の感情は完璧には理解出来ていないから推測でしかないけれど──そんな理由で俺は「レンの言うことをなんでも聞く」と言ってしまい、現在エロ蹲踞なるポーズを取らされている。
「えっ……と、何しろって?」
レンの目の前で開脚し、腰を少し落として性器を見せつけているだけでも恥ずかし過ぎて余裕がなくて、その後の要求を聞き逃してしまった。
「ハメ乞いダンスしてください。具体的には……腰を振ってください」
「こ、このまま……? 分かった……」
開脚したまま腰を軽く揺らしてみると、当然陰茎がぶらぶらと揺れる。頭の後ろで手を組んでいるから情けなく揺れている陰茎を止めることも隠すことも出来ない。
「勃起するまで頑張ってくださいね」
「する、かな……これで」
俺の身体はかなり敏感に開発されているが、空気をかき混ぜる感覚だけで勃起出来る程ではない。
「……レン、見てて楽しいの? こんなの」
腋も内腿も性器も何もかも見せて、陰茎をぶらぶら揺らして、俺は何をしているんだ? 情けないにも程がある。こんな姿誰にも見せたくない、幼い頃から恋焦がれてきた幼馴染には特に。
「レンっ……」
レンがやれと言ったのだから、レンは俺のこの間抜けな腰振りダンスを見ていると楽しいのだろう。冷たい目をしているのはきっと演技だ、でも、あの目……ゾクゾクする。
「なぁっ、レン……何か言ってくれよ」
「……なんでもするって言って、それやれって言われて、本当にするって……ノゾムさん優しいですよね」
「優しい……?」
「…………こんっな精神不安定のカマ野郎に何同情してんだか」
「……レン」
「腰止まってますよ、ノゾムさん。ふふふっ……そう、そうです、振ってください。ぶらぶら揺れるの面白いですよね」
慌てて再開した腰振りを見てレンは笑ってくれた。やっぱりレンは楽しいんだ、なら頑張らないと、俺はレンの笑顔が見たいから。
「……すっごい無様。ふふ……それが嫁の前ですることですか? 夫としての威厳なんて少しもありませんね」
笑顔の質が変わった。よく分からないけれど、嗜虐的……とか、そんなふうに言うべき笑顔だ。俺を馬鹿にしている、茶色い瞳も侮蔑に染まっている、レンが俺を──あぁ、脊椎が震える。気持ちいい。
「ぅ、んっ……そう、俺、レンが言うなら……こんなことも出来るっ、恥ずかしいけど、嫌だけどっ、レンが喜んでくれるかもって思うとやる気が出る!」
「…………可愛い人」
いつの間にか俺の陰茎はぶるんぶるんとは揺れなくなっていた、硬く反り返っていたからだ。腰を振っているからか溢れた先走りの汁のせいで陰茎の先端に冷たさを感じた、その冷たさで俺はレンが「勃起するまで」と期限を付けていたことを思い出した。
「レ、レンっ! 勃ったよ、俺勃った。勃つまでだったよね」
ポーズを崩していいかは分からなかったので、腰振りだけを止めて開脚したままひょこひょこと情けなく歩き、レンの眼前に勃起した陰茎を突きつけた。
「はい、すごいですねノゾムさん」
「レン、楽しんでくれた? よかった。次何すればいいかな、何すればレン喜んでくれる? 俺すっごく馬鹿だからレンの喜ばせ方分からなくて、逆に不機嫌にしちゃったりもして……そんなのやだからレンに聞きたいんだ。なんでも言って、俺に出来ることならなんでもやるから!」
「…………ふふっ、そんな理由で何でもって言ったんですか? 本当……可愛い人。ベッドの下、ちょっと見てください」
レンの足をどかしてベッド下を漁るといくつか大人の玩具を見つけた。おそらくはネット通販だろうに、俺はレンが店頭で大人の玩具を買う姿を妄想してしまう。
「私、今腕動かないでしょう? だからノゾムさんのこと触れないんです。でもちゃんと前戯をしたいので、ノゾムさん自分で頑張ってください」
前戯……俺を抱く気があるということか。騎乗位を要求されるのだろうか、自信がないなぁ。
「えっ……と、俺が……その、レンの目の前で玩具、ぉ、おなにー……するってこと?」
にっこりと微笑む仕草には頷く以上の肯定の意図を感じた。
「それじゃあ……えっと、どれからにしようかな。レンが選ぶんだよね……?」
「ノゾムさん、私の喜ばせ方が分からないって言ってましたよね。大丈夫ですよ、そこにある玩具のどれをどう使っても私は喜びます。でも、使う玩具や順番によって喜びの度合いは変わります。考えてくださいノゾムさん、思考停止は許しませんよ」
どれでも喜ぶけれど、度合いが違う? 最大効率の玩具を選びたいところだが、レン好みの玩具や使い方なんて分からない。俺は全裸のまま床に座り込んで玩具を眺めた。
「えーっと……これとか」
最初っから極太バイブなんて品がない。レンはステーキをポンと出されるよりも前菜から楽しむタイプだ。なのでまずはピンク色のローターを選んでみて、どのくらい喜んでいるかを表情から測るためレンを見上げると──
「……顔色伺うノゾムさん可愛い」
──と上目遣い萌えをされてしまった。俺に萌えて口角を上げたレンの方がよっぽど可愛い。
「は、恥ずかしいなぁ……じゃあ、やるよ?」
全裸になった足を開いた時よりも恥ずかしい。恐る恐るローターのスイッチを入れ、震え出したピンク色の小さなローターをつまんで胸に近付けた。まずは乳首と乳輪避けた。
「ひぁっ……! ぅ、うぅっ……ぁ、あ……!」
根野とのデートのためにつけて外すのを忘れていた乳首ピアスの存在感が俺の中で膨らむ。小さなピアスに締め付けられる乳首はどんどん赤みを増しながら尖って感度を上げ、乳輪よりも外側に当てられたローターの振動から快感を拾った。
「ん……ひぁああっ!」
早々に我慢の限界を迎えた俺は焦れったさを消すためにローターを下側から乳首に押し当てた。ローターに押し上げられた乳首がぶるぶると震える様をレンに楽しんでもらえるはずだ。
「ノゾムさん、感想言うとか状況説明とかしてください。喘ぎ声だけじゃつまらないので」
「へっ? ぁ、ぶるぶるっ、すご……んっ、挟ん、で……ぁあぁああっ!」
ローターを持ったまま乳首をつまむと振動を更に強く感じた。乳首を貫通しているピアスの芯とローターに挟まれた部分なんてもう快感に痛みまで混じって甲高い声が自然と上がった。
「ぁ、あぁあっ! 乳首っ、ひぃっ……ぶるぶるしてっ、胸びりびりってなりゅぅっ! ぅあ、ぁっ、イきそっ、イくっ、イくぅううっ!」
「……イきましたか?」
「ふぅっ……ふぅっ……ぅ、うん、イった。ごめん、床汚して」
スイッチを切ったローターを置き、ティッシュを取る。少量の精液を拭いながらレンをチラッと見上げ、彼が退屈しているのに気付く。
「ち、乳首で……その、イっちゃって。ぁ、ローターで……えっと」
何か淫らなことでも言ってレンを楽しませようと思ったけれど、何も思い付かなかった。
「……また床汚しちゃうけど、多分レン楽しんでくれると思う」
「ん……? 何かしてくれるんですか?」
以前レンが俺にしたことを思い出しながらローターのスイッチを再び入れ、覚悟を決めて亀頭に押し当てる。
「んぅううぅゔっ!?」
射精直後の敏感な亀頭には辛い刺激だ。レンがさっき望んだ感想や説明なんてとても出来ない。
「あ、潮吹き見せてくれるんですね? やったぁ、好きなんですよ」
「ぅ、うぅんっ、んんっ! そっ、レンがっ、レンが好きらと思って! ここっ、してっ……ぁ、あっ、ぁああっ! んっ、んんぅーっ!」
陰茎からローターが離れないように強く握り締め、レンに見せるために大きく開脚する。自然とガクガク腰が揺れてレンは笑顔を深め、レンが笑ってくれた喜びが引き金になって透明の液体を彼の足に吹き出した。
「えっ……と、何しろって?」
レンの目の前で開脚し、腰を少し落として性器を見せつけているだけでも恥ずかし過ぎて余裕がなくて、その後の要求を聞き逃してしまった。
「ハメ乞いダンスしてください。具体的には……腰を振ってください」
「こ、このまま……? 分かった……」
開脚したまま腰を軽く揺らしてみると、当然陰茎がぶらぶらと揺れる。頭の後ろで手を組んでいるから情けなく揺れている陰茎を止めることも隠すことも出来ない。
「勃起するまで頑張ってくださいね」
「する、かな……これで」
俺の身体はかなり敏感に開発されているが、空気をかき混ぜる感覚だけで勃起出来る程ではない。
「……レン、見てて楽しいの? こんなの」
腋も内腿も性器も何もかも見せて、陰茎をぶらぶら揺らして、俺は何をしているんだ? 情けないにも程がある。こんな姿誰にも見せたくない、幼い頃から恋焦がれてきた幼馴染には特に。
「レンっ……」
レンがやれと言ったのだから、レンは俺のこの間抜けな腰振りダンスを見ていると楽しいのだろう。冷たい目をしているのはきっと演技だ、でも、あの目……ゾクゾクする。
「なぁっ、レン……何か言ってくれよ」
「……なんでもするって言って、それやれって言われて、本当にするって……ノゾムさん優しいですよね」
「優しい……?」
「…………こんっな精神不安定のカマ野郎に何同情してんだか」
「……レン」
「腰止まってますよ、ノゾムさん。ふふふっ……そう、そうです、振ってください。ぶらぶら揺れるの面白いですよね」
慌てて再開した腰振りを見てレンは笑ってくれた。やっぱりレンは楽しいんだ、なら頑張らないと、俺はレンの笑顔が見たいから。
「……すっごい無様。ふふ……それが嫁の前ですることですか? 夫としての威厳なんて少しもありませんね」
笑顔の質が変わった。よく分からないけれど、嗜虐的……とか、そんなふうに言うべき笑顔だ。俺を馬鹿にしている、茶色い瞳も侮蔑に染まっている、レンが俺を──あぁ、脊椎が震える。気持ちいい。
「ぅ、んっ……そう、俺、レンが言うなら……こんなことも出来るっ、恥ずかしいけど、嫌だけどっ、レンが喜んでくれるかもって思うとやる気が出る!」
「…………可愛い人」
いつの間にか俺の陰茎はぶるんぶるんとは揺れなくなっていた、硬く反り返っていたからだ。腰を振っているからか溢れた先走りの汁のせいで陰茎の先端に冷たさを感じた、その冷たさで俺はレンが「勃起するまで」と期限を付けていたことを思い出した。
「レ、レンっ! 勃ったよ、俺勃った。勃つまでだったよね」
ポーズを崩していいかは分からなかったので、腰振りだけを止めて開脚したままひょこひょこと情けなく歩き、レンの眼前に勃起した陰茎を突きつけた。
「はい、すごいですねノゾムさん」
「レン、楽しんでくれた? よかった。次何すればいいかな、何すればレン喜んでくれる? 俺すっごく馬鹿だからレンの喜ばせ方分からなくて、逆に不機嫌にしちゃったりもして……そんなのやだからレンに聞きたいんだ。なんでも言って、俺に出来ることならなんでもやるから!」
「…………ふふっ、そんな理由で何でもって言ったんですか? 本当……可愛い人。ベッドの下、ちょっと見てください」
レンの足をどかしてベッド下を漁るといくつか大人の玩具を見つけた。おそらくはネット通販だろうに、俺はレンが店頭で大人の玩具を買う姿を妄想してしまう。
「私、今腕動かないでしょう? だからノゾムさんのこと触れないんです。でもちゃんと前戯をしたいので、ノゾムさん自分で頑張ってください」
前戯……俺を抱く気があるということか。騎乗位を要求されるのだろうか、自信がないなぁ。
「えっ……と、俺が……その、レンの目の前で玩具、ぉ、おなにー……するってこと?」
にっこりと微笑む仕草には頷く以上の肯定の意図を感じた。
「それじゃあ……えっと、どれからにしようかな。レンが選ぶんだよね……?」
「ノゾムさん、私の喜ばせ方が分からないって言ってましたよね。大丈夫ですよ、そこにある玩具のどれをどう使っても私は喜びます。でも、使う玩具や順番によって喜びの度合いは変わります。考えてくださいノゾムさん、思考停止は許しませんよ」
どれでも喜ぶけれど、度合いが違う? 最大効率の玩具を選びたいところだが、レン好みの玩具や使い方なんて分からない。俺は全裸のまま床に座り込んで玩具を眺めた。
「えーっと……これとか」
最初っから極太バイブなんて品がない。レンはステーキをポンと出されるよりも前菜から楽しむタイプだ。なのでまずはピンク色のローターを選んでみて、どのくらい喜んでいるかを表情から測るためレンを見上げると──
「……顔色伺うノゾムさん可愛い」
──と上目遣い萌えをされてしまった。俺に萌えて口角を上げたレンの方がよっぽど可愛い。
「は、恥ずかしいなぁ……じゃあ、やるよ?」
全裸になった足を開いた時よりも恥ずかしい。恐る恐るローターのスイッチを入れ、震え出したピンク色の小さなローターをつまんで胸に近付けた。まずは乳首と乳輪避けた。
「ひぁっ……! ぅ、うぅっ……ぁ、あ……!」
根野とのデートのためにつけて外すのを忘れていた乳首ピアスの存在感が俺の中で膨らむ。小さなピアスに締め付けられる乳首はどんどん赤みを増しながら尖って感度を上げ、乳輪よりも外側に当てられたローターの振動から快感を拾った。
「ん……ひぁああっ!」
早々に我慢の限界を迎えた俺は焦れったさを消すためにローターを下側から乳首に押し当てた。ローターに押し上げられた乳首がぶるぶると震える様をレンに楽しんでもらえるはずだ。
「ノゾムさん、感想言うとか状況説明とかしてください。喘ぎ声だけじゃつまらないので」
「へっ? ぁ、ぶるぶるっ、すご……んっ、挟ん、で……ぁあぁああっ!」
ローターを持ったまま乳首をつまむと振動を更に強く感じた。乳首を貫通しているピアスの芯とローターに挟まれた部分なんてもう快感に痛みまで混じって甲高い声が自然と上がった。
「ぁ、あぁあっ! 乳首っ、ひぃっ……ぶるぶるしてっ、胸びりびりってなりゅぅっ! ぅあ、ぁっ、イきそっ、イくっ、イくぅううっ!」
「……イきましたか?」
「ふぅっ……ふぅっ……ぅ、うん、イった。ごめん、床汚して」
スイッチを切ったローターを置き、ティッシュを取る。少量の精液を拭いながらレンをチラッと見上げ、彼が退屈しているのに気付く。
「ち、乳首で……その、イっちゃって。ぁ、ローターで……えっと」
何か淫らなことでも言ってレンを楽しませようと思ったけれど、何も思い付かなかった。
「……また床汚しちゃうけど、多分レン楽しんでくれると思う」
「ん……? 何かしてくれるんですか?」
以前レンが俺にしたことを思い出しながらローターのスイッチを再び入れ、覚悟を決めて亀頭に押し当てる。
「んぅううぅゔっ!?」
射精直後の敏感な亀頭には辛い刺激だ。レンがさっき望んだ感想や説明なんてとても出来ない。
「あ、潮吹き見せてくれるんですね? やったぁ、好きなんですよ」
「ぅ、うぅんっ、んんっ! そっ、レンがっ、レンが好きらと思って! ここっ、してっ……ぁ、あっ、ぁああっ! んっ、んんぅーっ!」
陰茎からローターが離れないように強く握り締め、レンに見せるために大きく開脚する。自然とガクガク腰が揺れてレンは笑顔を深め、レンが笑ってくれた喜びが引き金になって透明の液体を彼の足に吹き出した。
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